Googleが「Search Console」のパフォーマンスレポートにブランドクエリフィルタを導入

ブランドクエリと非ブランドクエリを自動で区別、トラフィックを促す検索語句分析を支援

山川 健(Web担 編集部)

7:00

Googleは、「Google検索」でのウェブサイトの掲載順を監視・管理・改善するための同社のサービス「Search Console」のパフォーマンスレポートに、検索語句のタイプ別にサイトパフォーマンスを分析するツールとなるブランドクエリフィルタを導入した、と11月20日発表した。ブランドクエリと非ブランドクエリを自動で区別し、サイトへのトラフィックを促す検索語句の分析を支援する。

クエリはユーザーが検索窓に実際に入力する語句や文章。ブランドクエリはブランド名、ブランド名のバリエーションやスペルミス、ブランド関連商品やサービスなどを含むクエリを指す。ブランドを知っているユーザーと知らないユーザーのトラフィックの区別は容易ではないが、ブランドクエリと非ブランドクエリを別々に分析することで、トラフィックパターンが深く理解できるようになる。

ブランドクエリフィルタは、ブランドに関してブランド名、関連性の高い商品を含む検索クエリのパフォーマンスデータを表示し、ブランド以外としてその他の全検索語句のパフォーマンスデータを示す。フィルタは検索結果のパフォーマンスレポートの全検索タイプに適用可能。選んだグループに限定したインプレッション数、クリック数、平均掲載順位、クリック率などの指標が確認できる。


「Search Console」に導入したブランドクエリフィルタ


 

「分析情報レポート」には、ブランド関連トラフィックとブランド関連以外のトラフィックの合計クリック数の内訳が分かる新しいカードを加えた。ブランドの認知度を測定し、ブランドを既に認識しているユーザーからのトラフィックの量と、サイトへのアクセスを明示的に意図しないユーザーからのトラフィック量が比べられる。ブランドクエリフィルタは今後数週間で段階的に公開される。


「分析情報レポート」にブランド関連トラフィックとブランド関連以外のトラフィックの合計クリック数の内訳が分かるカードも追加

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