Google アナリティクス 360 スイートの大企業向け管理機能
このたび、機能改善のためいくつかアップデートを行いました。Google アナリティクス 360 スイートには、各企業のマーケティング プログラムやウェブサイト、アプリのパフォーマンスを把握するための重要なデータが格納されます。そのため、そうしたデータへのアクセスを厳重に管理し、監視することが最重要課題となります。このたびのアップデートはこうした課題に対応するものです。
組織でのユーザー管理
自社のデータやスイートのアセットへのアクセス権の管理は極めて重要なもので、お客様の組織内で行っていただく必要があります。アクセス権を管理するにあたって、まずは組織内で管理しているアカウントを Google にお知らせいただく必要がありますが、その作業が新しいスイート ポータル(http://360suite.google.com/)のページ上で行えるようになりました。次に示すように、組織の管理者の方はスイート ポータルの [管理] タブにおいて、組織内でスイートのサービスを利用しているすべてのアカウントを組織にリンクして確認手続きを行うことができます。![]() |
| リンクしたアカウントをユーザー管理機能の対象とするには、必ず確認手続きを行ってください。 |
ユーザーを一元的に監査
スイート サービスですべてのアカウントのリンクと確認手続きを終えると、詳細なユーザー監査レポートが作成されます。このレポートには、スイート内のいずれかのサービスにリンクされたアカウントへのアクセス権を有する全ユーザーが表示され、複数のサービスやアカウントへのアクセス権をもつユーザーを確認できるのは、このレポートのみとなっています。このレポートには、組織アカウントへのアクセス権を付与するユーザーを決めるうえで役立つ、各ユーザーのさまざまなデータが表示されます。具体的には、ユーザーの名前、写真(設定されている場合)、スイートでの役割、そのユーザーがアクセス権をもつ組織内のサービスが表示されます。また、リンクされた Google アナリティクス アカウントのすべてについて、対象ユーザーが最後にアクセスした時刻が表示されます。
ユーザーごとにさらに詳しいデータを読み込むこともでき、そのユーザーがアクセスできるプロパティやコンテナの数のほか、データスタジオの使用許可を得ているかどうかなど、各ユーザーがアクセス権をもつ全データの概要も表示できます。
フィルタによる絞り込み
高度なフィルタ機能で、表示するデータを絞り込むこともできます。たとえば、次のように、過去 6 か月間にアナリティクス データにアクセスしていないユーザーだけを表示するといったことが可能になります。休眠ユーザーの削除
上記のすべての操作を組み合わせると、休眠ユーザーを特定してアナリティクス アカウントから削除するという重要度の高いタスクを実施できるようになります(この機能はスイート内の他のサービスにも導入予定です)。たとえば次のように、最近ログインした記録がないユーザーだけをフィルタを使って表示して、対象ユーザーの詳細ペインを確認したうえで、アナリティクスから削除できます。変更履歴
スイートの変更履歴では、変更を加えた日時、ユーザー、変更内容を確認できます。たとえば、誰かが新しいアカウントを組織にリンクしたり、ユーザーを追加または削除したり、オブジェクトのサービスレベルやオーダーの終了日を変更したりした日時を簡単に確認できます。こうした変更履歴が残ることで、請求額の増加といった事柄を明確にトラッキングできるため、混乱を防ぐ効果があります。つまり、異変を察知した場合には、憶測に頼らず変更履歴を検索することで、原因を特定することができるのです。そうすることで、たとえば「管理者の 1 人が特定のプロパティのサービスレベルを標準サービスから 360 サービスに変更していた」、「請求パラメータを変更していた」といった原因が特定できます。なお、変更履歴を確認できるのはオーナーのみです。スイートの設定を完了し、新機能を活用しましょう
これらの新機能は、組織の管理者が 360suite.google.com にログインしてスイートの設定を完了すれば、すぐにご利用いただけます。組織の管理者が不明な場合は、御社担当のアカウント マネージャーにお問い合わせください。組織にリンクされたすべてのアカウントの確認手続きを終えたうえで、ぜひスイート ポータルの [管理] タブから、[組織] ページにアクセスし、スイートの環境を有効にしてください。これらの強力な管理機能をぜひ有効にし、価値あるデータに対するアクセスをしっかり監視、管理しましょう。今後も Google アナリティクス 360 スイートの大企業向け機能の充実に向けて、各種アップデートを予定しております。ぜひ今後の最新情報にご注目ください。
投稿者: Matt Matyas - Google アナリティクス担当プロダクト マネージャー


















が付いています。









まとめると、
AIとかチャットボットの前に、ネットショップそのものにお客さんが来なくなるというのはちょっと怖いですよね。
中小規模のショップでは素早い対応がなかなか難しいので、大きな波の動きを捉えて対応していきたいところです。お客さんとの接点をどう保つのかを考えていきましょう。