10の事例で、ページスピード高速化の社内説得を成功させよう
グーグル検索SEO情報②
10の事例で、ページスピード高速化の社内説得を成功させよう
予算確保の説得材料に使えるかも (ContentKing) 海外情報
ページの表示速度が重要であることを証明する数値データ込みの事例を10個、ContentKing(コンテントキング)のブログがまとめた。どれも最近の事例だ。
グーグル:
1,100万サイトのデータをもとにした分析の結果、ページの読み込み時間が1秒から10秒に増えると、モバイルサイト訪問者の直帰率が123%増加すると予測されるVodafone(ボーダフォン):
コア ウェブ バイタルのLCPを31%改善し、売上が8%増加Yelp(イェルプ):
FCPを45%改善し、コンバージョン率が15%増加Akamai(アカマイ):
ページ読み込み時間が100ミリ秒遅くなるとコンバージョン率が7%低下eBay(イーベイ):
ファーストビューのコンテンツを改善し読み込み速度を100ミリ秒改善したら、「カートに追加」率が0.5%増加Propellernet(プロペラネット):
ページ表示がサイト全体の平均より速い場合、平均より遅い場合と比べて、訪問ユーザーのコンバージョン率が34%向上する可能性があると検証で確かめたPfizer(ファイザー):
パフォーマンスバジェットを設定することで、読み込み時間が38%速くなり直帰率が20減少Portent(ポーテント):
読み込み時間が5秒を超えるとコンバージョン率の低下が顕著になるため、ページ読み込み時間は0秒~4秒が理想だと調査データから結論づけるAgrofy(アグロファイ):
コア ウェブ バイタル改善により商品詳細ページの直帰率が76%低下(3.8%から0.9%に)TUI:
サイトのパフォーマンスを全体的に改善し、読み込み時間が78%減、直帰率が31%減
サイトの高速化ための予算を確保してほしいときに、上層部への説得材料にこうしたデータを使えるかもしれない。各企業名は、それぞれの事例の詳細説明にリンクしてある。詳しい内容はそちらを読んでほしい。
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Googleニュースでの表示に関するよくある質問への回答
適切に表示させるにはどうすればいいのか? (グーグル検索セントラル ブログ) 国内情報
Googleニュースでの表示に関するよくある質問への回答を、グーグルが検索セントラルブログに公開した。取り上げているのは次の質問だ:
- ニュースは Google のどこに表示されますか?
- サイトがこうした場所に表示される対象となるか教えてください
- サイトが表示されているかどうかを確認するにはどうすればよいですか?
- 掲載順位を上げるためにできることはありますか?
- アドバイスに従っていても表示されないのはなぜですか?
現在のGoogleニュースはすべてのサイトが掲載対象だ。以前のような申請は必要ない。ニュースサイトはもちろんのこと、最新の話題を日々投稿しているメディア系サイトのウェブ担当者もひととおり目を通しておくといい。そうしたサイトにとっては、グーグルニュースもウェブ検索と同様にユーザーを獲得するチャンネルとして欠かせない。
非メディア企業のSEO担当者にとって今や、Googleニュースを理解してうまく扱えるかどうかも重要なスキルになってきていると考えてもいいだろう。
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著作権についてコンテンツ制作者ならよく知っておく必要あり
著作権侵害しない、させない (Sustainable Monetized Websites on YouTube) 海外情報
コンテンツ制作者とパブリッシャーを対象に、著作権に関することをグーグルのオーロラ・モラレス氏が動画で説明した。こうした立場の人たちは、プラットフォームを通じて著作権侵害の申し立ての影響を受ける可能性があるからだ。
具体的には次のようなことについて触れている:
- 著作権とは
- 著作権保護の対象となるもの
- デジタルミレニアム著作権法(DMCA)
- 著作権問題によるコンテンツの除外
- 著作権が侵害されていると思われる場合の対処
- 著作権を侵害していると通知を受けた場合
- 通知が誤りであると思われる場合の対処
- 著作権の論争におけるGoogleの役割
ウェブでは、著作権について知らずに、あるいは知っていても無視してコンテンツをたやすく盗用できる。著作権を侵害しないため、また侵害されたときの対処のためにモラレス氏の解説を視聴しておくといい。
なおモラレス氏は英語で話しているが、日本語字幕を利用できる。
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2021年6月のCWVは7月とほぼ変化なし、30%のサイトが全指標で良好と判定
ページ エクスペリエンス アップデートはまもなく完了 (Chrome UX Report on Google Group) 海外情報
2021年7月のChromeユーザーエクスペリエンス レポートの集計データが公開された。約817万サイトの統計だ。2月からの数値を次の表に示す。
7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
LCPが良好のサイト | 50.6% | 50.0% | 50.7% | 49.4% | 49.01% | 47.99% |
FIDが良好のサイト | 93.2% | 93.0% | 89.9% | 89.8% | 89.66% | 89.46% |
CLSが良好のサイト | 61.2% | 61.0% | 60.4% | 53.8% | 51.84% | 45.99% |
3指標がすべて良好のサイト | 30.4% | 30.6% | 29.2% | 25.8% | 24.81% | 21.98% |
7月はどの指標にも目立つ変化は見られない。
なお、コア ウェブ バイタルをランキング要因に加えたページ エクスペリエンス アップデートの展開が始まってから2か月が経過した。今月末に展開は完了予定だ。徐々に適用範囲を広げていると思われるが、目立つような順位変動は起きていないようだ。
もっとも、コア ウェブ バイタルをグーグルが導入した目的はユーザー体験を向上させるためだ。検索に与える影響度を抜きにして、3指標すべてが良好な状態を保つように努めよう。LCP/FID/CLSの3指標すべてが良好なサイトは約30%だが、このなかにあなたのサイトは含まれているだろうか?
- CWV改善がんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
2021年7月のオフィスアワー: 良いコンテンツをグーグルに伝えるには、ソフト404が増加した理由、Discoverの画像の推奨サイズなど
次回からはアドセンスとアドモブの質問も受け付け (Google 検索オフィスアワー on YouTube) 国内情報
グーグルの金谷氏とあんな氏が7月のオフィスアワーを公開した。今回両氏が回答したのは次の質問だ。
- 良いコンテンツをどう Google へ伝えるか(1:36)
- サイト内全ページがインデックスされない(10:37)
- MFI 移行後の検索結果の表示 (12:17)
- ソフト 404 ページの増加とその原因(18:01)
- キーワードを追加した時にのみ上位表示される(20:15)
- カスタム検索ツールは評価に影響する?(22:14)
- グーグル製品のスクリプトがボトルネック(25:05)
- 画像を WebP フォーマットへ置換(28:30)
- 構造化データ実装時の仕様確認(30:38)
- Discover に掲載させたいサイズの大きい画像(34:15)
- 商品構造化データの価格(36:42)
- ペイウォールコンテンツのサポートタイプ(38:26)
- meta refresh vs. JavaScript リダイレクト(41:47)
- コアアップデートの GMB/Maps への影響(43:48)
- ニュースタブの検索結果に表示されない(47:44)
- スパムサイト(コピーサイト)対策(49:33)
- スパム報告するのは有効か(52:30)
興味深い質問がそろっているように感じる。気になるものだけでも視聴できるように、再生場所に直接リンクしてある。そのまま視聴できるように動画も埋め込んでおく。
なお 8 月のオフィスアワー開催はスキップして次回は9月になるとのことだ。内容をリニューアルし、検索に加えてアドセンス(AdSense)やアドモブ(AdMob)も扱うそうだ(つまり両プロダクトに関しても質問できる)。
YouTubeの検索チャンネルでは、アドセンス/アドモブを利用しているコンテンツクリエイターやパブリッシャー向けにモレラス氏も別シリーズで動画を公開している(今回を含めこのコラムでもしばしば取り上げている)。サイト運営という点で共通点があるので、検索以上にカバー領域を広げているのかもしれない。
- すべてのWeb担当者 必見!
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掲載記事からピックアップ
リダイレクトとAMPに関する記事をピックアップ。
- Google、1年たてばリダイレクトは解除可能。引き継いだ評価はリダイレクトなしでもそのまま残る
なんと!
- ホントにSEOを極めたい人だけ
- 技術がわかる人に伝えましょう
- Google、モバイル検索でのAMPバッヂの表示を終了
さみしいけれど、一般ユーザーには影響ゼロ?
- AMP導入している人用(ふつうの人は気にしなくていい)
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