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中国EC2位ジンドンの「JD Worldwide」で日本製品は売れる? 日本公式パートナーを直撃 | 単発記事 | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 3ヶ月 ago
出店方法や売れる商品ジャンルは何なのか

中国最大の直販ECサイト「京東商城(JD.com)」を展開する京東集団(ジンドン)は6月から、海外企業向けのBtoCオンラインショッピングサイト「京東全球購(JD Worldwide)」への日本企業の出店募集を開始した。すでに爽快ドラッグやユニマットライフなどが出店を開始、年内に日本企業の出店者数は1000店舗をめざしている。ジンドンの日本公式パートナーで、出店者誘致や日本商品の買い付けなどを行うユニベイトの張明繍社長に、「JD Worldwide」への出店メリットやターゲットなどを聞いた。

運営代行と同社の運営するサイトへの卸の2プランを用意

――ジンドンの公式パートナーになった経緯を教えてください。

もともと富士ソフトに勤めており、日本メーカーのECサイトなどのお手伝いをしていました。そのため、メーカーの事情や日本のEC市場について知識がありました。ジンドンから、「日本のEC事情をよく知っていて、しかも中国のEC市場についても詳しい会社を探している」という相談を受けました。特にメーカーのサポートができる人をということだったので、独立してユニベイトを設立、お手伝いをすることにしました。

――「JD Worldwide」で商品を販売したいという事業者に提供するのはどのようなサービスですか。

2つのパターンを用意しています。1つはそれぞれ企業のECサイトを作って販売を行い、当社が運営代行をするパターンです。中国の場合、チャット対応などが必要なため、日本でEC事業を行っている会社が中国でECサイトを運営することは難しい。当社が売れ筋などをしっかりと分析し、売れるサイトに育てていく。

もう1つは、当社がすでに「JD Worldwide」で展開しているショップに商品を卸す形式です。日本の企業は当社の倉庫(場所は日本)に商品を納品するだけ。後は当社が商品提供会社の意向に沿って責任をもって販売します。返品リスクや在庫リスクも当社が負います。

【EC事業者による「JD Worldwide」の利用方法】

  • 立ち上げたECサイトをユニベイトが運営代行
  • 「JD Worldwide」内でユニベイトが運営するECサイトに商品を卸販売する

前者はすでに中国国内でよく知られているブランドだったり、すでに「Tmall」である程度売り上げがあるような企業に対して提供していく考えです。後者は、これからブランドを広げていこうと思っていたり、商品数の少ない会社、中国でテストマーケティングを行いたい企業に対して提供していきます。

――御社を通さずに「JD Worldwide」に出店することはできるのでしょうか。

もちろん可能です。たとえば、すでに「Tmall」などで販売代行を行っている企業は中国での販売にも慣れているので、ぜひ「JD Worldwide」にも参加してもらいたい。当社としては、「JD Worldwide」が盛り上がることが一番なので、歓迎しています。

ジンドンに直接問い合わせる大手企業などのケースはありますが、ジンドンでは日本語で対応できる部署などがありません。そのため、直接問い合わがあった場合、当社が間に入ります。こうしたことも公式パートナーの役割になっています。

ユニベイトの張明繍社長

張明繍社長

中国で無名の商品も一緒に成長させたい

――「Tmall」に小売店はなかなか出店しにくくなっていると聞きます。「JD Worldwide」はどうでしょうか。

日本の場合、小売店に対するメーカーの力が大きいため、小売店が海外で販売することが難しいという状況が多い。メーカー側の了解があれば、ぜひ小売店に数多く出店してもらいたいと思っていますし、すでに小売店の出店もいくつか始まっています。ただ、偽物問題などもあるため、しっかり出店審査を行っていきます。

――「JD Worldwide」で売れやすい商品は。

すでに人気の日本製品は、ナショナルメーカーのベビー用品、紙おむつなどが人気です。化粧品や健康食品などはナショナルメーカーのモノではなくても、日本製であれば人気となっています。ジンドンの場合、中国国内では知名度の低い商品も一緒に成長させ、中国国内でのブランド力を高めることができます。こうした商品を持っている企業はぜひ出店を考えてほしい。

京東商城の規模

京東商城の規模について

年間1000万円くらいの売り上げは確実に見込める

――日本のEC企業は「実際どのくらい売れるのか」を知りたいと思う。まだ始まったばかりで事例は少ないと思いますが、実際の売れ行きはどうでしょうか。

中国で知名度の高い花王の紙おむつなどを扱っている場合、年間数十億円の売り上げが見込めると思います。中国や日本でも知名度がない商品でも、たとえばいい化粧品であれば、年間1000万円くらいの売り上げは確実に見込むるでしょう。

ただ、ブランディングには時間がかかります。試しに出店し数か月でやめるのではなく、3年間程度のスパンで考えてもらいたい。その間、徐々に売り上げを伸ばしていけると思います。

――今後の展開として考えていることは。

訪日旅行者のインバウンド消費がすごいとニュースなどで話題になっていますが、すでにこうしたインバウンド向けサービスも検討ています。ジンドンへの出店に加え、こうしたサービスを組み合わせることで、日本のメーカーや小売店の売り上げアップに貢献していきたい。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

Google と考える Micro-Moments (2): Micro-Moments を活かして認知を獲得し検討を促す

10 years 3ヶ月 ago
Posted by 中村 全信 - ブランドソリューション エキスパート

前回は、生活者のそれぞれの明確な「意図」が生まれた瞬間、つまり Micro-Moments を捉えることがマーケターにとって必要不可欠であることを紹介しましたが、今回は、その Micro-Moments をどのようにつかみ、認知を獲得して検討を促すのか。そしてその効果をどのように測定すべきかを紹介します。


1. Micro-Moments を見極め最適な情報を最適なタイミングで届ける


a. リーチを獲得する


まずはじめに考えることは、認知の獲得です。Micro-Moments でのコミュニケーションはもちろん重要ですが、その前の段階でブランドに対する認知が高ければ、Micro-Moments でより選ばれやすくなることは言うまでもありません。そのためにも、認知度とともに、場合によっては好意度も同時に高める必要もあるでしょう。

次に考えることが、リーチのボリュームです。Micro-Moments は生活者ごとに、毎日無数に発生しています。いつ何時起こっているかわからない Micro-Moments を逃さずつかむためにも、圧倒的なリーチが必要になります。日本最大級のネットワークである Google ディスプレイ ネットワーク(GDN)は日本のインターネット ユーザーの 91.2%*1 にリーチしており、同時多発的に発生している多様な Micro-Moments を大量に捉えることを可能にします。

そして、「(何かを)知りたい」「(どこかに)行きたい」「(何かを)買いたい」と思った瞬間にまずはじめに手に取るモバイルは、Micro-Moments をつかむ上でもっとも重要なデバイスと言えます。

さらに、常に持ち歩く身近なパーソナルデバイスだからこそ、まだ Micro-Moments が発生していない時点でブランドの認知を獲得し好意を形成することができます。例えばニュースの閲覧、メールの確認、動画の視聴といった何気ない日常の情報消費で、「このブランドについてもっと知りたい」といった明確な意図、つまり Micro-Moments を生み出すことも可能にします。

2015 年 7 月 時点での日本の YouTube のアクセスは約 70%*2 がスマートフォンを中心とした PC 以外からの視聴であり、動画視聴のメインデバイスはすでに PC からモバイルにシフトしています。さらに、YouTube モバイル(モバイルウェブ、アプリ含む)のトップページには、1 日に平均で約 16,000,000 *2 のユニーク ユーザーがアクセスしており、実に PC トップ ページの 5 倍に値します。

また、YouTube モバイル トップページの広告スペースを 1 日買い切ることができるモバイルビデオマストヘッドの 1 日当たりの平均的な動画再生は約 280,000 回です。これは自動再生ではなく、生活者が見たいという意図を持って動画をタップして再生した回数であり、まさに Micro-Moments を生み出すためのフォーマットでもあるのです。



b. コンテクスト(文脈)をとらえる


「壊れたヘアドライヤーの修理や買い替えを検討している美容に興味をもつ女性」「今夜のディナーのレシピを検討している母親」「夏休みの旅行先の選定中の車好きの男性」など、明確な「意図」を持った Micro-Moments にいる生活者には、それぞれ具体的なコンテクストが存在します。

そのコンテクストを的確に捉えることができるのが、Google のターゲティング テクノロジーです。オーディエンス(Who = 年齢性別、子供の有無、興味関心など)、コンテンツ(What = 閲覧サイトのトピック、ジャンル、コンテンツ言語、関連性の高いキーワードなど)、ロケーション(Where = 国や特定の地域など)、デリバリー(When/How = 特定の時間帯、1 日中、YouTube 動画の最初の視聴など)といったターゲティング機能とリマーケティングを組み合わせることで、ブランドにとって最適な Micro-Moments をとらえることを可能にします。



c. インパクトのあるメッセージを届ける


せっかくリーチを獲得し、コンテクストをとらえても、実際に見られていなければ広告の意味がありません。2014 年、Google は、ディスプレイ広告において、米国 MRC(Media Rating Council)と IAB(Interactive Advertising Bureau)の定める Viewability(50% 以上の広告が 1 秒以上表示)の基準に適合していないディスプレイ広告が 56.1% 存在し、平均的なパブリッシャーの Viewablity は 50.2% という報告をいたしました*3。

そこで、以降、オークションで販売する PC とモバイル ウェブのすべてのインプレッション単価制(CPM)のディスプレイ広告は 100% Viewable 保証(vCPM)としています。これにより、広告が確実に閲覧されるフォーマットを提供しています。



また、生活者に自ら選んで広告を見ていただければ、より深いエンゲージメントを築くことが可能です。Google は選択視聴型の広告として、TrueView インストリーム広告とインディスプレイ広告を YouTube、Google ビデオ ネットワーク(GVN)、GDN で、ライトボックス広告を GDN で提供しています。例えばある TrueView インストリーム広告では、自動再生の強制視聴型の動画広告と比べてエンゲージメント率が 75% 上昇し、購入意向が 5 倍、関連キーワードの検索上昇率が 10 倍という結果を得ました。



それでは、Micro-Moments にいる生活者に対して、広告をスキップせず視聴したり、自ら選んで(クリックして)視聴していただくにはどのようなメッセージが最適なのでしょうか。その鍵は、生活者のインサイトです。Google では、YouTube の視聴傾向を分析し、視聴者が好む動画を「Hero」「Hub」「Help」の 3 タイプに分類しました。それぞれの頭文字をとって、「3H コンテンツ戦略」です。

Hero は、多くの人々が持つ人間の普遍的な欲求を刺激する動画です。多くの場合、ブランドの世界観を紹介するような感動的な動画がこれにあたり、認知や好意を獲得する上で大きな効果を発揮します。

Hub は、スポーツ、音楽、美容、料理などの、生活者ごとの興味関心やコンテクストに沿ってブランドを紹介するコンテンツです。まだブランドに興味のない生活者とブランドを結びつける役割を果たし、認知獲得はもちろん、比較検討段階でも効果を発揮します。

Help は生活者の具体化したニーズに対する的確な答えとなるようなコンテンツであり、多くのケースではノウハウやデモンストレーションがこれにあたります。特に、オンライン ショッピングで購入前の下調べに動画を利用する人が 42%、YouTube を利用して商品情報を探す人が 64%*4 というデータからも、Help が具体的な比較検討をしている生活者への決め手となっていることがわかります。このような生活者の具体的なインサイトやトレンドを把握するためには、ターゲット像を明確に定義することや、Google トレンドなどのツールを活用することをお薦めしています。




2. 認知を獲得し検討を促したかを測定する


これらの効果を具体的に測定するためのツールとして、「Google 広告 ブランド効果測定」*5 を紹介します。こちらのブログではブランドリフト調査のアンケートによる「広告想起率」「ブランド認知度」と、サーチリフト測定のオーガニックの「検索上昇率」を事例とともに紹介していますが、現在はブランドリフト調査に新たにアンケートによる「比較検討」「好意度」「購入意向」の 3 つの指標も加わり、より購買ファネルに即した効果を測定することが可能になりました。

例えば、認知獲得の広告では「認知度」や「好意度」を測定したり、検討を促すための広告であれば「検索上昇率」や「比較検討」、または「購入意向」を測定するなど、広告目的に合わせた測定方法をお選び頂けます。




3. Key Takeaways


以下、本稿をまとめます。



次回は「Micro-Moments を活かして顧客のコンバージョンを増やす」というテーマで、弊社パフォーマンスソリューション エキスパートの水谷から投稿します。



*1 Comscore 2015 年 4 月、PC Only
*2 Google Internal Data, 2015 年第 1 四半期
*3 Google and DoubleClick display advertising platforms data, October 2014. Detail : “The Importance of Being Seen: Viewability Insights for Digital Marketers and Publishers”
*4 Think with Google, 自動車、化粧品、スマートフォン購入検討者へのアンケート(米国)
*5 「Google 広告 ブランド効果測定」の概要
YouTube TrueView 動画、Google ディスプレイ ネットワーク広告出稿期間中にその効果を測定する調査です。詳細は弊社担当営業までお問い合わせ下さい(2015 年 7 月現在で「ブランド効果測定」は担当営業のいるお客様のみご利用可能です)。
noreply@blogger.com (Google Blog)

競合の出稿状況が分かっちゃう!楽天市場の広告分析ツール「ad Nint」 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 3ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2015年8月17日~23日のニュース

今週の要チェックはモール関連です。Amazonの話題が多いこのジャンルですが今週は楽天です。トップページのリニューアル、ショップ改善、新サービスと盛りだくさん。個人的にはショップ改善の記事がおススメです。お金に余裕があればやってみたいことばかりです。

※記事の難易度を、低い難易度低から高い難易度高まで、3段階で示しています。

EC全般

  • ユニクロ、セミオーダー感覚でぴったりのシャツが注文できる「きれいめシャツ」を販売開始 ー 全1183通りの組み合わせを2,990円で | Shopping Tribe
    http://shopping-tribe.com/news/21420/

    「きれいめシャツ」は、首周り・袖の長さ・フィットタイプの組み合わせで169通りのサイズが用意されており、フィットの好みやサイズを入力することで自分にあったシャツを購入できるサービス。

    金額的にもサイズ的にもかゆいところに手が届くサービスですね。私も手が長く既製品は着られないのでとっても助かります。ユニクロがこうしたサービスを出してくると、競合しているお店はツライのですが……。

  • 中古車の個人間売買サービス「Ancar(アンカー)」のベータ版がリリース | Shopping Tribe
    http://shopping-tribe.com/news/21376/

    出品する際には、「Ancar」がまず査定を行い、「Ancar」自身が買い取る場合の参考価格と出品時の推薦価格帯を提示。売主はそれをもとに出品時の価格を決めて出品を確定させる。

    その後、Ancarが提携する整備工場で整備士による車の点検・整備を実施し、点検・整備結果とともに車がサイトに掲載される流れとなる。出品期限は30日間で、車が売れなかった場合は「Ancar」に買取を依頼することもできる。

    売れなくても買取を依頼できるのは売主のメリットですね。Amazonなどでも自動車が買えますし、車の売買はネットで完結する世の中になってきました。

モール関連

  • 「楽天市場」のTOPページを4年ぶりにリニューアル、楽天 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2043

  • 楽天市場の広告効果や出稿状況を知って戦略立案を手助けする。出店者必見の「ad Nint」 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2012

  • 楽天店を劇的に伸ばすサイト改善5つの鉄則と、PDCAを効果的に回転させるポイント | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2015

  • 楽天、テイクアウト商品の事前注文サービス-- 「ココイチ」など都内600店舗から - CNET Japan
    http://japan.cnet.com/news/service/35069173/

  • 最短20分で日用品や食品などを届ける「楽びん!」を本格開始、楽天 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2039

  • 10倍のポイント獲得も、「楽天アプリ市場」がオープン | ECモール | 通販通信 |通販業界の全てが見える情報サイト | 通販最新ニュース
    http://www.tsuhannews.jp/

    先週は楽天関連の話題が多い週でした。楽天での売上が伸びない場合は参考になる記事もありますし、新たなサービスの話題もあります。モールの動きに合わせながら自社の改善を。

SEO関連

  • Yahoo!検索、SSL暗号化を開始、流入元は判別できるがキーワードが取得できないことを確認 ::SEM R (#SEMR)
    http://www.sem-r.com/15/20150818162354.html

  • Yahoo!検索結果が歴史的変化を遂げた8月18日を忘れない | カグア!Googleアナリティクス解説Blog
    http://www.kagua.biz/seo/news-seo/0818.html

    じわじわ広がってくるようです。リスティング広告を出していない場合はキーワードを諦めるしかないので、ランディングページなどからユーザーの動きを考えましょう。

リスティング広告関連

SNS関連

  • 日本初!インスタグラム、10/1よりリンク広告とアプリインストール広告を開始予定! | ferret [フェレット]
    https://ferret-plus.com/2220

    2015年10月01日よりセルフサーブ(運用型)広告を開始予定。

    Facebook同様に、Call to Actionボタンをつけ、直接外部サイトやアプリインストールにリンクすることが可能になる。

    10/1からということなのでもうすぐです。開始後に関連記事が出てくると思いますので、不安な人はそれを待ってもいいかも。

売上アップのヒント

  • 「成長しているショップ」には“売れる”喜びを知ったデザイナーがいる | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2023

    “売る”ためには何が必要かと考えたデザイナーは、写真の撮影方法に注文を付けることもある。「つまり、どのようにしたら“売れる”のかデザイナー自身が考えるようになった。『こんな写真があればもっと売れる』という考えを、はっきり示すようになった

    この意識改革は大きいです。売れようが売れまいが怒られないことをベースにしていては何も変わりませんからね。どこまでがデザイナーの仕事かを明確にすることと、上手くいかなくても次の案があれば怒らないことも大切です。

ネット通販業界の最新情報は、こちらも要チェック!

イベント対応でチャンスをつかめ!/「インク革命.COM」のCVRを上げた施策とは? | ネットショップ担当者フォーラム2015年8月7日~8月20日の週間人気記事ランキング

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

【月間ベスト ネットPR賞】イベント・セミナーとコンテンツでの情報発信でリード増に繋げる!2015年7月はゼロスタート様が受賞!担当者様からの受賞コメントを公開

10 years 3ヶ月 ago
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すでにニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2015年7月の「月間ベスト ネットPR賞」は株式会社ゼロスタート様です。

選考理由(ニューズ・ツー・ユー ベスト ネットPR賞 選考委員会より)

2015年7月の月間ベスト ネットPR賞は、株式会社ゼロスタート様の2015年上半期・登壇セミナーテーマまとめ報告のニュースリリース施策です。

株式会社ゼロスタート様は、ECサイト向けにサイト内検索やレコメンド(おすすめ商品表示)の利便性を飛躍的に向上させて、消費者にとってはより使いやすく、EC運営者は検索を通してよりきめ細やかな顧客サービスが提供できるECソリューションの開発販売を行っています。

EC市場の急成長やオムニチャネルを視野に入れたECサイトの強化で、大手企業を中心に同社の製品への注目度が高まり、2015年上半期は多数のイベントで登壇。1月~6月の登壇セミナーを一覧にまとめたニュースリリースを、7月27日に配信されました。

終了したセミナーの情報も、このようにまとめて紹介すれば一つのニュースになることがわかります。ベンチャー企業にとっては、ネームバリューのある数々のイベントに登壇した実績を一覧化して伝えることは、ブランド力強化につながります。同時に、セミナーの各テーマを通して、会社が提供しているサービスの価値や強みも俯瞰的に伝えられます。

また、リリースには講演内容に関係する製品の案内をはじめ、導入事例や関連リリースのURLも多数記載されていて、ニュースリリースを目にした人がより深い情報に接しやすい配慮があります。BtoB事業におけるネットPRでは、こうしたニュースリリースが、見込み顧客がインターネットで情報収集する際の購買選択の後押しにつながることも期待できます。

セミナーやイベント等の実績を改めて一覧化してニュースリリース配信するアイデアは、会社や事業のブランド力を高める有効な方法といえます。その際に、講演の資料や動画をSlideShareやYouTubeなどに公開して、ニュースリリースで広めれば、セミナーに参加できなかった人たちをリードに結びつけることができて、さらに効果的です。

このように、さらなる可能性を感じさせるユニークな着眼点を評価して、株式会社ゼロスタート様に7月の月間ベスト ネットPR賞を贈らせていただきます。

選定のポイント

  • 上半期のセミナー実績を振り返って新たなニュースを創出している
  • 登壇セミナーとテーマをまとめて紹介することが自社のブランド力強化と価値領域のPRにつながっている
  • 関連情報のURLを多数掲載することで読み手がより深い情報に接する機会をつくっている
受賞コメントをいただきました!

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写真左より)株式会社ゼロスタート 山崎 徳之様、伊藤 恵美様

ニュースリリース配信を行なっているECソリューション事業部マーケティンググループは、社長直轄でマネジメントする部署になりまして、主にリアルイベントや展示会・セミナーの担当とオンライン担当の2名体制となります。配信数は、少なくとも週に1本、月8本目標で配信しています。

ニュースリリース配信で意識していることは、情報を探している人が見つけやすいキーワードをリリース内に入れることです。キーワードは、時間の経過とともに変わっていくので、適宜、切り替えることも意識しています。また、タイトルにも気をつけています。

当社ではECソリューション事業に加えてITエンジニア向け人材事業の2つからなる複合事業だったため、ブランディングが非常に難しかったのですが、ECソリューション事業がメインになり始めた二年前くらいから、認知度を高めるためにリリース配信や広告などを使ったオンライン施策やリアルイベント・セミナーなどに力を入れてきました。

取り扱うサービスも高価格なため、こちらから顧客にアプローチするアウトバンドよりも、セミナー出展や自社サイトのコンテンツのクオリティ重視のインバウンドマーケティングの方が向いていると感じています。ちなみにコーポレートサイトの「製品コラム」は、私(山崎社長)自ら担当しています。「製品コラム」は、「広報ブログ」に比べると堅めで読み応えのある内容を心がけています。

 
今後はコーポレートサイトのPVや、オンラインでの問い合わせ数をあげるために、けっこうハードルは高いのですが、実績値から1桁上げることを目標にしています。コンテンツでの情報発信は、“継続は力なり”と思っていて、「製品コラム」の記事数も20本になりました。比例してPVが上がり、SEOを続けることでお問い合わせなどの効果にもつながると実感しているので、引き続き「News2uリリース」と「製品コラム」の2つの情報発信で数字を伸ばしていきたいと思います。

株式会社ゼロスタート 代表取締役社長 山崎 徳之様
ECソリューション事業部 マーケティンググループ 伊藤 恵美様

株式会社ゼロスタート様、ご受賞おめでとうございます。

saico

ロコンドが中国のEC市場に進出へ、「Tmall」「JD.com」といったモールで展開 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 3ヶ月 ago
中国市場では独自ドメインの「LOCONDO.jp」ではなく、モール出店で展開する予定

中国EC市場に進出するロコンド(田中裕輔社長)

ロコンド・田中裕輔社長は中国EC市場への進出を明らかにした

靴とファッションのECサイトを運営するロコンドは2015年秋にも、海外市場に進出する。進出先は中国で、現地で開拓したパートナー企業と協力しモール出店で事業を展開。消費旺盛な中国市場を開拓する。

8月21日に都内で開いたパートナー向け説明会で、田中裕輔社長が明らかにした。

中国市場では独自ドメインの「LOCONDO.jp」ではなく、モール出店で展開する予定。「Tmall(天猫)」に11月、「JD.com」に2016年3月以降の出店を計画する。

ロコンドによると、「日本企業としてはほぼ間違いなく最大規模。10万点以上の商品を越境EC型にて販売する」という。

日本の「ロコンド」での特徴的なサービス「30日間返品無料」は、現時点の計画では展開しない。

なお、「Tmall」での販売は国内の販売価格より1割程度上乗せする方針。加えて、送料として75元を設定する。送料無料企画なども展開する予定。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

takikawa

Google、モバイルに続いてPCのウェブ検索にもTwitterのツイートを表示

10 years 3ヶ月 ago

Googleは、PCからのウェブ検索結果にもTwitterのツイートを表示し始めたことをTwitterで発表した。モバイル検索で5月下旬に導入した機能のPC検索への拡大になる。今のところは米Googleで利用可能、英語のツイートのみが対象。関連性が高いクエリに表示されるが、通常のウェブコンテンツのランキングにはTwitterは影響しない。

- Google、モバイルに続いてPCのウェブ検索にもTwitterのツイートを表示 -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

Kenichi Suzuki

動画とファッション誌で販促するECサイト「Color」、「fifth」のコードシェアが開設 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 3ヶ月 ago
動画活用やファッション誌との大型タイアップなどで、「動画×ファッション誌」というマーケティングを展開

「fifth」のコードシェアが開設した、「動画×ファッション誌」用いる通販サイト「Color」

コードシェアが開設した「Color(カラー)」は10代後半~20代の女子大生やOLがターゲット

衣料品のネット販売を手がけるCODE SHARE(コードシェア)は8月22日、10代後半~20代の女子大生やOLをターゲットとしたファッション通販サイト「Color(カラー)」を立ち上げた。

コードシェアは立ち上げから2年目で14億円を売り上げた女性向けファッション通販サイト「fifth(フィフス)」の経験を活用。動画活用やファッション誌との大型タイアップなどを通じ、「動画×ファッション誌」というマーケティング手法を展開するとしている。

カラーの特徴は、動画を積極的に用いること。モデルらのオシャレ動画のほか、人気スタイリストとスタッフの対談、商品紹介などを放映していく。

動画でのWeb広告に加え、ファッション誌「CanCam」との大型タイアップも実施。「動画×ファッション誌」という新しいマーケティング手法を展開するという。

「CanCam」とのタイアップは同日発売の10月号から開始。人気スタイリスト丸林広奈さんとのコラボやイベント企画、別注アイテム企画など実施する予定。

「カラー」では、ベーシック系やガーリー系を中心に手頃な価格のファッションを取りそろえる。イメージモデルには森星さん、堀田茜(CanCam専属)さんら著名なファッション誌のモデルを起用する。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

takikawa

GoogleがTwitterのつぶやきをデスクトップの検索結果に含めることを公式に発表。ただし、英語クエリのみ。

10 years 3ヶ月 ago
先日、GoogleがTwitterのつぶやきをデスクトップ検索でも表示させる実験を行っているという記事を紹介しましたが、いよいよオフィシャルに導入が発表されたようです。上記の記事では、イギリスでの検索結果のみの実験という … 続きを読む

ecbeingが「Amazonログイン&ペイメント」に対応、専用テンプレを使用するだけ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 3ヶ月 ago
中・大規模向けECサイト構築パッケージでは初

ecbeingは8月24日、ECサイト構築パッケージ「ecbeing」で構築したECサイトが簡単に「Amazonログイン&ペイメント」を導入できるようにした。「Amazonログイン&ペイメント」に対応する中・大規模向けECサイト構築パッケージは初(記事参照)。「Amazonログイン&ペイメント」に対応することで、他社サービスとの差別化につなげていく。

「Amazonログイン&ペイメント」は、自社ECサイトで「Amazon.co.jp」のアカウント情報を使って配送先指定やクレジットカード決済などができるサービス。利用者がアマゾンユーザーの場合、配送先やクレジットカード情報の入力の必要がないため、初めて利用するサイトでも簡単に購入できるようになる。

新たに「Amazonログイン&ペイメント」をスムーズに導入し、利用できるテンプレートを実装。ECサイトはこれを使用することで、購入手続き画面に「Amazonアカウントでお支払い」というボタンを表示できるようになる。「Amazonアカウントでお支払い」を選択すると、最短3クリックで購入手続きが完了する。

ecbeingは今回のサービス提供にあわせて、今後、Amazonによる「Amazonログイン&ペイメント」の紹介や、ecbeing内での動作デモンストレーション、テーマを変えてさまざまなノウハウを紹介するセミナーを、東京・大阪にて開催するとしている。

利用イメージ

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

nakagawa-m

ハンドメイドマーケット「minne」初のムック本を発行、GMOペパボ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 3ヶ月 ago
発行する『みんなのハンドメイド本 minne HANDMADE LIFE BOOK』では人気作家の作品レシピや売れる商品のコツなどを紹介

GMOペパボは9月3日、国内最大のハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」初のムック本を発行する。人気作家の商品や、その作品レシピなどを掲載。ムックの刊行を通じ、ハンドメイドに興味のなかった人などに対してその魅力を伝えていきたい考え。

ムック本『みんなのハンドメイド本 minne HANDMADE LIFE BOOK』は、総勢112名の人気作家の特集記事やアイテムを掲載。人気作品の制作秘話やアトリエ訪問など、ハンドメイドマーケット「minne」では見ることのできないコンテンツを用意した。

また、表紙や巻頭インタビューには、ファッションモデルの菊池亜希子さんがハンドメイドの魅力について語っているほか、タレントの光浦靖子さんのコラムなども用意した。

発行するムック本のイメージ

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

nakagawa-m

EC広告担当者は対応必須! 「Google マーチャントセンター仕様変更」のポイント | 読めばすぐにわかる! Google商品リスト広告の最新アップデート情報ガイド | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 3ヶ月 ago
Googleマーチャントセンターの仕様についての変更点は、2015年9月15日までに対応する必要がある

Google商品リスト広告(PLA)、Googleショッピング、Google動的リマーケティング広告は今、リスティング広告やSEOに頼りがちな従来型の集客施策から脱却を図る上で、要注目の広告メニューです。これらの広告掲載に必要なのが、グーグルが提供する商品データ管理ツール「Google Merchant Center(Google マーチャントセンター)」。Google マーチャントセンターでは仕様変更が頻繁に発生しますが、今回は2015年9月15日までに対応しなければならない変更点が発表されました

仕様変更にきちんと対応しなければ、Google商品リスト広告に商品情報がうまく掲載されないなど、機会損失が発生してしまう恐れがあります。そこで、貴社の商品リスト広告が不掲載にならないために必要な対策についてポイントを絞って解説します。

仕様変更の概要

2015年6月8日に発表された、2015年下半期のGoogle マーチャントセンターに関する仕様変更は、大きく下記の2つに分類されます。

  • Google ショッピングの商品フィード仕様
  • Google ショッピングの商品分類

また、日本が対象に含まれる変更としては、商品フィード仕様について4点商品分類について4点がそれぞれ発表されています。

これらの仕様変更の実施開始日は2015年9月15日から。例外的に、送料に関する変更のみ2016年2月1日の実施となりますのでご注意ください。

また、商品分類の変更に関してはあくまでも推奨であり、必須ではありません。しかし、これまでの経緯を見ると、いずれ必須対応となることが予想されますので、早いうちから対応することをお勧めいたします

仕様変更をまとめるとこのようになります。

「Google マーチャントセンター仕様変更」のポイント①

なかでも特に重要なのは、商品フィード仕様に関する#1~#4です。

ちなみに今回の変更内容は、日本でも対応が必要なものが含まれていることもあり、翌日の6月9日には日本語版の記事も公開されています。

これまで幾度とあったGoogleマーチャントセンターの仕様変更は、基本的にデータ品質の向上、ひいては広告効果の改善につながるもの。今回もしっかりとポイントを押えて対応してください。

以下で、各項目について確認が必要な対象者と、ポイントについて解説していきます。

#1 ID属性とGTIN(国際取引商品番号)に関する指針の厳格化

◆ID属性に関する登録ルールの厳密化について

  • 対象者:全員

フィード内で各商品を識別するために固有のIDをしていた「ID」属性ですが、今回の変更で「末尾の空白文字や制御文字が使用不可」といった形で、登録ルールが厳密化されています。

「Google マーチャントセンター仕様変更」のポイント②

詳細は下記のURLの「重要」項目以下をご確認ください。こうした制御文字などが含まれていないことを再度確認する必要があります。
https://support.google.com/merchants/answer/188494#id

◆GTIN(国際取引商品番号)に関する指針の厳格化

  • 対象者:下記を満たす商品アイテムを取り扱っている場合、 'gtin' [gtin] 属性と 'ブランド' [brand] 属性の指定が必須になります。
    ・ブランド属性に、下記のリスト内のブランドを指定している→ https://support.google.com/merchants/answer/6239390
    ・そのアイテムの状態が、'新品' [new] である

これまでも、可能な限り「国際取引商品番号(GTIN)」「製品番号(MPN)」「ブランド」の3種類のうち、2つ以上指定するよう推奨されていましたが、今回の変更でGTINの指定が必須となり、条件が厳しくなっています。

上記の通り、特定のブランドを新品で取り扱っている場合は、「ブランド」と「GTIN」の指定が必須になります。リストを確認しながら対応を進めてください。

上記の対象に当てはまらない場合を含め、まとめると以下のようになります。

「Google マーチャントセンター仕様変更」のポイント③

また、このリスト内のブランドは、今後もどんどん追加される見込みです。今は大丈夫という場合でも、更新には目を光らせる必要がありますね。

現在でも、IDが存在するにもかかわらず一意の固有商品IDを指定していない場合、Googleショッピングから商品アイテムが削除されるリスクがあります。将来的には、国際取引商品番号(GTIN)があるすべての商品で 'gtin' [gtin] は必須属性となる予定です。

いざその時になって焦らなくて済むように、しっかりとこの機会に見直してみましょう。

#2 Google商品カテゴリIDの導入

  • 対象者:全員

ユーザー観点からは目的の商品を見つけやすいように、広告運用の観点からはカテゴリ別の単価設定を正確に行うために指定していた、「Google商品カテゴリ」属性に関する変更です。

これまでのGoogle商品カテゴリ属性は、テキストのフルパスで指定する必要がありましたが、今回の変更で、IDが利用できるようになりました。

Google商品カテゴリIDを利用することで、より確実にGoogle商品カテゴリを指定することができるようになります。これまでたびたび承認エラーで悩まされていた担当者も、これですっきりするのではないでしょうか。

「Google マーチャントセンター仕様変更」のポイント④

ちなみに、この導入されたGoogle商品カテゴリIDは、Googleショッピングでも利用することができます

#3 ファッション関連属性と商品バリエーション属性を、詳細な商品属性と商品アイテムグループセクションへ統合

  • 対象者:
    ・ファッション関連商品を取り扱っている場合
    ・バリエーションのある商品を取り扱っている場合 ※異なる色、柄、サイズがあるTシャツなど

これまで、いろいろと存在していたファッション関連の属性と、商品バリエーションに関する属性が、今回の変更で、「詳細な商品属性と商品アイテムグループ」というセクションにまとめられました

商品特性をより詳細に、正確に記載できるようになり、ユーザーが販売者の商品を見つけやすくなるという利点があります。

該当するのにもかかわらず、'商品グループid' [item group id] 属性を使用して商品バリエーションをグループ化していない場合、商品アイテムが不承認となることがありますので、必ず見直すようにしましょう。

また、日本では、取扱い商材によって必須な属性がありますので、この機会に再度ご確認ください。

「Google マーチャントセンター仕様変更」のポイント⑤

その他、「詳細な商品属性と商品アイテムグループ」についての属性は、ヘルプで表にまとめられています。必須指定されていない属性についても、指定することが検索結果への表示などにつながるなど、効果アップが期待されますので、可能な限り埋めるようにしましょう

下記のGoogle Merchant Centerヘルプにも詳細の記載がありますので、ご参考ください。

#4 送料を含む合計金額を表示可能に

  • 対象者:全員
  • 対応猶予期間:2016年2月1日まで

これまで、オプション扱いとなっていた送料の属性ですが、今回の仕様変更で必須となります。これにより、ユーザーに送料込みの合計金額を表示できるようになりました。

2016年2月1日以降、各商品アイテムにおいて、送料価格が提供されない場合は、Googleショッピングの検索結果や商品リスト広告に商品アイテムが表示されなくなりますので注意が必要です

ちなみに送料の指定方法ですが、商品アイテムに「送料」属性を指定することで、個別に設定することもできますが、アカウント単位でも設定可能です。アカウント単位の場合は下記の中から設定します。

「Google マーチャントセンター仕様変更」のポイント⑥

※商品フィードのアイテム単位で送料を設定している場合は、アイテム単位の送料が優先され、アカウント単位の設定が無効になります。

詳細は下記のGoogle Merchant Centerヘルプもご参考ください。

#6~8 商品分類に関する変更

詳細は割愛しますが、いくつかのカテゴリに変更が発生しています。下記の表を参考に、対象商品の取り扱いがある場合は、適切なカテゴリを再度検討してください。

あくまでも「推奨」という扱いではありますが、正確な情報を提供することで、検索結果に表示されやすくなるなどの効果が期待できるため、合わせて対応しましょう。

「Google マーチャントセンター仕様変更」のポイント⑦

下記のGoogle Merchant Center ヘルプも合わせてご参考ください。

▼まとめ

今回の仕様変更の大半は2015年9月15日までに対応が必要とされています。また、推奨となっているものも、よりユーザーに商品を見つけてもらいやすくするために、可能な限り対応しておくべきだと考えます。

特に重要となるポイントをまとめます。

  1. 新品の特定ブランド商材を取り扱いがある場合、GTIN属性とブランド属性の指定が必須になる
  2. 商品カテゴリIDが利用可能になり、カテゴリをフルパスではなくIDで指定できるようになる
  3. バリエーションのあるファッション系商材の属性の指定方法が変更されている
  4. 送料属性の指定が「必須」になったので、送料テーブル等を確認する
  5. 商品分類の変更は「推奨」だが合わせて見直すことで、効果向上が期待できる

今回の仕様変更で、広告の不承認やアカウント停止が発生する前に、今一度確認してみてください。

谷垣 進也

株式会社フィードフォース

谷垣 進也(たにがき・しんや)

知財系ベンチャー企業にて事業企画・マーケティングに従事後、MAベンダーでのマーケティングコンサルタントを経て、2015年より現職。フィードフォースでは主にデータフィード最適化サービス「DF PLUS」のマーケティングおよび広報を担当。

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