(2)イメージ
(2)イメージ
次に、「テレビ」「ラジオ」「新聞」「雑誌」「パソコンからのインターネット」「携帯電話からのインターネット」の各メディアに対するイメージを聞いた。
- 情報が信頼できる
- 情報が早くて新しい
- 情報が幅広い
- わかりやすく伝えてくれる
- 知りたい情報が詳しくわかる
- 斬新な情報が多い
- 身近な内容の情報が多い
- 感動や興奮を伝える情報が多い
- 役立つ情報が多い
- 楽しい情報が多い
- 気持ちが落ち着く情報が多い
- 自分にとってなくてはならない
- 仲間との話題に必要
- おもしろい
- ポリシーやメッセージを感じる
- 明確な個性や特徴を持つ
- 定評や人気がある
- センスがいい・カッコいい
- 活気や勢いを感じる
- 時代を切り開いていく感じがする
- 最近元気がない感じがする
- 生活者の声に耳を傾けてくれる感じ
- 好感が持てる
- わからない・あてはまるものはない
ここでは、東京地区の結果をピックアップする。
テレビは速報性と話題性の高いイメージ
まず、テレビのイメージは(図4)、「情報が早くて新しい」が70%程度と最も多く、「わかりやすく伝えてくれる」65%弱、「仲間との話題に必要」55%程度が続く。
回答の少なかったのは「センスがいい・カッコいい」、「気持ちが落ち着く情報が多い」が10%程度となっている。
ラジオは「老舗」のイメージ?
ラジオに関しては(図5)、「情報が早くて新しい」、「最近元気がない感じがする」が30%程度、「情報が信頼できる」が25%弱となっており、回答が少なかったのは「時代を切り開いていく感じがする」、「センスがいい・カッコいい」だった。
速報性・信頼性の高さへの支持が高い一方で、メディア自体のイメージに目新しさを感じられていないことがうかがえる。
新聞は「硬派」
新聞の場合は(図6)、「情報が信頼できる」が最も高く65%程度、「情報が幅広い」およそ50%、「役立つ情報が多い」40%程度となっており、新聞の提供する情報への信頼度は高い。
一方で「センスがいい・カッコいい」、「活気や勢いを感じる」などの回答が少なく、硬派なメディアとしてのイメージが定着しているものと考えられる。
雑誌は信頼よりもエンターテインメントのイメージ
雑誌では(図7)、「楽しい情報が多い」40%程度、「おもしろい」、「役立つ情報が多い」30%程度など、雑誌というメディア自体の種類の多さと、それによる選択性の高さが強みとなっている。
しかし「生活者の声に耳を傾けてくれる感じ」、「情報が信頼できる」が10%弱と低い点は気になるところだ。
玉石混交のイメージのインターネット(PC)
パソコンからのインターネット(図8)では、「知りたい情報が詳しくわかる」が60%程度となっており、他の5メディアに比べて最も高く、情報量とその幅広さ、検索性の高さへの支持が目立った。
一方で「情報が信頼できる」が15%程度、「ポリシーやメッセージを感じる」が10%弱となっており、インターネットの情報は玉石混交というイメージがあることがうかがえる。
携帯電話のネットは「謎」
携帯電話からのインターネットに関しては(図9)、「わからない・あてはまらない」が最も高くおよそ40%、「情報が早くて新しい」、「時代を切り開いていく感じがする」が20%前後となっており、先進的であるが、どういうものかは謎、という印象があると考えられる。
速報性はテレビとネット、信頼性はテレビと新聞
以上の6メディアの結果を比較すると(図10)、テレビが「仲間との話題に必要」、「自分にとってなくてはならない」、「おもしろい」(50%程度)と3つのイメージで突出しており、大衆的で、話題性の高い点がテレビの魅力だと考えられていることがわかる。情報の速報性や幅の広さはテレビとパソコンのインターネットが、信頼性はテレビ、新聞で高い認識となっている。
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