13 years 7ヶ月 ago
KPIつまり「キー・パフォーマンス・インジケーター」。この言葉がそこらじゅうで聞こえるようになって久しい。ほぼ「鉄板」のキーワードになった。
そもそもKPIの定義とは何か。
以下、@IT情報マネージメントから引用する。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
経営戦略では、まず命題となる「目標」を定め、次にその目標を具体的に実現するための「手段」を策定し、その手段がきちんと遂行されているかどうかを定量的に測定する「指標」を決める。この目標を「戦略目標」、手段を「CSF(主要成功要因)」、指標を「KGI(重要目標達成指標)」、「KPI」と呼ぶ。
KGIがプロセスの目標(ゴール)として達成したか否かを定量的に表すものであるのに対し、KPIはプロセスの実施状況を計測するために、実行の度合い(パフォーマンス)を定量的に示すものである。KGI達成に向かってプロセスが適切に実施されているかどうかを中間的に計測するのが、KPIだといえる。
一般的に利用されるKGIとしては「売上高」「利益率」「成約件数」などがあるが、これに対して「引き合い案件数」「顧客訪問回数」「歩留まり率」「解約件数」などがKPIとなり、これを日次・週次など一定期間ごとに実績数値を計測し、プロセスの進ちょくを管理する。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------引用終わり。
KPIをネット上に設定把握するとする。
オンラインマーケティング、特にEC展開を徹底して行っている企業は、購買行動つまりKGIとなる指標があるため、ほぼ目標(売上)をKPIにもしている。というかKGIはあるがKPIを設定していないともいえる。その結果、刈り取りコストばかりに目が行って、コスト効率を追求するあまり縮小均衡する。新たにブランドを認知するユーザー、新たに興味をもつユーザーを獲得する施策とそれを測るKPIを持たないままだと、結局刈り取りコストは上がる一方ということにもなる。
「購買行動に至るプロセスには何があって、マーケティングの時間軸をどの程度に設定した時の全体最適は各プロセスをどう最適することで得られるか」を、PDCAを通じて指標を確立することができるかがこれからのマーケターが求められる最大のテーマである。
さて、この話をネット上で商品を販売することのないマスマーケティング企業の場合に視点を移す。
この場合、ネット上には基本KGIはない。KGIと相関する指標としてのKPIをネット上に設計することになる。
ところが、この相関を発見するという作業が難しい。基本、いろんな施策にトライして実証するしかない。しかし、ECと違ってマスマーケティング企業のWebサイトコンテンツは、基本マスキャンペーンの素材をWebに再構成したものに過ぎない場合は多い。オンラインに施策がないといえるかもしれない。Webへの訪問数、滞在時間、コンテンツインタラクションなど量と質の両方で、指標をとってKGIとの相関を見出さないといけないが、マスキャンペーン展開のコンテンツをWebに上げただけでは、KPIが測れるコンテンツ、もしくは施策にはならないケースは多いだろう。
この場合、KPIは施策とコインの裏表となる。「こういう施策を実行して始めて、こういうKPIを測定できる。」という話と「こういうKPIを測定するには、こういう施策を実行しなくては取れない」ということになる。その上でそのブランドのネット上のKPIを確立する必要がある。
それには、ブランド担当者が個別ブランドだけのトライヤルで知見化するにはかなり限界がある。大企業であれば複数のブランド間でKPI設定やその評価知見を共有することが求められる。
ところが、日本の場合まだまだデジタルマーケティング施策は各ブランドのプロモーション施策の一部をデジタルでトライする程度のものであるため、知見は各ブランド担当に蛸壺的に貯まって全社に共有されない。
このためにもデジタルCMOのようなブランド横断的な存在が必要である。「マスマーケティング企業のネット上のKPI確立のために、全社で知見を共有する。」これが、重要な課題となる。
デジタルCMOの存在目的は、KPIの確立やそのメジャメント手法の標準化にあるようにも思う。
13 years 7ヶ月 ago
宝酒造が「おいしカワイイclub」をスタート。パーティーレシピと共に「Mart×直搾り」タイアップもはじまっています。のどかわいた。...
13 years 7ヶ月 ago
少し前にメルマガか何かで宣言したんだけど、少し仕事とは離れた本も貪り読みたいということで、少し選択の範囲を広げているところ。で、今回は「体」について。
自分のことって分かっている積りだけど、肉体も精神を客観的に理解するなんてことは簡単ではないし、まだまだ科学はあらゆることが解明されている訳ではない。特に生き物は複雑だ。
この本は24時間、体がどのようなサイクルで活動しているのか、それに合わせた自然な過ごし方というのが、如何に大事かということを気づかせてくれる。特に睡眠は極めて重要なポイントであるといったことが理解できる。
そんな体の不思議に向かい合いたい人はどうぞ。
<目次>
朝
第1章:目覚め
第2章:外界をさぐる
第3章:機知
昼
第4章:午後きっかり
第5章:ランチのあと
午後
第6章:居眠りの国
第7章:緊張感
第8章:運動する
夕暮れ
第9章:パーティーの顔
夜
第10章:魅せられて
第11章:夜風
第12章:眠り
第13章:狼の時刻
発行:早川書房
著者:ジェニファー・アッカーマン
訳者:鍛原多恵子
定価:2,200円+税
約400ページ
関連リンク:
書評ページをまとめた
noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)
13 years 7ヶ月 ago
GoogleのSEO取り締りが日米で激化している2012年前半ですが、アルゴリズム的には最近さらに改良が加わりより多くのサイトにウェブマスターツールから警告が届くようになったと米国で話題になっています。今回はそんな最新の …
続きを読む →
13 years 7ヶ月 ago
noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)
13 years 7ヶ月 ago
noreply@blogger.com (Kenji)
13 years 7ヶ月 ago
六甲バター「Q・B・B チーズデザート」。甘いつぶやきを募集し、ラジオ広告として放送。
noreply@blogger.com (Kenji)
13 years 7ヶ月 ago
アウディジャパン「The new Audi Q3 Decode Challenge」。超難解暗号を解読せよとのこと。フェイスブックで共有するとヒントを入手できる。が、さっぱり分からない。
noreply@blogger.com (Kenji)
13 years 7ヶ月 ago
「+1」ボタンとは別に「Share(共有)」ボタンを公開。「ユーザーが +1 せずに共有だけしたいと思うようなコンテンツ(ニュースや議論を呼びそうなものなど)に適しています」とのこと。極めて分かりづらい。「+1」ボタンと「Share」ボタンの動作を比較するため、以下にふたつのボタンを並べておく。
noreply@blogger.com (Kenji)
13 years 7ヶ月 ago
フェイスブックが公開。広告の表示のされ方をイメージするためのもの。
noreply@blogger.com (Kenji)
13 years 7ヶ月 ago
noreply@blogger.com (Kenji)
13 years 7ヶ月 ago
グーグルは、すべての広告主が「動画広告向け AdWords」を利用できるようにした。管理画面からセルフサービスで配信できる。ユーチューブのチャンネルから広告に利用するビデオを選択して、見出しや説明文を入力する。他者が管理するチャンネルのビデオでも広告の素材として利用できるようだ。
noreply@blogger.com (Kenji)
13 years 7ヶ月 ago
noreply@blogger.com (Kenji)
13 years 7ヶ月 ago
13 years 7ヶ月 ago
本書は無数の付箋で埋め尽くされたことをまず冒頭に申し上げておこう。これは私向きの本であったが、全ての人に共感を得るかどうかはわからない。
ひとことで言えば、人間が生物として進化した結果、脳に刻み込まれてきた本能が消費活動の様々なところに影響を及ぼしているということが書いてある。
つまり脳科学っぽい実証実験やデータに基づいて、人間や生物の行動原則を紐解き、最終的には消費行動の不思議に結び付けているという流れになっている。
つまり話が根源的、本質的なところまで遡っているとでもいうんでしょうか。だから本質に遡るところに非常に共感を覚えたということ。表層的なテクニック的な話に興味のある人は、小難しくて退屈だと思うので、お薦めしない。
下記の感情の根源的本質と消費との関係なんてのに興味があったら、どうぞ。
・恐怖
・怒り
・嫌悪
・妬み
・快/不快
・感動
・笑い
・飽き
<目次>
第一章:不安なホモサピエンスはモノを買わない
第二章:人間もサルも「得る」よりも「失う」を重く考える
第三章:金持ち父さんは貧乏父さんがとても気になる
第四章:自動車の売り上げと孔雀の羽根との関係
第五章:感情と記憶が長寿ブランドをつくる
第六章:「人間も進化の歴史から逃れられない
発行:日本経済新聞出版社
著者:ルディー和子
定価:850円+税
約230ページ
関連リンク:
書評ページをまとめた
noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)
13 years 7ヶ月 ago
13 years 7ヶ月 ago
noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)
13 years 7ヶ月 ago
noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)
13 years 7ヶ月 ago
noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)
13 years 7ヶ月 ago
エンタープライズSEOに関する記事を何度か配信してきたSEO Japan、実際の仕事でも大規模サイトに対するSEO導入や改善に関するご依頼をいただくことがありますが、作業範囲の広さから関わってくる部署や人の多さ、元々(あ …
続きを読む →