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中国:ネット超大国について知っておくべき10の事柄(前半)

Chinese Sun Set by Steve Webel
写真提供:Steve Webel

中国。今のこの時代でさえ、機密情報がその「万里のファイアーウォール」(Great Internet Firewall)から漏れることは滅多にない。

欧米の専門家にとっては幸いなことに、中国は6か月おきに、同国におけるインターネットの発展状況を半期レポートの形で大々的に発表してくれる。そして最近、2008年7月のレポートの英語版(PDF形式)が公開された。そこで今回は、読者のみんなが非ネイティブの英語による無味乾燥な調査レポートを27ページも通読しないで済むように、SEOmozが内容をまとめて掲載することにした。

中国はインターネットに関して、まず真っ先に、以下の3つの事実を人々に知らしめたいと考えている。

1. インターネット・ユーザー数は中国が世界で最も多い

……2008年6月末現在、中国におけるインターネット人口は2億5300万人に達し、米国を抜いて世界第1位の座を獲得した

Chinese vs. US internet users

2. ブロードバンド利用者数は中国が世界で最も多い

この『中国のインターネット発展に関する第22回統計レポート』では、ブロードバンド利用者数が2億1400万人に達し、ここでも世界の首位に立ったことが示されている

Chinese Broadband Usager

3. 国別コードトップレベルドメイン名(ccTLD)の登録数は中国が世界で最も多い

Chinese CN domains
CNNIC、Nielsen Netratings、ITUの情報を基に作成

……7月22日現在、『.cn』ドメイン名の登録数は1218万で、ドイツのccTLD『.de』を上回った。これにより、『.cn』は世界最大の登録数を誇るccTLDとなった

以上が、中国政府が自国のインターネットについて世界に知らしめたいと考えている3項目ってわけ。でも、SEOmozとしては、どうしてもトップ10リストを作らずにはいられなかった。そこで、僭越ながら、中国について知っておいたほうがいいだろうという重要なことをあと7つ挙げて、10項目を完成させることにしたよ。

4. 中国におけるインターネット普及率はますます増加の一途をたどっており、衰えを見せない

Chinese Penetration Rate
  • 米国のインターネット利用者数は、ここ5年ほど、普及率70%あたりからほとんど伸びていないが、中国のインターネット普及率は同じ5年の間に7%から20%近くまで急増した。
  • 言い換えると、中国は、今後20年以内で米国と同じ普及率に到達する可能性が高い。
  • 10億人近いインターネット人口を擁する1つの国が、ブログや動画の作成、あるいはオンラインの商取引(ネット通販など)などのインターネット活動に与える影響は? 中国のインターネットユーザーによって、ウェブ上のユーザー生成コンテンツ(UGC)はどれくらい増えるか? このインターネット利用者急増をうまく利用できる体勢が整っている欧米の企業はどこか?

5. 中国人はインスタント・メッセージ「QQ」がお好き

Online Usage, Chinese vs. US
出典:Pew Internet(2008年5月)、CNNIC(2008年7月)
  • 中国では、電子メールや検索エンジンの利用よりも、IM利用のほうが人気が高い。
  • 中国では、過去半年の間にIMサービスを利用したことのある人が1億9500万人(信じられないけど、中国の全インターネット人口の77.2%にあたる)にのぼる。これに対して米国では、これまでにIMを利用したことのある人は全インターネット人口の40.0%だ。
  • 中国では、39.7%の人が、オンラインに接続すると、まず何よりもIMに接続すると答えている。
QQ client
「QQ」のクライアント画面(見覚えがあるって?)

Tencentの「QQ」は、IM市場で77%のシェアを誇る首位のIMクライアント(PDF形式)だ。

同じTencentの資料から、もう少し詳しい内容を拾い出してみよう。

  • QQのアクティブユーザー数は3億4200万人。
  • QQの同時接続ユーザー数はピーク時で4200万人。
  • QQの有料会員数は、パソコン版で2610万人、モバイル版で1340万人。すごい、IMで4000万人も有料会員がいるなんて(MSやYahooは羨ましがってる?)。
  • 「QQ.com」は、世界最大級のWebサイトの1つ。百度(Baidu)や新浪(SINA.com)と並んで中国三大ウェブ資産に数えられている。

この記事は前後2回に分けてお届けする。次回も、ネット超大国中国の実態についてお伝えしよう。→後編を読む

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