検索連動型広告を成功に導くSEM戦略
Google「アドワーズ広告」オーバーチュア「スポンサードサーチ」
で利益を生み出すプロの秘策!
この記事は、第2章「費用対効果を最大化するキーワードの方程式」の記事です。
キーワードの検索数を把握したら、次にクリック数を予測します。キーワードの検索数はインプレッション数とほぼ同じですが、表示されたら必ずクリックされるわけではありません。
検索連動型広告はクリックされるごとに料金がかかる広告なので、クリック数を予測することは、コストを見積もる上でも非常に重要になります。
広告のクリック率は高くても10%
「CTR(Click Through Rate)」とも呼ばれる。
クリック数を予測する指標として必須となるのが「クリック率」です。クリック率は、次の計算式で求められます。
例えば、1カ月に10,000回表示された広告が3,000回クリックされたとすると、クリック率は30%となります。
これから検索連動型広告を始める人にはピンとこない数値かもしれませんが、もし本当にクリック率が30%あるとしたら、それは非常に成功しているケースです。
筆者の知るところによれば、どんなキーワードであっても、クリック率が最大で10%を超えることはめったにありません。悪い場合は1%、限りなく0%に近いことすらあります。統計的に十分な回数表示され、クリックされた後に計算をすれば、およそ5%前後に収まります。
検索連動型広告の運用経験がない場合、または新しいキーワードに出稿する場合は、クリック率を5%と見積もっておきましょう。
およそ5%前後
(社名や商品名などでは10%以上になることもある)
ここまでで、あるキーワードに広告を出稿したときに見込まれる「効果」を予測することはできました。しかし、そのためのコストが採算を度外視していては、始める前から失敗であることは明らかです。次項からは、出稿するための「費用」を見積もる方法を紹介していきます。
この記事は、書籍『検索連動型広告を成功に導くSEM戦略』の内容を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。
検索連動型広告を成功に導くSEM戦略
成長を続けるネット広告の中でも、もっとも注目なのが検索エンジンを使った「検索連動型広告」。その代表例であるGoogle「アドワーズ広告」、オーバーチュア「スポンサードサーチ」のキーワード選びやメンテナンスを通し、費用対効果を最大化していくSEMのセオリーとノウハウを、ネット専業代理店のSEMストラテジストが解き明かします。さらに、SEMのニュートレンドであるコンテンツ連動型広告、モバイルリスティング広告の新章を追加。検索エンジンを活用したプロモーションで成果を出したい人には必読の1冊。
ソーシャルもやってます!