実践編

“ミスマッチニーズ”で商品詳細が検索される場合

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“ミスマッチニーズ”で商品詳細が検索される場合

商品詳細が入り口になる場合に、多く見られるパターンにこういうものがある。

お手入れ楽々! 人工皮革のトートバッグ

といった文句でセールスされている商品が「バッグ 手入れ」という検索から入り口になっている場合だ。

つまりこの検索者は、「バッグの手入れ方法を知りたい」と思っていたのに、1つの商品が現れてしまった。ミスマッチの状態だから、これでは帰るのも仕方がないということになる。

各商品がこうしたサブキーワードを含んだ打ち出しになっているため、そのキーワードを含んだ2単語以上で検索されたときに入り口になることが多いのである。こうしたニーズがあって商品を見たいわけではない訪問が多いと考えると、「この人は買わないな」と考えてしまいがちだが、こうした訪問者がバッグに関心があるのは間違いない。あきらめて帰らせてしまうのはあまりにももったいない。この場合にはどうすれば良いだろう?

まずは、「バッグのお手入れ方法に詳しくなりたい!」といった読み物コンテンツを用意しよう。商品の下にこうしたノウハウ記事へのリンクがあるのは、トップページから来た人にとっても魅力的なものだろう。こうした読み物コンテンツへいったん誘導し、「バッグ 手入れ」という検索を行った目的を満足させる。そこから改めて商品に誘導するのだ。「本革だけどお手入れの楽なバッグが見たい」といったリンクや写真を掲載し、商品情報に移動しやすくしてみよう。こうした作業の結果、ECサイトは平均ページビューが多くなり、どんどん巡回されるサイトになってくるのである。

トップ30へのテコ入れで、多くの直帰者に対処できる!

入り口ページのトップ10を点検し、問題を解決できれば、次は11位~20位。その次は21位~30位。順番に問題解決していこう。リンクを強化するなどの対策だから、全部で30ページ直すとしてもたいした作業量ではないだろう。多くのサイトで上位30位の入り口ページが訪問者の80%以上を集めている。直帰率がサイト全体で50%のサイトでは、上位入り口30ページを直せば、そこだけで相当量の訪問者が帰っているわけだ。これをていねいに直していけば、非常に大きな効果が出る。

より望ましいページを入り口にするSEO術

商品詳細が入り口になるよりも、商品カテゴリが入り口になるほうが直帰率は下がる。商品一覧を見ることが多いからだ。では、どうしたら、商品詳細ではなく、商品カテゴリトップが入り口にできるだろうか。たとえば、バッグであれば、全ページから「バッグ」という言葉で商品カテゴリのページへテキストリンクをはるのも効果的だ。

このためにパンくずナビゲーションというのは非常に便利なもので、

トップ > ショップ > バッグ

といった形になっていて、この「バッグ」という言葉がリンクになっていれば、検索エンジンに「このサイトでバッグと言えばこのページを紹介すれば良いのだ」と教えることができる。

ただ、バッグというカテゴリの直下に商品詳細がある場合には、この「バッグ」という文言がリンクにならないこともあるので注意が必要だ。できれば、パンくずナビゲーションとは別に、ページの一番下に、テキストリンクで全カテゴリトップへのリンクを並べておくと効果的だ。

もう1つ大切なのは、カテゴリトップと商品詳細のページタイトルの作り方だ。

たとえば、バッグのカテゴリトップのページタイトルが、

バッグ | ショップ○○

となっているとしよう。まずはページタイトルの文頭に「バッグ」というキーワードを置くことが大切だ。

一方、バッグのページのページタイトルは、

バッグ | 本革ハンドバッグ | ショップ○○

のようになっているかもしれない。

実はこうしたタイトルについては注意が必要だ。この例では、どちらのページも「バッグ」というキーワードが文頭になっている。しかも、商品詳細のほうには、同じタイトルのなかで「バッグ」という言葉が2回出てくる。

こうした形になると、ページタイトルだけで見ると、商品詳細ページのほうが、「バッグ」というキーワードについて強い、ということになってしまいかねない。

検索エンジンはページタイトルを重視するので、ここでの「バッグ」の使い方を工夫して、検索エンジンに「バッグ」の検索でどちらを表示するべきかを教えるようにしよう。具体的には、商品カテゴリトップのページタイトルは、

バッグ | バッグ300点が揃う! | ショップ○○

のように、「バッグ」という単語を先頭に配置して、さらに中にも入れて合計2回使う。商品詳細のページタイトルは、

本革ハンドバッグ | ショップ○○

のように、「バッグ」という単語は先頭には置かず、かつ1回だけしか出ないようにすれば、ページタイトルでもカテゴリトップのほうが強くなる。

さて、こうした対策で訪問者がより多く、商品カテゴリトップを見ることになれば、あとは楽である。訪問者は商品を選べるから、商品一覧の「NEXT」ボタンをクリックして、商品一覧をどんどん見てくれるようになるだろう。

ところが、ECサイトには次の悩みが出てくる。つまり、「訪問者が一覧ばかり見て、肝心の商品詳細ページに移動してくれない」という状態だ。商品一覧に出てくる商品をクリックしてくれていないのだから、売れるはずがないのである。商品一覧が10ページ分あれば、どんどんクリックして、商品一覧10まで見て帰ってしまう人も少なくない。そこで大切なのが、商品一覧画面で、1つ1つの魅力をアップして、クリックさせること、ということになる。たまたま今回は気に入ったものがないのかもしれない。その場合には、再来訪しやすいようにすることが大切だ、ということになる。

この悩みについては、次回解決したい。

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