高校生13万人が回答、利用したことのある新SNSは圧倒的多数で「Whoo」!【ペンマーク調べ】

“友達との情報共有”がカギ? 「NauNau」「Bondee」など大人と別世界のスマホサービス多数。

冨岡晶(Web担編集部)

2023年9月11日 8:00

高校生向け学習管理SNS「Penmark」を提供するペンマークは、「高校生活の実態調査」を実施した。LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査で、現役高校生13万8,618人が回答している。

高校生のふだん使いSNSは「LINE」だが「位置情報共有アプリ」を併用

まず、TwitterやLINE、FacebookやTikTokといった一般的な既存SNS以外に、「新興SNSで利用したことがあるもの」を聞くと、1位は「Whoo」42.7%が圧倒的な支持を集めた。

WhooはLinQ社が提供する位置情報共有SNSで、2022年9月にサービス終了したアプリ「Zenly」(ゼンリー)の代替として注目されている。若年層にとっては位置情報の共有は当たり前であり、利用きっかけも「地元や高校の友人経由」との回答が多かった。大人とは違う流行を感じさせる。

以下、2位「NauNau」19.6%、3位「Snapchat」8.7%、4位「Yay!」8.6%、5位「Zepeto」6.7%、6位「Bondee」5.8%などがランクインしている。NauNauも位置情報共有サービスで早稲田大学の学生が開発、高校生では低学年に人気のようだ。全体では4位のバーチャル会話交流サービス「Yay!」は、高校1年生の支持が特に高く要注目だ。

Snapchat(スナチャ)はInstagramなどと同系統の画像共有アプリ。特徴としては投稿を閲覧すると最長10秒で画像が消えてしまう点だ。その他SNSとしては「GRAVITY」「BeReal」「Hakuna LIVE」「MONIE」などの名前があがっている。

あらためて、既存SNSを含めて「よく利用するSNS」を聞くと、「LINE」82.9%、「YouTube」76.5%、「Instagram」69.3%が上位。学年別で見ると、学年が上がるにつれ「Twitter」の利用率が上昇、「TikTok」の利用率が下降していた。

調査概要

  • 【調査対象】「Penmark 公式LINEアカウント」を利用中の日本全国の高校生
  • 【調査方法】LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
  • 【調査時期】2023年2月20日~2月28日
  • 【有効回答数】138,618人(高校1年生 60,353人、高校2年生 40,096人、高校3年生 36,169人)

※2023年9月12日追記:記事の初出時において、一部の記述が間違っていたため訂正させていただきました。

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