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Googleの強調スニペットを狙え! #3 掲載状況をチェック&分析するには

競合調査のための検索テクニックとして紹介しているもののなかには、あなたも知らない検索オプションもあるだろう

Googleの強調スニペットを攻略する方法を3回にわたって解説するシリーズの第3回をお届けする。

まず第1回から見る

第2回も見ておく

最終回となるこの記事では、これまでの取り組みの効果をモニターし測定する方法として、強調スニペット戦略を機能させるためのプロ向けのコツを、ブリトニーが3つ紹介する。

競合調査のための検索テクニックとして紹介しているもののなかには、あなたも知らない検索オプションもあるだろう。

強調スニペットへの掲載状況をチェック&分析するには
パート3/3
(1) URLを手動で再送信する+検索結果をシークレットウィンドウで確認する
(数分~数か月)
(2) ターゲットキーワードの順位とSearch Consoleのデータを追跡する
強調スニペットのターゲットは約80%上昇
(3) 他サイトの強調スニペットをチェックする
どの施策が効いた??
HTMLの整理
コンテンツの追加
現在のコンテンツの要約
画像の最適化
キーワードの詰め込み
キーワード  成功したか?  順位(4/1)  順位(5/1)  検索ボリューム  CTR(4/1)  CTR(5/1)
SEOチェックリスト
被リンク発見
頻度は必要に応じて設定

Mozファンのみんな、ホワイトボードフライデーにようこそ。今回は強調スニペットに関する3回シリーズの3回目だ。

1回目は強調スニペットに表示させられるポイントの見つけ方で、2回目は強調スニペットに表示させるためのコンテンツ改善手法だった。

最終回となる今回は、狙いがうまくいっているのかを適切に確認し、データで分析していく方法を取り上げる。

さっそく始めよう。全体は3つステップに分けられる。

① URLを手動で再送信する+検索結果をシークレットウィンドウで確認する

第1回と第2回の内容に従って、強調スニペットを狙うページを見つけて、ページのコンテンツを微調整した。

まずは、変更後のコンテンツをグーグルに認識してもらうために、URLを手作業で再送信しよう。

作業はとても簡単だ。Google検索で「add URL to Google」と検索するだけでいい。検索結果ページの上部にURL送信ボックスが表示されるので、そこからURLを送信できる(Search Consoleから手作業で送信してもいい)。

もっともこれは、Googleによるクロールが少しばかり早くなり、うまく行けば優先順位を見直してもらって、強調スニペットが獲得できるかもしれないというだけのことだ。

これで、キーワードを確認する準備ができた。

確認にはChromeのシークレットウインドウを使う。シークレットウインドウを開くには、Chromeで[Ctrl]+[N]キーを押すか、メニューボタンから[シークレット ウィンドウを開く]を選ぶ。こうすると、検索をした際に、通常のウインドウよりもバイアスが少しだけなくなる。

このやり方で、検索結果が上昇しているかどうかを把握していく。結果が見えてくるまで、数分しかかからないかもしれないし、冗談ではなく数か月かかるかもしれない。

グーグルは長い時間をかけてさまざまな強調スニペットをテストする傾向がある。でも、私自身がたまに経験しているように、また、多くの視聴者がいろいろと経験しているように、URLをGoogleに送信するとたちどころに強調スニペット入りすることもある。本当に時によるけど、こうして目を光らせておく方法がある。

② ターゲットキーワードの順位とSearch Consoleのデータを追跡する

目検で強調スニペットへの表示を確認するだけでなく、各種のデータも追跡するのを忘れずに始めておきたい。

たとえば、ターゲットとしたキーワードの順位やSearch Consoleのデータだ。クリックスルーレート(CTR)はどうだろう? インプレッション数は?

全体として、スニペットを狙う取り組みは上向いているだろうか?

私のテストケースでは、キーワードの順位だけを見ると平均で80%ほど上昇していた。これは良い兆候だ。ページの改善が進んでいて、強調スニペットの増加が期待できる。

③ 他サイトの強調スニペットをチェックする

今回紹介する最後のプロ向けのコツは、他サイトの強調スニペットのチェック。実に楽しい作業だ。

ふつうに「what are title tags」(titleタグとは)と検索すると、Mozのページが強調スニペットとして表示される。では、「what are title tags」に続けてスペースを空けて「-site:moz.com」と入力して検索してみよう。こうするとGoogle検索は、moz.comではないページから引っ張ってきた別の強調スニペットを表示してくれるだろう。

Googleが強調スニペットにどんな内容をテストして引っ張っているのか、こうして評価していくのは実に楽しい。

他サイトの強調スニペットをチェックするには、もうひとつやり方がある。検索結果のURLを調整するのだ。具体的には、検索結果のURLの末尾に「&num=1」「&num=2」などを追加してアクセスしてみよう。

「what are title tags」を検索すると、SERPのURLは「Google.com/search/?」の後にいつものパラメータがずらっと続く。その長いURLの末尾に「&num=1」などのパラメータを追加すると、1ページに表示される検索結果を減らして3件、2件、4件などにしたり、あるいは増やしたりできる。

こうして検索結果の数を変えていったときに、グーグルがどんな強調スニペットを引っ張ってくるのかの変化を見ていくことができる。これは本当に興味使い。グーグルが何をテストしているのかなど、素晴らしいものが見られるから、この2つのハックは絶対に試してみてほしい。

こうして調べた情報は、スプレッドシートに書き出していこう。「ターゲットとするキーワード」「強調スニペット獲得の成否」「順位」「CTR」やそれらの変動など、すべての情報を記録していくんだ。

変動の状況を測定する頻度については、(週次や月次など)必要に応じて設定すればいい。また、データをもとに優先順位をつけていってもいい。

具体的には、強調スニペットを何百個も狙おうとしているなら、そのなかでも特に重要なものは週に1回チェックして、ほかのものは月に1回のチェックというようにしてもいいだろう。

そのうえで、

何をやったらこのように変化したのか

このページの何を改善したら強調スニペットを獲得したのか

を記録していくことが、とにかく必要だ。自分の狙っているトピック分野では何が有効で何が無効なのか、詳細なメモを残しておこう。

◇◇◇

参考になっただろうか。すでにすばらしいメールが何通か届いているが、強調スニペットを狙ったみんなの話を聞かせてほしい。

またホワイトボードフライデーでお目にかかることを楽しみにしている。

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