検索連動型広告を成功に導くSEM戦略
Google「アドワーズ広告」オーバーチュア「スポンサードサーチ」
で利益を生み出すプロの秘策!
この記事は、第6章「クリック単価を抑える運用メンテナンス」の記事です。
まずは検索結果1ページ目をキープ
実際には、掲載サイトや検索キーワードによって場所・枠数は異なる。また、アドワーズ広告は品質スコア、スポンサードサーチには品質インデックスがあるので、入札額だけで順位を自在にコントロールできない点にも注意。
検索連動型広告では、基本的には入札額と掲載順位が比例しています。よって、掲載順位を下げれば、入札額を抑えるとともにクリック単価を減らすことができます。
しかし、順位を下げることで広告効果までなくなってしまうのでは、出稿する意味も薄れてしまいます。
そうならないためには、まず現状のインプレッション数を維持すること、そして検索結果の1ページ目の掲載枠数をしっかり把握することが重要です。
検索結果の1ページ目と2ページ目とでは、インプレッション数が大きく異なります。2ページ目になると大幅に減るので、まずは1ページ目の枠数を把握し、その中に入れるように入札額をコントロールするのが、コストを圧縮する戦略として最初にとるべき手段になります。
クリック率と入札額のバランスをとる
また、同じ1ページ目でも、掲載順位によってクリック率が異なります。
その違いは「掲載順位を見直す(1)—平均クリック率から目標順位を見極める」の表で説明しましたが、これを見ると、アドワーズ広告にもスポンサードサーチにも、ある意味「お得」なポジションがあることに気付きます。
アドワーズ広告では4位、つまり右側の最上位です。3位には及びませんが、5位の2倍近いクリック率があります。スポンサードサーチでは1位です。やはり2位の約2倍のクリック率を保っています。
最終的には自分が許容できる入札額の順位を狙うのが前提ですが、これらの順位はライバルに比べて高い費用対効果が期待できるので、覚えておくと良いでしょう。
この記事は、書籍『検索連動型広告を成功に導くSEM戦略』の内容を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。
検索連動型広告を成功に導くSEM戦略
成長を続けるネット広告の中でも、もっとも注目なのが検索エンジンを使った「検索連動型広告」。その代表例であるGoogle「アドワーズ広告」、オーバーチュア「スポンサードサーチ」のキーワード選びやメンテナンスを通し、費用対効果を最大化していくSEMのセオリーとノウハウを、ネット専業代理店のSEMストラテジストが解き明かします。さらに、SEMのニュートレンドであるコンテンツ連動型広告、モバイルリスティング広告の新章を追加。検索エンジンを活用したプロモーションで成果を出したい人には必読の1冊。
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