10:30自由形式の調査
私はかなり構造化された手法でSEO監査を行うが、自由形式の調査をしている間、その手順に決まった構造は何もない。秩序と周到な作業計画を通じて効率性を生み出すだけだ。それがすなわち、プロジェクトを完了し、期待どおりの成果をあげることになる。
ただし、構造化されていない作業や調査のために、私は常に少なくとも3時間を確保している。SEOには芸術的側面と科学的側面があるが、ここで説明しようとしていることは、間違いなくキュリー夫人よりもピカソに近い。
私は、Firefoxのプラグインをすべて有効にしてからサイトを開くと、GSiteCrawlerを起動し、立て続けに検索オプションを使ってグーグル検索を実行して、LinkScapeやOpen Site Explorerを実行してからSEOmoz Labsで楽しんだ後、QuinturaとSEMrushを使ってキーフレーズの状況を調べる。
何か1つ見つけると、それが別の何かにつながり、どこに終わりがあるのかなど知る由もない。1つとして同じサイトはなく、私は今でも新しい監査をするたびに、見たことのないものに出会っている。
私はたぶん、この短い自由形式の調査中に、サイトの問題点とチャンスのうち80%を見つけていると思う。プロジェクトの残り45時間強のうちの大半は、見いだしたものを詳述したり、元々の発見内容を裏付けるための行動計画を練ったりするのに費やしている。
作業を進める中で、メモやスクリーンショットを取ることを忘れないように。そしてそれらを、メインのWordファイルに直接はめ込めれば、ボーナスポイントをあげよう。これで時間を大幅に節約できる。
1:30昼食
なるべくノートパソコンから離れること。でもメモ帳だけは携帯しよう。手は食事に忙しくても、頭はまだ仕事モードのままに違いないから。
2:30クライアントとのメール
午前中にした最初の電話や自由形式の調査で発見した内容から、監査担当者としてクライアントに聞くべき質問がいくつか浮かんでいるはずだ。もしまだWebmaster Toolsや分析ツールのアクセス権をもらっていないなら、それを依頼するいい機会でもある。私はいつも、期限が切れそうなコンテンツに対するポリシーはどうなっているかといった、必ずしも外部からわかるとは限らないことについて、クライアントに質問をしている。
こうしたフォローアップメールを送ることで、互いに常に連絡が取れる状態を作り出し、すでにたくさんの好機を見出していることでクライアントに好印象を与え、また、クライアントがさらなる質問をしたり、より多くの情報を提供してくれたりする機会にもなる。
3:00単純なデータ入力を行う
忙しい1日の終わりには、あまり頭を使わずに済むことや、コピー&ペーストのような単純作業で済むことに注意を向けていくといい。
私は1日の締めくくりとして、現在のrobots.txtファイル(後で分析するため)や、Open Site Explorerの上位25のリンクなどを入力するようにしている。
作業項目
- 最初にテンプレートを設定する時間を取る。
- プロジェクトを開始したら、まずクライアントと電話で話をする。
- 同僚または小規模な個人SEO業者のネットワークに連絡して、簡単な評価を依頼する。
- 自由に作業や調査を行うための時間を確保する。
- なるべく早いうちに主要な疑問点をクライアントに質問する。
- 1日の締めくくりとして簡単な作業を選ぶ。
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