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「リンク元となる人々(リンケラティ)」にアピールするコンテンツの作り方

昨日、「検索ランキングで上位に食い込む秘訣」という記事の中で、「リンケラティ」(リンク元となる人々)がウェブサイトのコンテンツにいったい何を求めているのか、明らかにすると約束した。今日は、全力でやってみるつもりだ。まず、リンケラティの動機について説明する必要がある。次に、リンケラティの影響力の測り方について見ていこう。

「リンケラティ」は、僕が作らせてもらったまったく新しい言葉なので、定義を拡大する権利が僕にはあると思う。これから先、リンケラティと言うときは、技術に通じDiggを駆使している、ウェブ上のソーシャルメディア中毒者には限定されない。外部にコンテンツを見つけてリンクを張ることがゴールの人なら、あるいは、ウェブでのコンテンツ作成というと、当然のようにリンクの作成や共有を意味する人なら、事実上すべて、この言葉は包含している。つまり、次に挙げる人たちは誰もが、リンケラティの定義にあてはまっている。

  • Findlaw.comで記事の執筆を担当する法律調査員で、対立する法律関連の見解を取り上げた記事やブログに言及する人。
  • Harvard Crimson紙の編集者で、5歳の子供(理由はないけど)に卵を投げつけられている車の写真が必要になり、クレジットとしてその写真提供元のサイトにリンクを張ろうという人。
  • Craniumの新参ブロガーで、ブログロール(お気に入りブログのリスト)に追加するウェブサイトを探している人(やあ、Mystery Guest!)。
  • Washington Post紙の見習い記者で、人気の寝具スタイルの情報収集を担当するかわいそうな人(直接リンクを張りはしないかもしれないけど、記事を書くかもしれない記者のところにデータを持っていくから、多数のリンクを生み出す可能性がある)。
  • ペット関連用品やアクセサリに関してネットディレクトリを新しく作ろうという人で、手始めに世界で最も面白くて革新的な会社を一覧にしようという人。

上記の例は、前回の記事を見て多くの人が想定したものよりも幅広い。つまり、成功したいからといって、必ずしもDiggのユーザーや、あるいはLifehackerBoing Boingの中の人を惹き付ける必要はないということだ(もちろん、LifehackerとBoing Boingについては、どんな分野のものであれ扱えないネタはないんだが)。ただし、コンテンツやウェブサイトは、その分野で自らリンクを張ってくれる人(リンケラティ)に対しては、どんな人にも訴求するようにしなくてはいけない。リンケラティには、調査員、教授、ジャーナリスト、ブロガー、フォーラムで意見を言う人、熱心な趣味人、ディレクトリの制作者、調査員見習い、中間管理者層などさまざまな人が考えられる。

さて、リンケラティがきちんとわかったところで、いよいよ、リンケラティにリンクを張らせるものを具体的に考えていけるようになった。あまりセクシーじゃない分野を取り上げて、どんなコンテンツがリンクを集めやすいのか、いくつか例を見てみよう。

  • クリーニング用品:
    最高に落ちにくい汚れの一覧を、その落とし方、写真、汚れの頑固さを示した魅力的なチャート(たとえば赤ワインはバルサミコ酢の2倍手強い)とともに示す。科学的な解説(料理番組ホストのAlton Brown氏風)も大いに結構だ。Boing Boingはおそらくこの手のものが好きだろう。もちろん、ものすごい数の出不精の親たちや、強迫観念的にきれい好きも好むだろう(笑)。

  • 古本:
    本の所有に関する人口統計学的な傾向を掲載する。所得、居住地域、人種、性別、年齢などで区分したとき、ある本を、全米で最も所有していそうなのはどこなのか(現に、そんな記事があれば僕はすぐにでも読みたい。redditでは一気に上位入りすると思う)。

  • ベビーシッターサービス:
    あまり知られていないが効果的なテクニックを一覧にする。子供のトイレのしつけ、本の読ませ方、寝付かせ方、野菜の上手い食べさせ方などに役立つ情報だ(残さずリンクさせていただくという、子育て関連ブログがたくさんある)。

  • 紙および梱包製品:
    時速100マイルの衝撃からも卵を守るような仕掛けを作るのに、梱包関係者は専門技術をどう駆使しているのか。思い切って、科学の授業のことは忘れてしまうこと! 米国でウェブサイトを持つ高校の物理の先生たちが、真剣にリンクしたくなってくれるかもしれない。

これらのコンテンツに共通していることはなんだろう。

どれもユニークで、人々の関心を引き起こし、今まで知らなかったことを教えてくれる。理解や消費が簡単だし、夕食の席や冷水機の周りで話しやすいし、初デートの話題としても適している。「ねえ、高校のとき卵を落とす実験やったことある? ない? 今日、それについて面白い記事を見たんだけど…」といった具合だ。

被リンクを集めることを意図したコンテンツについて、法則の厳密なリストを作るのはとても難しいし、そうすることでみんなのアイデアに制限を与えてしまいたくはない。でも、コンテンツの価値を測定する簡単なリトマス試験なら示すことができる。

  1. 自分の分野で、アイデアを盗まないような人を探す(同僚、仕事仲間、上司、それにウェブ素人のライバルもあり)。
  2. その人に、「こんなページを読んだ」とか「こんなページを見かけた」とかいう言い方で、どんな内容のページでどんな風に面白かったかを説明する。
  3. (あなたが強く推さなくても)「そのURLをメールで送ってくれ」と言われるようなら、勝利はもう君のものだ。

今日は、リンケラティの動機に関する知識と、いかにコンテンツを作って検証するかというイメージが身に付いたと思う、自然発生タイプの被リンクを稼ぎ、ライバルよりずっと優位に立つための、コンテンツ作成の準備は整った。明日は、こうしたリンクの獲得を簡単な作業にする方法と、コンテンツとは独立にリンクフレンドリーなサイトにするための戦術について、説明したいと思う。

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