狙ったページを強くする内部リンクの鉄則 など10記事(海外&国内SEO情報)
日本語で読めるSEO/SEM情報
- 特定ページを強化するためのページ追加&内部リンク
(SEO対策の薬箱)かなり長い記事であるが、注目してほしいのは中段くらいにある「風水的SEO『ヒトとクローラーへの最適化』」のセクション。もともと強いページをさらに強化したり、ひとまとまりのコンテンツを複数ページに分割したときに特定ページを強化したりするときのページの追加方法と内部リンクの張り方が、こと細かに解説されている。何の戦略もなくページを増やしたり内部リンクを張ったりしているとしたら、ここに書かれている手法を実践してみるといいだろう。
- ブログ記事の7通りの役割とそれぞれに合った書き方
(清音のSEOブログ)ブログをマーケティングツールとして活用するときの心得。まず記事を書く目的を明確にし、目的にあった書き方で記事を書くと良いそうだ。主要となる目的は、以下の7つ。
- ロングテールキーワードを狙う
- サイトボリュームを増やす
- 被リンクを増やす
- ブックマークを増やす
- ブランディングする
- ソーシャル化する
- コンバージョンにつなげる
それぞれの目的でブログ記事を書くにあたっての注意点を解説している。
- ビジネスブログを成功させる秘訣
(SEO初心者のEVOブログ)企業のサイト内にブログを設置するときのポイントを解説。ここで書かれたことを実践しさえすれば、必ず成功するということではないだろうが、指針として押さえておくとブログを運営しやすくなるはずだ。
- 更新しないブログでアクセスを確保する方法
(Sphinn Japan Blog)アクセス解析のプロとして著名な、アユダンテ大内範行氏の投稿記事。自身を「ヘタレブロガー」と卑下しながらも、検索エンジンからの安定的なアクセスをもたらすブログ記事のキーワード選定について解説している。大内氏のサッカーブログで実践して成果をあげている手法でもあるとのこと。
- 「写真が勝負」のサイトは、どんな写真を載せるべき?
(ユーザービリティ実践メモ)検索エンジンには画像よりもテキストのほうが効果的だが、人間のユーザーにとってはパッと見で意図を伝えられる画像のほうが、効果的な場合が多い。
しかし、見せたい画像がたくさんある場合は、どれに絞るか悩むことがある。ユーザービリティ実践メモのアドバイスによれば、「迷うくらいなら全部載せてみる」だそうだ。
すべての写真を掲載するというのはちょっと勇気がいるが、写真をメインにしているサイトなら挑戦してみるといいかもしれない。
海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
- titleタグとh1タグは同じでもOK?
(High Rankinigs Forum)High Rankingsのフォーラムで、titleタグとh1タグは同じでも大丈夫なのかという質問が投稿された。WordPressのように一部のCMSでは、デフォルトの設定でtitleタグとh1タグが同じになることがある。
いくつもの回答が返されているが、要点をまとめてみた。
- titleタグとh1タグが同じこと自体には問題はない。
- しかし、まったく同じにしてしまうというのはもったいない。
- titleタグは、ランキングに重要な要素であるので、検索エンジンを意識してキーワードを入れる。
- それと同時にSERPのページタイトルにもなるので、ユーザーを誘導する記述になるように心がける。
- h1タグは、ユーザーのためにその後続く内容を指し示す記述にする。
- Bing SEO基本の基本
(Bing Commuinity Forums)米ヤフーと米マイクロソフトの検索事業での提携が決定し、日本のヤフーも検索プラットフォームにBingを採用する可能性が高いとされている。気の早いWeb担当者は、BingのSEOを研究し始めているかもしれない。そこで、Bingの公式サイト、Bing Commnunityのウェブマスター向けフォーラムに掲載されているBingのクローリングとランキングに関するFAQから、対象キーワードでランキングを上げる施策を紹介したい。
- 1ページにつき3つ以上のキーワードをターゲットにしない
- 各ページで、ユニークなtitleタグを付ける
- 各ページに、ユニークなmeta descriptionを記述する
- h1タグを使う
- ナビゲーションリンクにはテキストを使う
- Bingのクローラでなく、人間のビジターのためのコンテンツを作る
- URLにキーワードを含める
どれも、当たり前と言えば当たり前のSEOと言える。しかし、基本を押さえておけば、どの検索エンジンにも対応できるし、アルゴリズムの変更におびえることもない。
なお、Bing Community内の他のコンテンツを見ると、上記リストの2、3、4、5が何度か登場しているので、重要度が高いように思える。また、Bingはmeta keywordsタグを評価対象にしないようだ。
- Bing取り扱い公式ガイド
(Microsoft Download Center)もう1つBingのトピックを取り上げたい。日本のBingは、まだ本当のBingになってない。そのため、前身のLive Searchをはじめ、既存の検索エンジンとの違いを体験できない(国設定をUSにすることで、体験可能)。
マイクロソフトは、Bingの公開直後にBingの新機能やSERPの見方、そしてSEOについて解説したホワイトペーパーを配布している。英語版しかないのだが、夏休みの課題図書として読んでみてはいかがだろうか?
なお、筆者がBingの公式twitterアカウントに、日本版Bingはいつできあがるのか尋ねたら、驚くべきことに返事をもらえた。ただし、答は「彼らにも、今のところまだわからない」とのこと。
- wwwありとwwwなしは、どちらがいいのか?
(SEO ROI)「www」が付いたドメイン名と「www」の付いていないドメイン名で(たとえばwww.example.comとexample.com)、SEO的に違いはあるのだろうか。
結論を言えば、どちらを使ってもかまわず、両者の間に優劣はない。しかし、wwwありとなしの両方のドメイン名がウェブに公開されてしまっている場合は、重複コンテンツ問題が発生するだろうし、被リンクの分散も懸念される。301リダイレクトやrel="canonical"タグで、正規化を図っておいたほうがいい。
- ブログパーツ配布による隠しリンクでペナルティ
(WebmasterWorld)ブログパーツが人気を呼んでいる。ブログパーツとは、日本では注目を集めたUNIQLOCKのような、ブログやWebサイトに貼り付けて使うちょっとした部品で、ウィジェットとも呼ばれる。しかし中には、無料配布するブログパーツに自分のサイトへのリンクを忍ばせておいて、SEO目的に利用するサイト管理者も存在する。アクセス解析や訪問者カウンターにnoscriptタグで隠しリンクを設置するのと同類の手法だ。
WebmasterWorldのフォーラム管理者tedsterによれば、ユーザーに開示することなくブログパーツにリンクを仕込んでいることが検索エンジンの中の人に知られた場合、ペナルティを受ける可能性があるとのこと。別のスレッドでも、同様のことをコメントしている。ユーザーと検索エンジンをだます行為には慎重になったほうがいいだろう。
お知らせ
毎週金曜日に掲載のこのコーナーですが、米サンノゼでのSES(サーチエンジン ストラテジーズ)への参加のため、来週(8月14日)は休みとさせていただきます。
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