主にネットショップでの購買完了(コンバージョン)率を向上させるツール「ヒキアゲール」の無期限無料プランの提供を、テモナが2月8日に開始した。
ある導入企業では、1件の注文を獲得するためにかかる販売促進費用(CPO)が約7,000円だったところを、このツールで購入を促すオーバーレイ広告を表示したことにより1,000円引き下げたという。
「ヒキアゲール」は、具体的には、訪問者の次のような情報を判別し、あらかじめ設定したシナリオに沿って、訪問者に適した画面を自動表示する。
- 訪問回数
- 購入履歴
- 購入金額
- 購入回数
- 流入元
訪問回数に応じた表示の切り替えも可能
表示の切り替え方式は3種類ある。

3つの切り替え方法に対応
同社はこのツールを「シナリオ型コンバージョン率自動アップツール」と位置づけており、すでに導入企業60社の80%以上で成果をあげているとしている。
今回、無期限無料プランを開始することで、小規模なECサイトでも有効なプロモーションを行える見込みだ。
テモナは、リピート通販支援サービス「たまごリピート」を、800社超の通販企業へ提供しており、そのノウハウを「ヒキアゲール」に活用しているとのこと。一社一社に適した具体的な販促手法の提案も行う。
参考リンク
-
ヒキアゲール
-
定期通販支援サービス「たまごリピート」
-
テモナ
Web担先生と初心者君のやさしいニュース解説


それは「C-3PO」だよ!

あらら。

「CPO」は「Cost per Order」、日本語にすると「注文(Order)あたりの(per)費用(Cost)」、つまり「購入や成約1件を獲得するのに、平均でどれぐらいの費用をかけているか」だ。

ふむ。

たとえば、広告費を1か月で20万円かけていて、そこから100件の注文があったとする。この場合、CPOは20万円÷100で、2,000円だ。

わかりやすいですね。

ほかにも「CPC」「CPM」なんて用語もある。

「CPC」は「広告クリック1回あたりの平均コスト(広告費)」ですね。

「CPM」は「広告1000回表示あたりの平均コスト(広告費)」だ。「M」は「1000」を表す。

いろいろありますねー。

うむ。こういう考え方を知っておくのは大切だね。

そうか、用語というよりも考え方なんですね!

そのとおり。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
関連記事
楽天ID決済、広がる。MakeShopやカラーミーショップなど4社が新たに導入へ
2016年1月12日 7:00
プッシュ通知をブラウザに送るサービスが複数登場、今年の流行になるか?
2016年2月23日 7:00
無料ではじめられる全自動モバイルWeb表示高速化サービス「チーター」提供開始
2016年1月19日 7:00
コンテンツマーケティング、どうすれば効果が出る? BBCが詳細調査
2016年3月28日 7:00
EC向けデジカメ登場 撮影→加工→サイズ調整→アップロードまでPCなしでOK
2015年11月10日 7:00
「カゴ落ちメール」の効果は一斉メルマガの53倍!? ECトップ500サイトで導入進む
2016年2月26日 7:00
バックナンバー
筆者の人気記事
ヤマト運輸、小さな荷物の宅配に特化した「宅急便コンパクト」「ネコポス」を開始
2015年3月10日 7:00
「サイト構成表」のExcelファイルを自動で作ってくれるツール「Site Map On」登場
2015年6月26日 7:00
日本語の間違いや不適切な表現を確認できる「プレスリリース校正ツール」を、バリュープレスが無償提供
2015年1月16日 7:00
ネット広告はどれだけ出せば認知や態度変容がおきるのか、計算式をVRIらが調査で確認
2015年9月10日 7:00
プッシュ通知をブラウザに送るサービスが複数登場、今年の流行になるか?
2016年2月23日 7:00
スマホでは「画面が見にくいから」ネットショッピングしない68%――1,200人調査
2015年2月5日 7:00

「CPO」って、スターウォーズっぽいですね。