Inside AdWords Blog-Japan

AdWords 公式ブログ URL 変更のお知らせ - 2016 年 3 月以降のブログ記事は「広告主コミュニティ」上でお届けします

9 years 8ヶ月 ago
Posted by Miwa Namba - Scalable Help Operations Lead


先日お知らせしました通り、Google AdWords、Google マイビジネス、Google アナリティクスの情報を一箇所にまとめた新たなサイト、「広告主コミュニティ」が誕生いたしました。

それに伴い、AdWords に関する最新情報は今後、本ブログ(Inside AdWords)ではなく「広告主コミュニティ」サイト内の公式ブログ上でお届けすることになりました。


新サイトでも、メールの通知設定をご用意しております。

お手数をおかけいたしますが、これまで本ブログの更新通知を受信されていた皆さまも、改めて下記の手順で通知設定を行っていただければ幸いです。


新しいサイトでブログ更新のメール通知を受け取る方法

  1. 広告主コミュニティ内の Google AdWords 公式ブログにアクセスします。
  2. 歯車アイコンをクリック後、「記事の更新情報をメールで受け取る」を選択します(下図参照)。* 選択するためには、画面左上よりログインしている必要があります。



これまで Inside AdWords ブログをご利用いただきましてありがとうございました。新しいサイト「広告主コミュニティ」も、引き続きよろしくお願いいたします。
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「広告主コミュニティ」が新しく誕生

9 years 9ヶ月 ago

Posted by Asuki Imai - ソーシャル & コミュニティ マネージャー 
このたび、「AdWords コミュニティ」がリニューアルされ、新しく「広告主コミュニティ」が誕生いたしました。Google AdWords に加え、Google マイビジネス、Google アナリティクスが一つのプラットフォームに統合され、ウェブやアプリをはじめとするデジタル マーケティング全体の知識やスキルの習得にお役立ていただけるようになっています。
広告主コミュニティ: https://www.ja.advertisercommunity.com


「広告主コミュニティ」では、主に以下の 3 つの機能を有しています。 

1. 公式コミュニティ - ユーザー同士で問題解決できる 

公式コミュニティでは、ユーザー同士で質問や悩みを投げかけ合うことができます。トラブルシュートや答えのない運用の相談などは、皆さまで共有することでより深い理解に繋がることが期待されます。良い回答には、「スター印」をつけたり、「解決済みマーク」をつけたりして、お互いのコミュケーションを活性化していきましょう。

2. 公式ブログ - 最新情報や重要なアップデートを受け取れる

公式ブログでは、Google が提供する公式の最新情報を受け取っていただけます。 *今後、AdWords に関するブログ記事は、広告主コミュニティ内でのみ更新されます。(メール通知設定に関してはこちら)現在お読みいただいている Inside-AdWords (adwords-ja.blogspot.jp)上では、更新されなくなるのでご留意ください。

3. 学習資料 - 視覚的でわかりやすい学習コンテンツを探せる

学習資料では、「記事・動画・成功事例」の3つのパートに分かれており、視覚的でわかりやすい情報をお届けしています。すべてのコンテンツは、実際にサポートをしている Google 社員が手作りしているものです。お客様からいただいた声が反映された資料なので、大事なポイントがわかりやすくまとめられています。 今後、定期的に情報を更新し、デジタルマーケティングに関わる皆さまにとって有益なプラットフォームになるよう努めて参りますので、新しい「広告主 コミュニティ」をよろしくお願いいたします。


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iOS 版 AdWords アプリ登場

9 years 9ヶ月 ago
Posted by Sugeeti Kochhar、AdWords 担当プロダクト マネージャー

先日より、全世界で iOS 向けの AdWords アプリの提供を開始いたしました。アプリは App Store でダウンロードしていただけます。AdWords アプリがあれば、外出先でも iPhone ひとつで広告の管理が可能です。

  • クリック率やクリック単価など、掲載結果を確認する
  • 入札単価や予算を変更する
  • 成果向上のための施策を試す
  • お支払いや広告ステータスについての通知をリアルタイムで受信する
  • Google に問い合わせる


既に AdWords アプリを導入している The Honest Company、MuleSoft、PMG といった企業では、場所を選ばないアプリの機動力を広告の管理、結果の分析などに活かしています。


「繁忙期には、以前なら食事中に席を外して掲載結果を確認したり、設定を調整しなければなりませんでした。ですが、アプリのおかげでその必要もなくなり、家族と過ごす時間が増えました。今後の展開が楽しみです。」
– The Honest Company、検索マーケティング担当マネージャー、Josh Franklin 氏




「会議中など、広告のパフォーマンスが気になったときにいつでも状況をチェックできるので助かっています。入札単価や予算といった設定をアプリから変更できるのも非常に便利です。」
– MuleSoft、デジタル マーケティング / アナリティクス担当ディレクター、Nima Asrar Haghighi 氏


「消費者のモバイル化により、小売業のお客様のキャンペーンでは、時間帯を問わずニーズに応える柔軟な対応力が問われます。従来ならパソコンを手放せなかったところを、アプリでさまざまな問題に対応できるようになり助かりました。キャンペーンからキーワードまでさまざまな設定をタイムリーに調整でき、顧客満足度も高い水準を維持しています。」
– PMG、アカウント マネージャー、Kyle Knox 氏




ご利用方法


AdWords アプリについて詳しくは、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。



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教育業界の最新トレンド(2):校外学習に関わるインターネット活用状況

9 years 9ヶ月 ago
Posted by Chi Tran 教育業界担当 インダストリーアナリスト

親や子供は、教育や学習に関する様々な悩みについて、インターネット上でも情報収集をするようになりました 1)。日本では子供の数が減少する一方、教育や学習に関連する検索数はむしろ増加傾向にあり、校外学習サービス 2) に対する検索数も同様に増加しています。

「教育業界の最新検索トレンド」の第 2 回目では、母親 3) や子供が校外学習サービスを決定する際、また利用する際に、インターネットをどのように活用しているかを読み解いていきます。
(第 1 回目「日本を取り巻く留学事情」はこちら

1) 最近では、子供のしつけ方について調べる親や学校で分からなかった単元を復習する子供が、YouTube 等で解説動画を視聴するケースも見られる
2) 通信教育、学習塾、家庭教師、自宅でのオンライン学習などの、学校外の教育サービス
3) Google 調査(2015 年 12 月)によると、校外学習サービスの意思決定には父親よりも母親が深く関与しているため、以降の調査結果では対象を母親に限定して分析する


  1. 校外学習サービスを決めるまでの、インターネット活用状況

  • 母親の半数以上が、校外学習サービスを検討する際にインターネットで情報収集
  • 母親の 3 人に 1 人は、インターネット上の情報だけで申し込みの意思決定を行う
  • 子供本人も積極的に意思決定に関与するように(中学生の 45%、高校生の 63%)


(1)意思決定プロセス


親や子供は「早い学齢から学習習慣を身につけさせたい」「受験に備えたい」「学校での成績を改善したい」といったきっかけで、校外学習サービスの利用を検討します。母親は “ママ友” の口コミを始め、企業からのダイレクトメール、テレビ CM など、様々な経路でサービスに関する情報を得ていますが、母親の半数以上はインターネットでも情報収集をしていることが分かりました 4) 5)。また母親の 4 人に1 人は、インターネットで現在利用しているサービスを知ったと答えています。

母親の中には、利用するサービスの候補を決めた後、実際に申し込みをするまでに、サービスに関する資料請求、無料体験授業や説明会への参加など、様々な事前確認プロセスを踏む人もいます。しかし母親の 3 人に 1 人はそのようなプロセスを踏まず、インターネット上の情報だけでサービスに申し込んでいることが分かりました。

教育サービスは経験財であり、利用前の情報収集段階ではサービスの品質を判断することが難しいため、母親の半数以上が 2 週間以上かけて慎重に検討します 6)。しかしインターネット上の情報を元に意思決定を行う母親は増えており、教育サービスの提供者にとっては、インターネット上でのユーザーコミュニケーションや申し込みへの動線を確保していくことが益々重要になると考えられます。




*2014 年に校外学習サービスを開始したユーザーと、2015 年に開始したユーザーを比較
A)質問『現在利用中の校外学習サービスをどのようにして知りましたか?(複数回答)』に対して、「インターネット上の情報」「インターネット上の広告」を選んだ人の割合
B)質問『現在利用中の校外学習サービスを決める上で、参考にした情報源は何ですか?(複数回答)』に対して、「インターネット上の情報」「インターネット上の広告」を選んだ人の割合
C)質問『現在利用中の校外学習サービスに決めてから入会するまでに、行ったことは何ですか?(複数回答)』に対して、「インターネット上でサービスに関する情報を確認した」を選んだが「資料請求をした」「無料の体験授業に行った」「説明会に参加した」のいずれも選んでいない人の割合

Source: Google 調査(2015 年 12 月)



(2)意思決定者


ところでサービスの意思決定には決裁者である親だけでなく、実際の利用者である子供本人も関与しています。子供本人の関与度合いは学年が上がるに連れて高くなり、高校生においては 6 割以上の子供が意思決定に携わるようになりました 7)。また中高生のスマートフォン利用率は増えており、子供本人も学習サービスに関する情報をインターネットで検索するようになっています。教育サービスの提供者にとっては、決裁者である親だけでなく、子供本人に対するコミュニケーションもより重要になると考えられます。



*2014 年に校外学習サービスを開始したユーザーと、2015 年に開始したユーザーを比較
D)質問『現在利用中の校外学習サービスについて、情報収集〜利用の決定に至るまでのプロセスで、関与した人をそれぞれ選んで下さい(複数回答)』の結果を元に集計
E)「親子で協議して決めた(親が発案)」とは、「サービスの情報収集・比較検討に親は関与したが子供は関与せず、最終意思決定時のみ親子で協議した場合」を指す
Source: Google 調査(2015 年 12 月)

4) 検討しているサービスの口コミの他、料金や教材の内容、また自宅の沿線上にどのようなサービスが存在するかなど、多岐に渡る
5) 1 日を通して、PC よりもスマートフォンからの検索の方が多い
6) 検討期間は短くなっている。2 週間以上かけて検討するユーザーは、2014 年は全体の 66% であったが、2015 年は全体の 57%
7) なお、男親の関与は学年が上がるに連れて弱くなる傾向が見られた

続いては、ユーザーが実際に利用する校外学習サービスのオンライン化トレンドを読み解いていきます。


  1. オンライン学習サービスの利用状況

  • 高校生の 4 人に 1 人がオンライン学習サービスを利用。中でも成績上位層や習い事にお金をかけていない層で利用率が高い
  • 「オンライン学習」の検索数は急上昇。「学習塾」に関する検索数を上回る

学校外での学習手段は、これまで通信教育や学習塾のようなオフラインの形態が一般的でしたが、近年ではオンラインで学習できるサービスも登場し、ユーザーが受けられるサービスの選択肢は広がっています。例えば、ユーザーは学校の授業を予習・復習する際や、学習塾の授業で分からない単元がある際に、手持ちのデバイス(通信機器)で解説動画を視聴しているようです。

現在、高校生においては 4 人に 1 人がオンライン学習サービスを利用しており、うち半数以上は通信教育や学習塾は利用せずオンラインを校外学習の中心にしています。但し中学生以下の利用率は限定的であり、「学習習慣が身に付いていないうちは、PC やスマートフォンでの学習は子供の集中力を削ぐ 8)」などといった親の懸念が表れています。

また高校生の中でも、学校の成績が上位の層や、習い事にあまりお金をかけていない層などにおいて、オンライン学習の利用率が特に高い傾向が見られます 9) 。自分の好きな時間に、自分が分からない単元の解説授業だけを、低価格で視聴できる点が支持されているようです。他方で、都心部と人口密度が低い地方部では、利用率に大きな差は見られませんでした。




F)質問『現在利用中の校外学習サービスは何ですか?(複数回答)』に対して、「オンラインでの動画授業の視聴(PC、スマートフォン、タブレットを使用)」を選んだ人の割合
Source: Google 調査(2015 年 12 月)


オンライン学習に対する関心の高まりは、検索トレンドからも見ることが出来ます。通信教育や学習塾などの主要な学習形態と比較しても、オンライン学習の検索数は対昨年比で倍以上に伸びており、学習塾に関する検索数を上回りました。






既に一部のユーザーにとって「オンライン学習」は校外学習の中心となっていますが、学習習慣に対する懸念を感じるユーザーも一方で存在しています。今後ユーザーの意思決定プロセスにおいてインターネットがより活用されていく中で、また様々な学習形態が並存する中で、教育サービス提供者は提供価値やサービスの内容をインターネット上でも訴求していくことが重要になります。

こうしたインターネットユーザーに対するアプローチには、検索広告、ディスプレイ広告、YouTube 広告を始めとするオンライン広告も、ぜひ積極的にご活用ください。

8) Google 調査(2015 年 12 月)による、母親からの実際のコメント
9) 「学校での成績上位 10% に入る」と回答した高校生のうち 39% 、「習い事にかける月額が 5,000 円未満」の高校生のうち 38% が利用。なお世帯年収とオンライン学習利用率の間には、目立った相関関係は見られなかった

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教育業界の最新トレンド(1):日本を取り巻く留学事情

9 years 9ヶ月 ago
Posted by Chi Tran 教育業界担当 インダストリーアナリスト

少子化が叫ばれるなか、日本の教育業界も変革を迎えようとしています。特に「英語教育の刷新」「留学生の増加」「ICT 教育の推進 1)」など、グローバル化やオンライン化に関わるトピックスが目立ちますが、インターネットユーザーの検索動向にはどう影響しているのでしょうか?

第 1 回は「日本を取り巻く留学事情」を、アウトバウンドとインバウンド2) 双方の観点で、検索トレンドから読み解いていきます。
(第 2 回は、校外学習 3) に関わるインターネット活用状況を読み解きます)

1) ICT は、Infromation and Communication Technology の略称。教育現場において情報通信技術を駆使しようとする動き
2) アウトバウンド:日本から海外への留学、インバウンド:海外から日本への留学
3) 通信教育、学習塾、家庭教師、自宅でのオンライン学習などの、学校外の教育サービス


  1. アウトバウンド(日本から海外へ)

  • 日本における「留学」関連の検索数は、OECD 諸国の中で最も多い
  • 「留学の形態」として、地理的・時間的条件が緩いものの検索が増えている
  • MBA 留学は、海外よりも国内大学の検索数が上回る

文部科学省によると、日本人の海外留学者数は 2004 年をピークに長らく減少傾向にありました 4)。2012 年はやや持ち直していますが、世界的には依然として少ない状況です。ところが「留学」に関連する検索数は OECD 諸国の中で最も多く、2015 年は対前年比で 10% 伸びました。




どのような検索が伸びているのでしょう?「留学先」に関する検索トレンドは 2011 年夏頃に変曲点を迎え、「アメリカ」が減少する一方で「フィリピン」や「韓国」など日本から地理的に近い地域が伸びています。




「MBA」に関する検索数も伸びていますが、海外 MBA よりも日本国内の MBA に対する検索の方が多く、伸び率も高い状況です。



以上のような検索トレンドからは、日本人の留学に対する堅調なニーズがうかがえます。しかし留学先や留学形態については、なるべく地理的・時間的条件が緩いところで学習ニーズを満たそうとする傾向が見られます。

4) 詳細は文部科学省の「日本人の海外留学者数」を参照ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/1345878.htm


  1. インバウンド(海外から日本へ)

  • 特に東南アジアにおいて、アジアの主要大学に対する検索が顕著に伸びている
  • 海外からの検索数において、日本の大学は韓国・中国・シンガポールに劣後
  • 日本の大学と他のアジア諸国の大学では、海外から最も検索される時期が異なる

海外へ渡る日本人留学生だけでなく、外国人留学生を増やそうという動きも強まっていますが、日本の大学は海外でどのように検索されているのでしょうか?この章では「アジアにおける日本」という観点で、日本の大学の検索トレンドをアジアの他の主要大学 5) と比較していきます 6)。

5) アジアの主要大学:日本、韓国、中国、シンガポール、香港、台湾、インドにある大学のうち、海外からの検索数が一定以上の大学を対象とする
6) 自国における自国の大学の検索は除外(例:日本における「東京大学」の検索など)


(1)どの国でよく検索されるのか?(検索している学生の出身国)


アジアの主要大学についての検索が最も多く行われている国は、世界でも有数の留学生輩出国であるアメリカとインドですが、直近では東南アジアの新興国からの検索数が顕著に伸びています。




(2)どの国がよく検索されるのか?(検索対象の大学がある国)


しかし検索されているアジアの主要大学を、大学の所在国別に見ると、日本の大学の検索数は韓国・中国・シンガポールの大学に依然として引けを取っています。直近で検索数は 14% 伸びたものの、韓国・中国との差は縮まっていません。



注)2015 年にインドの大学の検索数が大きく減少しているのは、インド・パキスタン間の緊張状態が影響していると考えられる


要因の 1 つは入学時期の差異にあると考えられます。日本の大学は 4 月入学が一般的です。一方で韓国・中国の大学は、9 月入学が一般的である諸外国からの留学生を受け入れられるよう、秋入学(9 月入学)を積極的に解放しています。この入学時期の差異が、結果的に検索数の差を生む一因になっているのではないでしょうか。

なお、留学生は入学の約半年前に当たる出願開始時期に、志望大学に関する情報収集を最も行います。そのため、秋入学(9 月入学)を解放しているアジア諸国の大学は 3 月が、 4 月入学が一般的な日本の大学では 10 月が、海外からの検索の繁忙期になっています。




また日本の大学名だけの検索数ランキングを見ると、TOP 10 の大部分に SGU(スーパー・グローバル・ユニバーシティ)7) に制定された大学が並びますが、アジアの主要大学ランキングではようやく 9 位に日本の大学が登場します。




大学名の検索ランキングは、各大学の学術的な功績なども影響するため、必ずしも「留学」に関わるニーズを全面的に反映しているとは限りません。しかし入学時期の差異が後退要因の 1 つであるならば、海外で留学気運が高まる 3 月期前後に日本の大学の存在感を高めることが、留学生の更なる獲得への一歩となりえます 8)。

留学や進学を考える世界中の学生や親が、大学・学校を決める際にインターネットを活用するようになっています。こうしたインターネットユーザーに対するアプローチには、検索広告を始めとするオンライン広告も、ぜひ積極的にご活用ください。

第 2 回は、校外学習サービスを決める際、また利用する際に、インターネットをどのように活用しているかを読み解いていきます。


7) 日本の大学の国際競争力を高める目的で、重点的な財政支援の対象となる大学。文部科学省が 2014 年に制定
8) 入学時期の差異が最たる阻害要因であれば、韓国・中国の主要大学のように秋入学の解放を推進していくことも、打開策の 1 つと考えられる

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楽天市場が AdWords API を利用したキーワード自動グルーピングシステムを開発。Micro-Moments を捉え、検索連動型広告のパフォーマンスを大きく改善。

9 years 9ヶ月 ago
Posted by E-Commerce 業界担当アナリティカルリード 杓谷 匠,広告ソリューションエンジニア 齊藤 光正,広告ソリューションコンサルタント 藤田 稔

楽天ロゴ.png

楽天株式会社はインターネット・ショッピングモール「楽天市場」の利便性向上のため、様々なデータを検証しながら AdWords キャンペーンの自動化に取り組んでいます。本事例では、AdWords API を活用したキーワード グルーピング システムの開発により、検索連動型広告のキャンペーン生成を自動化し、パフォーマンスを大きく向上させた取り組みをご紹介します。

モバイルの普及により、生活者は意図を持った瞬間(Micro-Moments)に、すぐ行動を起こすことが増えてきています、多様な検索語句を自動グルーピングすることで、それぞれの瞬間におけるユーザーの意図に寄り添った広告(メッセージ)を届けられるようになり、成果をあげた事例です。


導入の背景と戦略


モバイルが生活の中心に取り入れられていく中で、生活者は何かをしたい瞬間、何かを知りたい瞬間など、欲しい情報があったときに目の前にあるデバイスを手に取り、その場で行動を起こすようになってきています (Micro-Moments)。生活者が行動を起こす「その瞬間」に、生活者の意図に関連性の高い広告文を掲載することで、CTR(クリック率)を向上させ成果につなげることができます。

しかしながら、モバイルからの検索語句は多様化し増え続け、多彩な商品を取り扱う楽天市場の検索連動型広告のキーワード数は数百万に及ぶようになりました。その状況で、手作業により詳細かつ適切なグルーピングと広告設定をするのは難しく、例えば、「おもちゃ」という広告グループにはおもちゃを検索するために使われた様々なジャンルのキーワード(「アニメ名」や「キャラクター名」「商品名」など)が全部一緒に入れられていました。

そのため、アニメに興味を持ち「アニメ名」を検索したユーザーに対して「おもちゃ」に関連した広告が配信されるなど、検索語句から読み取れるユーザーの意図と広告の関連性に課題がありました。

そこで楽天市場は 2015 年夏から約半年かけて、AdWords API を活用したキーワード グルーピング システムを開発しキャンペーンとつなげ、検索語句のグルーピングから広告グループの生成、キーワード追加の自動化を実現しました(仕組みは図 1 参照)。


(図 1 )楽天市場 キーワード グルーピング システム概念図
 

自動化の成果


キーワード グルーピングを自動化することで、限られたリソースの中で、関連性の精度を上げると同時により細かい単位で検索語句をグルーピングすることができるようになり、ユーザーの検索意図と関連性が高い広告を生成することができるようになりました。その結果、自動化後の CTR は大きく改善し(図 2 参照)、CTR が改善することで品質スコアが高まり、CPC(クリック単価) も低下しました(図 3 参照)。クリック数をキープしながら、予算のさらなる効率的利用が可能になっています。

Micro-Moments で汲み取った生活者の「意図」に寄り添うメッセージを届けたことで、パフォーマンスを大きく改善できた事例といえます。

(図 2)自動化前後の CTR 改善率                      (図 3)自動化前後の CPC 改善率


今後の展望


「楽天市場でのモバイル検索数は増加しており、膨大なキーワードを細かな広告グループに整理し、生活者のニーズに応える広告を配信することは課題となっていました。逆を言えば、この増加する Micro-Moments は顧客との接点を増やすだけでなく、求める広告を配信することで顧客とのつながりを深められる、ビジネスチャンスと言えます。そこで今年夏から数か月かけてのキーワード グルーピング自動化に踏み切りました。自動化の導入は、期待以上の高いパフォーマンスにつながっただけでなく、運用時間の短縮にもつながりました。

今後、さらなる効率化も計画しており、自動入札機能のテストを行ったり、コンバージョンオプティマザーの導入も検討しています。

顧客にどれだけ寄り添う広告ができるか、さまざまな自動化ツールやデータを活用しながら突き詰めていきたいと思います。」(楽天市場事業 マーケティング部 SEM グループ 坪井 佳子氏)


*AdWords API の活用に関する詳細はこちら
*PDF 版の事例はこちらからダウンロードできます。
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楽天株式会社
http://www.rakuten.co.jp/
• インターネット・ショッピングモール「楽天市場」を中核に、電子書籍、トラベル、銀行、証券、クレジットカード、電子マネー、ポータル&メディア、オンライン マーケティング、プロスポーツなどのサービスをネット上からワンストップで提供
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商品やサービスの特定の側面を強調できる「構造化スニペット表示オプション」

9 years 10ヶ月 ago
Posted by Senthil Hariramasamy - AdWords プロダクト マネージャー

ホテル設備の一覧であれ、人気のアパレルブランドであれ、ユーザーが広告をクリックする前に、提供している商品やサービスの詳細を伝えることが重要です。

このたび、英語圏で提供してきた構造化スニペット表示オプションを、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、オランダ語、ロシア語、ポーランド語、スウェーデン語でも提供することとなりました。

ja.png

構造化スニペット表示オプションは、広告主様に提供いただく情報を、テキスト広告とともに表示するものです。

あらかじめ用意された「ヘッダー」(「サービス」「設備」「保険の保障」など)の中から選択いただき、対応する値(「オイル交換」「プール」「賠償責任補償」など)を入力いただくことで、さまざまな情報を一覧表示できるようになります。

たとえばホテルの場合は、ヘッダーとして「設備」を選び、提供するホテル設備の一覧を表示することができます。

structured snippet.png

構造化スニペットとコールアウトの使い分け



コールアウト 構造化スニペット
使用目的 商品やサービス独自の特長を強調する 提供している商品やサービスの特定の側面を強調する
「最大 30% お得」「送料無料」
「24 時間カスタマー サポート」
(設備)「無料 Wi-Fi」「プール」
「ジム」
強調する内容 任意の特徴 選択したヘッダーに沿った内容
文字数制限 コールアウト 1 つにつき半角 25 文字
(全角 12 文字)
値 1 つにつき半角 25 文字
(全角 12 文字)
配信される値の数の下限 2 1
配信される値の数の上限 4 値の長さと画面サイズによる



構造化スニペットは広告表示オプションの一種です。広告表示オプションは通常、広告の掲載結果向上につながり、広告ランクにも影響します。広告表示オプションは必ず表示されるわけではありませんが、なるべく多くの種類を用意しておいたほうが、最適な組み合わせで表示される可能性が高くなります。

構造化スニペットについて詳しくは、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。
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レポート:2015 年に Google が実施した悪質な広告への対策

9 years 10ヶ月 ago
Posted by シュリダール ラマスワミ 広告およびコマース担当上級副社長

良い広告は、ユーザーに関連性の高い製品やサービスを紹介し、ユーザーが求める製品にたどり着きやすくします。また、インターネット上のさまざまなニュース サイトやモバイル アプリなどを無料で利用できる背景にも、こうした広告の存在があります。

一方、一部の広告には 、マルウェア、画面を覆う広告、偽造品の広告といった悪質なものも存在します。Google は、ユーザーのオンライン体験を損なう悪質な広告を大きな問題として認識しており、Google で掲載できる広告に対する厳格な基準を定めています。加えて Google では、最先端のテクノロジーに投資し、世界中で 1,000 人以上の専門チームを編成することで、悪質な広告への対応を続けています。

新たに導入された保護対策によって年々停止される広告の数は増えており、昨年だけでも、7 億 8,000 万以上の広告がポリシー違反によって停止されました。もしそれらの停止された広告をひとつ 1 秒かけて確認したとすると、時間にして 25 年近くかかる計算です。

2015 年に Google が悪質な広告に対して行った主な対策は以下のとおりです。


悪質な広告をブロック


悪質な広告には、効果のないダイエット商品や、偽った情報を伝える広告もあれば、個人情報を盗み出すフィッシング詐欺サイトへユーザーを誘導するものなども存在します。Google では、コンピュータ アルゴリズムと専門チームによる分析を組み合わせることで、そうした悪質な広告の大部分を、表示される以前にブロックしています。2015 年に Google が削除した悪質な広告には、次のようなものが含まれています。



偽造品
偽ブランド時計などの偽造品を扱う 10,000 以上のサイトと、18,000 以上のアカウントを停止しました。

医薬品、サプリメント
未承認または誤解を招く医薬品や、偽った効果を宣伝する広告など、Google のヘルスケア・医薬品に関するポリシーに違反する 1,250 万以上の広告をブロックしました。

ダイエット詐欺
食事制限や運動を伴わずに急激に痩せられるなどといった、不可能な効果を謳ったサプリメントなどを宣伝するダイエット詐欺は、2015 年にユーザーから寄せられた苦情の数の上位を占めました。これを受け、Google は誤解を招く効果が表示されている 30,000 以上のサイトの表示を停止しました。

フィッシング詐欺
2015 年、Google はフィッシング詐欺を行うサイトへの対策を強化し、7,000 以上のサイトをブロックしました。


望ましくないソフトウェア
望ましくないソフトウェアによって、ユーザーのデバイスに負荷がかかったり、ホームページが無断で変更されたり、変更を元に戻せなくなったりといった状況に陥ることがあります。新たに強化された保護機能により、Google は望ましくないソフトウェアを提供する 10,000 以上のサイトを停止し、Google の広告経由でのそうしたソフトウェアのダウンロードを 99% 以上防ぎました。



ユーザーを不正に誘導する広告
ユーザー自身のコンピュータから発せられた警告メッセージなどを装い、ユーザーにクリックを促すような広告に対する対策も強化しています。2015 年の 1 年間だけでも、1,700 万以上の広告が停止されました。




ユーザー体験の向上


時には、有益な広告や、関連性の高い情報を表示する広告であっても、迷惑になることがあります。ユーザーが見たいと思っている記事を覆い隠したり、望まない広告主のサイトへのリンクを開いたりといった行為がそれにあたります。昨年 Google は、特に悪質と判断される違反に対してはアカウントを停止するなどの対応をしています。

モバイル端末での意図しないクリック
たとえば、ニュースサイトを見ている最中に、広告を誤ってクリックしてしまい別のベージが開いてしまった経験はありませんか?Google では、そのような誤操作の解消に努めており、モバイル広告のクリックが意図したものかどうかを判別する技術を開発しました。これによりユーザーは、意図しない広告サイトに飛ばされることなくニュースの続きを閲覧することができ、広告主に課金が発生することもありません。

悪質なサイトやモバイルアプリ
広告の掲載先であるサイトやアプリに対しても、対策をしています。2015 年 Google は、開発者が Google のポリシーを遵守していない 25,000 以上のモバイル アプリに対して、広告の配信を停止しました。モバイル広告が画面上のボタンの近くに表示されており、ユーザーの誤ったクリック操作に繋がるなどといったケースがそうした違反の 2/3 を占めていますが、その他にも、Google のポリシーを遵守していないサイトやアプリなども停止の対象になっています。

また、Google の広告の表示を希望しているサイトやアプリが Google のポリシーを遵守していない場合には、Google は広告掲載への申し込み自体を不承認にしています。2015 年に不承認になった申し込みの総数は 140 万件以上です。


ユーザーにコントロールを


Google は、ユーザーが望む広告を表示できるよう、コントロールに必要なツールを提供しています。また、Google のポリシーに違反していると考えられる広告が表示されている場合には、ユーザーはいつでも Google へ報告することができます。


広告の表示の停止
たとえば、最近自動車に関する広告が多く表示され過ぎているなどと感じた場合には、多くの広告の隅に表示されている [×] をクリックすることで、該当するサイトからの Google 広告をそれ以降表示しないようにすることが可能です。また、その際にはぜひ、差し支えのない範囲で表示の停止の理由をお知らせいただければ幸いです。2015 年に Google がユーザーから受け取った 40 億以上のそうしたフィードバックは、広告表示の向上と Google の広告ポリシーの最適化に役立っています。



広告設定
ユーザーの広告体験を向上するために、昨年 Google は広告設定に新しいデザインを導入しました。ユーザーは、自分の興味をアップデートすることでより関連性の高い広告を表示したり、特定の広告主をブロックしたりすることができます。




2016 年に向けて


Google は、ユーザーのフィードバックを基にテクノロジーとポリシーの改善を続け、今後も常に不正行為者の一歩先を行く対応を続けて参ります。本年は、ダイエット効果を謳う広告に対してさらなる規制を加え、マルウェアやボットに対する保護機能を向上していく予定です。ユーザーにとってすべての広告が有用かつ望まれるものであるよう、Google は今後も努力を続けていきます。
noreply@blogger.com (Google Blog)

自動入札の成果を詳しく分析できるレポート機能

9 years 10ヶ月 ago
Posted by Jonathan Wang, Product Manager, AdWords Bidding

自動入札戦略は入札単価をまとめて最適化できる機能ですが、頻繁すぎる設定変更や目標コンバージョン単価の設定などが原因で思うような成果が出ないこともあるでしょう。必要に応じて入札戦略の成果に目を配り、調整することも大切です。

本日は、入札戦略の状態や問題の把握に役立つ 3 つの新しいレポート機能をご紹介します。


入札戦略のステータス情報


入札戦略のステータス情報が新しくなり、詳しいステータスや対処方法が表示されるようになりました。

たとえば、入札戦略を作成、あるいはキャンペーンの構成を変更した直後はステータスが「調整中」になりますが、その調整に要する予想日数が表示されるようになりました。この例では、入札単価を最適化するため、データの収集中であることがわかります。

さらなる設定変更や掲載結果の評価は、表示された日数が経過するまでお待ちください。



入札単価の上限あるいは下限が原因で、入札戦略のステータスが「制限あり(入札単価制限)」となった場合は、影響を受けているインプレッションやキーワードの割合が表示されます。



ステータスや目標コンバージョン単価と掲載結果との関係をグラフで確認


ステータス レポートには、選択した期間について、入札戦略のステータスと掲載結果の関係がグラフで表示されます。このステータスからは、入札戦略の成果に影響を与えている要因がわかります。

たとえば、費用が増えると同時に入札戦略のステータスが「制限あり(データ不足)」になった場合、予算を引き上げた結果、入札単価の最適化に新たなデータが必要になった可能性が考えられます。

目標コンバージョン単価レポートでは、選択した期間について、過去の目標コンバージョン単価と掲載結果の関係を確認できます。たとえば、レポートのデータから、コンバージョンが減少傾向にあることがわかったとします。同じ期間内に目標コンバージョン単価も引き下げていた場合、コンバージョン減少の原因は目標コンバージョン単価の引き下げであると判断できます。


本日ご紹介したレポートは、共有ライブラリ入札戦略で確認できます。

ぜひ、新しくなった自動入札のレポート機能をお役立てください。 自動入札の詳細については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。また、入札単価の効率的な設定方法もあわせてご確認ください。
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増加するスマートフォンからのトラフィックをとらえ、通販業界におけるコンバージョンを最大化

9 years 10ヶ月 ago
Posted by 第一広告営業本部 ビューティー&ヘルスケア業界担当チーム一同

ウェブ通販事業を行う皆様におかれましては、通販におけるスマートフォン活用は関心の高い領域なのではないかと考えております。

今回は健康食品通販事業における、スマートフォンを活用したコンバージョン最大化の事例をご紹介致します。


【1.背景】 健康食品業界のビジネス拡大におけるスマートフォンの重要性


スマートフォン活用の実例ご紹介の前に、まずは健康食品業界におけるスマートフォンの現状を確認してみましょう。

以下、表 ① は健康食品業界におけるスマートフォンの検索量推移です。

※表 ① 健康食品業界におけるスマートフォンの検索量推移(2012 年 1 月から 2015 年 9 月)
※Source : Google Internal Tool  / 健康食品通販業界の複数ワードから作成

こちらは、2012 年 1 月から 2015 年 9 月までの間に健康食品関連の検索語句をスマートフォンから顧客が検索した量の推移です。2012 年 1 月を 1 とした場合、2015 年 1 月時点では約 5 倍に、また月最新の 2015 年 9 月では約 7 倍程度まで増加が伺えます。

この急成長から健康食品業界においてスマートフォンの重要性が非常に高いことがご理解頂けることと存じます。

では、このスマートフォンの検索量増加が健康食品通販ビジネスにどのような好影響をもたらすでしょうか。

考えられるのはサイト流入数の増加からのコンバージョン数増加です。
表 ② は一般的な健康食品サイトにおけるオンライン顧客の購買遷移です。

※表 ②  一般的な健康食品サイトのオンライン顧客購買遷移(カスタマージャーニー)
※Source : 筆者作成

オンラインにおいて顧客は流入からサイトへの滞在を経由し、初回購入、サンプル請求などコンバージョンに至ります。健康食品業界自体の検索量がスマートフォンにより増加することは、流入数の絶対増、ひいては購入やサンプル請求などコンバージョン数増加につながると考えられます。

このようにスマートフォンの検索量増加は健康食品通販ビジネスにおけるコンバージョン数増加において追い風であり、非常に好ましい状況であることが考えられます。


【2. 課題】 スマートフォンコンバージョンにおける課題


スマートフォンの影響力の高まり、また、コンバージョンへの有用性は以上のように確認できましたが、課題も存在します。

以下表 ③ は表 ② のカスタマージャーニーをより詳細にしたものです。

※表 ③  一般的な健康食品サイトのオンライン顧客購買遷移(カスタマージャーニー)詳細
※Source : 筆者作成

実際のところサイトに滞在した顧客は各遷移において一定数離脱しますが、特にカートでの離脱はコンバージョン直前の離脱ですので機会損失の影響が高くなります。

ではスマートフォンにおけるカートでの離脱を防ぐにはどうすればよいのでしょうか。

Google ではスマートフォンでのカートにおける購入フォーム入力における課題に注目しました。

表 ④ をご覧ください。Google の Our Mobile Planet によるこちらの調査では、健康食品のメインターゲット層である 35 歳以上の消費者の約 20% が、スマートフォン上での商品購買時におけるフォーム入力を障害に感じているという結果が出ました。

※表 ④  スマートフォン上での商品購入において「入力するのが難しい」と回答したユーザーの割合 (2013 年日本での調査)
※Source : Google によるモバイル調査「Our Mobile Planet」より作成

この調査結果から、スマートフォンにおいては、カートでの従来的なフォーム入力手続きが購入のハードルを上げ、カートでの離脱を招いていると予想されます。

カートまで来訪している顧客は購買意向が高いと想定されるため、離脱による機会損失のインパクトが高いことが考えられます。

急増するスマートフォンからのトラフィックを効率よくコンバージョンにつなげるためには、この課題を解決することが必要です。


【3. 課題解決のための施策】 通話による購買遷移の設置と Google によるコンバージョン トラッキング


スマートフォン上の購買遷移において、フォーム入力時のカート離脱を防ぎ、コンバージョンを促進するために、Google では通話による購入遷移設置に注目しました。

具体的な施策として、スマートフォンカートやランディングページの分かりやすい場所に「通話購入ボタン」を設置しました。そしてそのボタンのクリック数を把握できるコンバージョン トラッキング タグを設置し(設定方法はこちら)、コンバージョンへの貢献を計測しました。

通話購入はスマートフォン上での入力という手間を省くうえ、お客様との会話を通じ、関係強化も期待できます。

以下(※表 ⑤)は、株式会社健康家族様によるランディングページへの通話ボタン設置の例です。


※表 ⑤  株式会社健康家族様の「にんにく卵黄」と「仙寿の水」のランディングページにおける実際の通話購入遷移

【4. 配信結果】通話による購入遷移の設置による影響


4-1 :  コンバージョン数増加に関する影響


株式会社健康家族が通話購入のボタンをランディングページに設置する前合計 2 ヶ月と、後合計 2 ヶ月のコンバージョン数(※注 1)を確認したところ、以下(表 ⑥)の通りコンバージョン数が 30% 増加しました。
※注 1:スマートフォン流入からのコンバージョン数。またコンバージョン数は「入力フォームからの購入完了数」と「通話ボタンクリック数」の合算。

※表 ⑥  通話購入ボタン設置前後比較
※Source : AdWords によるコンバージョントラッキングより作成

4-2 :  コンバージョン率への影響

また、コンバージョン率(CVR)への影響を測るために、通話ボタンがないランディングページと設置されたランディングページで前後比較(前後 6 日間での比較)したところ、通話購入のボタンがある期間の CVR が約 35% 増加していました。

通話購入遷移のボタンを設置することでコンバージョン数と CVR 両方へのポジティブな結果が出ています。


【5. おわりに】 通話購入遷移を設けコンバージョン数を増加させる


表 ① のデバイス別検索量推移を見る限り、スマートフォンの影響は非常に高まっており、今後もさらに検索が増加することが考えられます。

健康食品通販だけでなく、広く通販業界でもスマートフォンの重要性が増し、その活用がビジネスの拡大のために必須になることが予測されますので、Google のスマートフォン向け広告に更に注力するなど、ぜひ早めにコンバージョンを増加させるための施策をお考えになってはいかがでしょうか。
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2015 年人気ブログ記事ランキング

9 years 10ヶ月 ago
今年も残すところあと 4 日となりました。皆様にとって、2015 年はどのような年だったでしょうか。

今回は一年のまとめとして、本年最もアクセスを集めたブログ記事ランキングをお届けします。


Inside AdWords ブログ アクセス ランキング


第 1 位 Google 新サービス「来店コンバージョン」測定機能をセブン&アイ・ホールディングスが導入し、オンライン広告からの来店数の可視化に成功(2015 年 12 月)

来店コンバージョンとは、ロケーション履歴をオンにしているユーザーのサンプル集合を集計、匿名化したデータに基づく推定値で、広告のクリックが実店舗への来店につながっているかどうかを測定できます。

その「来店コンバージョン」計測機能を導入したセブン&アイ・ホールディングス様の事例が、先週の投稿からわずか数日で多数のアクセスを集めました。

端末別の来店率や来店単価、そしてオンライン広告の包括的効果の視覚化に成功した同社の事例を、ぜひご覧ください。



第 2 位 Google ディスプレイ ネットワークのオーディエンス ターゲティングに「カスタム アフィニティ カテゴリ」が加わります(2014 年 11 月)

第 2 位は、昨年 11 月発表の「カスタム アフィニティ カテゴリ」のご紹介でした。

「カスタム アフィニティ カテゴリ」は、広告を表示するユーザー層をご自身で柔軟に指定できる機能です。「このフットボール チームのファン(英語記事)」など、ご自身のビジネスに最も合ったユーザーにメッセージを届けることができます。

Google ディスプレイ ネットワーク(GDN)に関してはこの他、「インプレッション単価」(CPM)制から「視認範囲のインプレッション単価」(vCPM)制へのアップグレードクリックの質を高める取り組みGmail 広告の導入など、様々な改善や機能が加わりました。



第 3 位 複雑なトラッキング URL 管理をより手軽に 〜改良版 URL 管理システムのご紹介(2015 年 2 月)

URL 内のパラメータやリダイレクトを通じてトラッキングを行っている方向けのアップデートが、第 3 位となりました。

これまで 1 つの URL 内で管理していた「ランディング ページの URL」と「トラッキング情報(パラメータなど)」を別々に入力するようになったことで、広告の掲載結果データをリセットしたり、広告を再審査に送ることなく、アカウント、キャンペーン、広告グループの単位でトラッキング情報を変更できるようになりました。



第 4 位 DoubleClick Bid Manager を活用して GDN 以外の配信面にリマーケティング キャンペーンを展開。目標獲得単価を維持したままコンバージョン数 75% 増加を実現(2015 年 1 月)

DoubleClick Bid Manager(DBM)でリマーケティング リストを活用し、コンバージョンを増やした楽天オーネット様の事例も、アクセスを集めました。

楽天オーネット様は、会員獲得率が高い PC 経由でのコンバージョンを増やすため、DBM を活用。今まで GDN に限られていた配信面が広がったことで、コンバージョン数がなんと 75% 増という結果を達成しました。

なお DoubleClick は、デジタル広告の作成、取引、管理をサボートする広告技術プラットフォームです。DoubleClick にご興味をお持ちの方は、こちらをご覧ください。



第 5 位 2015 年上半期(1 月 - 6 月)に話題になった YouTube 動画広告を振り返ろう(2015 年 7 月)

本年 10 周年を迎えた YouTube。その YouTube の動画広告に関する記事が、第 5 位となりました。

本記事では、本年上半期に話題になった動画広告 10 件を、4 つのポイントに沿ってご紹介しています。

2014 年上半期2014 年下半期2015 年下半期に話題になった動画広告とあわせてお楽しみください。


第 6 位 ビジネスオーナー向けの新サービス「Google マイ ビジネス」開始(2014 年 6 月)
第 7 位 検索動向から読み解く、2015 年の不動産業界トレンド(2015 年 2 月)
第 8 位 Google 広告 ブランド効果測定 活用事例(2015 年 7 月)
第 9 位 コールアウト表示オプションで商品の魅力をさらに詳しく伝えられるようになりました(2014 年 9 月)
第 10 位 Google と考える Micro-Moments(1): マーケターにとって見逃せない瞬間「Micro-Moments」とその活かし方(2015 年 8 月)



ヘルプセンターおよび公式コミュニティ アクセスランキング



AdWords では本ブログのほか、運用のヒントや疑問点への回答を得られるサイトを複数用意しています。

AdWords ヘルプセンター

AdWords ヘルプセンターは、AdWords の基本運用のアドバイス、様々な機能の設定方法や仕様の詳細をまとめたサイトです。

コンバージョン トラッキングやキーワードのマッチタイプなど、AdWords 運用に欠かせない機能が上位に並びました。

【ランキングを見る】


AdWords コミュニティ

AdWords コミュニティは、ユーザー様同士で疑問点を共有し、解決していくサイトです。そうしたユーザー様からの疑問点に加え、Google から提供している運用のヒントなども上位にランクインしました。


【ランキングを見る】


本年は AdWords をご愛顧いただきありがとうございました。2016 年も Google AdWords をよろしくお願いいたします。
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Google の検索データからわかる就活生のホンネとは?~人材採用戦略におけるデジタル ソリューションの最前線

9 years 11ヶ月 ago
Posted by 佐川 大介 - Marketing Manager


2015 年 11 月に六本木アカデミーヒルズで開催された Google 主催イベント「Google と考える新卒採用戦略 〜検索データから紐解く就活生の本音と採用課題を解決するデジタル ソリューション」の講演動画を YouTube で公開いたしました。

本イベントは、Google で人材業界を専門とする担当からの講演をはじめ、全世界で 4,300 社以上の導入実績を持つマーケティング オートメーションのマルケト様、さらに両社のサービスを活用し、施工管理技士の転職支援サービスで急成長する C4 様にご登壇いただき、デジタル マーケティングやテクノロジーを駆使した人材採用戦略の最前線についてご紹介いたしました。

当日のセッション  ※敬称略

1. オープニングトーク

グーグル株式会社 執行役員 営業本部長 武藤 健一郎

2. 学生を動かす Web 戦略の最前線

グーグル株式会社 新規顧客開発本部 マネージャー 今尾 大

3. Google 検索データから紐解く就活生の本音

グーグル株式会社 新規顧客開発本部 アカウントエグゼクティブ 藤澤 潤

4. Google テクノロジーと自社サイトを活用した新採用戦略

グーグル株式会社 新規顧客開発本部 アカウントエグゼクティブ 藤澤 潤

株式会社マルケト 戦略・ビジネス開発担当 バイスプレジデント 小関 貴志

C4株式会社 人事本部 人材採用チーム 課長代理 有益 伸一

当日はライブ配信も含めて約 150 名の方にご参加いただき、イベント後のアンケートでは、91% の方に満足とご回答いただけるイベントとなりました。

以下より、講演内容を是非ご覧ください。

1. オープニングトーク


2. 学生を動かす Web 戦略の最前線


3. Google 検索データから紐解く就活生の本音


4. Google テクノロジーと自社サイトを活用した新採用戦略
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2015 年下半期に話題になった YouTube の動画広告

9 years 11ヶ月 ago
Posted by YouTube プロダクト マーケティング マネージャー 井上 貴子

国内における YouTube 上の動画広告トレンドを、2015 年下半期に話題になった動画広告 10 本をもとに 5 つのポイントに沿って紹介します。

*集計期間 2015 年 7 月 1 日〜 2015 年 11 月 15 日に投稿された動画の中から、動画の人気(自然に発生した再生回数)とプロモーション(広告から発生した再生回数)を考慮して選出されました。多くの視聴回数を獲得している動画でも、海外を含む YouTube 動画広告出稿の有無、自然動画視聴の比率など、複数の要素によってリストに入らない可能性があります。なお、動画の再生回数は 2015 年 12 月時点の数値です。


1. 視聴者の参加、動画投稿を促すプロモーション


スマートフォン等の普及により動画を撮影し共有することが簡単になってきていることから、多くの広告主が視聴者に動画投稿を促すプロモーションを実施するようになりました。

その中でも多くの視聴者が動画投稿しキャンペーンに参加した好例が、江崎グリコの「シェアハピ ダンスコンテスト」という企画です。テレビで放送された CM をそのまま動画広告にした、ポッキー「シェアハピダンス」篇の再生回数は 320 万回を超え、YouTube 限定で公開された Sharehappi スペシャルムービーの再生回数は、1,100 万回を超えました。
このプロモーションでは、「ポッキーを分かち合う行為が、だれかとのハッピーで新しい関係性につながってほしい。」というテーマに沿って、三代目 J Soul Brothers (小林直己、岩田剛典、登坂広臣)が「シェアハピ!」「ポッキー」の声とともに踊るダンス CM を公開し、一般視聴者から同ダンスを踊る投稿を募集するコンテストも実施しました。
小島よしおなどのタレントが投稿したダンス動画の再生回数が 100 万回を超えたほか、一般参加者がダンスを練習するために公開されたデモ動画の再生回数も 580 万回を超えました。動画を視聴するにとどまらず、視聴者の動画投稿を喚起したプロモーションでした。


2. YouTube の新機能を活用したコンテンツ


YouTube は今春より、360 度動画という新機能への対応を開始しました。本機能は、デスクトップ、スマートフォンやタブレットから 360 度動画を再生すると、カメラの周りの風景を 360 度全方位視聴できる、視聴環境を提供しています。特にモバイル、タブレットで 360 度動画を視聴すると、デバイス上のスクリーン画面を傾けた方向に映像も傾き、自分の視界と近しい形で映像を見ることができます。この新機能を活用して制作された動画広告は、インタラクティブ性を組み込んだ体験を視聴者に与え、視聴回数を伸ばしました。

au が公開した「Hello, New World.」warp cube 360° ヴァーチャルトリップムービーでは、視聴者側の端末上で、人類史上最大の建造物と言われる「万里の長城」をはじめ、­幻想的なアイスランドの「ハットルグリムス教会」、ピンク色に染まったオーストラリア­の「ヒリアー湖」など、世界中を飛び回り、映像とともにバーチャルトリップを体験することができます。

日本コカ・コーラは 11 月より、対象飲料水に貼られた QR コードを読み取ると、楽曲の再生とともにサンタクロースなどの口が歌詞にあわせて動く映像を楽しむことができる、「ウィンター・ソングボトルキャンペーン」を開始しました。

このプロモーションの一貫で公開した【360°動画】Coke Lip Dub X’mas は、キャンペーン期間中に QR コードを経由して受け取ることができる映像を使いながら、冬の名曲を大勢で合唱する動画です。モバイル環境で視聴すると、コーラスに参加するメンバーの楽しそうな様子を 360 度のインタラクティブな映像と共に楽しむことができます。

その他の 360 度の動画も、https://www.youtube.com/360 でご覧いただくことができます。ぜひモバイルでご覧ください。


3. TV CM 効果の最大化


2015 年 1 月から始まった au KDDI の TV CM「三太郎シリーズ」の人気は衰えることなく、YouTube でも多数の動画広告が再生回数を伸ばしました。日本人に馴染みのある昔話の主人公たちが友達だったら…というコンセプトで作られた CM は、シリーズ開始以来、**11 ヶ月間連続で CM 総研・銘柄別 CM 好感度ランキング首位を獲得しました。

「秋のトビラ・もうひとつの鬼退治」篇では、「鬼退治」をテーマに、金太郎の初めての鬼退治を、桃太郎と浦島太郎が助けるという 3 人の友情を感動的に描く一方で、次に続く「鬼、登場」篇ではこれまでの鬼のイメージを覆す意外なキャラクターの鬼と遭遇する場面を面白おかしく表現しています。

「三太郎シリーズ」では、個々の CM がひとつのストーリーとして繋がる点や、シリーズごとに様々な登場人物が増えていく点等、「次の CM はなんだろう?」と視聴者の期待を醸成する仕組みが施されています。「鬼、登場」篇をはじめ、様々なバージョンで一寸法師が隠れキャラとして一瞬登場していることがウェブ上でも話題になり、多くのウェブメディアで取り上げられました。


4. 人気動画の要素を取り入れたコンテンツ制作


人気 YouTuber とのコラボレーション


2015 年に投稿された全ての動画の中で、国内で最も注目を集めた動画は、エグスプロージョンが公開した「本能寺の変」でした。エグスプロージョンの動画は、2015 年トレンド動画ランキング トップ 10 のうち 5 本がランクインしています。また、Google が公開した「2015 年の検索ランキング」では、”マイナンバー”という検索ワードが急上昇ランキング、話題のニュースのカテゴリーで 4 位にランクインしました。

今年話題になった 2 つのトレンドであるエグスプロージョンとマイナンバー制度を組み合わせて公開されたのが、NTT 西日本の動画広告、「マイナンバーの変 (「本能寺の変」~マイナンバー ver.~)」です。人気のダンスソングに合わせて、マイナンバー制度の仕組みや、制度導入に伴うリスク、NTT 西日本が提供する情報セキュリティーについて歌いながらわかりやすく説明する動画は、620 万再生回数を超えました。


トレンド動画カテゴリーの応用

近年では、エフェクトや音楽などを使い簡単に動画編集、投稿ができるサービスや、ループ再生されるビデオクリップを投稿できるサービスなど、様々な動画共有サイトが存在しています。それぞれの動画共有サイトの特徴を活かした動画投稿によって、話題に上がる動画フォーマットや、カテゴリーも多様化しました。

今年話題になった動画カテゴリーのひとつとして「マジック動画」が挙げられます。動画にはあたかも奇妙な出来事が起こっているかのように錯覚するマジックが施されている動画カテゴリーで、アメリカの Zach King が投稿した動画が人気の火付けとなりました。サントリーは JIM BEAM のプロモーションとして、この要素を上手く取り入れたマジックローラ by JIM BEAM を公開し、再生回数を伸ばしました。


5. 尺にとらわれないコンテンツ作り

「TV CM の尺にとらわれない広告表現が可能」という点は、TrueView 動画広告のひとつの特長です。今回も、通常の TV CM 用の素材に加え、長尺版を YouTube に掲載し、多くの視聴者に視聴された動画広告が並びました。フレキシブルな表現が実現できる点を活かして公開された動画は、多くの視聴者に視聴されました。

大塚製薬はカロリーメイトのプロモーションとして、「見せてやれ、底力。」の 120 秒版を公開しました。本動画広告では、主人公が受験勉強に奮闘する姿、そして家族や友達とのやりとりなど、受験までの 1 年間を描写しました。美大生をはじめとする総勢 34 名が制作した、6­,328 枚に及ぶ黒板アートのアニメーションを使い表現しています。

「頑張る人を栄養バランスで支え、応援する」というカロリーメイトのコンセプトをもとに作られた CM ストーリーをより深く伝えるために、15 秒、30 秒の TV CM 素材に加え、長尺版の CM が YouTube でも公開されました。また、YouTube で本動画の視聴後に関連動画として表示されるメイキングドキュメンタリー動画の視聴も発生し、CM のメッセージに対する理解を更に深める役割を果たしました。


au は、三太郎シリーズ の「海の声」篇 CM の放送開始後、多くの視聴者から CM で使われた楽曲の心あたたまる歌詞や美しいメロディーに関する反響を受け、YouTube で「海の声」フル ver 篇フルバージョンの公開に至りました。そして、その再生回数は 1,000 万回を超え、多くの視聴者から楽しまれる動画となりました。

本楽曲「海の声」は、「涙そうそう」や「恋しくて」などの名曲を世に送り続ける「BEGIN」が CM「海の声」篇のために作曲したオリジナル楽曲で、CM の中では登場人物の浦ちゃんが三線(さんしん)弾き語りで切なくも甘い歌声を披露しています。

*出典: Google 内部データ
**出典: CM 総合研究所調べ
集計期間: 2015 年 1 月度~ 2015 年 11 月度(2014 年 12 月 20 日~ 2015 年 11 月 19 日)

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Google 新サービス「来店コンバージョン」測定機能をセブン&アイ・ホールディングスが導入し、オンライン広告からの来店数の可視化に成功

9 years 11ヶ月 ago
Posted by リテール業界担当 インダストリーマネージャー 早崎一朗 アカウントマネージャー 久米雅人


デジタルの普及により、購入前にスマートフォンや PC で製品情報や取り扱い店を検索する生活者は増え続けています。そのような中で、オンライン広告が誘引する来店数を正しく把握することは小売業界の課題の 1 つといえます。この計測を可能にする Google の新サービス、「来店コンバージョン」の導入を、株式会社セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカドーが実施しました。本事例では、その概要と成果をお伝えします。


導入の背景


コンビニ、デパート、レストランなど多様な業態を持つセブン&アイ・ホールディングスでは、現在積極的にオムニチャネル戦略を進めています。最近も、TVCM、大使館でのパーティ、店頭イベントなどでキャンペーンを盛り上げネット拡散を起こし、自社サイトへの訪問から来店へと誘導する事例を成功させています。しかし、マス媒体やオンライン広告からの来店数はアンケートで計測しているため正確性が不明、かつリアルタイム性も弱いという課題を持っていました。そこで今回、オンライン広告からの来店効果を可視化して正確な ROAS を算出し、広告投資効果の最大化を図る目的で「来店コンバージョン」の導入を決定しました。


来店コンバージョンの仕組み


来店コンバージョン計測は、ロケーション履歴をオンにしているユーザーのサンプルを集計し、匿名化したデータに基づいて、検索連動型広告をクリックして来店した全体的な人数を算出します。

導入にあたりセブン&アイ・ホールディングスは、Google マイビジネス(店舗地図情報)への登録や Wi-Fi 環境調査など、正確な数値計測のための確認作業を複数店舗と協力しながら行いました。店舗への動員につながる取り組みとして、各店舗からは前向きな協力を得られたそうです。

※なお来店コンバージョン計測は、一定の条件を満たした広告主のみご利用いただけます。ご利用にあたっては、弊社担当営業までご相談下さい。


導入の成果


今回セブン&アイ・ホールディングスにとって、オンライン広告の包括的効果を視覚化できたことと、来店を促す上でスマートフォンの優位性が明らかになったことは大きな成果でした。(計測対象:検索連動型広告からの来店数、1 か月間計測)

「来店コンバージョン」測定結果をデバイス別にみると、来店率、来店単価ともにスマートフォンが PC より効果が高いことがわかりました。スマートフォンで検索した人のうち来店した人の割合は 10.4%、PC からの来店は 7.2%(図 1 参照)。モバイル広告による 1 人あたりの来店単価は PC より約 40% 低く、費用対効果も高いという結果がでました。(図 2 参照)
 

   (図 1 )検索からの来店率              (図 2 )検索からの来店単価         


今後の展望


今回の結果を今後どう活かしていくか、セブン&アイ・ホールディングス CI 室 シニアオフィサー原田 良治 氏に伺いました。

「ネットを加えた『新しいお買い物習慣を創出する』ことが弊社グループで取り組むオムニチャネル戦略のテーマです。この実現のために、弊社では新しい機能やサービスを躊躇せずどんどん使っていく姿勢をとっています。これまではどんな成功事例でも、オンライン広告からの来店数を正確に計測できないことが悩みでした。今回「来店コンバージョン」の導入でオンライン広告からの来店数がデジタルに視覚化できただけでなく、モバイル広告が予想以上に来店に貢献していることを実証できたのは大きな発見でした。この結果を受け、今後のテレビ、チラシ、オンライン広告への投資バランスをより効果的なものに変えなければという認識に立っています。

今後さらに必要となってくる、デジタルデバイスで Micro-Moments を捉えオムニチャネルでお客様の新しいお買い物習慣を創出していく、その戦略に「来店コンバージョン」のデータを活かしていきたいと考えています。」
(CI 室 シニアオフィサー 原田 良治 氏)

*PDF 版の事例はこちらからダウンロードできます。

株式会社セブン&アイ・ホールディングス 
http://www.7andi.com/index.html

世界 16 か国・地域におよそ 56,000 店舗、国内に約 19,000 店舗を展開し、コンビニエンスストア、スーパー、百貨店、専門店、銀行、ネット事業など、多様な業態を擁する世界でも類を見ない流通サービスグループ。
noreply@blogger.com (Google Blog)

2015 年の旅行業界の検索動向を発表

9 years 11ヶ月 ago
Posted by 香川美菜 トラベル担当 インダストリーアナリスト

Google は本日、2015 年の旅行業界関連の検索動向を発表しました。 

より多くの外国人旅行者の日本への興味関心を高めるには、日本の魅力を海外に積極的に発信することが重要です。世界において、日本の旅行関連語句がどのように検索されているか、「世界から見た日本」について検索動向をまとめました。

また、国内の旅行に関する検索動向をご紹介します。

Ⅰ. インバウンド(訪日外国人)旅行動向

カテゴリー別インバウンド関連検索(英語検索)1)2)

世界における「日本」関連の検索は増加傾向にあり、「観光(インバウンド)」関連は成長率 30% で伸びています。同時期の、世界旅行検索の成長率 11% と比較しても、訪日関連の伸びが高いこと、旅行の目的地として日本人気が高まっていることがうかがえます。


(参考:同時期の訪日外国人数の増加率は約 +50%)
1) 調査期間 2015 年 1 月 1 日〜 11 月 30 日
2) 日本関連の検索語句を、ファッション・食・日用品・コンテンツ・観光の 5 カテゴリーに分類



世界で最も検索されている、日本の地名ランキング1)2)3)

2015 年の日本地名検索では、1 位に [Tokyo]、2 位 [Ginza]、3 位 [Hiroshima] が続きました。

昨年との変化では、中華圏旅行者の爆買で話題になった [Ginza] が、年成長率 217% で急上昇しています。

[Fukushima] は、震災後の原発問題の影響で上昇していました。昨年度よりも順位は落としましたが、引き続き上位にランクインしています。

1) 調査期間 2015 年 1 月 1 日〜 11 月 30 日。日本も含む世界全体の値。
2) 英語検索で、完全一致 (昨年度と集計方法が異なる為、順位が若干異なる)
3) 一部の検索語句(Niseko、Sakura や Naruto 等)は、他カテゴリーが要因となり上位となっていたため除外 



世界で最も検索されている、日本観光地/イベントランキング(英語検索)1)2)3)

観光地/イベントに限定すると、昨年に引き続き [Mt. Fuji]、[Tokyo Disneyland]、[Tokyo Tower] がランクイン。東京の新たな名所 [Tokyo Sky Tree] も上位にランクインしました。

昨年に引き続き、[Universal Studio] の成長率が高く 93% でした。関西系の観光地の成長率は軒並み高く、注目度も非常に高まっています。

他にも、京都の [Arashiyama] の成長率が高く、 京都の名所として、また竹林の嵐山として人気が高まっています。
1) 調査期間 2015 年 1 月 1 日〜 11 月 30 日。日本も含む世界全体の値。
2) 英語検索で、完全一致 (昨年度と集計方法が異なる為、順位が若干異なる)
3) 一部の検索語句(Niseko、Sakura や Naruto 等)は、他カテゴリーが要因となり上位となっていたため除外
 


急上昇したインバウンド検索の特徴(多言語含む)

インバウンドで急上昇した(対前年の成長率が高い)検索語句の特徴として、1) 宿泊関連が多いこと、2) 東京以外の地域が多いことがあげられます。


1) 調査期間 2015 年 1 月 1 日〜 9 月 30 日
2) 一定規模の検索量があり、上昇率が上位 1000 の検索語句を分類


ここでいう宿泊関連には、「施設名」、「地名と宿泊の掛け合わせ」の検索語句が含まれますが、[Ryokan] という検索も上昇しています。訳されることなく、「旅館」そのものの概念が、語句と合わせて浸透しつつあることがうかがえます。
  • 検索語句例(検索量が多い順):Ryokan、Ryokan Kyoto、Ryokan Tokyo、Hiiragiya Ryokan、Hoshi Ryokan など
  • 他 Ryokans として複数形で検索されるケースも見られた。

「東京以外の地名」は、東京に比べて成長率が高い地域が多くみられました。特に大阪の検索成長依率は高く、特に簡体字・繁体字で [大阪] 関連の検索が多くありました。(実際に、「検索量が多かった語句」と「成長率トップ 1,000 語句」で、「東京」と「それ以外」の割合を比較すると、「成長率トップ 1,000 語句」の方では、東京以外が占める割合が高い傾向にあります。)



Ⅱ. 国内旅行動向

検索から見る動向

日本国内の旅行関連は年成長率 11% で増加しています。昨年同様に、モバイルからの検索が増えています(直近 2 年間のモバイル検索の成長率は 20%)。

今年の旅行検索のシーズナリティを見ると、検索のピークが GW と夏休みに加え、シルバーウィークにも存在したことが特徴でした。今年は例年よりも日の並びがよく、長めの休みを取りやすかったことが理由と考えられます。



 
国内・海外観光地ランキング1)

観光地別の旅行ニーズをみると、海外旅行は対前年比 6%、国内旅行は 14%(インバウンドは 30%)で成長しています。今年は旅行業界の売上傾向と同様2)に、海外旅行の増加は穏やかであった一方で、国内旅行の伸びが高いことが特徴としてうかがえます。観光地のランキングを見ると、国内観光地ではディズニーランドがトップ、次に USJ(ユニバーサルスタジオ)、沖縄が続いています。
海外観光地では、台湾、ハワイ、韓国が上位にランクインしています。観光地により、検索の増減に差が出ています。アジアの一部(タイ、ベトナム、香港)の検索は増加する一方で、欧州方面を中心に検索の減少がみられます(下図では割愛しているが、イタリア以外の欧州方面においても減少)。


年間を通じ、国際情勢など外部環境が主な要因で海外旅行が停滞する一方で、国内旅行の充実を求める声が高まりつつあることがいえます。来年度も引き続き、温泉等の国内資源、ローカル体験、民泊、長期滞在/ステイケーション3)へのニーズが高まることが想定されます。これらのニーズの変化をいち早く捉えマーケティングや商品造成に活かし、トライ&エラーを繰り返せるか否かが、多様化する旅行業界で益々重要となるでしょう。 

1) 海外観光地のランキングは、「旅行・観光・ツアー」との掛け合わせのランキング
2) 詳細は観光庁の「旅行業者取扱額」を参照下さい。http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/toriatsukai.html
3) ステイケーションとは「ステイ(STAY)」と「バケーション(VACATION)」から生まれた造語。近場のホテル等でゆったりと過ごすといった、新しい休暇のあり方。


こうした検索動向の分析には、Google の無料オンラインツール、Google トレンド(http://www.google.co.jp/trends/)もぜひご活用下さい。
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アプリ インストールを促進する新しいインタラクティブ広告のご紹介

9 years 11ヶ月 ago
Posted by Sissie Hsiao - ディスプレイ ネットワーク担当ディレクター、Pasha Nahass - ディスプレイ ネットワーク担当プロダクト マネージャー

アプリ デベロッパーの皆様は、アプリのインストールを促進する新しい方法を常に模索していることと思います。しかし、インストールされたアプリの 4 つに 1 つはまったく使われていないというデータもあり(英語記事)、インストール前後でアプリの利用を継続的に促すことが課題となっています。そのため Google では、アプリ内広告フォーマットの 1 つのデザインを刷新(英語記事)するなど、優れたアプリ広告の実現に努めています。

本日はそうした取り組みの一環として、2 つの新しい広告フォーマットをご紹介します。


広告内でゲームを試せる体験プレイ広告


体験プレイ広告(注: 米国のみでご利用いただけます)は、ユーザーがアプリをダウンロードする前に広告内で最大 60 秒間ゲームを試すことができるアプリ広告フォーマットです。実際のゲームを試してもらうことで、インストールの促進が期待できます。実際にゲームをプレイしてみた上でダウンロードをするユーザーは、いわば価値の高いユーザーということになります。

体験プレイ広告の特徴:
  • 本物さながらの臨場感を楽しめる、ゲームに特化した広告
  • ユーザーはダウンロードの前にゲームを試すことが可能
  • アプリを利用する見込みが高いユーザーによる広告のクリックとダウンロードを促進できる

「クッキージャム」の体験プレイ広告


柔軟にカスタマイズできるインタラクティブ インタースティシャル広告


インタラクティブ インタースティシャル広告のベータ版も立ち上げました。インタラクティブ インタースティシャル広告とは HTML5 広告で、それぞれのアプリに適したユーザー エクスペリエンスを提供できます。HTML5 を使ってデータを動的に取り込めるため、広告制作の自由度が高まります。柔軟にカスタマイズできる点を活かし、独自のブランド戦略を前面に打ち出し、特に強調したいアプリの特徴などを盛り込むことができます。インストール済みのアプリの利用を促進したい場合に特に効果的です。

インタラクティブ インタースティシャル広告の特徴:
  • 柔軟で美しい広告フォーマット
  • 独自のテスト機能と最適化機能
  • ダウンロードの前に、アプリの一部を試すことが可能
  • 独自のブランディング機能

Zalora はインタースティシャル広告を利用し、ギャラリー形式で新商品を紹介しました。まだアプリをインストールしていないユーザーも、画面をスワイプしてアプリの価値を体感することができます。

Zalora の例: ユーザーが画面をスワイプして情報を探せるインタラクティブ インタースティシャル広告


どの程度広告をカスタマイズするかは広告主様次第です。標準テンプレートに少しだけ手を加えても、完全に独自のクリエイティブを作成しても構いません。アプリのコンテンツを動的に取り込み、リアルタイムに広告を作成したり、クリエイティブや行動を促すフレーズを複数テストして、コンバージョンの促進につながる組み合わせを見極めることも効果的です。この広告フォーマットでは、単にアプリを説明するだけでなく、アプリ独自のエクスペリエンスでユーザーを刺激し、アプリを使いたいと思わせることができるのです。


Zalora の例: スワイプ可能なインタラクティブ インタースティシャル広告で商品を紹介


Google では今後も、モバイルの小さなスクリーンで大きな効果を発揮すべく、新しい広告フォーマットの開発に取り組んでまいります。

体験プレイ広告とインタラクティブ インタースティシャル広告は現在どちらもベータ版で、一部の限られた広告主様にご利用いただいております。また体験プレイ広告は、米国でのみご提供しております。ベータ版のご利用をご希望の場合は、担当のアカウント マネージャーまでご連絡ください。
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Google ショッピングのクリックシェアで年末年始のトラフィックを拡大

9 years 11ヶ月 ago
Posted by Dimitris Meretakis - Google ショッピング プロダクト マネージャー

年末年始にオンライン ショッピングに目を向けるユーザーは年々増えています。この時期は、オンライン ショップに買い物客を呼び込むチャンスといえます。

Google はこのほど、ショップの皆様がトラフィックを十分に獲得できているかを確認できるクリックシェアの提供を開始いたします。クリックシェアとは、「ショッピング広告で発生する可能性があった全クリック数」に対する「実際のクリック数」の割合を示す新しい指標です。


クリックシェアの利用方法


クリックシェアを活用すると、トラフィックを伸ばす余地がある商品グループを見極めることができます。必要に応じて広告を目立たせ、年末商戦期のサイトのトラフィックを最大限に増やしましょう。

まず、[商品グループ] タブに [クリックシェア] 列を追加します。この例では、「winter coats」のクリックシェアは 30% となっています。これは、「winter coats」の広告に対してクリックを獲得できるチャンスが 100 回あった内、実際にクリックを獲得できた回数は 30 回であったという意味です。この情報を基に「winter coats」の入札単価を調整して、広告がより多くの人の目に触れるようにしましょう。また、特に人気が高い商品については頻繁にチェックし、こまめに入札単価を見直します。


商品グループのクリックシェア指標


チェックリスト


トラフィックを増加させるだけでなく、キャンペーンを微調整して新たなユーザーにアプローチすることも、年末商戦期の売り上げ増加につながります。Google では、この時期に備えるための 2 つのチェックリストをご用意しました。年末年始のシーズンにぜひお役立てください。


このチェックリストやクリックシェアのデータを活用し、ぜひ良い年末、そしてお正月をお迎えください。
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モバイルアプリ プロモーション 4 つのヒント - 年末年始に向けて

9 years 11ヶ月 ago
Posted by Alexandra de Sá Moreira、グローバル プロダクト エキスパート、アプリ検索プロモーション

2015 年も残すところあと 1 ヶ月となりました。クリスマスや年末年始を控えたこの時期には、多くのユーザーがモバイル端末で買い物や旅行の予約、そして年始を迎える準備を行っています。実際、「おせち レシピ」や「おせち 通販」といった検索にモバイル端末が使用される割合は年々増えており、2014 年には 50% を上回っています

さらに、スマートフォンの販売台数が増える 12 月や、新たな目標(語学や貯金など)への挑戦のきっかけとなりやすい年始には、アプリのダウンロード数が増える傾向があります。


アプリ プロモーション 4 つのヒント


こうした年末年始は、アプリを宣伝する絶好の機会です。この時期に、適切な場所へ適切なタイミングで広告を掲載していただけるよう、4 つのヒントをご紹介します。

  1. ユニバーサル アプリ キャンペーンを利用する
    ユニバーサル アプリ キャンペーンは、Google ネットワーク全体(Google 検索、Google Play、YouTube、Google ディスプレイ ネットワーク)に広告を掲載し、広告主様が設定した目標インストール単価で Android アプリのインストール数を最大化するサービスです。

    1 つのキャンペーンを設定するだけで、既にアプリを利用しているユーザー、新しいアプリを検索しているユーザー、YouTube で動画を視聴しているユーザー、ウェブを閲覧しているユーザーに広くアプローチできます。

  2. Google Play ストアへの広告掲載を増やす
    4 人に 1 人のアプリユーザーは検索でアプリを見つけています(英語記事)1。多くの人がアプリを検索している Google Play に広告を掲載しましょう。

    また、Google Play デベロッパー コンソールでストアの情報掲載ページをテストし、できるだけ多くのユーザーにアプリをダウンロードしてもらえるようにしましょう。Google Play ストアに掲載する説明文やグラフィックを何パターンもテストし、インストール数を最大化できる方法を探ってください。

  3. モバイル端末の新規ユーザーをターゲットにする
    期間中、多くの人が新しいスマートフォンを手に入れます。こうしたユーザーがまず行うのは、アプリのインストールです。こうした需要をとらえるには、モバイル端末の新規ユーザーを対象としたターゲティングが効果的です。

    具体的には、AdWords でモバイルアプリのインストール キャンペーンを作成し、[インタレストとリマーケティング] で [新しい携帯端末] を選択します。必要に応じて入札単価を設定してください。

  4. 動画でユーザーを引き付ける
    新しいアプリ ユーザーにアプローチするには動画が効果的です。他のメディアに比べ、YouTube ユーザーがアプリをダウンロードする可能性は平均 2 倍2。米国では、オンラインで買い物をするユーザーの 42% が動画で下調べをしており、64% が YouTube で商品を探しています3。ブランド認知度の向上だけでなく、アプリのインストールを促進する手段としても動画を活用しましょう。

    YouTube を利用した「アプリのインストール」 キャンペーンでは、広告主様のアプリに関連するコンテンツや、広告主様のアプリに関心があるユーザーに広告を表示できます。また目標コンバージョン単価による自動入札にも対応しているため、入札管理の手間をおさえつつ成果をあげることができます。


1 Google / Ipsos、Mobile App Marketing Insights: How Consumers Really Find and Use Your Apps(モバイルアプリ マーケティング実態調査: アメリカの消費者はどのようにアプリを見つけ、利用しているか)、2015 年 5 月
2 Google 内部データ(2014 年)
3 Google 消費者アンケートに基づく統計データ(アメリカ)、2014 年 3 月。調査対象: YouTube、Hulu、ESPN.com、Facebook、comedycentral.com、Tumblr、Instagram、Vimeo、AOL、MTV.com
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検索語句から見る生活者のおせち購入行動

9 years 11ヶ月 ago
Posted by 早乙女太郎 - インダストリーアナリスト リテール業界当


11 月後半になり、そろそろお正月の過ごし方を考える時期になってきました。日本のお正月の楽しみの一つといえばおせちですね。おせちに関する検索語句にもさまざまな傾向が見られます。今回は Google 検索語句の動向からいくつかのおせちに関するインサイトをご紹介します。


<おせちに関する検索語句の推移>


おせちだけの検索数はここ近年増加傾向にあります。2010 年と 2011 年に検索数が大幅に増加した後は緩やかに上昇し、2014 年度は前年比で +8% 増となっています。

デバイス別に見るとスマートフォンからの検索数が著しく増え、2014 年には初めてスマートフォンからの検索割合が 50% を超えました。






<おせち関連の検索語句>


2014 年の PC とスマートフォンからおせちに関する検索語句を見てみると、PC における検索では購入に関連する検索語句が 20 位以内に 10 つランクインしました。一方モバイルでは、4 つにとどまっています。PC で購入に関連する検索が多いことから、金額も高く選択肢も多いおせちでは消費者はじっくり腰をすえて購買を検討していると推測できます。

一方スマートフォンからの検索語句をみると、上位 20 位におせち料理の作り方および盛り付け方に関する検索が多く見られます。これは、生活者がおせちの準備または完成した料理を盛り付ける瞬間に検索を行っていると推測できます。このような検索行動は、Google が提唱する Micro-Moments*(生活者が意図を持って検索する瞬間)を表しているのではないでしょうか。

*Micro-Moments の詳細につきましては、こちらのリンクをご参照ください。




<上位検索語句数の週ごとの変化>


オンラインでの購入を代表する「おせち 通販」は 12 月 3 週まで続伸していることが分かります。オンラインでのおせち販売は予約だけではなく、年末の駆け込み需要にも対応していると考えられます。

自宅でおせちを作る際に、作り方を調べるために使用する検索語句「おせち レシピ」は 12 月 3 週目から急伸しています。人々がおせちを作らなくてはと思い始めるのはこの時期でしょうか。

作ったおせちをどのように盛り付けるかに関しても高い関心があることが判明しました。正月は親戚も数多く集まる機会であるため、親戚からの目線を気にしている人がある一定数いるのかもしれません。   




本調査より、生活者のおせちへの関心は年々増加しており、特におせち購入に関連する検索の山が 12 月後半になっていることがわかりました。おせちを販売する企業は、消費者がおせちを購入したいと思った瞬間に自社おせちをアピールできるよう、AdWords で Google へのさらなる広告出稿を検討してはいかがでしょうか。
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クライアント センター(MCC)経由で Google アナリティクスのデータとリマーケティング リストを共有

9 years 11ヶ月 ago
Posted by Vishal Goenka - AdWords シニア プロダクト マネージャー

MCC アカウントは、複数の AdWords アカウントの成果をまとめてチェックしたり、一括で変更を加えたりできるツールです。このたび MCC アカウントに、2 つの機能が追加されました。1 つは Google アナリティクス アカウントとのリンク機能。もう 1 つは、リマーケティング タグとリマーケティング リストの共有機能です。


Google アナリティクスと MCC とのリンク


Google アナリティクスまたは Google アナリティクス プレミアムのアカウントを、MCC アカウントへ直接リンクできるようになりました。設定は、[アカウント設定] メニューの [リンクされたアカウント] から行います。複数のアカウントをまとめて操作できるので、Google アナリティクスと AdWords アカウントを個別にリンクする必要がありません。



目標、ウェブサイトの指標、リマーケティング リストなどのデータを Google アナリティクスから取り込む際、今後は 1 回の操作ですみます。新しい AdWords アカウントを MCC アカウントへ追加すると、その AdWords アカウントにも同じアナリティクス プロパティが自動的にリンクされます。

Google アナリティクスと MCC のリンクについて詳しくは、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。


リマーケティング タグとリストの共有


ディスプレイ ネットワークのリマーケティング検索広告向けリマーケティング リスト、そして類似ユーザーリストは、広告主様のサイトを訪れたことがあるユーザーへの再アプローチや、新規顧客の開拓に役立つ機能です。

このたび、MCC アカウントの [ユーザーリスト] でリマーケティング リストを直接作成し、複数の AdWords アカウントで共有できるようになりました。Google アナリティクスやカスタマー マッチから取り込んだリストも使用できます。

AdWords アカウントごとにリマーケティング リストを管理したり、アカウントを作り直すたびにサイトにタグを貼り直す必要がなくなります。




MCC の [ユーザーリスト] でできること


  • MCC アカウントで作成したリマーケティング タグ・リマーケティング リストを、複数のクライアント アカウント(子アカウント)に適用する
  • 子アカウントで作成したリマーケティング リストを、他の子アカウントと共有する
※リスト共有の対象とする子アカウントは、MCC の「アカウント」タブで選択できます。その後、[リマーケティング リストの共有] を有効にするよう、クライアント(子アカウントの管理者)にご依頼ください。

例: 同系列店の 1 号店と 2 号店の間でリストを共有     
※MCC の [ユーザーリスト] に追加したリストは、同じ MCC 配下で本機能を有効にしている全子アカウント間で共有されます。異なるクライアントのアカウントを同じ MCC で管理されている場合は、リスト情報の管理に十分ご注意ください。

MCC での表示

クライアント アカウント(2 号店)での表示
この新しい機能をぜひリマーケティング戦略にお役立てください。リマーケティング タグとリマーケティング リストの共有について詳しくは、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。
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