AMP設定に必要なlink要素
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AMP設定に必要なlink要素
公式ヘルプフォーラムのAMP専用カテゴリでグーグル社員が教えてくれた (Webmaster Central Help Forum)
グーグルは、英語版の公式ヘルプフォーラムにAMP専用のカテゴリを作成した。AMPの普及を推進している姿がここにも見て取れる。
このヘルプフォーラムでは、Tomo Tという社員が専属でサポートしているようだ。
Tomo T氏は、たとえばAMP対応に必要なlink要素のタグに使い方をアドバイスしているので、紹介しておこう。
一般的には、通常のウェブページとそれに対応するAMPページをペアで公開する。このとき、次のようにする。
- 通常のウェブページのHTMLには、対応するAMPページを指し示す
rel="amphtml"
を記述する - AMPページのHTMLには、対応する通常のウェブページを指し示す
rel="canonical"
を記述する。
通常のウェブページのURLが https://example.com/page1.html
で、対応するAMPページのURLが https://example.com/amp/page1.html
だったとすると、具体的には次のタグを記述する。
- 通常のウェブページ(example.com/page1.html)
<link rel="amphtml" href="https://example.com/amp/page1.html" />
- AMPページ(example.com/amp/page1.html)
<link rel="canonical" href="https://example.com/page1.html" />
このlinkタグはheadセクションに記述する。
こうした記述(アノテーション)は、別々のURLで構成しているモバイル向けサイトに必要なものと、考え方は同じだ。
通常のウェブページに記述されているrel="amphtml"が示すURLを見て、GooglebotはAMPページを発見できる。
ちなみに、対応するウェブページを作らずに、AMPページを単独で公開することもできる。その場合は、AMPページには自分自身を指し示すrel="canonical"を記述する。
<link rel="canonical" href="https://example.com/page1.html" />
ただし、AMPページを単独で公開するときは、注意点が1つある。通常のクロール先からたどれないということなので、URLをサイトマップに記述したり、インデックスされているページからリンクを張ったりするなどして、Googlebotに存在を伝える必要があるのだ。
グーグルはサイト全体でも評価している
低品質ページが高品質ページの足を引っ張ることも (John Mueller on Twitter)
グーグルのジョン・ミューラー氏が、ツイッターでフォロワーからの質問に答えていた。
ジョンさん、もし高品質なサイトに中身が薄いページが1つあったとしたら、サイト全体の優位性がパンダアップデートによって損なわれてしまいますか? それともそのページだけが対象になりますか?
ミューラー氏は次のように返答した。
もちろんだ。私たちはサイト全体を見ている。そのページは、サイトのなかで最も重要なページなのかい?
@Slava_Varenia Sure; we look at the sites overall. Is that the most important page of the site?
— John Mueller (@JohnMu) 2016, 2月 22
1ページだけが低品質だったからといって、サイト内の残りのページもすべて評価が下がってしまうということはないだろう。だが、個々のページだけではなく、サイト全体としてもグーグルは評価していることは知っておきたい。
優れたコンテンツがあったとしても、それを打ち消してしまうほど多くの低品質コンテンツがあれば、優れたコンテンツのページも検索結果に出にくくなってしまうかもしれない。
完璧にHTTPSを設定できているサイトはたったの10%!
10,000サイトを調査した結果 (Ahrefs Blog)
バックリンク調査ツールで有名なahrefsが、1万サイトを対象にHTTPSの実装状況を調査した。すると、次のような状況が浮かび上がった。
- 完璧にHTTPSを設定できていたのは、10%しかなかった
- 調査したサイトの60%はHTTPSを一切実装していなかった
- (HTTPSサイトの)ほぼ25%がHTTPSページヘ正規化できていなかった
- (HTTPSサイトの)ほぼ25%が301リダイレクトではなく302リダイレクトを使っていた
調査対象によって数字は変わってくるだろう。とは言うものの、HTTPSを実装しているのに適切な構成にできていないサイトが多いのは事実だろうと筆者は思う。
実際に、「https」のURLなのに正常な鍵マークが付かないページを、しばしば見かける。
HTTPS化には早いうちに取り組むべきだし、HTTPS化するなら完璧にしなければならない。
レビューのリッチスニペットが激減
適用条件が厳しくなったのか? (Dr. Pete Meyers)
評価を「★」マークで表すレビューのリッチスニペットが表示される検索結果が、以前に比べて著しく減少しているようだ。
これのデータは、MOZが提供するMOZCASTというツールのもので、常時1万キーワードでの検索結果の状況を監視した結果、明らかになったことだ。
別のツールでもレビューリッチスニペットの減少を観測している。大手サイトでは、特にYelp(イェルプ、レストランのレビューサイト)とTripAdvisor(トリップアドバイザー、トラベルサイト)が影響を受けているらしい。
リッチスニペットの適用条件をグーグル側で厳しくしたのだろうか?
日本のサイトも影響を受けてるのかどかはわからない。
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