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Googleの強調スニペットを狙え! #1 表示させられるポイントの見つけ方

「強調スニペット」を獲得するのは、グーグルのSERPの1ページ目で目立つ最高の方法の1つだ

「強調スニペット」を獲得するのは、グーグルのSERPの1ページ目で目立つ最高の方法の1つだ。だが、そこは競争の激しい場であり、そこに載る可能性を高めるためには、考慮しなければならないことが山ほどある。

今回のホワイトボード・フライデーは、MozのSEO研修生でミニブタが好きなのブリトニー・ミュラーがお送りする3回シリーズの1回目だ。

実施しなければならない「キーワード調査」「現在の検索順位の評価」「関係するデータのスプレッドシータへの記録」というステップと、その際に役立つ2つのツールについて、説明していく。

→第2回を見る

→第3回を見る

Googleの強調スニペットに表示させられるポイントの見つけ方
パート1/3(見つける、狙いを付ける、測定する)
#1 キーワード調査
・質問形式のキーワードに的を絞る(強調スニペットの41.59%)
・「方法」に関する質問は、リスト形式の強調スニペットを獲得することが多い
リストを全部表示しないようにして、クリックを誘う
#2 現在の検索順位を知る
SERPの1ページに自分のページが表示されているキーワードを優先する
#3 スプレッドシートにデータを入れる
キーワード
検索ボリューム
現在強調スニペットを獲得しているURL
ドメインオーソリティ
ページオーソリティ
強調スニペットハブか?(はい/いいえ)
強調スニペットのタイプ
マークアップ?
自分の検索順位
画像あり?(はい/いいえ)
画像のタイプ
強調スニペットを獲得したいURL
備考
グーグルはそのページのどの部分から強調スニペットを引っ張り出しているか
強調スニペットのタイプ
(1) 文章形式(46ワード以内)
(2) リスト形式
(3) 表形式

Mozファンのみんな、こんにちは。ホワイトボード・フライデーにようこそ。今回は、強調スニペットの機会を発見するために必要なすべてのことについて説明しようと思う。

3本の動画からなるシリーズの1本目として、まずは「表示できそうなチャンスを見つける」段階についてお話しする。2本目以降で、「狙いの付け方」と「測定の仕方」へと話を進めていく。

なんだかワクワクがとまらない。とても楽しいものになるはずだ。ここで説明する内容については、私も実践していくつもりだ。あなたも、みんなと一緒にやってみてはどうだろうか。

パート1/3:見つける、狙いを付ける、測定する

さて、「強調スニペット」とは何かを知らない人のために少し説明しておこう。

強調スニペットとは、検索結果の先頭(いちばん上)に表示される、こういう回答ボックスのようなものだ。

たとえば、「Are teacup pigs healthy?」(ティーカップピッグは健康か?)と検索したとしよう。ブタ好きの私としてはとても悲しいことに、健康ではないのだが。しかし、これで検索すると、強調スニペットが表示され、「No, they're actually starved.」(いいや、実際には飢餓状態にある)というように答えてくれる。

強調スニペットとは、このような情報を提供してくれるものだ。だから、「他の人はこちらも検索」と表示するボックスや通常の検索結果とは異なる。

また、強調スニペットは、音声検索の要素として扱われることからきわめて魅力的だ。音声検索では、強調スニペットの内容が結果として返ってくることが多いので、強調スニペットを獲得するのは、一般的な意味で魅力的というだけにとどまらない価値がある。

強調スニペットに表示させられるポイントの見つけ方
ステップ1. キーワード調査

このプロセスはかなり単純だ。まずは基本的なキーワード調査から始めよう。

質問形式のキーワードに的を絞るのがいい。強調スニペットの約41%が質問形式のキーワードに由来するものであることを、A・J・ガーギッチ氏が、SEMrushに掲載した強調スニペットに関する素晴らしい調査記事で明かしている。確かに筋が通っている。

また、「方法」に関する質問(~するには)は、リスト形式の強調スニペットを獲得することが多いので、実に興味深い。

リスト形式には「番号付きリスト」と「番号なしリスト」の2種類があることも覚えておこう。

そしてリスト形式について面白いのは、途中までしか掲載されない傾向がある点だ。グーグルがリストを8項目しか表示してくれないことがわかっていたら、ページに戻ってリストの項目数を10にしておこう。そうすれば、リストを全部見るためにクリックしたいという気持ちを持ってもらえる。本当に興味深い。

強調スニペットに表示させられるポイントの見つけ方
ステップ2. 現在の検索順位を知る

ステップ1で見つけたキーワードについては、自分のページが現時点で何位にあるか、検索順位を知っておこう。

すでにSERPの1ページ目に自分のページが表示されているキーワードを優先すべきだ。そういうキーワードのほうが、強調スニペットを獲得するのはずっとたやすい。

強調スニペットに表示させられるポイントの見つけ方
ステップ3. スプレッドシートにデータを入れる

そして、こうやって得られたデータやその他のデータを大きなスプレッドシートに入力していく。強調スニペット獲得の機会を実際に分析して優先順位付けするためだ。

私が思いついた指標は、次のとおりだ。

  • キーワード
  • 検索ボリューム(月平均)
  • 現在強調スニペットを獲得しているページのURL
  • ドメインオーソリティ
  • ページオーソリティ
  • 強調スニペットハブか?(はい/いいえ)
  • 強調スニペットのタイプ
  • マークアップ?
  • 自分の検索順位
  • 画像あり?(はい/いいえ)
  • 画像のタイプ
  • 強調スニペットを獲得したいURL
  • 備考
  • グーグルはそのページのどの部分から強調スニペットを引っ張り出しているか

強調スニペットハブ」は、10個以上のキーワードで強調スニペットを獲得しているページを指す言葉で、A・J・ガーギッチ氏が記事で使っている。

今のところはまだわからないだろうから、今はここは空白でいい。しかし、同じURLを何度も何度も見かけるようになったら、そのページはこの強調スニペットハブだと考えられる。なんだかかっこいい。

強調スニペットのタイプ」は、次の3種類ある。

マークアップ」は、構造化マークアップ(Schema.orgのマークアップ)が使われているかどうかを意味する。そのページで使われているものをすべてチェックしよう。

自分の検索順位」は、できれば1ページ目(つまり10位以内)に表示されるのが望ましい。

強調スニペットにおける画像は非常に興味深い。そのため、ページに「画像があるかどうか」や、画像がある場合の「画像のタイプ」も表の項目に含めている。

グーグルは、画像を別のものと入れ替えたり、削除したり、テストしたりと、なんだかわけのわからないことを強調スニペットでいろいろとやっている。私は、ブライアン・チャイルズが司会を務めるポッドキャスト「MozPod」シリーズの1つ、「Two Peas in a Pod」で、こういう画像や自分がやっている実験について話をしている。秘密の情報も披露しているから、ぜひ聞いてみてほしい。

画像のタイプに関しては、強調スニペットに使われている画像を眺めていると、分野とか業界とか、何らかの共通する特徴が見えてくるはずだ。すべてがストックフォトかもしれないし、あるいは全部が何かの情報を伝えるような写真かもしれない。みんな同じ色の画像かもしれない。こういう画像を注意深く観察するのは本当におもしろい。

そして、最後の「強調スニペットを獲得したいURL」に関しては、一般的には検索上位を獲得しているURLだろうが、そうでない場合もある。それも入力しておこう。

あともう1つ、赤字で書いた(あとから追加したので場所が変になってるけど)「グーグルがそのページのどの部分から強調スニペットを引っ張り出しているか」も、とても興味深い情報だと思うので、入力しよう。いろいろと面白いことをやってみるといい。

使用する調査ツール

この調査で主に使うツールは次の2つだ。

どちらにも注意すべき点がある。Moz Keyword Explorerは、大量のキーワード調査が可能で、結果をリストに保存できる点が素晴らしい。だが、強調スニペットが表示されるキーワードだけを見ながらキーワード調査をすることはできない。全体のキーワード調査を実施して、それをリストに保存すれば、そのデータが手に入る。

その点では、SEMrushが素晴らしい。強調スニペットが表示されるキーワードだけでフィルタリングできる。やってみればすぐにわかるが、最高だ。

ところが、いったんリストを作成してしまえば、Moz Keyword Explorerが便利なんだ。そのリストに自分のウェブサイトを追加すれば、そこにあるキーワードで検索した場合の順位がすぐにわかる。超がつくほど簡単だ。

SEMrushで同じことをやってみようとした。そのために必要な機能はあったのだが、それほど簡単ではなかった。1つのツールの中で、また別のツールを組み合わせて使う必要があるのだ。SEMrushのKeyword Analyzerを使っていると、2か所で制限に引っかかった(1000件の制限がある)。Position Trackingにたどり着く頃には、Keyword Magicツールから取得した検索ボリュームがわからなくなってしまい、非常にイライラさせられた。

もっと簡単でうまい方法があるのかもしれない。APIのデータ取得方法が少し異なっているのかもしれない。ここで紹介した2つのツールよりも優れた方法があるかもしれない。

また、この作業を手作業でやることもできる。そうする場合には、Google Keyword Plannerを使って、ここにあるようなデータを自分で調べてもいい。

楽しんでいただけただろうか? 今回のホワイトボード・フライデーを見てくれてありがとう。またすぐにお目にかかることを楽しみにしている。

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