Aggregator

数ヶ月以内にGoogleはインデックスを分割する。モバイルユーザーにより良く、新鮮なコンテンツを届けるためだ。

9 years 5ヶ月 ago
.silver-background { background-color: #D3D3D3; padding: 40px 40px 40px 30px; margin: 5px 30px 5px 30px; border-radius: 10px; }
以前からアイデアとしては聞かれていたものが、現実となりそうです。先日のPubcon(アメリカのラスベガスで開催されるWebマーケティングの大規模カンファレンス)にて、Googleのゲイリー・イリェーシュ氏がモバイル版のインデックスの情報を伝えたようです。”Mobile First Index”と呼ばれているようですが、詳細な内容も開始時期も明らかにしておりません。しかし、実際にその仕組が動く段階になれば、Googleが公式に発表するとも明言しています。そのため、何か対応を急ぐというよりも、Googleからの情報を待ちたいところですが、今後の情報については注意して収集していきたいと思います。– SEO Japan

現在のところ、Googleは検索に使用するためのインデックスを1種類しか持っていない。Googleのゲイリー・イリェーシュ氏は、モバイル検索用にインデックスを分離するプランを公表し、そして、そのインデックスが主要なものとなるようだ。

google-mobile3-colors-ss-1920-800x450

Googleは数ヶ月以内に、モバイル用にインデックスを分割する予定だ。今後はこのインデックスが、検索エンジンがクエリへの返答に使うための、主要なインデックスとなるようだ。デスクトップ用のインデックスはそのまま保持されるが、モバイル用のインデックスほど更新されない(最新のものとならない)とされている。

このニュースは、本日行われたPubconで、GoogleのWebマスタートレンドアナリストである、ゲイリー・イリェーシュ氏のキーノートにて発表された。ゲイリー氏は、この件についてのスケジュールは言及していなかったが、Search Engine Landが後に問い合わせたところ、”数ヶ月”以内に起こりうることを認めた。

Googleはモバイル版のインデックスの考えに基づいた実験を行っていることを、昨年のSMX Eastで発表している。以降、Googleはモバイル版のインデックスは理にかなったものであり、この考えを進めていくことを決定したようだ。

この、モバイル版のインデックスがどのような仕組みになるのか、実際には不明点が多い。例えば、モバイル版のインデックスが”主要”となるようだが、デスクトップのクエリには使用されないのだろうか?モバイル版のインデックスには、”モバイルフレンドリー”のコンテンツしか含まれないのか?デスクトップ版のインデックスはどの位の頻度で更新されるのか?デスクトップの使用は、Googleのクエリの中の少数派となっているが、それでもその使用量は大きいはずだ。

最も重要な変更は、モバイル用にインデックスを分割することにより、Googleは、モバイルのランキングを決定するためにデスクトップのコンテンツからデータを引き出している既存のシステムと比べ、”純粋な”モバイルコンテンツにおける(既存のシステムとは)異なった方法でランキングアルゴリズムを用いることができるようになる、という点であろう。

ゲイリー氏によるキーノートの参加者のツイートをたどればその内容が垣間見えることになるが、それでも全てが明らかになるというわけではない。

【画像内和訳】
Googleはモバイル用にインデックスを分割しようとしており、今後はこれが主要となる。デスクトップ版のインデックスは2次的なものとなり、更新頻度も下がる。

【画像内和訳】
モバイルサイトはデスクトップサイトと比べそれほど大きくないため、モバイル・ファースト・インデックスは多くのことに変化を与えるだろう。

【画像内和訳】
モバイル版インデックスは主要に、デスクトップ版インデックスは2次的なものに。自身のサイトのモバイルページとデスクトップページの大きな違いは何かを考えよう。

【画像内和訳】
Googleはデスクトップ版のインデックスを継続して保持する。モバイル版のインデックスほど更新されないようになるだけだ。

【画像内和訳】
サイズを考慮し、モバイルページからコンテンツと構造化データを除去しているサイトはある。

【画像内和訳】
モバイルページのコンテンツがデスクトップページのコンテンツと同一である場合は、問題はないだろう。

【画像内和訳】
モバイルにおいて、リンク数は少ない。単語も不足している。モバイルデバイスにはそれほど多くのコンテンツを載せないのだ。

【画像内和訳】
ゲイリー氏が”tokens(しるし)”と述べる場合、ページ内の言葉を指す場合が多い。

我々はGoogleに詳細を尋ねているが、詳細が明らかになるのはその変更が行われる時であろう。今後数ヶ月は待たされることになりそうだ。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Within months, Google to divide its index, giving mobile users better & fresher content」を翻訳した内容です。

モバイル版のインデックスの構想については度々聞かれていましたが、実現するには色々と難しいという話しも聞いていました。今回、ゲイリー氏の口から、明確なプロジェクトについての言及がありましたが、これについては近い将来確実に実現すると考えたほうが良さそうですね。Webサイト側が何をすべきなのかが明らかになっていませんが、早めの報告を行うことで「心構えを持っておけ」、というメッセージかもしれません。モバイルフレンドリー・アルゴリズムの時もそうでしたが、細かい情報が徐々に明らかになる可能性もあるので、SEO Japanとしても注意して情報を集めたいと思います。– SEO Japan
SEO Japan

Googleがモバイル ファースト インデックスを導入予定、影響は?対応は?

9 years 5ヶ月 ago

米ラスベガスで開催されたPubCon Las Vegas 2016でGoogleのゲイリー・イリェーシュは、Mobile First Index(モバイル ファースト インデックス)への移行を計画していることを発表した。現在は、PC向けページの評価をもとにして検索結果ができあがる。しかしモバイル ファースト インデックスでは、モバイル向けページ(スマホ向けページ)の評価をもとにして検索結果ができあがる。今すぐの対応は不要。

- Googleがモバイル ファースト インデックスを導入予定、影響は?対応は? -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

Kenichi Suzuki

クリック率25%↑ 再訪問23%↑ 新規ユーザー増加などAMPの成果事例【海外&国内SEO情報ウォッチ】

9 years 5ヶ月 ago

Web担当者Forumの連載コーナー、「海外&国内SEO情報ウォッチ」を更新。今週は、『クリック率25%↑ 再訪問23%↑ 新規ユーザー増加などAMPの成果事例』、『「ECはウェブよりもアプリを作るべき」にグーグル社員が反論』、『再審査リクエストはペンギン対策に効果があるってホントのこと?』など10記事+3記事。

- クリック率25%↑ 再訪問23%↑ 新規ユーザー増加などAMPの成果事例【海外&国内SEO情報ウォッチ】 -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

Kenichi Suzuki

Google タグマネージャ: オープンで安全性の高いタグ管理

9 years 5ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Spotlight on Google Tag Manager: Open and Secure Tag Managementを元に構成しております。
Google では Google タグマネージャとタグマネージャ 360 を提供し、マーケティング担当者の皆様がサイトやアプリのタグを迅速かつ柔軟に管理して、新しいマーケティング テクノロジーを簡単に導入できるように支援しています。先日の SMX East で発表したように、このたび、市場動向に迅速に対応し、自信をもってマーケティングの意思決定をしていただけるよう、Google タグマネージャに 20 個を超える新たなタグ テンプレートを追加しました。これは、タグマネージャをさらにオープンなものにして、さらに安全性を高めるための最新の取り組みの 1 つです。

新たな第三者タグ テンプレート


Google タグマネージャには、Google や Google 以外の多くのツールで簡単に使用できる、さまざまなタグ テンプレートが用意されています。既存のテンプレート以外のタグは、さまざまな種類のカスタムタグを使って実装できるようになっていますが、さらに便利にご利用いただけるよう、第三者タグ テンプレートの種類を増やすことにしました。タグ テンプレートを使うと、サイトやアプリでコードを使わずにタグを簡単に追加、管理することができます。そのため、あまり技術に詳しくない方でもタグを扱えるようになり、エラーも発生しにくくなり、サイトの安全性も高まります。

Google では第三者タグ実装の利便性と安全性を高めるため、Microsoft、Twitter、Nielsen といったベンダー各社が独自のタグ テンプレートを Google タグマネージャで実装、運用できるオープン フォーマットを開発しました。タグを使ってサービスを提供している企業の方は、Google タグマネージャにタグ テンプレートを用意すれば、タグ実装がかつてないほど簡単になります。

「Nielsen の包括的オーディエンス測定フレームワークのメイン コンポーネントであるデジタル コンテンツ レイティングスが Google タグマネージャにシームレスに組み込まれれば、最新技術に詳しいデジタル分野のクライアントが、Nielsen の測定フレームワークを簡単かつ迅速に実装できるようになります。」 David Wong 氏、Nielsen プロダクト リーダーシップ担当上級副社長

タグを配信する企業の方は、Google のベンダータグ テンプレート プログラムに参加することで、Google のタグ テンプレート システムと一体化することができます。このプログラムを通じて送信されるすべてのタグは Google の安全性チェックを受け、このチェックを通ったタグがタグマネージャに組み込まれます。組み込まれたタグは、設定と実装が簡単にできる形式で、その企業のロゴを付けて表示されます。

「Hotjar のモットーは、サイトがどのように利用されているかがわかる実用的なインサイトを顧客に迅速に提供することです。特に重視しているのは、Hotjar のタグを簡単に設定できるようにすることです。そのため、従来の常識を破る Google タグマネージャのサポートには、大いに期待しています。」 David Darmanin 氏、Hotjar CEO

新たに追加されたタグ テンプレートの一部をご紹介します。


タグのサポートをご希望のベンダーの方は、ベンダータグ テンプレート プログラムの概要とお申し込み方法をご確認ください。

コンテナの読み込みがさらに安全に


Google では常に最上級の安全性を備えたサービスの開発を目指しており、Google タグマネージャには、ユーザー権限の管理2 段階認証プロセス不正なソフトウェアの検出タグのブラックリストといったセキュリティ機能があらかじめ用意されています。そして、このたび Google タグマネージャのコンテナ スニペットにも変更を加え、安全性とパフォーマンスをさらに強化しました。この変更は管理画面とドキュメントに反映されています。

これまでタグマネージャのコンテナ スニペットは、プロトコル連動方式でコンテナを読み込んでいました。この場合、「https://」で始まる URL のページであれば、HTTPS を使ってコンテナが安全に読み込まれます。今回改良された新しいスニペットでは、読み込むページのプロトコルに関わらず、安全な HTTPS プロトコルがデフォルトとして常に使われます。これにより、悪意のある第三者や不正な情報収集からコンテナを保護できるほか、多くの場合はサイトやアプリのパフォーマンスも改善されます。

また、タグマネージャを実装する際のおすすめの方法にも変更を加え、次のようにコンテナ スニペットに関する説明を 2 つに分けました。


  • タグのパフォーマンスを最大化するため、JavaScript スニペットはページの <head> セクションのできるだけ上のほうに配置してください。特に、Google オプティマイズでタグマネージャを使う予定がある場合は、この点にご留意ください。
  • iframe スニペットは、<body> 開始タグの直後に配置してください。このスニペットは、JavaScript の無効なブラウザに画像ピクセルを配信する処理を担うほか、Google Search Console の確認を可能にする処理も担っています。

スニペットのパフォーマンスを最大化できるよう、この 2 つのコンテナ スニペットは最新の実装手順に従って実装されることをおすすめします。

すでに Google タグマネージャをサイトに実装されている場合、上記の変更は必須ではありません。従来の実装方法でも、これまでどおり問題なく機能します。セキュリティとパフォーマンスを最大限に高める場合は、ご都合がつき次第、実装方法を更新してください。

Happy tagging!

投稿者: Scott Herman - Google タグマネージャ担当プロダクト マネージャー
noreply@blogger.com (Bruna)

子供服のファミリアがオムニチャネルサービスを開始

9 years 5ヶ月 ago

子供服販売のファミリアは10月13日、直営オンラインショップと実店舗を連動したオムニチャネルサービスを開始した。ネットで注文した商品を店舗で受け取れるサービスのほか、取り置きサービス、店頭注文品直送サービスなどを提供する。

好きな時間や場所で商品情報を見たり、購入できるオムニチャネル化を強化。家事、育児、仕事などに忙しい母親に、ストレスフリーな買い物体験を提供するという。

オムニチャネルサービスを提供するのは、神戸元町本店、銀座本店、代官山店の3店舗。

3店舗のいずれかで商品を受取ることができる「店頭受け取りサービス」は、受け取り可能になると、購入者に連絡が入る仕組み。連絡から1週間の間に受け取る必要がある。支払いは店舗で行い、送料は無料となる。

店頭在庫をオンラインショップで確認して取り置きできる「店舗取り置きサービス」も開始した。取り置き注文してから1週間で受け取る必要があり、支払いは店舗で行う仕組み。

店頭で取り扱っていない商品や、当日に持ち帰りできない商品を店舗のタブレットから注文し、通常3営業日以内に自宅へ配送する「注文品直送サービス」も導入した。ギフトラッピングなども可能で、購入金額が5400円以上の場合、送料が無料となる。

ファミリアは現在放送されているNHKの朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」のモデルになっており、注目が集まっている。

ファミリア オムニサービス

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

クルーズが主力のゲーム事業を売却し、「SHOPLIST」に経営資源を集中

9 years 5ヶ月 ago

クルーズは10月13日、主力のゲーム事業を売却し、成長著しいファストファッションECサイト「SHOPLIST.com」に経営資源を集中させる方針を発表した。

確実性の低いゲーム事業を売却し、その売却益を「SHOPLIST」強化の投資に充て、継続的な企業価値向上につなげていく。

運営中の「エレメンタルストーリー」を除いたインターネットコンテンツ事業をマイネット100%子会社のC&Mに譲渡する。譲渡額は45億円。

この売却益を「SHOPLIST」の事業拡大のためにM&Aなどに宛てていく。第一弾として、月間ユニーク訪問者数1500万人以上のファッションキュレーションメディア「MARBLE」のCandle全株式を12億5000万円で取得。完全子会社化した。

今後も、集客や販売強化につながる会社を積極的に買収していきたいという。

当面、SHOPLISTの事業拡大を進めていく方針。当日行われた戦略説明会で小渕宏二社長は次のように述べた。

新規事業の立ち上げが得意な会社のため、将来的には「SHOPLIST」で得たECのノウハウを生かした新規事業を立ち上げることも考えられる。しかし、ファストファッション領域はまだまだ成長性があると考えており、当面の間は「SHOPLIST」の成長に経営資源を集中させていきたい。

事業戦略について説明する小渕 宏二社長

サービス開始から4年目となる「SHOPLIST」の2016年3月期売上高は前期比49.8%増の145億6800万円となっている。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

「ニッセンがセブン&アイの“お荷物”になった理由」を通販専門紙が分析 | 通販新聞ダイジェスト

9 years 5ヶ月 ago

ニッセンホールディングス(HD)のカタログ販売やインターネット技術を高く評価しており、当社グループのリアルな店舗という強みと融合することで、新たなシナジー効果が生まれると判断し、提携した。

2013年12月、セブン&アイ・ホールディングス(HD)ニッセンHDによる資本業務提携締結発表の記者会見で、セブン&アイHDの村田紀敏社長(当時)はこう語り、ニッセンHD買収のメリットを強調した。しかし子会社化から2年半、ニッセンHDの業績は悪化する一方で、セブン&アイHD側が期待していたようなオムニチャネル関連における目立った成果は出ないまま、ニッセンHDは完全子会社化されることになった。

ニッセンHDではこれまで、衣料品や家具などで「値ごろ感」を打ち出すことで店舗などへの優位性を保つ典型的な総合通販のビジネスモデルで成長してきた。消費者の間にも「安さのニッセン」というイメージは浸透していたが、SPA(製造小売業)の発展がこうした優位性を失わせた。安価で流行を取り入れた商品を随時投入できるSPAに対し、カタログ通販は商品企画から販売まで1年近いタイムラグが生まれてしまうからだ。

ニッセンHDでは、ネット販売においても価格面での優位性を保つ戦略を仕掛けてきた。例えば04年秋には、消費税の総額表示を期に商品価格を一律5%値下げ。09年秋カタログでは前年秋カタログ比で平均10%価格を引き下げた。09年当時のニッセン佐村信哉社長は、本紙のインタビューに対し「ネットで強くなろうと思ったら、プライスリーダーにならなければいけない」などと語っていた。

ただ、ネット販売を良く使う若年層女性からは「安っぽい」と受け止められがちだったニッセンの商品。ユニクロに代表されるSPAにはブランド価値という点で大きく引き離されていた。そこで10年からはブランドイメージの転換を図るべく、社内に戦略プランニング本部を設置。女優の香里奈さんをイメージキャラクターに起用したテレビCMなどを展開するなどの施策で「手ごろな商品を扱っている」というブランド観を確立、F1層のファン開拓を狙ったわけだ。

だが、こうした戦略も実を結ばなかった。11年12月期決算のアパレル売上高は減収に。特にリピート率の悪化が深刻だった。ニッセンHD佐村信哉社長(12年1月当時)は、「ネットのライバルとの競争に負けている」と原因を分析。楽天市場やスタートトゥデイの「ゾゾタウン」などに「価格や品揃えで負けている」(当時の佐村社長)ことがリピート率悪化につながっていた。

07年には投資会社のアドバンテッジパートナーズがサービスを提供するファンドを引受先に第三者割当を実施。一時は「他の大手総合通販との提携や合併を模索する動きも進んでいた」(業界関係者)という。他の大手総合通販に比べると財務体質は弱く、08年12月期には自己資本比率が14.2%まで低下。10年12月期は39.7%まで持ち直したものの、セブン&アイHDによる買収前となる13年12月期の自己資本比率は27.7%。その後は最終赤字が続き、今中間期は債務超過寸前まで追い込まれた。

家具撤退で稼働客大幅減

2014年1月にセブン&アイ・ホールディングス(HD)の子会社となったニッセンホールディングス(HD)。だが、業績回復の兆しは見えなかった。

カタログ通販企業の弱点といえるのが、「カタログの発行時期と販売する商品の季節感が合致していない」という点。ニッセンHDでは13年時点で、売り上げ不振の原因を「気候に合わせて必要な時期に必要な衣料品を買う傾向が進展したことが大きい。例えば、夏物の衣料品であれば、暑くなってからでないと買わなくなってきている」(広報企画室)と分析。そこで、カタログのページ数を減らす代わりに配布頻度を増やすことで、季節感のある商品を、カタログでも販売できる体制を目指した。

しかし、この戦略は失敗に終わる。14年8月に発行した初秋号以降のカタログ発行回数を、従来の2回から3回に増やして売り上げ回復を目指したが、品揃えの不足やカタログ有効期間の重なり、閑散期となる盆休みにカタログを発行したことなどにより、14年下期の売り上げは計画を大きく下回り、販売固定費率も悪化した。

14年末には社長が市場信行氏に交代。15年12月期はカタログ発行回数減少や不採算事業の整理・縮小を進めた。ページ数を減らした薄型カタログに転換し、カタログ発行回数を削減。F1層女性の獲得を狙った販促をやめ、ワーキングマザーとファミリー層にターゲットを絞った。これに伴い、主力ターゲットから外れるシニア向けカタログや和装カタログ、ハイティーン向けカタログなど整理・縮小した。

15年8月には大規模な経営合理化を実施。ソファーやベッドといった大型家具事業から撤退。さらに、120人もの希望退職を募集した。大型家具事業では、破損防止のために配送時に2名体制で対応していたことや、原油高による配送原価高騰などにより、配送コストが大幅に増加しており、赤字が拡大していた。

15年12月期の連結業績は、赤字幅がさらに拡大した。今期はカタログのビジュアルを一新し、ファッション雑誌を意識したスタイルとするなど大幅に刷新(画像は刷新後の2016年春カタログ)。これまで受注予測に使ってきたテストカタログと、新規顧客獲得を目的とした無料配布カタログを完全に廃止し、有料カタログにシフトした。

通販新聞が分析する「セブン&アイホールディングス子会社ニッセン凋落の理由

さらに、「安さのニッセンから価値のニッセンへと変えたい」(市場信行社長)として、MD改革を打ち出した。セブン&アイグループのノウハウを活用した商品として「セレクト10」を開発。15年春の段階では、2000円以下の商品ラインアップが中心となっていたことから、同一価格帯に集中した品揃えを是正。今年の春カタログでは2000~2499円を中心価格帯として品揃えを厚くし、下は500円から上は4000円までカバーするなど「プライス構成を以前の三角形からヒシ形に変えた」(市場社長)。

しかし、今期も不振は続く。ニッセンの月次売上高は、今年6月まで17カ月連続前年同期を下回った。2月には大型家具事業から撤退した影響で、家具とインテリア商品、アパレルを同時に購入していた顧客が離れ、想定以上に稼働客数が減少したという。ニッセンHDの今中間期の純資産は6900万円で債務超過寸前となった。

さらに、ニッセンHDの資金繰りに重大なリスクが生じる可能性まで出ていたことから、6月初めにはセブン&アイHDに対し、債務超過リスクや銀行や取引先からの与信低下、資金繰りリスク等に対処するため、完全子会社となることを前提に、財務・事業の両面での経営支援を願い出たという。

大規模な合理化必至

ついに上場廃止に追い込まれたニッセンホールディングス(HD)。売り上げも大幅に減少している同社だが、今後はどうなるのだろうか。

7月からニッセンの通販サイトで買い物をした顧客に対し、全国のセブン―イレブン店舗で使えるドリンクの無料引換券をプレゼント、セブン―イレブンでソフトドリンクを購入したユーザーに対しては、ニッセンの通販サイトで使える200円引きクーポンを発行するキャンペーンを行っているが、ひとまずはグループ会社とのこうした共同販促を進めていくことになりそうだ。また、セブン&アイグループの電子マネー「ナナコ」の導入(ニッセンは共通ポイント「Tポイント」を採用)が進むかどうかも注目される。これまでは子会社化による目立った相乗効果が見えていなかっただけに、業績回復にはより密接な連携が不可欠だろう。

ただ、ニッセンの不振は「さまざまな商材を品揃えして手頃な価格で売る」という、総合通販が採用してきたビジネスモデルそのものの行き詰まりが根幹にあるため、主力事業であるアパレルの抜本的な立て直しや合理化は避けられない。

8月2日に公表したプレスリリースに記載された事業計画では、17年12月期から20年12月期にかけて、戦略商品の投入と販促効率の改善による顧客基盤の拡大と稼働促進、商品定番化とASEANを中心とした海外調達シフトによる原価の削減などを進めるとしており、20年12月期の売上高は1559億円(今期見込みは1279億円)、営業損益は31億円の黒字(同102億円の赤字)を見込んでいる。

だが、この数字を額面通り受け取ることはできない。稼働顧客が減少し赤字が続いている状況で、主力商材である衣料品の競争力を早期に取り戻すのは極めて厳しいとみられるからだ。

グループのオムニチャネル戦略から外された格好だけに、セブン&アイ・ホールディングス(HD)にとって、今のニッセンHDは“お荷物”というべき存在となっている。当初、セブン&アイHDが評価していたニッセンHDの顧客リストやビジネスモデルといったものは「まったく価値がなかったということだろう」(ある通販企業の幹部)。

ニッセンHDの中で数少ない好調事業といえる、大きめサイズアパレル「スマイルランド」(画像はスマイルランドの通販サイト)は、レディースアパレルの売り上げのうち約20&を占めるまでに成長している。こうした特殊サイズアパレルに特化し、その他のアパレル事業は切り捨てられることも十分考えられる。

通販新聞が分析する「セブン&アイホールディングス子会社ニッセン凋落の理由

先の通販企業幹部は「ギフトのシャディや特殊サイズアパレルなど一部の事業は残るだろうが、それ以外のカタログを中心とした通販ビジネスについては、リストラを進めながら数年以内に消滅するのではないか」と予測する。

ニッセンHDでは8月25日、9月27日付での社長交代を発表した。市場信行社長とセブン&アイHD執行役員の永松文彦副社長ら3人が退任し、社長には脇田珠樹取締役が昇格。主力子会社ニッセンでも、市場社長が退き、羽渕淳執行役員が社長に就任する。

ニッセンHDでは今回の社長交代について「経営責任を明確にした」(広報IR部)と説明。脇田氏はニチメン(現・双日)出身で、02年にサンダーバード国際経営大学院で経営学修士(MBA)を取得した。ニッセンにおいては、09年に戦略プランニング本部を立ち上げた際、本部長に就任。ニッセンブランドを再構築するための施策を進めていた。同氏は生え抜きではないだけに、大規模な事業整理をしやすい立場とみることができる。一方、羽渕氏は大きめサイズアパレルブランド「スマイルランド」を立ち上げた実績がある。

今回の人事は、さらなる事業縮小と特殊サイズへの特化を示したものといえそうだ。大型家具事業撤退に続く、第2弾の大規模な経営合理化が近々待ち構えている可能性は高い。

通販新聞

Amazonや楽天に行くとき、人は何を探してるのか?【今週のネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

9 years 5ヶ月 ago

ヴァリューズの星さんによる、調査記事が人気でした。Amazonでは話題のガジェットや書籍が。楽天では気節の人気アイテムが上位でした。

  1. アマゾンと楽天はどう使い分ける? 検索流入キーワードで違いを調査

    tweet18このエントリーをはてなブックマークに追加

    楽天とAmazonのユーザーはどんなキーワードでサイトに流入しているのか?(連載第10回)

    2016/10/7
  2. 楽天市場での売上UPのカギは「ROOM」にあり!活用方法を担当者に聞いてみた

    tweet5このエントリーをはてなブックマークに追加

    「ROOM」は販促に活用できるの? リブランディングを実施した「ROOM」の販促活用の可能性とは

    2016/10/11
  3. イオン、ジャパネットたかた、LOHACO、ココカラファイン、中国電子商会など30以上の講演が集結。

    tweet11このエントリーをはてなブックマークに追加

    ネッ担オフィシャルイベント11/8(火)+9(水)@虎ノ門ヒルズフォーラムで開催!

    2016/10/11
  4. 「DeNAショッピング」「auショッピングモール」をKDDIに譲渡、DeNA

    12月28日に実施、譲渡価格は63億円

    2016/10/7
  5. 検索もアマゾンの時代? 5割超のユーザーは商品探しでグーグルよりもアマゾンを使う

    オンラインショッピングのスタート地点として検索エンジンを使用するのはわずか28%

    2016/10/13
  6. バロックジャパンリミテッドがECシステムを刷新、大手の「COMPANY ECシリーズ」を導入

    ワークスアプリケーションズが提供する通販・ECのためのオールインワンパッケージである「COMPANY ECシリーズ」を導入する

    2016/10/12
  7. ネット販売売上高ランキングがダントツ1位 ─今週の人気記事ランキング

    2016年9月30日~10月6日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?

    2016/10/7
  8. ファッションECサイト「Rakuten BRAND AVENUE」と「Stylife」を統合、楽天

    11月15日頃に統合予定、「Stylife」の名称が消滅へ

    2016/10/12
  9. クックパッドがセレクチュアーを京王百貨店に10.4億円で譲渡、売却益は約5億円

    京王百貨店はセレクチュアーの全株式を取得し、完全子会社化。譲渡価格は10億4000万円

    2016/10/13
  10. ZOZOTOWN内にメンズファッション「SILVER BULLET」を開設、PBI

    オープン初日は80%オフなどのタイムセールを実施

    2016/10/7

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    uchiya-m

    動画制作担当必見!スーパーボウル動画広告は最先端のCMの祭典

    9 years 5ヶ月 ago

    スーパーボウルはアメリカのプロフットボールリーグであるNFLの優勝決定戦です。もちろんフットボールファンにとって見逃せない最高の大会であるばかりでなく、アメリカ最大のスポーツイベントであるといっていいでしょう。そして広告業界にとってもスーパーボウルは最高の舞台です。巨額の広告料が飛び交い、クリエーターの才能が結集するスーパーボウルの広告の祭典についてまとめます。
    記事の要点3  ● 「アド(広告)ボウル」と呼ばれるきっかけはAppleのCM
      ● 2016年のスーパーボウルで話題の「ポケモン20周年記念CM」
      ● スーパーボウルで話題のGoogleの新サービス「Real-time ads」

    発端は1984年にAppleが初代MacintoshをデビューさせたCM

    最新の第50回スーパーボウルは2016年2月に開催されました。スーパーボウルの視聴者は全米でおよそ1億人、この数字はアメリカ合衆国の人口の1/3に相当します。2016年のCM出稿料金はなんと30秒で500万ドル(約5.8億円)でした。この高額の出稿料にもかかわらず、2016年のCM枠は、前年2015年11月の時点で決定。広告主にはバドワイザー、コカ・コーラ、ペプシ、ホンダなどが名を連ねていました。

    スーパーボウルにならって「アド(広告)ボウル」と呼ばれるこの広告の祭典が事実上始まったのは、AppleのCMからでした。

    apple

    1984 Apple’s Macintosh Commercial (HD)

    https://youtu.be/VtvjbmoDx-I

    構成も非常に凝っており、IBMが支配するコンピュータ業界をジョージ・オーウェルの小説「1984年」になぞらえ、Appleがその未来を変えてみせる、というCMに仕上がっています。わずか数十秒のCM制作の監督に映画監督のリドリー・スコットを起用して、短い時間の中に映画にも匹敵する最高のクリエイティビティを発揮しました。1984年のスーパーボウルは、ロサンゼルス・レイダースがワシントン・レッドスキンズに38対9で大勝ちした話題性抜群の試合結果だったのですが、むしろAppleのCMの方が長く話題にされていたといわれています。

    2016年スーパーボウルスポンサーCMはポケモン20周年記念CM

    ポケモンの主人公であるサトシやピカチュウが登場する「ポケモン20周年記念CM」は、2016年のスーパーボウルで話題でした。30秒5.8億円だった2016年の広告枠で、ポケモンは1分のCMを投入(広告主はPokemon Company International)。

    「I can do that(僕にも出来る)」という印象的なフレーズが、さまざまな人達によって魔法の言葉のようにリレーされながらつぶやかれます。最初に街で繰り広げられるポケモンバトルにいた子供、それを見た競技中の天才チェス少女、チェスの試合をロッカールームのテレビで見たフットボーラーへと「I can do that」が伝搬し、最後はサトシがスタジアムの大舞台に挑み、お茶の間の観客が「You can do that」とエールを送ります。

    ポケモン#Pokemon20: Pokémon Super Bowl Commercial

    https://www.youtube.com/watch?v=2F46tGehnfo

    もちろんこのCMには登場しませんが、2016年夏に世界で大ブレイクした「Pokémon GO」の成功は、この時にすでに始まっていたのかもしれませんね。

    スーパーボウルで話題のGoogleの新サービス「Real-time ads」

    2016年スーパーボウル開催の直前の1月20日にYouTubeは、大型イベントなどに合わせて展開できる新たな広告サービス「Real-time ads」のβ版を公開しました。そして2月8日から始まったスーパーボウルで試験的に配信を実施しました。

    グラフSearch and the mobile content ecosystem – Google I/O 2016

    リチャード・ギングラス氏 スピーチ

    https://www.youtube.com/watch?v=xeGzQhAU2XI

    リチャード・ギングラス氏はスピーチの中で、スーパーボウルなどのイベント結果などを即座に検索結果に表示するために、Real time index(リアルタイム インデックス)という仕組みの公開を準備していることをアナウンスしています。これによって「YouTube、何十万ものアプリ、Google Display Network上の200万以上のWebサイトでリアルタイムにて関連性の高い広告を展開できる」ようになるといいます。

    これまでも各スーパーボウルスポンサーの間では、スーパーボウルテレビCMをYouTubeやFacebookやInstagram、TwitterなどのSNSと連携させる動きがありました。例えばスーパーボウルCM公開前に、今コカ・コーラが視聴者参加型の関連CMを数週間前からFacebookに公開したり、ピザハットが視聴者にテレビCM出演をネットで呼びかけるといった試みをしてきました。

    しかし、スーパーボウルのような大型イベント開催中のリアルタイム検索結果を、その他のメディアと連携させるプラットフォームはありませんでした。Googleの「Real-time ads」は、こうした本格的なテレビCMとインターネット動画広告との連携時代を切り開くものとして注目されています。

    「Real-time ads」のローンチが2016年のスーパーボウル開催時に合わせて設定されたというのも、きっと後から思えばエポックメイキングな出来事だったということになるのではないでしょうか。来年以降のスーパーボウル、アドボウルの動向から目が離せません。

    crevoAdmin

    【大阪】3年で売上を5倍にした12ポイントを公開する企業視察ツアー10/27開催

    9 years 5ヶ月 ago

    「たった3年間で自社ECサイト売上を5倍にした企業の現場を視察してみませんか?」――。

    トゥルーコンサルティングは、急成長している自社ECサイト「JAM TRADING」の現場視察などを用意したセミナーイベントを10月27日に大阪で開催する。

    視察先は古着の通販サイト「JAM TRADING」。トゥルーコンサルティングによる「JAM TRADING」の成長の秘訣(ひけつ)、「JAM TRADING」の福嶋政憲社長による講演を行う。

    福嶋社長の講演では、

    • 楽天を超えた自社サイトの売上アップ手法で実際に行ってきたこと
    • ネット通販での取り組みで特に強化しているポイント
    • 店舗での取り組みで特に強化しているポイント
    • ネット×店舗の融合(オムニチャネル)で取り組んでいること
    • ネットと店舗で不平等さが生まれないためのコツ
    • SNSやブログの活用方法
    • 通販経営を効率化させる自社システムの公開
    • 業界No.1の効率を誇る商品アップの仕組み
    • 商品管理を効率化している倉庫見学
    • 会社を任せられる社員が増える!人材育成のポイント
    • 人員体制:バイヤー、ネット、店舗の配置と役割
    • 店舗の出店立地・戦略と繁盛させるためのコツ

    などを披露する予定。

    トゥルーコンサルティングは、急成長している自社ECサイト「JAM TRADING」の現場視察などを用意したセミナーイベントを10月27日に大阪で開催

    視察先のJAM TRADINGの福嶋社長

    視察ツアーの概要は次の通り。

    • イベント名:競争が最も激しいジャンルで急成長を遂げる! 視察先:JAM TRADING
    • 日時:10月27日(木)13:30~16:30(受付開始は13:00~)
    • 会場:トゥルーコンサルティング セミナールーム(新大阪)
    • 参加費:2万9800円
    • 主催:トゥルーコンサルティング
    • 詳細はhttp://www.top1-consulting.com/lp/ (Webサイトに記載の電話番号から詳細はお問い合わせ)

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

    瀧川 正実

    「リピートの回数」って訪問頻度のことじゃないの? 誤解されがちな数字の本当の使い方とは(新GA入門講座 第17回)

    9 years 5ヶ月 ago
    Web担当者Forumの2016/10/13の記事をどうぞ。
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/10/13/23990

    ページ別訪問数についての解説。

    ・「リピートの回数」の意味を理解する
    ・初回訪問のユーザーとヘビーユーザーを比較する
    といった話
    noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)

    検索もアマゾンの時代? 5割超のユーザーは商品探しでグーグルよりもアマゾンを使う | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    9 years 5ヶ月 ago

    オンラインマーケティング会社BloomReach社による調査によると、ネット通販利用者の多くがアマゾンで商品検索をしているため、検索エンジンや他のEC業者はシェアの落ち込みが続いているようです。

    アメリカのネット通販利用者の半数以上が、商品はアマゾンのWebサイトかアプリで最初に検索していることがわかりました。

    これから始まるホリデーシーズンを前に、アマゾンはウォルマートなどの大型小売業者や他の検索エンジンを引き離し、オンラインショッピング利用時における最初のタッチポイントの多くを獲得しています。

    BloomReach社が9月に行った調査(対象は2000人)によると、調査対象の55%がアマゾンで商品検索をすると回答2015年の44%から11ポイントも上昇しています。

    今回の調査では、グーグルやヤフーといった検索エンジンや他の小売業者が、アマゾン(インターネットリテイラー社発行「全米EC事業 トップ500社」第1位)にシェアを奪われている状況も明らかになりました。

    オンラインショッピングのスタート地点として検索エンジンを使用するのは28%。2015年の34%から6ポイントも落ち込んでいます。特定の小売業者に関しても、2015年の21%から16%に下がっています。

    検索もアマゾンの時代? 5割超のユーザーは商品探しでグーグルよりもアマゾンを使う
    検索エンジンのグーグルとヤフーが後退し、アマゾンがネット通販利用時の検索をリードしている

    BloomReach社のマーケティング担当、ジェイソン・シーバ氏はこう分析します。

    アマゾンはネット通販利用者のスタート地点になっています。消費者はまずアマゾンを訪問して、商品と価格をチェックしているのです。

    今回の調査結果は、アマゾンを追随するウォルマート(「全米EC事業 トップ500社」第4位)など他の小売業者にとって、芳しくない結果となりました。

    eMakrketer社によると、2016年のeコマース市場は前年比13%増の3850億ドルに達する見込みです。8月には、ウォルマートがアマゾンに対抗する為、ECのスタートアップであるJet.comを33億ドルで買収しました。

    年間99ドルを支払って会員になるアマゾンプライムは、「配送割引」「ビデオや音楽のストリーミング」「プライムフォト」などのサービスを提供し、消費者心理をわしづかみにしています。

    投資会社Cowen and Company社のアナリストであるジョン・ブラックリッジ氏によると、アマゾンプライムの会員は8月時点で4900万人。その人数は増え続けているそうです。

    アマゾンは最近、「当日配達」「2時間以内の配達」をプライム会員特典として追加。多くの都市で食品の配達も始めました。会員になるメリットはどんどん上がっています。

    ブラックリッジ氏はこう話します。

    アマゾンはサービスをどんどん追加し、他のどこよりも早いペースでサービス導入をしています。プライム会員は、自身のスマートフォンの画面1ページ目にアマゾンのアプリを入れています。ウォルマートにとっては、全く好ましくない状況なのです。

    投資事業を手がけるMorningstar Investment Service社のアナリスト、アリ・モハラビ氏によると、グーブルの親会社Alphabet社は、YouTubeのビデオ広告など広告収入源を多様化しているため、アマゾンの攻勢に負けることはないと話します。

    「現在の傾向はすでに4~5年続いていますが、いまだにグーグル検索は痛手を負っていない」と、モハラビ氏は語っています。

    Internet RETAILER

    世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

    Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

    Internet RETAILER

    人気記事トップ10

    人気記事ランキングをもっと見る