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グーグルはやればできる子! 医療・健康・お金などのサイトで順位変動、信頼性アルゴリズム更新か【SEO記事12本まとめ】

「ユーザーに役立つ内部リンク12パターン」「AMPでもここまで良いUXを実現できる!」などの情報も
鈴木 謙一 2017/10/6(金) 7:00 |
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今週はピックアップ記事として、辻氏と木村氏からの情報をそれぞれ紹介する。

グーグル検索で、健康やお金といった「重要なテーマ」の検索順位が大きく変動した。信頼性を評価するアルゴリズムがさらに進化しているようだ。

そうした動きも含め、SEO担当者が意識するべきことが「検索エンジンのアルゴリズム」から「検索者」にすでに変わっていることも、しっかりと把握しておきたい。

そのほか、「ユーザーに役立つ内部リンク12パターン」「AMPでもここまで良いUXを実現できる!」などなど、SEOに役立つ情報をまとめてお届けする。

来週のこのコーナーは、筆者取材のためお休みです。次回10月20日の更新をお楽しみに!

今週のピックアップ

グーグルはやればできる子! 医療・健康・お金などのサイトで順位変動、信頼性アルゴリズム更新か
YMYLを扱うサイトは要注意 (辻正浩 on ツイッター) 国内情報

グーグル検索で、比較的大きな順位変動が9月にあったようだ。辻氏の分析によれば、9月に2回の変動があり、どちらも信頼性の評価に関係するアルゴリズム更新のようだ。

1回目の変動は9月8日ごろで、健康・医療系が主な対象だったようだ。2回目の変動は9月20ごろにあり、さらに育児、金融、法律関係のサイトにも同様の影響が広がっていたとのことである。

いずれも、「信頼性が低いと思われるサイトの順位が落ち、信頼性が高いと思われるサイトの順位が上がる」といった動きが全体的にあったとのこと。

詳細な分析は別のアカウントで共有している。

3つ目に紹介したツイートをTwitter上で表示すると分析結果を説明した一連のツイートを読めるので、ぜひクリックしてすべて読んでほしい。

グーグルでは、お金・健康・安全・法律といった、お金や生活や人生に極めて重要なテーマを「YMYL(Your Money, Your Life」と呼び、そうしたテーマの検索は少し特別な扱いをしている。具体的には、検索結果にこうしたテーマを扱うページが表示される際には信頼性・信用性の通常よりも重視するというものだ。

しかし、これまでグーグルはYMYL関連の検索で「すばらしい検索結果」を提供できていたかというと、そうとも限らなかった。

信憑性が乏しいにもかかわらず、グーグルのアルゴリズムの特性をうまいこと利用し検索結果を占領した健康・医療系サイトが社会的問題にもなった事件は、記憶に新しい。直接の関係があるかどうかは定かではないが、この事件の後には品質評価の向上を目的とした日本独自のアルゴリズム更新も実施している。

しかしその後でも、首をかしげるようなページが検索結果に表示される状態があったのも事実だ。

そうした状況が全体として改善されたのは、すばらしいことだ。「グーグルは常に変化・進化している」というのがよくわかる。

一連のツイートで辻氏は「もちろん完璧ではないでしょうが」とも言っているが、グーグルはこれからも継続的に改善していくに違いない。

あなたがYMYLを扱うサイトの運営にかかわっているなら、本当に事実に即した情報だけを提供するようにしていく必要が増した。

――いや、そうではない。

どんな情報を提供するにしても、信頼性が重要だと考えるべきだろう。グーグルはすでにYMYL関連の検索結果で「情報の信頼性」をうまく処理できるようになってきている。ということは、他のジャンルでも、同じことを適用できる可能性があるということなのだから。

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SEOで最適化する対象はアルゴリズムではなく検索者
アルゴリズムではなくユーザーを追え (サイバーエージェントSEO情報ブログ) 国内情報

SEOは、検索者に最適化するものである

(検索エンジンのアルゴリズムに最適化するのは、もうSEOではない)

このようにきっぱりと言い切るのは、サイバーエージェントのインハウスSEOである木村氏だ。

昔は、SEOといえばグーグルのアルゴリズムに最適化するものだという認識だった。つまり、検索アルゴリズムを分析し、「どうすれば検索アルゴリズムの評価を高められるのか」を競っていたのだ。場合によっては、「アルゴリズムの裏をかいて上位表示することがSEOだ」という考えの人もいた。

しかし、現在のSEO、そして本来のSEOのあるべき姿は、そうではないのだと木村氏は主張している。すでに、

  • 検索エンジンのアルゴリズムに対する最適化

ではなく、

  • 検索者に対する最適化

がSEOだという状態になっているのだと。

グーグルは、絶えず検索アルゴリズムを改良しているし、最近では人工知能も検索アルゴリズムに採用している。すべては、検索ユーザーに最適な検索結果を提供するためだ。

それならば、検索ユーザーに最適なコンテンツを我々が準備しておけば、グーグルはそのコンテンツを検索結果に出してくれるはずだ。そして、少しずつそうなってきている。

つまり、グーグルのアルゴリズムではなくユーザーを見ることがSEOという状況に変わってきているのだ。

昔のSEOと今のSEOを比較

グーグルの社員は、次のような言葉をよく口にする。

アルゴリズムを追うな。ユーザーを追え。

昔からSEOに携わっている人なら、「そんな表向けのきれい事を言われてもね。現実はそんなこと言ってられない」という感想をもった経験はあるだろう。しかし、グーグルのアルゴリズムがかなり洗練されてきた今は、この言葉が正しく真実になって(きて)いる。

蛇足だが、木村氏は次のようなコメントを差し込んでいる。

言い訳や逃げとかポジショントークに聞こえかねない内容ではあると思いますが、

そう感じる人もいるかもしれない。しかし記事では、10年以上もSEOにかかわり、酸いも甘いも知り尽くしている木村氏の経験をもとにした「今の見解」が示されている。ぜひとも、先入観や思い込みなしに読んでほしい。

★★★★★
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グーグル検索SEO情報

ユーザーの役に立つ12種類の内部リンク
SEOにも効果あり (クロネのブログ講座) 国内情報

ユーザーの役に立ち、かつサイトの回遊率アップも期待できる内部リンクの設置方法を解説した記事を紹介する。

全部で12種類の内部リンクを取り上げている。

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一部はWordPressの機能を利用しているが、解説している内部リンク自体はどんなサイトでも有効だ。

内部リンクはユーザーの役に立つだけではなく、SEOにも効果がある。たとえば、URLの発見とクロールだ。「ユーザーの役に立つこと」を大前提として、内部リンクの最適化にも取り組むといい。

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手動対策を受けたら、Search Consoleに登録してある他のサイトにも影響がある?
同じアカウントで登録していても互いに無関係 (John Mueller on Twitter) 海外情報

グーグルのジョン・ミューラー氏に、ツイッターでフォロワーがこんな質問をした。

Search Consoleに5つのサイトを登録していて、そのうちの1サイトが手動対策を受けたとしたら、ほかのサイトにも問題が起きますか?

ミューラー氏は次のように答えた。

その5つのサイトが互いに関係がなく、同じような問題がどれにも現れていないのであれば、そういうことはない。

1つのサイトが手動対策を受けたとしても、同じアカウントでSearch Consoleに登録しているほかのサイトには何の影響もないということだ。

ただし、互いに影響しないといっても、他のサイトでも似たような手口でガイドラインに違反するようなことをやっていれば、話は別だ。他のサイトにも目視が入るかもしれない。

まさかとは思うが念のために言っておくと、「悪事が見つからないようにアカウントを分けるべき」という考え方に陥ってはいけない(そんな風に考える人はいないと思いたいが)。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

インデックス数を正確に知るいちばんの手段はサイトマップ
site:は信頼性が低い (John Mueller on Twitter) 海外情報

  • Search Consoleの「インデックス ステータス」でレポートされるインデックス数
  • グーグル検索で「site: 」を塚って調べるインデックス数

この2つは、同じなのだろうか?

ジョン・ミューラー氏によれば、インデックスされたURLがゼロでない限りは、同じにはならないとのことだ。

site: 検索では、インデックスのおおまかな状態を知ることしかできない。1ページ目と2ページ目で数字が大きく変化するのはよくあることだ。

それに対して、Search Consoleのインデックスステータスは比較的正確なデータを返す。

ちなみにミューラー氏は、本当に正確な情報を知りたければSearch Consoleのサイトマップレポートを見るべきだという。サイトマップで送信したURLだけが対象になるという条件が付くが、インデックス数をつぶさに把握したいのであれば、サイトマップレポートが役に立つ。

★★★☆☆
  • ホントにSEOを極めたい人だけ
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