nofollowリンクをサイト内で多用することに問題はない。その一方で、ユーザーの役に立つコンテンツへのリンクであればnofollowを付ける必要性はまったくない。Googleのジョン・ミューラーによる発言をもとに説明する。
- nofollowリンクがたくさんあっても問題ないが、自発的なリンクにはnofollowを付ける必要なし -
Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki


一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)が8月24日に公表した2014年(1月~12月)のモバイルコンテンツ関連市場調査によると、物販系のモバイルEC市場は1兆3414億円だった。伸び率は40.3%。
サービス系とトランザクション系を含めた全体のモバイルコマース市場は2兆4480億円。2013年と比べて26.4%増だった。
「モバイルコマース市場」は、「物販系市場」(一般的な通販を対象とした市場)、「サービス系市場」(興行チケット、旅行チケット、航空チケット、鉄道チケットなどを対象とした市場)、「トランザクション系市場」(証券取引手数料、オークション手数料、公営競技手数料等を対象とした市場)の3分野に分類している。
経済産業省が発表した2014年のBtoC-EC市場規模調査で、物販系の市場規模は6兆8043億円。集計方法の差異は不明だが、単純換算すると物販系のモバイルコマース市場規模は、PCを含めた全体の19.7%を占めている。

2013年について同様の算出方法で換算すると、モバイルコマース市場の規模は15.9%。2014年の物販系モバイルコマース市場のシェアは前年比3.8ポイント増えている計算になる。モバイル経由の注文が増えている実態が推測できる。
同様にモバイルコマース市場全体で算出してみると、2014年のモバイルのシェアは19.1%。2013年と比べると1.8ポイント増えている。
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オリジナル記事:2014年の物販系モバイルEC市場は1.3兆円、スマホECの浸透などで伸び率は約40% | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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─新宿、とある中古車販売会社の会議室─
部長「今月もリスティング広告の成果は順調だな。とくにコバヤシが担当しているグループは達成率120%だ。」
コバヤシ「まぁ当然ですよ。この中でスキルも経験も一番豊富なのは俺ですんでね。」
部長「それにくらべてミヤモト、おまえはどうだ。今回も達成率70%だ。獲得ボリュームの一番多いコバヤシが達成してくれているから、なんとか全体で目標達成できたものの、また来月も同じように上手くいくとは限らないぞ。」
ミヤモト「は、はい。申し訳ありません。」
コバヤシ「勘弁してくれよ。ミヤモト。おまえのおかげでみんなのモチベーションまで下がっちまうよ。なぁみんな。ハハハ。」
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─翌日─
コバヤシ「部長、何ですか話って。」
部長「うむ。知っての通り我が社の売上げの中でリスティング広告経由の売上げはかなり大きい。これからしっかりと基盤を固めていかねばならん。」
コバヤシ「はい。俺もそう思います。」
部長「そこでだ、君には現在のリスティングチームのマネージャーをやってもらいたいと思っているんだ。」
コバヤシ「えっ!俺がですか!?」
部長「うむ。それ相応の待遇を用意しようと思っている。現場からはある程度離れてもらって、マネジメントやチームメンバーの育成に注力してもらいたい。」
コバヤシ「お、俺がマネージャー・・・。」
部長「受けてもらえるかね。」
コバヤシ「よ、喜んで!頑張らせていただきます。」
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コバヤシ「ハハハ。ついに俺もマネージャーだ。みんな、しっかり頼むぞ。何せおまえたちの仕事に掛かっているんだからな。俺に恥をかかせないでくれよ!おい、ミヤモト!特におまえだ。おまえはただでさえ足を引っ張っているんだからな。死にものぐるいでやれよ。」
ミヤモト「は、はい・・・。」
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─1週間後─
コバヤシ「バカヤロウ!てめぇ何考えてるんだ!こんなクソみたいな広告文考えやがって。やる気あるのか!」
チームメンバーA「も、申し訳ありません。あの・・・、どのあたりを見直せばいいんでしょうか?」
コバヤシ「知るか、そんなもん!自分で考えろ。いいか!おまえらも良く聞け。とにかく結果がすべてなんだ。やり方がわからないやつは寝る間も惜しんで考えろ。もっと必死にやれ!ミヤモト!なんだこのCVは!ぜんぜん伸びていないじゃないか!今すぐ改善策を出せ!このグズが!」
ミヤモト「申し訳ありません!すぐに提出します!」
コバヤシ「はぁっ、はぁっ。ダメだ。どいつもこいつも。クソみたいな仕事をしやがって。おかげでCVも右肩下がりだ。くそっ!どうしたらいいんだ。」


─新宿、某所。キュウウウン・・・。空間がゆがみ、近未来のバイクのような乗り物が姿を現す。─
リョウ「ふぅ。見られてないよな?過去の時間座標を設定すると、自動的にシステムがヒトのいない場所を選んでくれるとは言っても、誰かに発見されやしないかといつもハラハラするんだよな。」
キョウジュ「リョウ、着いたか。」
リョウ「ああ。通信回線も良好だな。そっちはどうだ。」
キョウジュ「相変わらず、ブラックメン達がマザーコンピュータを攻撃している。まだ、セキュリティレベル1だが、破られるのも時間の問題だ。急いでくれ。」
リョウ「了解。早速、ターゲットの情報を送ってくれ。」
キョウジュ「今、送る。」
ターゲット:ブラックメン・コバヤシ
中古車販売会社のマーケ担当。リスティング広告のスキルが高く、売上げ貢献もかなり大きいが、自己中心的で協調性がなく、他のメンバーからは嫌われている。リスティング広告のスキルを買われ、チームのマネージャーに昇格するが、メンバーのモチベーションを下げてしまい、マネジメントに失敗。そこから一気に人生の階段を踏み外し、ブラックメンのメンバーとなる。
リョウ「なるほどね。とりあえず、このコバヤシってヒトの未来を変えればいいわけだね。うーん。でもどうやればいいんだろう?」
イーグル「リョウ、いいか。」
リョウ「イーグルのおじさん!」
イーグル「過去のブラックメンを救済すれば、そのブラックメンは未来において存在しなかったことになる。そして、ブラックメンを救済する、ということは彼らの闇の部分を照らし出してやることだ。そうすれば必ず道は開ける。」
リョウ「闇を照らす?いまいちわかりにくいなぁ。まぁいいや。とりあえず行ってみるよ。」
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─中古車販売会社・部長室─
チームメンバーB「部長、わたしもう耐えられません。コバヤシさんの元では仕事が続けられません。辞めさせていただきます。」
部長「君もか・・・。いったいどうしたというんだ。チームメンバーのほとんどが辞めるといいだすなんて。」
チームメンバーB「彼は怒鳴り散らすばかりで、私たちに何も具体的な指示をしてくれません。それどころか大声でののしり、私たちのことをグズでノロマだと罵倒します。もう、みんな限界です。」
部長「ううむ・・・。」
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リョウ「こんにちは!ジャストシステムのリュウザキと申します!」
コバヤシ「どうも、コバヤシです。」
ミヤモト「・・・はじめまして、ミヤモトと言います。」
リョウ「はじめまして!ジャストシステムのリュウザキです。今日はリスティング広告の高効率運用サービスであるリスティング オートフライトのご紹介でうかがいました。」
リスティング オートフライトとは?
「ジャストシステムが誇る高度な自然言語処理技術《NLP》と統計処理技術により、キーワードの自動生成、広告文の自動生成、入札やターゲティングの自動最適化を可能にした、リスティング広告の高効率運用サービスである。詳しい情報はトップページを見てほしい。もちろんトップページから広告文やキーワードのシミュレーションを申し込めることは言うまでも無い。」
《ジャスト出版:『検索広告のPDCAはAI=人工知能に』より》
コバヤシ「ああ。そうなんですか・・・。申し訳ないがウチはもう終わりですよ。」
リョウ「終わり?」
コバヤシ「チームメンバーの大半が去って行って、まともな広告運用ができる状況じゃないんだ。CVも下がりっぱなしで。」
リョウ「一度、アカウントの状況を拝見させてもらえませんか?」
コバヤシ「いや、だからもう何をやっても・・・。」
ミヤモト「あの、コバヤシさん、話だけでも聞いてみてはどうでしょうか?もしかしたら何か解決方法が浮かぶかも知れません。」
コバヤシ「ミヤモト・・・。」
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リョウ「それでは失礼して・・・。なるほど、これは《キーワード運用》に問題がありますね。」
《キーワード運用でやりがちなミス》
| 表記揺れ、打ち間違いを入稿しない |
| 「引っ越し」や「引越」のように表記が違うものはすべて別キーワード扱いになるので出稿漏れの無いようにしたい。また、「line」と「rine」のような打ち間違えも同様 |
| 自社サービス名を入稿しない |
| 自社サービス名はどの競合よりも高品質でパフォーマンスの上がりやすいワード。ボリュームは出にくくても押さえておくべき。また、サービス名の検索数推移が把握しやすいというメリットもある。 |
| マッチタイプを精査しない |
| クエリは常に新しいものが循環している。一時の判断でクエリをとりつくしたと思い込み、完全一致のみでビッグワードを出稿するのは損。その逆も然り |
| 除外キーワードを追加しない |
| 部分一致やフレーズ一致は、常にクエリを確かめ、ムダなクエリを除外していくことで恒常的な改善が可能 |
| 新規のキーワードを追加しない |
| 運用が長くなってくると、キーワードは登録しきったと勘違いしがちだが、日々行われる検索の3割はまったく新しいクエリである。これを無視していればいるほど機会損失につながる |
リョウ「とくに、除外キーワードの設定や新規キーワードの追加など、日々の運用が上手くされていない様に見受けられます。」
コバヤシ「日々の運用・・・。どれもこれも大切なことばかりじゃないか。なぜ・・・?」
部長「それは君がチームメンバーとちゃんと向き合えていなかったからだよ。」
コバヤシ「ぶ、部長・・・!?」
部長「話は聞いたよ。新しいチームで新しいことにチャレンジするんだ。当然、予想通りの結果にならないこともあるだろう。そんなとき、リーダーがすることはメンバーひとりひとりと向き合い、進むべき方向を提示してやることだ。」
コバヤシ「ひとりひとりと向き合う・・・。」
部長「君がしたことは、ただ怒鳴り散らすことだけだ。それではヒトはついてこない。」
コバヤシ「俺が・・・俺のせいだと言うのか・・・。」
ミヤモト「コバヤシさん・・・。」
コバヤシ「じゃあ、いったい俺はこれからどうすれば・・・!?」
部長「去って行った者たちのことはしょうがない。今いる人間でできることを考えなければ。」
コバヤシ「し、しかしたった数人で50,000以上のキーワードをどうやって運用すれば・・・。」
リョウ「そこは任せてください。リスティング オートフライトなら今の体制でも運用可能です。」
コバヤシ「そんな馬鹿な・・・。」
リョウ「それから、先ほどのキーワードの件で、もうひとつポイントがあります。」
| 《コンテンツターゲティングのキーワード選び》 |
| 狙ったクエリを検索したユーザーの検索結果に、直接広告を表示させるサーチと違い、そのキーワードに関連したページに広告を出稿させることができる全く種類の違うユーザーとなるので「コンテンツターゲティング」は、サーチのキーワード選びとは違った視点が必要。 |
| 《コンテンツターゲティングの特徴》 |
| コンテンツターゲティングは基本的には潜在層ユーザーへのリーチになるが、サーチよりもより膨大な数のユーザーにリーチできる可能性がある。また、自分にとって確度の高いユーザーがいるが、競合の少ない少々間接的なキーワードを見つけることができると驚くほど低単価で多くのCVを得ることもある。 |
《キーワード例》
ターゲット:自動車の欲しい20代男性
| サーチでのキーワード | 自動車 購入、中古車、プリウス |
| コンテンツでのキーワード | ボーナス、ドライブ、釣り、スノーボード |
サーチでは購買アクションや車名など、顕在層を掘り下げるキーワードになるが、コンテンツではターゲットの行動や興味を予想して潜在層が存在するキーワードを探す
コバヤシ「な、なるほど。」
リョウ「じゃあ、実際にリスティング オートフライトで御社のアカウントを再構築してみます。いきますよ!リスティング オートフライト、オン!」
─キュウウウウン
リョウのパソコンがまぶしく輝く!─
コバヤシ「こ、これは!うわぁぁぁぁぁ!」
リョウ「これでOKです。」
《サーチの広告文》
| タイトル | 5分で探せる自動車選び |
| 説明文 | ≪31日まで≫期間限定セールで最大50%引き 高級車から掘り出しモノまで勢揃い! |
《コンテンツターゲティングの広告文》
| タイトル | こんな値段でクルマに乗れるの? |
| 説明文 | 見ているだけで楽しいカンタン自動車比較 今なら年に一度の大セールで最大50%引き |
コバヤシ「た、確かに以前よりもかなり改善されている。」
リョウ「いかがでしょうか?リスティング オートフライトは自動で24時間365日改善をし続けます。これなら少数精鋭のチームでも充分運営が可能だと思いますが・・・。」
コバヤシ「しかし、俺はみんなにひどいことを言ってしまった。もう俺の居場所なんて・・・。」
ミヤモト「コバヤシさん、一緒にもう一度頑張りましょう。コバヤシさんがいなければ、きっとみんな困るはずです。みんなに進むべき道を指し示してあげてください。」
コバヤシ「ミヤモト・・・、おまえ・・・。」
部長「コバヤシくん。今回の責任を取って、マネージャー職は退いてもらう。ただ、リスティング運用チームの中心メンバーとして、今度は他のメンバーと協力しながら、チームの立て直しをしてくれないか。」
コバヤシ「部長・・・。ミヤモト・・・。すみません。俺が間違っていました。もう一度やり直させてください。」

─2ヶ月後、中古車販売会社の屋上─
部長「コバヤシくん。ずいぶんリスティング広告の成果があがってきたみたいだね。」
コバヤシ「はい。一時かなり悪くなったのですが、あれからチームメンバー皆の努力のおかげで、前月に比べ140%の結果が出ています。」

部長「うむ。ミヤモトくんはどうだね。」
コバヤシ「正直、ここまでやってこれたのはミヤモトのおかげです。アイツが皆を説得して回って、もう一度チームを立て直すことができました。正直、俺の成果じゃありません。」
部長「そうか。そういえば、皆が君のやりかたに反発し、やる気を失っていた頃、彼だけは違うことを言っていたよ。」
コバヤシ「ミヤモトが・・・?」
部長「僕をリスティング広告の世界へ引っ張ってきてくれたのはコバヤシさんだ、僕はコバヤシさんのおかげでやるべき仕事を見つけたんだ、とな。君自身、気づかなかったかもしれないが、ミヤモトくんが進むべき道を指し示していたんだよ。」
コバヤシ「俺が・・・。」
部長「まぁ、今後もしっかり頑張りたまえ。」
─二人を影から見つめるリョウ─
リョウ「おっ、ブラックメンのシグナルがひとつ消えた。コバヤシはブラックメンにならずにすんだってことか。よし、次の時代へ行くとするか!」
─バイクにまたがるリョウ、目の前の空間がゆがみ、吸い込まれるように姿を消した。
そこへ現れたひとつの影。─
ナゾの男「ついに捉えたぞ。時間移動で未来を変える反逆者め・・・。」
・
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リョウ「リスティング広告も運用を一歩間違えると、とんでもない結果になるんだね。」
イーグル「そうだな。特にキーワードのきめ細かな運用はリスティング広告の成否を分けると言ってもいいかもしれない。」
リョウ「この、リスティング オートフライトはそのあたりも加味したアルゴリズムで、最適なキーワードや、訴求力のある広告文を生成してくれるんだよね?」
イーグル「そのとおり。まさに、《オートフライト》なサービスなんだ。リスティング オートフライトによって、適切なキーワードや訴求力のある広告文が人手を介すことなく生成され効率良く運用を行うことが可能なんだ。」
リョウ「なるほど!でもいったいどんなキーワードが生成されて、どれくらいCVが増加するんだい?」
イーグルイーグル「いい質問だな。リスティング オートフライトでは実際に使用しているコアエンジン:SLATを使用した広告文生成と流入シミュレーションを無料で受け付けている。最適化を行うことで今のCVからどれくらい増加が見込めるのか、以下のボタンからぜひ試してみてほしい。」
確か行動ターゲティング広告を日本で初めて試したのはDACで、当然僕も携わっていましたし、すでに今から10年以上前に「行動ターゲティング」の本を書き上げていたと思います。もともとインフォシークの広告枠販売でDACを立ち上げた96年当時にも既にこの種のターゲティング技術はありました。
セレクトキャストという技術(JOIが言うにはイスラエルの技術でモサドも使っておると・・・w。)を使っていましたが、ユーザーをクッキーでID化したうえで、インフォシークの中のどんなカテゴリーのコンテンツを閲覧したかでユーザーをクラスター化するのです。そこでは事前に440のディメンジョン(と呼んでいた)に閲覧コンテンツを分けておいて、ユーザーが閲覧するとそのディメンジョンのベクトルを付与する方式でした。当時はサーバーの容量の問題でデータを蓄積できないので、特定の方向のベクトルという数値に置き換えてデータそのものはその都度捨てる方法でした。
当時としては画期的でしたが、サンノゼの開発チームはその技術を「すごいだろう!」と威張ってみせるのですが、サンフランシスコの営業チームにその話をすると、広告配信のインベントリー管理が出来ない(つまりフォアキャストが出来ない)と言って、「ありゃ、駄目だ・」と言っとりました。w
さて、ターゲティング技術はその後も進化しました。キーワード、ビヘイビア、コンテキスト・・・。そして今後はそこにスマホのロケーションデータによるユーザーのリアル行動によるターゲティングも加わるでしょう。
ただ、ちょっと現状を冷静に見ると、どうも細かいターゲティングをすることが目的化している風潮もなくはないのです。細かくターゲティングすることばかりが面白くなってしまい、本来の目的を見失うことがないようにしたいものです。
効率を求めるのは決して悪いことではないのですが、同時に効果を得られなければ意味がありません。効果とは「効果の絶対量がある」ということです。
そして、ターゲティングセグメントに関していうと、大概は従来のリーチ対象から従来想定されているターゲットにのみ配信されるようにするという(無駄を省くという)発想がメインで、従来の発想にはなかった新しいターゲティング発想を創造するということはあまり行われていないようです。
マーケティング施策ですから、効果の絶対量に要ること、いろんなクラスターをいろんな角度から観て、一本の串で串刺しに出来ないか考えてみること、つまりは全く新しいターゲットセグメント手法を開発してみること。
そして、何よりもターゲットセグメントにはそのセグメントの人が強く反応する文脈があり、そのセグメント用のコミュニケーションが対になってなければならないということです。概してテックアプローチのみで考える人にはセグメントすることばかり考えて、そのセグメントの人にはどういうコミュニケーションをするのかという肝心な発想が抜け落ちています。同じメッセージを念頭にして対象を絞ることばかり考えていると、どんどん矮小化します。「こういうセグメントの人にはこういう文脈で攻めよう、こういうセグメントにはこんなメッセージで・・・」という具合にしていくと膨らんでいきます。逆に言うとユーザーが反応する文脈でセグメントするという考え方を持ち込まないといけないのです。
ターゲティングし過ぎて、対象があまりに少なくなってしまっては、意味がない。そんなターゲティングぐせを治して、従来にないターゲティング手法を開発することこそマーケターの醍醐味です。
新たな層を発見してターゲットを膨らますターゲティングを是非志向してください。

スマートフォン向けグッズのネット通販や、EC事業者向けのプラットフォームを提供するHamee(ハミィ)は9月4日と10日、海外展開に関心のあるEC事業者を対象にした越境ECに関するセミナーを開催する。
両日開催するセミナーは次のようなEC企業の経営者、責任者、担当者が対象。

4日に開催するのは、イーベイ・ジャパンを招き、eBayにおける「越境EC」のノウハウの共有を目的としたセミナー。
セミナータイトルは「eBay×Hamee 海外展開サポートセミナー」。eBayでの販売に関する講演をイーベイ・ジャパンとオークタウンが担当、ハミィは自社での「越境EC」事例、在庫・受注一元管理「ネクストエンジン」を説明する。
10日に開くセミナーは、トゥルーコンサルティングと共催。「『越境EC』『海外進出』のリアル公開イベント」と題して、海外EC事例などを紹介する。
当日の内容は次の通り。
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オリジナル記事:アマゾン、eBAY、ハミィなどが越境ECを語る。海外ECセミナーを9/4と9/10に開催 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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GMOメイクショップは9月1日、Emotion Intelligence(エモーション・インテリジェンス)と提携し、ネットショップ構築サービス「MakeShop」とECサイト向け購買行動解析・販促サービス「ZenClerk(ゼンクラーク)」とのサービス連携を開始した。
「MakeShop」を利用するショップ運営者は、成約率の向上につながる「ZenClerk」を簡単に導入できるようになる。
「ZenClerk」は、ユーザーのECサイト内での商品閲覧行動やマウスの動きをリアルタイムに解析し、サイト訪問者に最適なタイミングでクーポンを表示させるサービス。成約率の向上につながるとしている。
クーポンを提示するタイミングの精度が自動で向上する仕組みを搭載しており、ショップ運営者の手間が増えることはなく、効果の最大化が図れるという。
今回の連携で、「MakeShop」を利用するショップ運営者は管理画面の設定ページに、「ZenClerk」側で発行された専用タグを貼り付けるだけで、新たな販促活動ができるようになる。
タグの設置後は、希望の配信セグメントとクーポン内容を「ZenClerk」と相談しながら決定するだけで、以降は自動でクーポンが表示される。そのため、シナリオの設定・変更などの作業負荷がかかることはない。

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オリジナル記事:「MakeShop」と 購買行動解析・販促サービス「ZenClerk」が連携 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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アスクルは8月28日、日用品ECサイト「LOHACO」のショッピングアプリ「ロハコアプリ」を大幅に刷新し、新アプリの提供を開始した。直感的に購入できるようなデザインにリニューアル。成約率を高め、アプリ経由での売り上げ拡大につなげる考え。
新アプリは、写真が動くアニメーション技術「シネマグラフ」を活用。商品写真の背景が動いたり、ビールの写真の泡が動くなど、リアルに近い感覚で買い物ができるようにした。
お洒落にスタイリングしたワンシーンをまるごと購入できる「感性で買う」機能、簡単検索機能、お買い物履歴ボタンから再注文できる機能などを追加した。
アプリの開発にはアスクルの女性社員が携わり、利便性を向上する機能やエンターテインメント性・癒し系の機能など、働く女性ニーズに応える機能を実装したという。
「LOHACO」のアプリは、ECを開始した1か月後(2012年11月)に提供を開始。多くの商品の中から目的のモノを見つけられるよう、シンプルなデザインで、検索機能などに力を入れていた。
ログインできない問題やフリーズするといった問題が数多く発生したこともあり、アプリのレビューの星の数は2点台と低迷していた。

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オリジナル記事:アスクルが「LOHACO」アプリを刷新、直感的なショッピング体験を提供へ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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少し遅くなりましたが、8月22日(土)に開催されました第1回のアンケートを回収し、PDF化(PW付)しました。
関係者は通知済みのPWを使用願います。
サービスデザイン方法論(コンセプトメイキング)第1回 回収アンケート
ConceptMaking_questionnaire_1st.zip
遅くなりましたが7月9日(木)に開催されました人間中心設計の基礎第3回と8月21日(金)に開催されました第4回のアンケートを回収し、PDF化(PW付)しました。
通し参加者と見学者を分けています。
関係者は通知済みのPWを使用願います。
人間中心設計の基礎第3回 回収アンケート
HCD-Kiso_questionnaire_3rd.zip
人間中心設計の基礎第4回 回収アンケート
HCD-Kiso_questionnaire_4th.zip

多くの通販・EC事業者から懸念の声があがっている「消費者契約法(消契法)」「特定商取引法」の改正をめぐり、内閣府の消費者委員会は9月1日、それぞれの法律改正に向けた審議の状況などをまとめた「中間取りまとめ」「中間整理」に対する意見募集を始めた。団体、事業者などから、郵送やホームページから幅広く受け付ける。期限は9月30日まで。
▼消費者契約法専門調査会「中間取りまとめ」についての意見受付フォーム(フォームにジャンプします)
▼特定商取引法専門調査会「中間整理」についての意見受付フォーム(フォームにジャンプします)
内閣府の消費者契約法専門調査会では、消契法改正に関する今後の検討の方向性を示すものとして「中間取りまとめ」を取りまとめ、特定商取引法専門調査会では審議状況を整理した「中間整理」をまとめた。
▼消費者委員会 消費者契約法専門調査会「中間取りまとめ」(PDFが開きます)
▼消費者委員会 特定商取引法専門調査会「中間整理」(PDFが開きます)

消費者契約法専門調査会の「中間取りまとめ」では、「勧誘」に広告を含む方向性で一定の結論が出ている。不当勧誘に対する取消権の拡大(対象範囲拡大及び要件緩和)の懸念、加えて不当条項リストの追加など、BtoCビジネスを手がけるすべての業種・業態に大きな影響を与え得る内容が検討されている状況にある。
特定商取引法専門調査会の「中間整理」では、「虚偽誇大広告に対する取消権の新設」「電話を使った営業行為であるアウトバウンドについての規制強化」などがあげられている。
いずれの法改正は悪質業者の排除が目的だが、健全な事業を営む通販・EC事業者の営業行為も規制対象になる可能性がある。こうした動きに対し、通販・EC事業者からは「消費者の利益を損ねる」「規制緩和に逆行する」「公平ではない」「ビジネスを継続できない」と反発する声があがっている(詳しくはこちらから)。
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オリジナル記事:消契法と特商法の改正に物申すなら“今” 内閣府が団体・事業者などからの意見募集開始 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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「六花亭」や「白い恋人」など北海道のお土産品をネットで販売する「北海道お土産探検隊」は、、クロスボーダー(越境)ECで売り上げを伸ばしている企業の1社。「楽天市場」では2015年4~6月期のクロスボーダー取引の流通額が前年同期比で55%増に拡大。中国では「Tmallグローバル」や「JD Worldwide」など、クロスボーダー型のECプラットフォームが整い、日本企業でも成功事例が出始めている。「北海道お土産探検隊」を運営する小笠原航社長に海外販売を始めたきっかけや成功の秘訣を聞いた。
――海外向け販売を始めたきっかけを教えて下さい。
出店している「楽天市場」の担当者から「自動翻訳サービスを始めたので、ボタン1つを押すだけななのでやってみませんか」と声をかけられ、「手間がかからないんだったら、いいんじゃない」と、何気なく答えたことがきっかけです。思い切ってトライしたのではなく、何気なく始めたような状態。今考えれば、多くの中国人が千歳空港へ来日し始めている時期で、「白い恋人」やロイズのチョコレートなどを数多く買って帰る様子をその担当者が見たのでしょうね。だから、楽天でも売れるんじゃないかと感じたのでしょう。

――売れ行きは?
月間で20万円程度の売り上げが最初からありました。もちろん売れるだけではありません。外国語での問い合わせも入るように……担当者が問い合わせ内容を「エキサイト翻訳」に貼りつけて翻訳。日本語で書いた返事を「エキサイト翻訳」で翻訳し、その文章を貼りつけて返信するといった作業を繰り返していました。
それから少し経って、楽天のクロスボーダーチームに配属されたリクルート時代の後輩から、「楽天で中国の春節に合わせて、香港向けにカニを販売する企画を行うんですが……参加してもらえませんか」と連絡が入りました。「まあ、後輩がそれほど言うなら」と参加したところ、1週間で130万円くらいの売り上げを計上。海外は売れるんだと衝撃を受けました。
また、その後輩から「せっかくなので香港に一緒に行きませんか」と誘いを受け、現地の物流の仕組みなどを見学。海外向け販売に可能性を感じるようになってきました。
――そこから、会社として力を入れるようになったわけですか。
いい人材が入社したことが、海外向け販売が伸びた一番の要因です。もともと千歳空港の店舗で販売員(アルバイト)をしていた北海道大学の留学生が、当社のネット通販に興味を持ったのです。海外販売をすべて担当するようになりました。外国語に堪能なので、そうなると、会社としてはもっと海外向けの売り上げを伸ばしたいとなります。自動翻訳ではなく、その担当者の翻訳による英語、簡体中国語、繁体中国語ですべてのサイトを手直し。以前にも増して海外からの注文が増えるようになりました。

――売り上げの何割程度が海外からの注文ですか。
「楽天市場」店では3分の1が海外からの注文です。日本で「白い恋人」などをまとめて購入し、中国などに持ち帰ってから「Tmall」などで販売する業者からの注文も含めると、売り上げの半分以上が海外からの注文ですよ。
――クロスボーダー取引を強化するにあたり、EC事業者が最も気を付けなければならないことは。
とにかくやってみること。海外販売は「手間が増えるのではないか」「問い合わせが対応できない」「物流が大変になる」など、マイナスばかりを考えがちです。でも、実際はそんなたいしたことではない。大きな負担にはなりません。
私は2000年に「楽天市場」へ出店しましたが、今のクロスボーダーの売れ行きは、2002年~2003年頃の「楽天市場」に近いものを感じています。その頃、売り上げが2倍、3倍になる店が多く、10倍以上になる店もざらでした。当時出店していた人は、「どこまで売り上げが伸びるのだろう」とドキドキしたのではないでしょうか。ちょうどその頃に感じたドキドキを、今クロスボーダーで感じています。
ITの知識がない中で「楽天市場」へ出店しようと思った時に比べれば、海外対応する障害は小さなものですね。まずは、やってみようというのが私のメッセージです。
――「楽天市場」への出店は2000年ということですが、ネット通販を始めたきっかけを教えてください。
当社は父の時代から約50年、千歳空港内で土産屋店を営んでいます。私自身は東京の大学を出て、リクルートで働いていました。父が58歳になり、そろそろ還暦を迎えるので家業を継ぐために北海道に戻りました。
ネット通販を始めることになったのは、1998年にリクルート時代の同僚が新しく北海道の食や観光を紹介する事業を始めたため。「北海道・食と旬暦」という本を作り、そこで紹介する商品を“実際に動かす”のが当社というビジネスモデルで始まりました。本が好評で、当社の売り上げも大きく伸び、ネットでの展開も始めることになりました。ネット通販も好調で瞬く間にシステムを入れて効率化する段階に。ネット通販に詳しいシステム会社にシステムを作ってもらうことになりました。
このシステム会社では、すでに「楽天市場」の有力ショップのシステム開発を行っていまして、その会社の社長から「実は楽天市場は結構売れるんだよ」という話を聞きました。そこで自分たちもやってみようと出店したのが2000年のことです。
――売れ行きはどうでしたか。
2000年11月に出店したのですが、翌年2月には月商100万円を突破しました。中小企業にとって、100万円を突破するというのは1つの事業としてみれる水準。当時はまだ父親が社長で、ネット販売にそれほど積極的ではなかったのですが、100万円を超えたことで「そんなに売れるんだな」と、後押ししてくれるようになりました。
――最後に、小笠原さんの今後の夢は。
ネット販売を始めた頃は北海道の商品を全国に届けたいと思っていましたが、今は北海道の商品を全世界に届け、日本で一番、北海道の商品を世界に売る会社になりたいと思っています。私を知っている人は、そんなキャラじゃないと思うかもしれませんが(笑)。実はこんな熱い思いを持っているんです。
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オリジナル記事:売り上げの約半分が海外向け。「北海道お土産探検隊」が海外から注文を集める理由 | 単発記事 | ネットショップ担当者フォーラム
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ギフトのECサイトで立ち上げから3年で年商12億円に急成長している企業がある。スタート時の予算は12万円。少ない、いや少なすぎる予算のなかで、どのように顧客を増やし、売り上げを伸ばしていったのか……。
「売ることよりも、“売るための顧客ニーズ”を知ること」「“年に数回の特別な日に貰う”“待ちに待ったギフト”だらこその喜びを追求する企業姿勢」が、そのECサイトの成長のカギになっているようだ。
今回紹介する「Man Crates」は、こうした「男性に何を贈ったらいいか」と迷っている人のために作られたECサイトだ。男性向けのユニークなギフトセットを購入・配送できるシステムを整備。女性を中心としたニーズを捉え、2014年度には1000万ドル(約12億円)以上の売り上げを計上した。
米国カリフォルニアにある「Man Crates」が設立されたのは2011年冬のこと。設立当初の予算はわずか約1000ドル。しかし、数年後には大きな売り上げを記録したほか、2015年3月には310万ドル(約3億7000万円)の投資も受けた。
父の日に父親に何をプレゼントしようか迷ったことがある読者の人は多いのではないだろうか。ギフトはどんなものでもある程度喜んでもらえるだろう。受け取った人が本当に満足し、喜ぶことができるギフトを贈ることができたらそれが一番だ。
ところが、父の日に限らず、男性へのギフトで何を贈ったらいいのかわからないという人はかなり多い。こうした事情は日本だけのものではなく、米国でも同じであるようだ。
ちなみに、サイトを利用する顧客の65%が女性である、サイトを利用する顧客の65%が女性であるという。
「Man Crates」創業者のJonathan Beekman(以下、ビークマン)氏は2002年にアリゾナ大学を卒業。Intelでファイナンシャルアナリストとして働いた後は、投資銀行に金峯。その後はNPOで3年間勤めたという異色の経歴がある。
2007年にはサンフランシスコに移り住み、スタンフォード大学でMBAを専攻。同大学を卒業した2009年には、結婚式の来賓への贈り物、団体向けのギフトを販売するECサイトを手がけたが、上手くいかず、2011年に廃業となってしまった。
ビジネスそのものは失敗に終わってしまったが、ギフト業界に携わる中で、男性向けギフト需要の高さを学ぶことができた。
それは、男性に対して「何を贈ればよいのか分からない」という女性ユーザーが多いということだ。ネクタイやギフトカードなど、無難なモノでは男性はあまり喜ばないことなどがわかった。
そこでビークマン氏は、今度は「男性向けのギフト」にサービス内容を限定、新たなECサイトの運営に着手しようとした。しかし、同氏は先に同じようなサイトを手がけて失敗したばかり。奥さんの反対にあったのだ。
そのため、奥さんからは、起業に使う資金はバイクを売って手に入れた1000ドル以内に収めることを条件に許可を得たという。
予算がないなかで知恵を絞らなければならなくなった同氏。自分が昔ギフトでもらったモノで何が一番嬉しかったかを振り返ってみた。思い出したのが、少年時代にホッケーをしていた時、父親に誕生日プレゼントとして作ってもらった手作りのプラスチック製ホッケーゴールだった。
そこで、販売するギフトは手作り感のあるモノにすることを決定。男性が喜びそうな木箱に、お酒やスナックなどを詰め合わせたギフトを完成させた。そしてECサイトも開設し、アドセンス広告で販促を実施。想像以上に販売数をあげることができたという。
現在の「Man Crates」のラインナップは60種類以上。大別すると……
などがある。それぞれ「親しい男性に贈るギフト」を目的としたものだけあって、主に壮年層の男性が満足&楽しめそうな内容の商材が中心だ。
たとえば「レトロゲーマー」(99.99ドル、日本円で約1万2000円)は、「今あるゲームシステムはクールだけど、時々メニューもムービーもないゲームを遊びたい」という人に向けたモノ。ファミコン本体とランダムで選ばれたゲームソフトが2本、その他数々のお菓子が付いてくるという。
また、ポーカーセット(99.99ドル、日本円で約1万2000円)は、スフィンクスをテーマにした美しいアートワークを持つ2種類のトランプ、長年プレイヤーとして満足できなかった重量と風合にこだわったカスタムカラーのポーカーチップ、他では手に入らないチップを収納するインサート、そして、それらを収納する容器として弾薬缶が付いてくる。
これらのギフトは、梱包や容器もあわせて楽しめるように工夫されているのが特徴だ。たとえば生肉の入っているベーコン手作りキットやスパイシーギフトなどのデリケートな品は、段ボールにそのまま梱包されている。
しかし、ポーカーセットやアウトドアサバイバルセット、葉巻とヒュミドール(葉巻を保管する箱のこと)のセットはNATO(北大西洋条約機構)仕様の弾薬缶に入っている。また、ゲームやビールなどの大半のギフトセットは木箱に密封された状態で届けられるのだ。
この木箱はかなり頑強で、付属のバールを用いてこじ開ける必要がある。一見手間がかかって顧客から嫌がられるようにも感じるが、顧客からの反応は良いようだ。
この木箱の梱包が、日常的に使うような食料品のサブスクリプションに使われていたらさすがに鬱陶しいかもしれない。しかし“年に数回の特別な日に貰う”“待ちに待ったギフト”だらこそ、時間と努力をかけて開封する時間も楽しい体験となっているのだろう。
「Man Crates」の開始当初は1000ドルしか予算がなかったため、商品の写真をECサイトに並べた時点で、商品の在庫はほとんどない状態だった。
裏を返せば、顧客から注文が入って確実に商品が売れるかどうかニーズがあるかわかった後に商品を売ることができ、低リスクでビジネスを始めることができる、ということでもある。
在庫が少ないため、商品を購入した顧客の反応を即座に採り入れて、売る商品を変更できるなど、小回りが効くという利点もあった。
そこで、ビークマン氏はとにかく売ることよりも、“売るための顧客ニーズ”を知ることに専念したという。
顧客ニーズを知るために徹底的に活用したのがフィードバックだ。メールだけではなく、時には顧客に電話もかけた。長い時は30分間も質問攻めにした。
- どうやってMan Cratesを知ったのか
- なぜ自分たちの商品を選んだのか
- どんな商品であればまた購入したいのか
などを顧客に聞き、得られた回答を商品のラインナップに生かした。また顧客から電話がかかってくる度に、何をどう改善できるかヒントを得ることができるように心がけているという。
商品が市場にマッチしているのかは、データを見てわかる部分はある。でも顧客が実際どう思っているのか主観的なところにもヒントは隠れていると思うよ
~ビークマン氏~
同氏はフィードバックを生かすことに現在も注力している。サイトの目立つ場所に電話番号を表示し、週7日間のすべてを営業日として設定。顧客との接点を可能な限り確保するようにしているそうだ。
はじめは予算1000ドルという制約のために行ったことだったが、それによってむしろビジネスをする上で重要な視点を手に入れたようだ。
ECサイト側は常に顧客視点のあるビジネスを行うことができるし、顧客も真摯に向き合ってくれるカスタマーサポートに対して悪い気はしないだろう。こうした細かな配慮が、「Man Crates」ユーザーの購買体験の質の向上を支えている。
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オリジナル記事:起業資金12万円で3年後に年商12億円。男性向けギフトECサイトが急成長した秘訣 | 海外ECサイトの事例に学ぶ 売上UPのコツ | ネットショップ担当者フォーラム
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oogleは、モバイル検索結果から移動したときにアプリのダウンロードを促すインタースティシャルがページの大部分を占めている場合、そのページをモバイルフレンドリーではないとみなすことを発表した。11月1日からランキング要因に組み込まれる。モバイルフレンドリーテストとモバイルユーザビリティレポートは9月1日からすでに対応している。
- Google、アプリダウンロードのインタースティシャルを設置しているページはモバイルフレンドリーとみなさないことを決定。モバイル検索で順位ダウンも -
Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki
特に消費者契約法を巡っては、事業者の意見を聞かずに議論が進められているといった批判が、内部の委員からもあがっていた。
事業者自らが何もせずに意見募集で声をあげなければ、現在の規制強化の流れは変わることはない。規制に向けた議論が進んでいく可能性が高いだろう。
健全な商環境を事業者自らが作っていくためには、多くの通販・EC事業者団体、個々の事業者が声をあげていくことが求められる。