検索連動型広告を成功に導くSEM戦略
Google「アドワーズ広告」オーバーチュア「スポンサードサーチ」
で利益を生み出すプロの秘策!
この記事は、第5章「クリック率を上げる運用メンテナンス」の記事です。
「売れる言葉」にはセオリーがある
広告文を見直す上では、広告、特にネット広告におけるキラーポイントを意識的に使ってみるのも効果的です。
「送料無料」などの訴求は次第に当たり前になりつつある。それが効果的な訴求になるかどうかは、ライバルの広告文と比較した上で決めるべき。
送料無料/無料配送/手数料無料
モノを販売するネットビジネスは、単純に言い換えれば通販です。そのため、通販のネックとなる配送料を取り除く訴求はお得感を与え、クリックを誘発します。
今なら○○/○月○日まで/オンライン限定
一定の期間や購入方法だけ、何か得しそうな感じを与える訴求方法も、幅広く使える手段です。「今しかない」という印象がクリックにつながるとともに、競合他社ではなく自社を選んでもらう動機付けにもなります。
返品可能/バックアップ/サポート
ネットショップでは、実際には手に取ったことのない商品を買うことが往々にしてあります。このようなポイントを訴求すると、サポート体制があることに安心感を覚え、ユーザーはクリックしやすくなります。
即日出荷/最短○日/24時間対応
やはり通販に関連しますが、一般にネットショップは「商品が届くまでに時間がかかる」「すぐにメールの返信がもらえない」と思われています。迅速な対応を謳えば、そのようなユーザーに強く訴求できます。
具体的な割引率や金額を広告文に入れる場合は、競合他社との比較を日頃から行っておくこと。ライバルより高い金額を提示したら逆効果になる。
激安/○%オフ/○円
ネット広告に限った話ではありませんが、安さには明確な訴求力があります。割引状況や実際の価格などを提示すれば、価格重視のユーザーにアピールできます。
品揃え豊富/幅広く/満載
ターゲットとなるのは、すでに購入を決めているユーザーだけではありません。迷っているユーザーに対しては、サイト内で比較検討ができるというポイントを訴求することが、クリックを集める秘訣となります。
続きはウェブで/○○で検索
続きCMや続きコンテンツでユーザーの興味を惹き、キャンペーンサイトに誘導し、最終的には申し込みや購入の段階まで導くという、近年よく見られる方法です。ユーザーのモチベーションが興味本位であるため、キャンペーンの最終的な目的を明確にし、的確なキャンペーンサイトを構築していく必要があります。
むやみに使いすぎるのは禁物
ただし、これらも多用しすぎると「広告っぽさ」を増長し、逆に敬遠される可能性があるので注意が必要です。
また、アドワーズ広告やスポンサードサーチのガイドラインに抵触しないよう心がけてください。例えば、「○円」「○月○日まで」と表示しているにもかかわらず、その広告文のランディングページに同様の記載がなければ、審査で落とされる可能性があります。
この記事は、書籍『検索連動型広告を成功に導くSEM戦略』の内容を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。
検索連動型広告を成功に導くSEM戦略
成長を続けるネット広告の中でも、もっとも注目なのが検索エンジンを使った「検索連動型広告」。その代表例であるGoogle「アドワーズ広告」、オーバーチュア「スポンサードサーチ」のキーワード選びやメンテナンスを通し、費用対効果を最大化していくSEMのセオリーとノウハウを、ネット専業代理店のSEMストラテジストが解き明かします。さらに、SEMのニュートレンドであるコンテンツ連動型広告、モバイルリスティング広告の新章を追加。検索エンジンを活用したプロモーションで成果を出したい人には必読の1冊。
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