コネクテッドテレビの急拡大で、「運用型テレビCM」市場も“5年で18倍”に拡大の予測【テレシー調べ】

2020年における運用型テレビCM市場は、「50億円」と算出。

CARTA HOLDINGSグループのテレシーは、国内の運用型テレビCMについて、市場調査の結果を発表した。広告業界関係者へのヒアリングや公開データの集計から、年間出稿額を市場規模を推計・予測した。

なお、この調査では、「運用型テレビCM」について、「データ分析や発注においてオンラインダッシュボードを活用し、広告主やその委託を受けた広告会社が、製品・サービスの直接的な販売促進や顧客獲得などを主たる目的に、一定のKPIを参考とし、短期的に広告クリエイティブや出稿先の変更、調整を繰り返して、広告効果の最適化を図るテレビCMの出稿方法」と定義している。

急拡大の「運用型テレビCM」市場、5年で18倍に?

それによると、2020年の国内「運用型テレビCM」市場の規模は「50億円」と算出された。2025年には約18倍の「920億円」に拡大する予測だという。

2020年は、運用型テレビCMを提供するサービスが数多く立ち上がり、一部放送局でも既存方法にとらわれない新しい取り引き形態が見られた。

2021年以降は、コネクテッドテレビ(ネット接続が前提のテレビ。スマートテレビ)がさらに普及し、広告主側のニーズが、さらに高まると予測される。ユーザーが視聴する動画コンテンツにおいても、オンライン・オフラインの切り分けが曖昧になるとともに、広告フォーマットもさらに変化。拡大し、2025年には2020年の約18倍の920億円規模に拡大すると予測された。

調査概要

  • 【調査対象】運用型テレビCM市場
  • 【調査方法】広告業界関係者へのヒアリング、調査主体ならびに調査機関が保有するデータ、公開情報の収集(調査機関:デジタルインファクト)
  • 【調査期間】2020年11月~12月
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