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楽天市場: キャンペーンの完全自動化で、販売数 2.6 倍、売上 2.9 倍を達成

10 years 2ヶ月 ago
Posted by E-Commerce 業界担当 インダストリーマネージャー 本橋徹 / オーディエンス ソリューション本部 統括部長 須田尚宏


インターネット・ショッピングモール「楽天市場」は世界的にもユニークな B2B2C 型のマーケットプレイスです。楽天市場の運営においては、常に売り手と買い手の利便性を追求し、膨大なデータを分析しながら科学的アプローチに取り組んでいます。

この事例では、自動入札 vs 手動入札 A/B テストを経て、キャンペーンを完全自動化することで大きな売上向上を達成した、楽天市場の取り組みをご紹介します。デバイスの多様化により増えたユーザー接点(Micro-Moments)を自動化によって効率良く捉えた例です。


導入の背景と戦略


楽天市場では、動的リマーケティングを利用することで「ターゲティング」と「クリエイティブ」は既に自動化していましたが、「入札」はこれまでの知見を活かし手動で商品カテゴリ、リーセンシー、広告サイズで広告グループを分けて運用していました。そこで、さらなる効果アップの可能性の 1 つとして、広告グループを統合し、自動入札を検証することになりました。

2014 年 9 月に、入札戦略ツールの 1 つ、目標広告費用対効果(広告費用対効果:ROAS の目標値を設定し、最適化に向け自動で入札単価を調整する機能)を使って自動入札 vs 手動入札 A/B テストを行い、結果をもって入札自動化を検討するという計画がスタートしました。


自動入札(目標広告費用対効果:ROAS 機能)の仕組みと効果


自動入札(目標広告費用対効果:ROAS 機能、詳細リンク先説明もご参照ください)を適切に活用すれば、手動で入札単価を設定するよりもコンバージョン数(販売数)や売上を伸ばせるほか、キャンペーン管理の時間を大幅に減らすことができます。

その仕組みを簡単にご説明します。自動入札は、AdWords の自動入札アルゴリズムが各広告オークションの状況に関するシグナルを分析し、広告クリックがコンバージョン(販売)につながる確率に応じて入札単価を毎回自動で設定しています。また、個々のシグナルだけでなく、シグナルの相関性も考慮して入札単価を算出します。

下記は分析されるシグナルの一例です。自動入札は、手動での入札では一度に加味しきれない量のシグナルを多角的かつリアルタイムに分析し、入札することで、手動に勝る最適化を実現するのです。



施策後の成果


2014 年 9 月、リマーケティング リスト内のユーザーを均等なグループに分け、同予算でキャンペーンを展開し、自動入札 vs 手動入札 A/B テストを実施しました。結果、手動入札キャンペーンと比べて、キャンペーン費用は -12%と抑えながら、自動入札キャンペーンではコンバージョン数(販売数) +12%、売上 +14% という成果をあげました(図 1 参照)。

この結果を受け、楽天市場は入札の自動化を導入しキャンペーン(ターゲティング、広告、入札)をすべて自動化しました。その後、投資を拡大し 2015 年 4 月には、コンバージョン数(販売数)は 2.6 倍、売上は 2.9 倍にまで拡大しました(図 2 参照)。現在では、入札調整含むこれまで手動で行っていた実行フェーズに関する業務はほぼ自動化が完了し、その分の時間は今後のユーザー戦略に関するディスカッションや新施策のチャレンジなどに一層割かれています。

(図 1)手動入札 vs 自動入札テスト結果 (図 2)自動入札導入後の推移



今後の展望


「昨年 9 月の導入より、継続的に高いパフォーマンスで運用を行うことができております。導入当初は、ターゲットとした ROAS 値よりも高い成果が出てしまう、ROAS 値変更時にパフォーマンスが安定しないなど、いくつか問題点がありましたが、度重なる Google 側のチューニングにより現在は解消されており、順調に運用をしております。 また今後は、検索広告についてもテスト運用を進め、導入していきたいと検討しております。」
(楽天市場事業マーケティング部アフィリエイト・マーチャンダイザーグループ ディスプレイチーム 門田 志穂氏)



*PDF 版の事例はこちらからダウンロードできます。

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楽天株式会社
• http://www.rakuten.co.jp/
• インターネット・ショッピングモール「楽天市場」を中核に、電子書籍、トラベル、銀行、証券、クレジットカード、電子マネー、ポータル&メディア、オンライン マーケティング、プロスポーツなどのサービスをネット上からワンストップで提供
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Google と考える Micro-Moments(4): Micro-Moments を活かしてリレーションシップを強化する

10 years 2ヶ月 ago
Posted by 緑川 徹生 - パフォーマンスソリューション エキスパート


これまで、認知・検討・コンバージョンという流れで、購買ファネルに沿って Micro-Moments の活用方法を解説してきましたが、最終回の今回は 4 つ目にあたる「リレーションシップ」がテーマになります。そして、モバイル マーケティングにおける「リレーションシップ」の強化について考える上で、今回はモバイルアプリに重点を置いて、Micro-Moments を捉え・活用する方法について解説します。

モバイルアプリの重要性は、従来エンターテイメント系サービス(特にゲーム)や新規事業をアプリベースで開発する場合などに語られることが多かったのですが、既存の事業における顧客との「リレーションシップ」強化という観点で考えると、より多くの企業様がアプリ作成に本格的に取り組むべき理由が見えてきます。


1. 生活者の Micro-moments を捉える上でのアプリの重要性


まず、生活者の Micro-Moments を捉える上で、アプリは欠かすことができない領域です。データで見てみると、1 人のユーザーは 1 週間に 1,500 回なんらかの操作をスマートフォン上で行っているのですが*1、時間消費の内訳を見ると、そのうち 86% の時間はアプリ上で使われています*2。これは、モバイル端末で発生する Micro-Moments について考える際に、ユーザーにとって便利なアプリ サービスを提供できていない場合、大きな機会損失を生んでいることを意味します。

ただし、ウェブサイトをすでにお持ちの企業様の場合、アプリをさらに開発するメリットを理解しないと、着手が難しいかもしれません。そんなときは、以下 4 つのアプリの強み・メリットについて考えてみてください。

  1. より豊かな UI/UX: アプリでは、ウェブと比べて豊かな表現やインターフェイスを実現できます。このため、一般的にアプリユーザーは、ウェブ上よりも高いアクティブ率(ネットサービスを活発に、あるいは日常的に利用している人の割合)を見せ、購買展開率(サービスにおけるコンバージョンの起こりやすさ)などもより高くなります。
  2. 素早いサービスの立ち上げ: スマートフォンのホーム画面にアプリのアイコンが常駐していますので、ユーザーの Mirco-Moments が生まれた直後に立ち上げてもらうことが可能です。
  3. オフライン情報の活用: 重いデータなどを都度ダウンロードする必要がありません。また、ユーザーの過去の入力情報を保存し、次回の立ち上げ時にそのまま継続的に利用することが可能です。
  4. アプリユーザーによるより高いサービス利用意向: アプリのインストールは、実は非常に強い意図を持っているユーザーによる行動です。多くのアプリユーザーは、わざわざそのサービスのブランド名やサービスに関するキーワードを検索したりして、ストアのアプリのページにたどり着き、そのサービスを利用するつもりでインストールを行うのです。

実際に、アメリカでの調査で、アプリを持っているユーザーの活発な購買活動が報告されています。

各業種のアプリ ユーザーに聞き取りしたところ、過去 30 日間でこんなにも多くの割合のユーザーが何らかの購買活動・加入契約を行っています。これはアプリが Micro-Moments を捉えていることの証左です。*3



このようにアプリは大きな可能性を秘めていますが、取り組むべきテーマが大きく 2 つあります。LTV(Life Time Value、顧客生涯価値)とインストールです。

アプリにおける LTV は、アプリユーザーが、1) どのくらいの頻度で、2) どのくらいの期間アプリを使い続け、3) またそのうちどのくらいのユーザーが実際に購買活動を行い、4) どのくらいの金額を消費するのか、という 4 つの指標で計測されます。ここでは、そのアプリがユーザーの Micro-Moments に応え続け、満足させているか、が鍵になります。

また、インストールについては、プロモーションなどによってユーザーボリュームを確保する必要があります。これも、ユーザーが「アプリが欲しい」と思う Micro-Moments をマーケティング施策によって捉えることが重要です。


2. Micro-Moments を捉えて LTV を向上させる


まずアプリを作ったことによるビジネス上の付加価値がはっきりしないと、プロモーションへの投資も難しくなってしまいます。

アプリが高い LTV を発揮するためには、「使われる質の高いアプリ」を作り、しっかりとユーザーに使い続けてもらうための「仕組みづくり」が必要です。実際に、1 ヶ月間でアプリがアンインストールされてしまう割合は 95%であり*4、20% のアプリは 1 回しか使われずに終わってしまいます*5。ユーザーの Micro-Moments に応えることができないアプリは、まず使い続けてもらうことすら難しいのです。

アプリの成功企業は、以下の 4 つのポイントを特に押さえています。

  • わかりやすさ・アプリの品質を重視: シンプルでわかりやすいアプリ、そしてユーザーのニーズにしっかりと応えているアプリ。
  • 簡潔な登録・購買フローの実現: これは例えば、実際に何かアプリで何かを購入しようとしているユーザーに煩雑なフォームの入力を強いることは避けるべき、ということです。
  • ユーザー分析に基づくアプリ改善: ユーザー層分析を行い、Micro-Moments の発生の瞬間、アプリに期待されること、ニーズの高いユーザーグループを把握します。
  • ディープリンクを活用したリテンション施策: ユーザーの Micro-Moments 発生時にアプリで即時対応することで、ユーザーを引きつけて定着させます。


a 質の高いアプリを作る


まず、ユーザーに長く使い続けてもらえるアプリを作ることが、何にもおいて大事です。

リクルートマーケティングパートナーズは、中古車カーセンサーの事業においてアプリにいち早く取り組まれました。現在、アプリのユーザーのアクティビティはモバイルウェブにおけるそれよりも遥かに高くなっており、1 週間後の継続利用率を比較しても 5 倍、1 ユーザーあたりのセッション数は 3.5 倍にもなっています。ユーザーにアプリを利用してもらうことの付加価値は明らかです。*6

注目すべきアプリの機能としては、ユーザーの閲覧履歴や検索条件をアプリ上で記憶し、購入検討をいつでもすぐに再開できる機能や、登録した車の新着在庫のお知らせを受け取ることができるプッシュ通知があります。中古車購入を検討しているユーザーの Micro-Moments に応えようとしています。




Online to Store(O2S)では、Walmart の Saving Catcher という機能が目を引きます。これは、ユーザーが Walmart で買物を行った際に、レシートをアプリのカメラ機能で撮影すると、近隣の他の店舗のチラシの情報と比較して、最低価格との差分を次回来店時のクーポンにするというものです。

また、店舗内の在庫情報との連動や、広い店内での陳列位置の表示など、買物に役立つ機能が充実しています。Walmart のこのアプリを持っているユーザーは、持っていないユーザーに比べて来店率が 2 倍に向上し、平均購入金額が 40% も高くなっているということです。*7



このように、すでにウェブや店舗などでの成功があり、さらにユーザーとのリレーションシップを強めるためにアプリを作る場合、ユーザーの Micro-Moments を捉えてより高い LTV を生み出すことが可能です。

Google では、Android プラットフォームを提供していることから、アプリデベロッパー様にモバイルアプリのビジネス成功のためのより詳細な Tips もご用意していますので、ご覧ください。


b より使ってもらうための仕組みを作る


アプリ内の特定のページに対して直接リンクを行うディープリンクは、今後アプリでのサービス提供を考える上で必須のテクノロジーになります。このディープリンクは、実は先ほどご紹介したカーセンサー、Amazon、Walmart のアプリでも活用されています。オーソドックスな活用方法としては、直接、アプリ内の個別のキャンペーンや商品情報などにリンクを貼るというものです。

現在、ディープリンクを活用するための Google のソリューションとして、以下 3 つをご用意しています。

  • App Indexing: 自然検索結果において、アプリをすでに持っているユーザーに対しては関連するページのディープリンクを表示するというものです。
  • Voice Actions API: Google の Voice Actions から特定のアプリの特定のアクションを呼び出します。音楽を聴いたり、商品を指定して購入するなどのアクションを声で呼び出します。
  • Now API: Google Now カードからもディープリンクを呼び出すことができます。

2015 年 9 月現在、Voice Actions API および Now API はベータプロダクトであり、すべてのお客様にご実装いただけるものではありませんので、ご了承ください。



例えば食べログでは、App Indexing の導入から 5 週間後、アプリのお店ページの PV が 9.6% 増加したとのことです。*8 今後アプリを持っているユーザーに対しては、より高いアクティビティが期待される場合、ウェブではなくアプリ内の特定のページに優先的にリンクを飛ばすことが一般的な手法になってくると考えられます。

また、ディープリンクの技術は広告にも活用が可能です。現在、検索結果連動型広告において飛び先をディープリンクに指定することや、ディスプレイの再エンゲージメント広告のリンク先をディープリンクとすることなどが可能となっています。

広告においても、既存ユーザーに広告を表示する際に、ウェブサイトにリンクするかアプリのディープリンクを開くか、という選択を行う機会が今後増えてくると考えられます。


3. Micro-Moments を活用してインストールを促進する


実はアプリを多くのユーザーに見つけてもらい、インストールをしてもらうのも簡単なことではありません。アメリカでの調査によると、スマートフォン ユーザーの 2/3 は過去 1 ヶ月間アプリをダウンロードしていないそうです。*9 また、世の中には膨大なアプリがありまして、今この瞬間もアプリマーケット上に 100 万以上のアプリが存在します。

インストール ボリュームを獲得するためにも、Micro-Moments について考えることが大変重要です。そのアプリのサービスをユーザーが必要として、スマートフォンにおいて検索や調査のアクションを取る瞬間に、ふさわしいアプリの紹介を行うことができることが望ましいです。実際 75% のユーザーが、アプリをダウンロードする前に何らかの検索や比較を行うそうです。*10

Google がもっているアプリ プロモーションに利用可能な掲載面は、これらをカバーすることができます。よく使われる検索画面、それに Google Play 上の検索はユーザーの能動的な Micro-Moments を掴む大事な場所です。また関連性の高いコンテンツを見ている瞬間も、プロモーションのための重要な機会です。ユーザーのアプリに対するニーズが高まる Micro-Moments を想定しながら、プロモーションに取り組んでください。



4. Micro-Moments を活かせたか効果を測定する


では、これらの効果の計測はどのように行われるのでしょうか。

1 つが LTV に関連して、アプリそのもののパフォーマンスを計測することが重要です。
  • アプリ内分析: どのような生活者がどのようなアプリの使い方をしているのかを分析します。その分析を基にリマーケティングのリストを作ることもできます。また、例えば 30 代の女性が好むものを特定し、お勧めとして表示することで、購買にいたる可能性を上げることもできます。
  • 収益性分析: ユーザーが実際に購買にいたるまでのボトルネックを発見し、アプリの改善を行うことができます。離脱率が高いポイントはどこでしょう?また、いち早い不具合の発見にも役立ちます。
  • アトリビューション: 例えば複数のチャンネルをまたぐコンバージョンを追うことができます。皆さまのユーザーは、御社ウェブサイトも訪れて、その後にアプリでコンバージョンしているかもしれません。

もう 1 つの観点として、アプリのインストールの効率化のための計測があります。
  • 経路分析: どのキャンペーン、ネットワークのインストール効率が高かったかを判断するものです。これによって、広告配信を最適化できます。
  • インストール後アクション: インストール ボリュームばかり追うことは得策ではありません。質の高いユーザーがどの経路から獲得できているかの分析も重要になります。

最後に、実際に普段の KPI として見るべき指標を確認しましょう。

まず、インストール数はプロモーションのためにしっかりと計測しましょう。問題は、その後です。まず、リテンション(どのくらいの割合でユーザーが残ってくれるのか)、顧客単価(どれくらいお金を使ってくれるのか)、継続期間(どのくらい長くサービスにとどまってくれるのか)を計測します。これらのことが分かって初めて、LTV が算出可能になります。

この LTV の本当の価値を知らなくては、実際にどの程度インストールにコストをかけられるかの判断はできません。



5. Key Takeaways


以下 3 点が、今回のまとめです。
  • ユーザーの Micro-Moments に応え続ける質の高いアプリを作り、使い続けてもらうための仕組み(一例として、ディープリンク等)を取り入れる。
  • ユーザーの Micro-Moments を捉えるプロモーションを行う。
  • それらを実現するためには KPI の可視化と PDCA の遂行を行う。



連載: Google と考える Micro-Moments - 過去の記事はこちら

第 1 回: マーケターにとって見逃せない瞬間「Micro-Moments」とその活かし方
第 2 回: Micro-Moments を活かして認知を獲得し検討を促す
第 3 回: Micro-Moments を活かしてコンバージョンを増やす




*1 Mail Online, “How often do YOU look at your phone? The average user now picks up their device more than 1,500 times a week”, 2014 年
*2 Flurry, “Apps Solidify Leadership Six Years into the Mobile Revolution”, 2014 年
*3 Google and Ipsos Media CT, 2014 年
Google partnered with Ipsos MediaCT on the Consumer Mobile Apps Study to uncover consumer smartphone app acquisition and usage behaviors. Online survey was conducted Sep. 12-22, 2014 in the U.S. among 8,470 smartphone users aged 18-64 who have used any smartphone apps in the past 7 days and have used Entertainment, Finance, Gaming, Local, Retail, Social, Tech, or Travel apps in the past 30 days.
*4 Nuance, 2011 年
*5 Localytics, 2014 年
*6 リクルートマーケティングパートナーズ様からの情報提供
*7 Fast Company, 2014 年
*8 食べログ様からの情報提供
*9 comScore US Mobile App Report, 2014 年
*10  Google and Parks Associates, Consumer Apps Survey, 2014 年
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Google マイビジネスのビジネス情報ご確認のお願い

10 years 3ヶ月 ago
Posted by Google マイビジネス チーム


よりお客様を増やすには、オンライン上で自社のサービスや製品についての認知度を高めることが重要です。Google で営業時間や写真など多くの情報を提供すると、そうでない場合より、ビジネスの信頼度が 2 倍以上になるという調査結果もあります*。一方、オンライン上の情報が最新のものでない場合、例えば、ユーザーが住所や営業時間をオンラインで確認して来店し、お店に着いたときに初めて変更されていることに気づいた場合、ユーザーはとても不快に思います。

Google では、ユーザーがお店や企業の情報をより簡単に探せるよう、サービス向上に努めています。そのため、Google マイビジネスをご利用いただいているものの、過去 1 年間に一度もログインがなかったビジネス オーナーの皆様には、Google からログインとご登録情報の確認をお願いするメールをお送りすることがあります。


メールを受け取ったら


このようなメールを受信した場合、本文に記されたステップに沿って Google マイビジネス ダッシュボードにログインのうえ、必要に応じて情報の修正をお願いいたします。Google から通知が送信されてからもアカウントにログインいただけない場合、アカウント認証が取り消されたり、Google マップから情報が削除される可能性があります。


定期的なログインのお願い


Google マイビジネスをご利用いただく際は、少なくとも半年ごとにアカウントにログインし、ご登録情報を確認していただくことを推奨しております。 Google に正しい情報を登録することで、Google 検索やマップのユーザーに継続的に正確な情報を提供することができます。この作業は数分で終わりますので、ご協力をお願いいたします。

Google マイビジネス アカウントには、www.google.com/business よりアクセスいただけます。また、ログイン情報を忘れた場合、またログインに際してエラー等が表示される場合は、こちらをご覧ください。

*Google/Oxera, The Benefits of Complete Business Listings, December 2014


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動画キャンペーンと AdWords の機能の統合 – すべての TrueView キャンペーンが AdWords に移行します

10 years 3ヶ月 ago
Posted by 旧動画広告向け AdWords チーム
Lane Shackleton - Google プロダクト マネージャー、 Ammar Ibrahim - プロダクト マネージャー、 Avi Fein - プロダクト マネージャー


これまで、TrueView 動画キャンペーンの作成や管理は AdWords 管理画面の専用ページ(「すべての動画キャンペーン」ページ)で行っていました。そのため、TrueView キャンペーンとその他のキャンペーンの両方をご利用の場合は、2 種類の画面を行き来する必要がありました。また、これまでは動画キャンペーンで AdWords の一括管理ツールを利用することもできませんでした。

この度、TrueView が AdWords のメインの管理画面に移動し、検索、ディスプレイ、ショッピングといった各種キャンペーンと一緒に取り扱えるようになりました。

これに伴い、AdWords の各種一括管理ツールも TrueView に対応しました。今後は TrueView キャンペーンでも新機能を速やかに利用できるようになります。


新しい管理画面のご紹介


左上のナビゲーションでは、特定の種類のキャンペーンだけを表示できます。たとえば「動画」を選択すると、動画キャンペーンのみが表示されます。表示項目の設定は画面ごとに記憶されるため、キャンペーン タイプを切り替えるたびに選択し直す必要はありません。



広告グループ


また、TrueView の従来の「ターゲット グループ」に代わって、検索、ディスプレイ、ショッピング キャンペーンと同様「広告グループ」が導入されます。各広告グループでは、インストリームかインディスプレイのどちらかの TrueView フォーマットを選択します。広告グループごとに選べるフォーマットは 1 つだけですが、キャンペーンには複数の広告グループを設定できるので、キャンペーン単位ではこれからも両フォーマットの広告を掲載できます。

新しい動画キャンペーンを作成するには [+ キャンペーン] をクリックし、タイプとして [動画] を選択します。



各キャンペーンでは、[+ 広告グループ] より新しい広告グループを作成できます。



キャンペーンの管理、最適化、レポート作成


TrueView が AdWords に移行したことで、キャンペーンの管理、最適化、レポート作成の各種ツールも利用可能となります。

一括編集機能: 管理画面上で複数のキャンペーンをまとめて編集できます。
一括アップロード機能: キャンペーンの現在の設定をダウンロードしてまとめて編集し、変更内容をアカウントにアップロードできます。
レポートのスケジュール設定: スケジュールを設定してレポートを自動作成したり、登録したメールアドレスに定期的に送信することもできます。



動画キャンペーンのレポート機能も充実しました。キャンペーン名、ラベル、費用、コンバージョン数などをもとに、掲載結果にフィルタをかけることができます。



動画用の各種機能も AdWords に移行しました。たとえば動画リマーケティングを [共有ライブラリ] で、YouTube とのリンク設定を [リンクされたアカウント] で利用できます。動画広告の分析情報を [動画] タブで参照できるほか、[動画ターゲティング] タブではターゲット設定を管理できます。






アップグレードの方法について



本日よりキャンペーンをアップグレードし、新しい広告グループ構造に移行して TrueView キャンペーンを管理できるようになります。[すべての動画キャンペーン] をクリックしてアップグレード センターに移動すれば、すべてのキャンペーンのアップグレードをまとめて処理できます。





過去の掲載結果やターゲット設定もすべて引き継がれます(こうした情報はキャンペーン単位の表示に切り替えることで参照可能です)。ご自身でキャンペーンのアップグレードを行わない場合でも、6 週間後には自動的にキャンペーンがアップグレードされます。


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Google と考える Micro-Moments(3): Micro-Moments を活かしてコンバージョンを増やす

10 years 3ヶ月 ago
Posted by 水谷 嘉仁 - パフォーマンスソリューション エキスパート

1.  Micro-Moments を見極め、「最適なメッセージ」を「最適なタイミング」で届ける



世界中で 1 日に検索数は 30 億回を越え、日々検索される語句の 15% は今までに検索されたことがありません。*1

検索語句のレポートを分析していると、こんなのどうやって検索したの?と思うことが多々あります。コピペや音声検索でしょうか、特にモバイルの検索語句では、非常に長い住所であったり、まるで温泉の効能のような文章など予測することが難しいものが多くあります。おそらくどこか旅行先の温泉をさがしている Micro-Moments とも推測できます。

こうした多様化した生活者の Micro-Moments を柔軟に捉えるためには、従来のキーワードによるターゲティングでは限界があります。そこで、ターゲティングを自動化する「動的検索広告」を活用すると、自社のウェブサイトに関連する検索語句に対して自動で広告を配信することが可能になります。

その動的検索広告を国内で一番活用し、生活者の Micro-Moments を的確に捉えていらっしゃる楽天市場とリクルートライフスタイルに検索広告キャンペーンのデータを提供頂き、今年の 3 −4 月にかけての 1 日における時間帯別の Micro-Moments をそれぞれグラフ化してみました。


楽天市場のデータより


オンラインショッピングの Micro-Moments をデバイスごとに見てみると、モバイルのクリック数が終日においてパソコンを上回っています。生活者が「何か買いたい」と思ったときに、いかにモバイルで情報を検索しているか読み取ることができます。

ちなみに昨年のデータと比べると、昨年の同時期にはなんとパソコンのクリック数が終日においてモバイルを上回っていました。この 1 年で、モバイルのクリック数が 3 倍以上に伸びており、オンライン ショッピングはモバイルファーストになったと言えるでしょう。




リクルートライフスタイルのデータより


レストランでは、生活者が「何か食べたい」とレストラン情報を探すクリックは、お昼と夕方の食事時にピークを迎えます。特に夕方には、パソコンとモバイルのピークに時差があるのも特徴的です。やはり、モバイルでは外出先での直前の情報検索が多いことが想像され、まさにモバイルならではの Micro-Moments であると言えるでしょう。

また美容では、生活者が「髪を切りたい・ネイルをしたい」とモバイルで情報を探す時間帯には、1 日の中で大きく 4 つのピークがあるようです。察するに、学生であれば授業の合間の休み時間や、会社員であれば終業時間でしょうか。こと美容についての Micro-Moments は圧倒的にモバイルからになっています。




個々の生活者の Micro-Moments を継続的に捉える


ある調査によると、95% のサイト訪問者は初回訪問時にコンバージョンしないまま離脱し*2、また、49% のサイト訪問者はコンバージョンするまでに 2 −4 回再訪問するとも言われております*3。一方で、ターゲットを絞った広告は、その効果の度合いが 2 倍になるというデータも出ています*4。せっかく認知・検討段階でサイトを訪問した生活者を、コンバージョンまで落とし込めるかは、いかに「個々」の生活者の Micro-Moments を「継続的」に捉えられるかにかかってきます。

そのためには、サイト訪問者との接点をできるだけ多く把握する必要があります。まず最初に、ウェブサイトに訪れた生活者のサイト内での行動履歴を収集し、適切にセグメント化します。ここで、陥りがちな「策士策に溺れる」パターンに気をつけてください。より詳細に生活者をセグメント化しようと、リマーケティング リストを細分化し過ぎてしまい、実際の広告運用に活用できなくなるケースをよく見かけます。

そんな時は、Google アナリティクスのスマートリストをご活用ください。スマートリストは Google アナリティクスの 250 以上ものシグナルを使って、サイト訪問者の中からコンバージョンの可能性の高いパターンを分析し、リマーケティング リストを自動で作成します。

データ収集とセグメント化の準備ができたら次は、実際の広告運用です。検索広告・ディスプレイ広告ともにリマーケティングを活用して、個々のサイト訪問者が再度検索をしたりコンテンツを閲覧している、まさにその Micro-Moments を逃さず再びアピールします。

また、サイト未訪問者に対しても、Google ディスプレイ ネットワーク、YouTube, Gmail を通じて、生活者が購入を検討している Micro-Moments を見極め、積極的にサイト訪問を促すことが可能です。

主にディスプレイ広告は認知・検討からコンバージョン、検索広告は検討からコンバージョンにかけてよく機能します。たとえ検索広告・ディスプレイ広告のキャンペーンを別々に運用していても、広告を通してリーチする生活者は同じであると考えるべきでしょう。リマーケティング戦略としては、認知・検討・コンバージョン、そしてその後のリレーションシップの強化まで、個々の生活者の  Micro-Moments を検索・ディスプレイ ネットワークをまたいで包括的に捉える必要があります。


自動化の活用


Micro-Moments を捉えるベストプラクティスとしては、ターゲティング、広告、入札単価を自動化することが効果的です。検索ネットワークでは、動的検索広告と検索広告向けリマーケティング リストと自動入札の目標 CPA を併せて活用することで、インデックスされたウェブページを活用し、訪問歴がある生活者に向けメッセージと入札単価を最適化することが可能になります。

一休レストランでは、ターゲティング・広告・入札単価の調整のすべてを自動化することで、モバイルのコンバージョン数を昨年対比で+136% に倍増することに成功しました。また、動的検索広告の検索語句レポートより、鉄板焼きやアフタヌーンティーの需要の変化をタイムリーに捉えて特集ページを開設し、それらをディスプレイ広告として運用することで新規顧客の獲得にも取り組むことができました。



ディスプレイ ネットワークで Micro-Moments を捉えるには、ぜひ、動的リマーケティングと自動入札の目標 ROAS を併せて活用してみてください。そうすることで、訪問歴がある生活者に向けメッセージと入札単価を最適化することが可能になります。

楽天市場では、動的リマーケティングで手動入札と自動入札をテストしたところ、自動入札において販売数では +12%、売上では +14% の増加が確認できました。その後、予算の拡張や目標  ROAS を調整しながら販売数を 2.6 倍、売上を 2.9 倍に成長させるまでになりました。まだ手動で入札単価を調整されているキャンペーンがあれば、ぜひ、活用してみてください。




モバイルサイトのユーザー エクスペリエンス


「最適なメッセージ」を届けるということは、広告だけではありません。広告を通して生活者がたどり着くウェブサイトも重要な役割を占めます。せっかくモバイルでの Micro-Moments を見極めても、モバイルサイトでのユーザー エクスペリエンスが良くないと簡単にはコンバージョンには結びつきません。

ユーザー エクスペリエンスの悪いモバイルサイトで広告を運用することは、野球で例えるなら打率の悪いバッターをひたすら打席に送るようなものでしょう。基本的なモバイルフレンドリー施策を抑えた上で、モバイルサイトのユーザー エクスペリエンスを高めるための 25 の設計指針も併せてご確認下さい。

LIVESENSE では、ユーザー エクスペリエンス改善の結果、コンバージョン率(応募率)は 16.7 ポイントも改善され、モバイルからの応募数が昨対比で +40% も増加しました。


2. Micro-Moments を活かせたか効果を測定する


多くの方はオンラインでのラスト クリックのコンバージョンを効果測定の指標にされていることでしょう。現時点では弊社の自動入札機能もラスト クリックのコンバージョンを基準にしているのでこれは仕方がないかもしれません。

ただし、デバイスをまたいだコンバージョンは統計的に 95% の信頼がないとレポートに表示されません。つまり、この数字がレポートされているキャンペーンについては確実にデバイスをまたいでコンバージョンしている生活者がいるといえます。生活者のモバイルでの  Micro-Moments を的確により多く捉えるためには、まずは、オンラインでのラスト クリックのコンバージョンを超えて、推定合計コンバージョンのレポートを見ることから始めてください。


3. Key Takeaways


まずは可能な限りの自動化をしてください。ターゲット、広告、入札単価のすべてを自動化することが、Micro-Moments を効率的に活かすポイントになります。

そして、モバイル UX の最適化をしてください。素晴らしいユーザー エクスペリエンスを提供することが、Micro-Moments を最大限に活かすポイントになります。

最後に、アトリビューションを活用しはじめてください。ラスト クリックを超えたコンバージョンを考慮することが、これまで以上に Micro-Moments を適切に捉えるポイントになります。


連載中:「Google と考える Micro-Moments」


第 1 回: マーケターにとって見逃せない瞬間「Micro-Moments」とその活かし方
第 2 回: Micro-Moments を活かして認知を獲得し検討を促す
第 4 回: 次回は "Micro-Moments を活かしてリレーションシップを強化する" というテーマで、弊社パフォーマンスソリューション エキスパートの緑川から投稿します。


*1 Google 調べ
*2 Understanding Shopping Cart Abandonment(ショッピング カートの放棄に関する分析)、Forrester Research、2010 年 5 月
*3 Google/Compete によるスポーツ用品に関する調査:(2011 年 9 月~2012 年 9 月)クリックストリーム BF02(アクセスしたブランドの数)
*4 Media Economy Report, Magna Global, 2014 年
noreply@blogger.com (Google Blog)

9 月開催オンライン セミナーのご案内 -Google Merchant Center およびデータフィードについて

10 years 3ヶ月 ago
Posted by AdWords オンライン スペシャリスト 松田 隼


Google では、定期的にオンライン セミナーを開催しています。
今回は 9 月 3 日のセミナーについてご紹介します。

【次回セミナーのスケジュール】
9 月 3 日(木)14:00 ~ Google Merchant Center およびデータフィードについて(登録はこちら


■ Google Merchant Center およびデータフィードについて


9 月 3 日のオンライン セミナーでは、Merchant Center およびデータフィードをテーマとして取り上げます。

Google Merchant Center とは、ショップで扱っている商品データを管理するツールです。商品情報をまとめたデータフィードをこのツールにアップロードすることで、Google ショッピング広告や小売業向けの動的リマーケティングのご利用が可能となります。

今回のセミナーでは Google Merchant Center の概要、アカウントの開設方法、そしてデータフィードの概要や仕様、作成方法を紹介する予定です。

なお今回のセミナーは新たに Merchant Center アカウントを作成いただきたい方から、既にご運用中の広告主様まで、幅広い皆様にご活用頂ける内容となっております。 特に Google ショッピングや動的リマーケティングの活用をご検討いただいている皆様は是非ご参加ください。

以下詳細です。

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日時:9 月 3 日(木)午後 2 時
所要時間:60 分
テーマ: Google Merchant Center およびデータフィードについて

内容
1. Google Merchant Center とは
2. Google Merchant Center アカウントの開設
3. データフィードの作成
    a. データフィードの概要
    b. データフィードの仕様
    c. データフィードの登録・アップロード

参加方法:こちらのリンクよりお申し込みください。
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なお、このセミナーはどなたでも参加いただけますが、参加には事前登録が必要となります。事前登録いただいた方には、開催前日までにセミナー視聴ページのリンクをお送りいたします。

皆様のご参加、心よりお待ちしております。
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Google と考える Micro-Moments (2): Micro-Moments を活かして認知を獲得し検討を促す

10 years 3ヶ月 ago
Posted by 中村 全信 - ブランドソリューション エキスパート

前回は、生活者のそれぞれの明確な「意図」が生まれた瞬間、つまり Micro-Moments を捉えることがマーケターにとって必要不可欠であることを紹介しましたが、今回は、その Micro-Moments をどのようにつかみ、認知を獲得して検討を促すのか。そしてその効果をどのように測定すべきかを紹介します。


1. Micro-Moments を見極め最適な情報を最適なタイミングで届ける


a. リーチを獲得する


まずはじめに考えることは、認知の獲得です。Micro-Moments でのコミュニケーションはもちろん重要ですが、その前の段階でブランドに対する認知が高ければ、Micro-Moments でより選ばれやすくなることは言うまでもありません。そのためにも、認知度とともに、場合によっては好意度も同時に高める必要もあるでしょう。

次に考えることが、リーチのボリュームです。Micro-Moments は生活者ごとに、毎日無数に発生しています。いつ何時起こっているかわからない Micro-Moments を逃さずつかむためにも、圧倒的なリーチが必要になります。日本最大級のネットワークである Google ディスプレイ ネットワーク(GDN)は日本のインターネット ユーザーの 91.2%*1 にリーチしており、同時多発的に発生している多様な Micro-Moments を大量に捉えることを可能にします。

そして、「(何かを)知りたい」「(どこかに)行きたい」「(何かを)買いたい」と思った瞬間にまずはじめに手に取るモバイルは、Micro-Moments をつかむ上でもっとも重要なデバイスと言えます。

さらに、常に持ち歩く身近なパーソナルデバイスだからこそ、まだ Micro-Moments が発生していない時点でブランドの認知を獲得し好意を形成することができます。例えばニュースの閲覧、メールの確認、動画の視聴といった何気ない日常の情報消費で、「このブランドについてもっと知りたい」といった明確な意図、つまり Micro-Moments を生み出すことも可能にします。

2015 年 7 月 時点での日本の YouTube のアクセスは約 70%*2 がスマートフォンを中心とした PC 以外からの視聴であり、動画視聴のメインデバイスはすでに PC からモバイルにシフトしています。さらに、YouTube モバイル(モバイルウェブ、アプリ含む)のトップページには、1 日に平均で約 16,000,000 *2 のユニーク ユーザーがアクセスしており、実に PC トップ ページの 5 倍に値します。

また、YouTube モバイル トップページの広告スペースを 1 日買い切ることができるモバイルビデオマストヘッドの 1 日当たりの平均的な動画再生は約 280,000 回です。これは自動再生ではなく、生活者が見たいという意図を持って動画をタップして再生した回数であり、まさに Micro-Moments を生み出すためのフォーマットでもあるのです。



b. コンテクスト(文脈)をとらえる


「壊れたヘアドライヤーの修理や買い替えを検討している美容に興味をもつ女性」「今夜のディナーのレシピを検討している母親」「夏休みの旅行先の選定中の車好きの男性」など、明確な「意図」を持った Micro-Moments にいる生活者には、それぞれ具体的なコンテクストが存在します。

そのコンテクストを的確に捉えることができるのが、Google のターゲティング テクノロジーです。オーディエンス(Who = 年齢性別、子供の有無、興味関心など)、コンテンツ(What = 閲覧サイトのトピック、ジャンル、コンテンツ言語、関連性の高いキーワードなど)、ロケーション(Where = 国や特定の地域など)、デリバリー(When/How = 特定の時間帯、1 日中、YouTube 動画の最初の視聴など)といったターゲティング機能とリマーケティングを組み合わせることで、ブランドにとって最適な Micro-Moments をとらえることを可能にします。



c. インパクトのあるメッセージを届ける


せっかくリーチを獲得し、コンテクストをとらえても、実際に見られていなければ広告の意味がありません。2014 年、Google は、ディスプレイ広告において、米国 MRC(Media Rating Council)と IAB(Interactive Advertising Bureau)の定める Viewability(50% 以上の広告が 1 秒以上表示)の基準に適合していないディスプレイ広告が 56.1% 存在し、平均的なパブリッシャーの Viewablity は 50.2% という報告をいたしました*3。

そこで、以降、オークションで販売する PC とモバイル ウェブのすべてのインプレッション単価制(CPM)のディスプレイ広告は 100% Viewable 保証(vCPM)としています。これにより、広告が確実に閲覧されるフォーマットを提供しています。



また、生活者に自ら選んで広告を見ていただければ、より深いエンゲージメントを築くことが可能です。Google は選択視聴型の広告として、TrueView インストリーム広告とインディスプレイ広告を YouTube、Google ビデオ ネットワーク(GVN)、GDN で、ライトボックス広告を GDN で提供しています。例えばある TrueView インストリーム広告では、自動再生の強制視聴型の動画広告と比べてエンゲージメント率が 75% 上昇し、購入意向が 5 倍、関連キーワードの検索上昇率が 10 倍という結果を得ました。



それでは、Micro-Moments にいる生活者に対して、広告をスキップせず視聴したり、自ら選んで(クリックして)視聴していただくにはどのようなメッセージが最適なのでしょうか。その鍵は、生活者のインサイトです。Google では、YouTube の視聴傾向を分析し、視聴者が好む動画を「Hero」「Hub」「Help」の 3 タイプに分類しました。それぞれの頭文字をとって、「3H コンテンツ戦略」です。

Hero は、多くの人々が持つ人間の普遍的な欲求を刺激する動画です。多くの場合、ブランドの世界観を紹介するような感動的な動画がこれにあたり、認知や好意を獲得する上で大きな効果を発揮します。

Hub は、スポーツ、音楽、美容、料理などの、生活者ごとの興味関心やコンテクストに沿ってブランドを紹介するコンテンツです。まだブランドに興味のない生活者とブランドを結びつける役割を果たし、認知獲得はもちろん、比較検討段階でも効果を発揮します。

Help は生活者の具体化したニーズに対する的確な答えとなるようなコンテンツであり、多くのケースではノウハウやデモンストレーションがこれにあたります。特に、オンライン ショッピングで購入前の下調べに動画を利用する人が 42%、YouTube を利用して商品情報を探す人が 64%*4 というデータからも、Help が具体的な比較検討をしている生活者への決め手となっていることがわかります。このような生活者の具体的なインサイトやトレンドを把握するためには、ターゲット像を明確に定義することや、Google トレンドなどのツールを活用することをお薦めしています。




2. 認知を獲得し検討を促したかを測定する


これらの効果を具体的に測定するためのツールとして、「Google 広告 ブランド効果測定」*5 を紹介します。こちらのブログではブランドリフト調査のアンケートによる「広告想起率」「ブランド認知度」と、サーチリフト測定のオーガニックの「検索上昇率」を事例とともに紹介していますが、現在はブランドリフト調査に新たにアンケートによる「比較検討」「好意度」「購入意向」の 3 つの指標も加わり、より購買ファネルに即した効果を測定することが可能になりました。

例えば、認知獲得の広告では「認知度」や「好意度」を測定したり、検討を促すための広告であれば「検索上昇率」や「比較検討」、または「購入意向」を測定するなど、広告目的に合わせた測定方法をお選び頂けます。




3. Key Takeaways


以下、本稿をまとめます。



次回は「Micro-Moments を活かして顧客のコンバージョンを増やす」というテーマで、弊社パフォーマンスソリューション エキスパートの水谷から投稿します。



*1 Comscore 2015 年 4 月、PC Only
*2 Google Internal Data, 2015 年第 1 四半期
*3 Google and DoubleClick display advertising platforms data, October 2014. Detail : “The Importance of Being Seen: Viewability Insights for Digital Marketers and Publishers”
*4 Think with Google, 自動車、化粧品、スマートフォン購入検討者へのアンケート(米国)
*5 「Google 広告 ブランド効果測定」の概要
YouTube TrueView 動画、Google ディスプレイ ネットワーク広告出稿期間中にその効果を測定する調査です。詳細は弊社担当営業までお問い合わせ下さい(2015 年 7 月現在で「ブランド効果測定」は担当営業のいるお客様のみご利用可能です)。
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ショッピング広告(商品リスト広告 / PLA)の自動広告表示オプションの導入について

10 years 3ヶ月 ago
Posted by Tom Beyer - Google ショッピング プロダクト マネージャー

ユーザーが商品を探し、比較しているとき、つまりユーザーが「知りたい」と考えている瞬間に、ぴったりの情報を提供する方法を Google は絶えず模索しています。それと同時に、広告主様の商品やサービスを差別化して適切なユーザーに届けられるようサポートしたいと考えています。

ショッピング広告に任意のメッセージを追加できるプロモーション テキストは、その取り組みの一環でした。そしてプロモーション テキストは多くの場合、特典や送料無料などを伝える手段として利用されています。

そこでこのたび、ショッピング広告(商品リスト広告 / PLA)に新しい自動広告表示オプションを導入する運びとなりました。


ショッピング広告の自動広告表示オプション


これはショッピング広告と並んで表示される新しい広告表示オプションで、追加の作業や費用は不要です。Merchant Center で入力いただいた情報やデータフィードを基に、送料無料や値引きに関する情報が自動的に表示されます。




プロモーション テキストの廃止


導入初期の結果から、買い物客はプロモーション テキストよりもこのようなショッピング自動広告表示オプションを好む傾向が見られ、クリック率もショッピング自動広告表示オプションの方が高くなっています。そこで、2015 年 9 月末をもってプロモーション テキストを廃止し、ショッピング自動広告表示オプションをより頻繁に表示することにしました。

現在プロモーション テキストをご利用の場合、追加の作業は不要です。広告には何の影響もなく、Google で検索する買い物客に向けて引き続き広告が表示されます。送料無料とセール価格以外のメリットを伝えたい場合は、他のショッピング広告表示オプションのご利用をおすすめします。

  • 商品評価: 集計された評価を星の数で表示し、レビューにリンク
  • 認定ショップ: 買い物しやすいショップであると Google に認定されていることを示す

国によってはご利用いただけない広告表示オプションもあります。詳細は上記のヘルプセンターでご確認ください。自動広告表示オプションの詳細についても、ヘルプセンターをご覧ください。

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Google と考える Micro-Moments(1): マーケターにとって見逃せない瞬間「Micro-Moments」とその活かし方

10 years 3ヶ月 ago
Posted by 小澤 未生 - シニアマーケティングマネージャー

スマートフォンの普及による生活者の変化


日本人の 50% 以上がスマートフォンを手にするようになった現在、生活者の生活環境が大きく変わってきている。我々マーケターがこの変化をどのようにうけとめ、どのような戦略をとるべきかについて、これから 4 回連続で記事をお届けし、考えてみたい。

第 1 回目は導入編として、そもそも「Micro-Moments」とは何か、そしてそれを活かすための 3 つのステップについて紹介したい。

例えば、ドライヤーが故障し、買い替えなくてはならない場合、生活者はどうするか?昔は電気店に足を運んでドライヤーを買っていたが、テクノロジーが発展した現在では、「新しいドライヤーを買いたい」という思いを実現する手段が多数存在する。

たとえば、パソコンからの購入はもはや当たり前になっており、さらには、スマートフォンだけで検索、比較して購入に至ることも多くなっている。事実、日本での全オンライン ショッピングのうち既に 49% がスマートフォン経由だというデータも存在する *1。また、スマートフォンで検索した後、パソコンで購入するケースもあれば、パソコンやスマートフォンで調べた後に、最終的には実店舗で購入するケースもあり得る。

このように、スマートフォンの普及によって、生活者が「何かをしたい」という意図を実現する手段が増えている。


マーケターにとっての Micro-Moments


こうした変化に伴い、マーケターが生活者の「意図」に触れる瞬間も増えている。Google では、このような瞬間を、「Micro-Moments」と呼んでいる。Micro-Moments とは、「何かをしたい」という意図が生じたとき、すぐに目の前にあるデバイスを使って調べる・買うといった行動を起こす瞬間を意味する。そしてこの瞬間は、生活者が何かを決断したり、ブランドに対する好みを形成する大切な瞬間でもある。

Micro-Moments が格段に増えた現在、マーケターには生活者の「意図」を理解し、活用するチャンスも増えた。では、Micro-Moments を活かしたマーケティングに必要なことは何であろうか?

1 つ目は、ブランドにとっての大切な Micro-Moments を見極め逃さないこと。2 つ目は、Micro-Moments における生活者の「意図」を汲んだうえで、「最適な情報」を「最適なタイミング」で届けること。そして 3 つ目は、Micro-Moments を活かす施策の効果測定を行うことである。この 3 点は、たとえマーケティング目的が何であろうとも、普遍的である。

ここからは、購買ファネル上の認知、検討、コンバージョン、リレーションシップ強化というそれぞれの目的に沿って、上記 3 ステップを実践するための具体的な方法を見ていこう。


1. Micro-Moments を活かして認知を獲得し検討を促す


ブランド コンテンツや広告を見たあとの行動をスマートフォンとテレビで比較した調査で、興味深い結果がでている。企業のウェブサイトへの訪問経験、購入、クチコミ、好意度形成、動画の共有などにおいて、スマートフォンがテレビを上回っており、特に「共有」については実にテレビの約 4 倍という結果が得られた *2。これは、極めてパーソナルなデバイスであるスマートフォンが、ブランド メッセージを伝え、個人の行動を促す可能性が高いことを示している。

このような結果を得るには、単にスマートフォン対策をとりさえすれば良いわけではない。大きく 3 つの施策が必要である。

  1. まずは日常生活の中で膨大に発生している Micro-Moments を捉えるため、幅広いリーチを獲得する。
  2. Micro-Moments を的確に捉えるため、生活者のコンテクストを正しく把握する。
    具体的には、スマートフォンが可能にするオーディエンス、コンテンツ、ローケーション、そしてリマーケティングなどの豊富なターゲティング機能の活用により、幅広く個々の生活者の Micro-Moments を掴むことが重要である。
  3. ブランド メッセージのインパクトを確保する。これにはクリエイティブもスマートフォン環境に合わせることが効果的である。

このような施策の効果を見極めるには、広告想起率やブランド認知度の測定、検索上昇率の測定が効果的である。


2. Micro-Moments を活かしてコンバージョンを増やす


日々検索される語句のうち、なんと 15% は今までに検索されたことのない新しい語句であり、Micro-Moments も日々変化している *3。この変化を柔軟に捉えてコンバージョンを導くためには、従来のキーワードによるターゲティングだけでは限界がある。

そこで、自社のウェブサイトに関連する検索語句に対して、自動でターゲティングし広告を配信するなど、変化に応じた最適化が大切になってくる。その際はターゲティングだけでなく、広告や入札単価においても、自動化を活用し継続的にパフォーマンス改善を図ることが効果的である。

また、95% のサイト訪問者は初回訪問時にコンバージョンしないまま離脱し*4、49% のサイト訪問者はコンバージョンするまでに 2−4 回再訪問するというデータがある *5。サイトの訪問者をコンバージョンまで落とし込めるかは、ユーザー エクスペリエンスにかかっている。Google ではモバイル サイトのユーザー エクスペリエンスを高めるために、モバイルサイト作成における 25 の設計指針を提案している。ぜひ活用してほしい。

こうした施策の効果はラスト クリックだけでは測れない。オフラインとオンラインをまたいだコンバージョンや、パソコンとスマートフォンなどのデバイスをまたいだコンバージョンなど、購買ファネルの上流の動きを考慮に入れた見極めが重要である。


3. Micro-Moments を活かしてリレーションシップを強化する


生活者の Micro-Moments を継続的に捉えリレーションシップを強化する上で、アプリは欠かすことができない領域である。生活者は 1 日に平均 200 回スマートフォンを使い、利用時間の 86% はアプリ上のものだ *6。モバイル サイトにくらべて、アプリは豊富なユーザー インターフェイスやユーザー エクスペリエンスによって、高い反応率を実現できる。つまりモバイル サイトに加えてアプリを持つことで、生活者の Micro-Moments をより確実に捉え、継続的なリレーション構築、高い LTV (顧客生涯価値)が実現できる。

リレーションシップを強化できるアプリの特徴は主に 3 つある。
  1. まずは、シンプルでわかりやすく、生活者のニーズにしっかりと応える品質の高いアプリであること。
  2. コンバージョン フローが簡潔であること。例えば、実際にアプリで何かを買おうとしたタイミングで、入力情報が多ければ生活者は離脱してしまう。
  3. ディープ リンクなどのリテンション施策を活用し、生活者をできるかぎりアプリに誘導するなど、生活者を定着させる策が施されていること。

一方で、せっかく高品質のアプリを作っても、インストールされなければリレーションシップ強化にはつながらない。インストール促進の際にも、Micro-Moments が重要になる。実際 75% の生活者がアプリをダウンロードする前になんらかの検索や比較を行っている。生活者との接点である掲載面(検索結果画面、アプリ閲覧、ウェブ閲覧、動画視聴など)でのアプリプロモーションも、大切なアクションである。

そしてアプリの効果を見極めるには、アプリの CPI(1 インストールにかかるコスト)とともに、アプリによって実現する LTV(顧客生涯価値)も継続的にみていくことが重要である。


Micro-Moments を活かしたこれからのモバイル マーケティング


スマートフォンの普及により、マーケターが生活者の意図をよみとれる Micro-Moments が格段に増えており、それを的確にとらえられることが、そのブランドの成功の鍵を握るといっても過言ではない。モバイル マーケティングに取り組んでいる企業は多数存在するが、成功の糸口が掴めないという声もたびたび耳にする。今一度、「生活者の Micro-Moments を正しく見極め、最大限に活かせているか。」という観点で、マーケティング施策を見直してみてはどうだろうか。

(次回は、本記事で紹介した 3 つのステップの中でも特に「Micro-Moments を活かして認知を獲得し検討を促す」方法に焦点をあて、弊社ブランドソリューション エキスパートの中村から具体的な施策を紹介する予定です。)





*1 Criteo 調べ  http://japan.cnet.com/marketers/news/35058049/
*2 Think with Google, Why Online Video Is a Must-Have for Your Mobile Marketing Strategy, 2015 April
*3 Google 調べ
*4 Understanding Shopping Cart Abandonment(ショッピング カートの放棄に関する分析)Forrester Research 2010 年 5 月
*5 Google/Compete によるスポーツ用品に関する調査:(2011 年 9 月~2012 年 9 月)クリックストリーム BF02(アクセスしたブランドの数)
*6 Mail Online 2014, ComScore stats 2014
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Google ショッピング向けの自動入札戦略を導入します

10 years 3ヶ月 ago
Posted by Dimitris Meretakis - Google ショッピング プロダクト マネージャー

Google は昨年、Google ショッピングでのオークションやランキングの状況を視覚的に把握できるオークション分析など、新たなレポート機能やキャンペーン管理機能を公開しました。

このほど、こうした新機能に加えてショッピング キャンペーン向けの入札戦略を導入することになりました。こうした入札戦略を利用すると、状況に応じて入札単価を動的に最適化できるようになります。


クリック数の最大化


この入札戦略を使用すると、予算の範囲内で最大限のトラフィックを獲得できるよう、入札単価が自動的に調整されます。ローカル在庫広告と併用して、ウェブサイトや実店舗にユーザーを誘導することもできます。

home24 でマーケティング担当バイスプレジデントを務める Mario Märzinger 氏は「大幅なコスト削減とトラフィックの増加を可能にするクリック数最大化戦略には、大変満足しています。当社の主要な商品ラインでこの入札戦略をテストしたところ、1 か月でクリック数は 7% 増、CPC は 13% 減となりました」と述べています。


拡張 CPC


それまでと変わらないコストでコンバージョンや売り上げを増やしたい広告主様向けの入札戦略で、入札単価を自分で管理したい場合やサードパーティの入札プラットフォームを使用する場合に最適です。拡張 CPC を使用し、同じ費用でコンバージョンを 7% 増加させた広告主様の例もあります。1

Shopclues.com の共同創立者で最高業務責任者の Radhika Aggarwal 氏は「当社は入札をできる限り管理し、拡張 CPC を使用することで、ユーザーの状況やオークションの動きに応じて入札を最適化することができています。拡張 CPC によるリアルタイム入札は当社の投資収益率を高め、真の業績向上に役立っています」と述べています。


目標広告費用対効果


収益を重視する場合は、この入札戦略が便利です。目標とする広告費用対効果を選択いただくと、より多くの収益をもたらす商品の入札単価が高くなるよう動的に入札が行われます。

現在、目標広告費用対効果はベータ版として一部のショップに限定公開されています。ベータ版に参加していち早くお試しいただくには、こちらのフォームにご記入ください。



Google では、今後もキャンペーン管理と入札をより効果的に行っていただけるよう、さまざまな方法を検討してまいります。入札戦略の詳細については、入札戦略ツールの概要自動入札機能および入札戦略ツールのガイドをご覧ください。


1 Google ショッピング内部データ、2015 年 8 月
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AdWords お問い合わせ窓口のサポート時間変更のお知らせ

10 years 3ヶ月 ago
Posted by AdWords サポートチーム

AdWords サポートチームでは、電話・チャット・メールなど、様々なチャネルでのサポートを提供しております。

このたび、現在 AdWords をご利用いただいているお客様に、さらにサポートを活用していただくために、電話・チャットでのサポート時間を延長することとなりました。来週、2015 年 8 月 17 日(月)より、下記の時間にてお問い合わせいただけます。


従来のサポート時間

月曜から金曜  10:00 - 12:00 および 13:00 - 17:30


新しいサポート時間

月曜から木曜  10:00 - 12:00 および 13:00 - 18:00
金曜               10:00 - 12:00 および 13:00 - 17:00

※ 金曜日のみ、終了時間が異なりますので、ご留意をいただけますと幸いです。


なお、電話番号は変わらず 0120-590-092 です。また、メールフォームからのお問い合わせにつきましては、従来と変わらず、1 営業日以内にご返信を差し上げます。AdWords で提供されている各サポートの詳細については、こちらを御覧ください。

広告主のみなさまにより良いサポートを提供できるよう、今後も改善に努めてまいります。引き続きよろしくお願いいたします。
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2015 年の夏休みに関する旅行業界検索キーワード動向を発表

10 years 4ヶ月 ago
Posted by 香川美菜 トラベル担当 インダストリーアナリスト

Google は本日、2015 年の夏休みに関する旅行業界関連の検索キーワード動向を発表しました。日本国内で夏休みと一緒に検索されるキーワードを元に、夏の旅行業界関連の検索トレンドをまとめています。

また、旅行業界を取り巻く傾向の一つとして「旅行ニーズの多様化」と検索トレンドについてもご紹介します。


夏休みと一緒に検索される日本・海外の観光地


今年は、国内では北海道、京都、海外ではハワイ、台湾などが上位になりました。成長率が高かったのは、国内では「九州」、海外では「タイ」や「シンガポール」でした。韓国は MERS の影響があったものの、依然として旅行地としては人気がある模様です。(一時は MERS の影響で旅行需要が落ち込み、ツアーのキャンセル等が相次いだそうですが、現在は需要が回復傾向にあるとのこと)。

*調査期間 2015 年 4 月 1 日〜 6 月 30 日


海外からの検索が急上昇した日本の観光地/イベントランキング


急上昇した観光地は、開創 1200 年記念の高野山がある和歌山や、北陸新幹線が開通した金沢・北陸でした。また、子供旅行/子連れ旅行、フィンランドが急上昇しています。

フィンランドは、国内の猛暑とは反対に涼しいイメージがあり、かつ北欧の国の中でも直行便でいける国として、人気が高まっています。夏だけオープンしている「ムーミンワールド」(6 月から 8 月のみオープン)も観光地として人気が高いようです。


*調査期間 2015 年 4 月 1 日〜 6 月 30 日


旅行タイプ別トレンドにみる旅行ニーズの多様化


近年、旅行ニーズが多様化しているといわれています。そこで、検索語句をひとり旅、女子旅、シニア旅などタイプ別に分類し、検索動向を見てみました。

検索ボリュームは圧倒的に「一人旅」が多く、一人で旅行する際は、入念に情報を検索した上で、旅行を計画するようです。

また、性別や年齢などによる「デモグラ属性」や「体験型」の旅行といった、新しい旅行カテゴリーの検索も増えています。特にこれらのトレンドは、都道府県で異なる傾向が見られます。例えば北海道では、Exile のメンバーが北海道の名所を回る「男旅」という番組の影響を受け、「男旅」の検索ボリュームと急上昇率率が他の地域よりも高く現れています。

旅行各社からも利用者より「ローカル文化を体験・交流したい」、「自分だけの経験をしたい」、「自由に柔軟に日程を組みたい」など、旅行ニーズの多様化を表すコメントが多いという意見が聞かれました。


*調査期間 2015 年 1 月 1 日〜 6 月 30 日

*旅行カテゴリーは以下の通り:() 内は検索語句の例
体験型:何かを体験できる旅行(「体験旅行 ツアー」、「アグリツーリズム」、「仕事旅行」)
デモグラ属性:女性・男性などの属性による旅行(「女子旅」、「男旅」、「シニア旅」)
カップル・新婚旅行(「カップル 旅行」、「新婚旅行 海外」)
ひとり旅(「ひとり旅」、「ひとり旅 おすすめ」など)


シルバーウィークの検索動向


今年はシルバーウィークの検索ピークが 2013 年、2014 年と比較して早まっており、検索ボリュームも多くなっています。すでに 7 月上旬には、宿泊施設・ツアーに空きがないケースもあったようです。今後、シルバーウィークのカレンダー並びによっては、年末年始・夏休み・GW と並ぶ、新たな旅行シーズンになりそうです。


こうした検索動向の分析には、Google の無料オンラインツール、 Google トレンド(http://www.google.co.jp/trends/)もぜひご活用下さい。
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商品データの更新や検証に役立つ Google Merchant Center データフィード拡張機能

10 years 4ヶ月 ago
Posted by Sven Herschel - Google Merchant Center プロダクト マネージャー

Google ショッピング キャンペーンで商品を宣伝する際の鍵となるのが、商品情報や在庫状況をまとめたデータフィードです。Google Merchant Center にアップロードしたデータフィードを最新の状態に保つことで、Google で買い物をしているユーザーに、目当ての商品が自分の店にあることを知らせることができます。

スムーズな広告の更新や表示を可能にするため、このたび Google Merchant Center に 2 つのデータフィード拡張機能が加わりました。

  • オンライン商品在庫フィード: 一部商品の価格、在庫状況、セール価格に変更があった場合に、この「オンライン商品在庫フィード」を送信すると、その変更点のみをすぐに更新できます。在庫状況や価格が頻繁に変わる場合に便利です。
  • Google スプレッドシート アドオン: より簡単にフィードをアップロードできるよう、 Google スプレッドシートに追加された拡張機能です。スプレッドシートから直接、Merchant Center 関連のメニューを開くことができます。


オンライン商品在庫フィード - 一部の属性のみを迅速に更新


商品の価格、在庫状況、セール価格などが頻繁に変わる場合は、新しいオンライン商品在庫フィードが便利です。

オンライン商品在庫フィードとは、一部の商品の更新情報のみを含む短いフィードです。このフィードを送信すると、全商品のフィードを送信し直すことなく、変更のあった商品の属性のみを更新できます。

  • フィード処理の高速化: 価格や在庫状況に関する新しい情報をその都度送信し、該当する属性だけを更新できます。一部の商品に関する更新情報のみを送信できるため、処理が速くなります。このフィードの処理中にエラーが発生しても、商品フィード全体には影響しません。
  • 商品に関する情報を最新の状態に: 価格や在庫状況が突然変わっても、変更があった商品をすぐに更新できるため、最新の情報を掲載することができます。

オンライン在庫フィードのご利用方法について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。


Google スプレッドシート アドオンで、Google スプレッドシートから直接フィードをアップロード


Google スプレッドシート(英語動画)は、Google Merchant Center に在庫情報(フィード)をアップロードする手段のひとつです。フィードの管理に Google スプレッドシートをご利用の場合は、新しい Google スプレッドシート アドオン「Google Merchant Center」を追加することで、簡単にフィードの作成やアップロード、検証を行えるようになります。

  • スプレッドシートから商品を直接検証: データフィードをアップロードする前に個々の行や Google スプレッドシート全体の検証を行い、エラーや警告がないか確認できます。
  • スプレッドシートから商品を直接アップロード: スプレッドシートを開いたまま、スプレッドシート全体を Merchant Center にアップロードできます。アップロードの結果はサイドバーに表示されるため、フィードの処理結果がすぐにわかります。

Google Merchant Center Spreadsheet.png

Google スプレッドシート アドオンのご利用方法について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。

最新の商品情報をより簡単にアップロードできる拡張機能を、ぜひご活用ください。
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Google Play ストア内検索広告と、新しいアプリ プロモーション ツールのご紹介

10 years 4ヶ月 ago
Posted by Surojit Chatterjee, Director, Product Management, Mobile Search Ads

ユーザーは日々数え切れないほどスマートフォンを取り出し、知りたいこと、やりたいこと、買いたいものなどを探しています。そして、そうした Micro-Moments(英語記事) のためにアプリが利用される機会は増えています。今この瞬間にも、ランナーはマラソントレーニングに向けて「ランニング」アプリを、観光客は地元の人気店を見つけるために「レストラン」アプリを、出張を控えたビジネスマンは長距離の移動時間を潰すための「おすすめゲーム」を探しているかもしれません。実際に、Google Play ストアからのアプリインストールにおいて、検索結果経由のインストールが最も大きな割合を占めていることがわかっています。

Google ではそうした背景を踏まえ、ユーザーのアプリ発見を助ける「Google Play ストア内検索広告」を開始することになりました。デベロッパーの皆様に向けてはさらに、より簡単に管理できるキャンペーンの導入が予定されているほか、計測機能の利便性も向上しています。


Google Play ストア内検索広告が始まります


AdWords で「モバイルアプリのインストール」キャンペーンをご利用いただいているすべてのデベロッパーは、これより Google Play ストア上に検索広告を掲載できるようになります。



Google Play では世界 190 カ国 10 億人以上の Android ユーザーにリーチすることができます。その広範なリーチを生かした Google Play ストア内検索広告は、ユーザーとアプリとの新たな接点であり、デベロッパーのアプリ認知度向上をサポートします。

Booking.com や Nordeus といった企業は、既に Google Play ストアを新たなアプリプロモーションの場として活用し始めています。



Nordeus の CMO を務める Tomislav Mihajlović 氏は、「質の高いユーザーにリーチしたい当社にとって、検索はアプリ プロモーション戦略の要でした。Google Play ストア内検索広告の登場によって、新しいアプリを今まさに探しているユーザーへのリーチ機会が拡大しました。当社では既に、ゲーム『Top Eleven』の検索経由でのインストール数増加を確認できています。」と話しています。


Android 端末におけるコンバージョン トラッキングの利便性向上


Google では、アプリ プロモーションの機会拡大にあわせ、広告ネットワーク全体でシームレスに動作しつつ、どのような計測ソリューションとも連携できるコンバージョン トラッキング ツールの提供にも取り組んでいます。

Android 向けコンバージョン トラッキングの新機能「アプリのインストール(初回起動)」 を選択すると、広告をクリックして Android アプリをインストールしたユーザーが初めてアプリを起動した回数を計測できます。

初回起動.png

初回起動の計測は、第三者計測ツールにおいても標準となりつつある、新たなトラッキング手法です。Google では、CyberZ(F.O.X)、Adways(PartyTrack)、Tune、AppsFlyer、Kochava、Adjust、Apsalar といったパートナーとの連携を通じて、AdWords 上のコンバージョン数と第三者計測ツール上のデータとの整合性を改善する取り組み、そしてこの新機能を検索、ディスプレイ、YouTube の Google ネットワーク全体に展開するための対応を進めています。


ユニバーサル アプリ キャンペーン 〜 より簡単に Google ネットワーク全体でアプリ インストール広告を展開


Google ネットワークでアプリ インストール広告を掲載できる場所は、Google Play、 Google 検索、YouTube、AdMob アプリ内広告ネットワーク、200 万を超す Google ディスプレイ ネットワークのサイトと多岐にわたります。

近々導入予定のユニバーサル アプリ キャンペーンを利用すると、こうした Google ネットワーク全体でのアプリ プロモーションがより簡単に行えるようになります。広告の文章、リーチしたいターゲット、予算、目標インストール単価を入力すれば、あとは Google に任せるだけです。

アプリのエコシステムが成長を続ける今、デベロッパーと、そのアプリを気に入って使ってくれるであろうユーザーとの橋渡しができるよう、Google ではサービス拡充に努めています。Google Play ストア内検索広告の開始から Android コンバージョン トラッキングの利便性向上、ユニバーサル アプリ キャンペーン導入に至るまで、Google の新しいツールがアプリ開発者コミュニティの更なる成功に寄与できれば幸いです。
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動的検索広告の機能向上のお知らせ

10 years 4ヶ月 ago
Posted by Jen Huang - AdWords 上級プロダクト マネージャー

同じものを探しているユーザーであっても、「レディース シューズ」と検索する人もいれば「女性用 靴」などと検索する人もいるでしょう。関連性の高いキーワードを登録しても、その商品やサービスを探すユーザーに常に広告を届けられるとは限りません。実際、Google で毎日行われている十数億件の検索のうち 15% は、かつて使われたことのない語句で行われています*。さらに、在庫の変動や、ウェブサイトの階層の深さによって、ユーザーが目的の情報を見つけられないこともあるでしょう。3 年前に動的検索広告(DSA)を導入したのは、こうした問題を解消するためでした。

今回、この動的検索広告の機能が向上しました。新しい機能は、全世界の広告主様にご利用いただけます。


動的検索広告とは


動的検索広告では、ユーザーの検索内容に応じて広告が表示されます。広告掲載のタイミングは、広告主様のウェブサイトのコンテンツに基づいて決まるため、キーワードは不要です。

広告主様のウェブサイトは、Google オーガニック検索のウェブクロール技術によってインデックスに登録されます。そして、サイトのコンテンツに関する語句で検索が行われると、広告の表示機会が生まれます。広告の見出しとランディング ページは、サイトで扱っている商品やサービス、そしてユーザーの検索内容に基づいて自動生成されます。

このように、動的検索広告は既存のキーワードでカバーされていない検索語句での広告掲載を可能にし、既存の AdWords キャンペーンを補完する役割を果たします。


ウェブサイトに応じた推奨カテゴリ


ウェブサイトで扱っている商品のうち、一部のみを広告掲載の対象としたい場合もあるでしょう。

今回の変更により、動的検索広告では、広告主様のウェブサイトの内容が自動的に分類され、「推奨カテゴリ」として提示されるようになりました。

広告主の皆様は、サイトで提供されている商品に合った「推奨カテゴリ」(たとえば「カーテン」など)の中から広告掲載に使用したいものを選び、ターゲットとして加えることができます。なお、広告が掲載されるのは、検索語句と関連性の高いランディング ページがサイト内に存在する場合のみです。


動的検索広告の推奨カテゴリ


また、「カーテン」といった大カテゴリだけでなく、「ブラインド カーテン」や「遮光カーテン」といったサブカテゴリを選ぶことも可能です。多数のカテゴリを選ぶことも、あるいはウェブサイト全体を広告掲載の対象とすることもできます。


広告のプレビューと推奨単価


広告がどのように掲載されるかを確認できるプレビュー ツールも追加されました。各推奨カテゴリの横にある吹き出しのアイコンにカーソルを合わせることと、広告が表示される検索語句の例、表示される広告文、そしてランディング ページが表示されます。また、カテゴリごとに推奨クリック単価も算出されます。この推奨値は、同様の検索語句をターゲットとする既存キーワードの掲載結果に基づいています。


活用事例


この新しい動的検索広告で、既に多くの広告主様が成功を収めています。

動的検索広告のベータ版テストには、アメリカのオンライン小売り大手 Hayneedle.com にもご参加いただきました。同社が新機能の推奨カテゴリを使用したところ、質の高いクリックが 5% 増加しました。


Vueling Airlines も推奨カテゴリを使用し、コンバージョン単価の 20% 減、コンバージョンに至ったクリック数の 10% 増に成功しています。推奨カテゴリを通じての効果的な入札単価が、キャンペーンの掲載結果向上につながりました。



今回の変更により、広告主の皆様にとって動的検索広告キャンペーンの作成プロセスが簡単になり、動的広告ターゲットの管理がより直感的なものとなれば幸いです。

動的検索広告の詳細については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。


*Google 内部データ
noreply@blogger.com (Google Blog)

2015 年上半期(1 月 - 6 月)に話題になった YouTube 動画広告を振り返ろう

10 years 4ヶ月 ago
Posted by YouTube マーケティング マネージャー 井上貴子

国内で 2015 年上半期に話題になった YouTube の動画広告を 4 つのポイントに沿って紹介します。

*集計期間 2015 年 1 月 1 日〜 2015 年 6 月 10 日に投稿された動画の中から、動画の人気(自然に発生した再生回数)とプロモーション(広告から発生した再生回数)に加え、動画広告としての斬新さ、ユニークさなどを考慮して選出されました。多くの視聴回数を獲得している動画でも、海外を含む YouTube 動画広告出稿の有無、自然動画視聴の比率など、複数の要素によってリストに入らない可能性があります。なお、動画の再生回数は 2015 年 7 月時点の数値です。


1. 視聴者間やウェブメディアでの共有を促進させる動画広告


再生回数が伸びる動画広告の多くは、YouTube での視聴にとどまらず、ソーシャルメディア、動画キュレーションサイトなどのウェブメディアで共有されることにより、話題性が高まります。この「視聴者による共有」を創出する上で大切なポイントとして、YouTube で支持されている「動画フォーマット」や、「キャスティング」、そしてより幅広い視聴者に受け入れられるための「言語にとらわれないコンテンツ作り」が挙げられます。

1.1 YouTube で人気の「動画フォーマット」
YouTube では、なかなか日常生活ではありえない斬新なチャレンジや、大人数で 1 つのテーマに挑戦する様子を撮影した「やってみた」という動画フォーマットが、視聴者の支持を得ています。また、音楽に合わせ自分が踊ったり、歌った様子を撮影する「歌ってみた」「踊ってみた」や、特定の商品・サービスを使用し感想を述べる「商品紹介」などが人気で、これらをうまく取り入れた動画が再生回数を伸ばしました。

1.2 話題性を作る「キャスティング」
人気のタレントやアーティストを起用したプロモーションはもちろんのこと、動物やペット、アニメ・ゲーム系に関連したタレント、キャラクターも、YouTube の視聴者から大きな支持を得ているカテゴリーのひとつです。また、動画のストーリーに関連性の高い出演者を起用するなど、キャスティングに工夫を凝らすと視聴者の興味を得られます。

1.3 言語にとらわれないコンテンツ作り
映像を見るだけでストーリーが理解できる演出や、ストーリーを理解するにあたって言語の障壁が低いコンテンツは、日本国内の視聴者に向けた動画であっても、海外で話題になる可能性を持っています。より幅広い視聴者間での話題性を獲得するにあたり、音楽、スポーツ、ペットを始めとしたカテゴリーや、映像の移り変わりだけでストーリーが語られている映像構成を意識することも重要です。海外で話題になった日本の動画は、国内でも再度注目される傾向があり、国内での視聴数の伸びにもつながります。


トヨタ自動車のスポーツカーブランド、TOYOTA G’s のプロモーションとして公開された「G's Baseball Party」 はこの 3 つの要素を取り入れ、総再生回数 840 万回を超える話題の動画広告となりました。「クルマって、スポーツだ」というスローガンを広告内で表現するため、九州市小倉市の街全体を野球場に一変させ、街中の人々が総勢で真剣に野球をプレイする姿は、まるで本物の野球の試合と同じような緊迫感、かつ迫力溢れる映像です。また、元巨人軍のクロマティーや、中学生時代に硬式野球のリトルシニアに所属をしていたアイドル・稲村亜美の動画出演もウェブで話題になりました。野球に関連性の高いキャスティングを意識した本格的な動画は海外でも話題になり、米国の MLB 公式サイトでも紹介されました。


NTTドコモの通信速度の速さを表現する「爆速」というコンセプトのもと、3 秒で餃子を調理する様子を撮影した「3秒クッキング 爆速餃子」は、日本のみならず海外からも多く視聴され、再生回数は 550 万回を超えました。「やってみた」の動画フォーマットが YouTube で多く視聴される要因のひとつとして、「結末を見てみたい」という視聴者の好奇心を掻き立てるテーマ設定が挙げられます。「3秒クッキング 爆速餃子」はこのポイントをうまく捉え、日常生活では経験できない、ユニークかつ壮大な実験に挑戦し、視聴者の興味を醸成しました。また日本語がわからなくても理解できるストーリー展開、映像構成により、日本国外からの視聴回数も大きく伸ばしました。


明治が実施した果汁グミの動画広告、「石原さとみの ぷにぷにダンス~がんばるわたしのためのワルツ~」は、視聴者からの動画投稿を促した点が特徴的なプロモーションです。インターネットでも話題の石原さとみを起用し、果汁グミのぷにぷにとした食感を表現した「ぷにぷにダンス」を踊り、同じダンスを踊ってみたいという視聴者の好奇心を掻き立てました。UGC コンテンツ(ユーザーが制作するコンテンツ)として拡散されやすいダンスを活用し、動画投稿という形で視聴者とのインタラクティブなコミュニケーションを実現しました。また、本編に加え、石原さとみの「ぷにぷにダンス」練習風景も YouTube で公開し、ウェブ上で断続的な話題を創出しています。


YouTube 視聴者の嗜好性を的確に捉えた au WALLET の「「にゃにゃにゃにゃ食堂」 史上初!ネコ語ドラマ(ヒューにゃんドラマ)」も話題になりました。ペットやアニメコンテンツは、YouTube やウェブメディアで人気のカテゴリーのひとつです。本動画は 4 匹のネコの演劇に、現在活躍中の声優群の「ネコ語」の吹き替えをした短編シリーズドラマの一部です。YouTube で支持されているカテゴリーであるネコと声優という組み合わせは多くのウェブメディアで紹介されました。


2. 人気 YouTuber とのコラボレーション


企業が人気 YouTuber と制作した動画広告も再生回数を伸ばしました。広告主が広告動画の演出・企画を全て行うのではなく、クリエイターのコンテンツの特徴や感性に沿って制作された動画をクリエイター側のチャンネルに掲載し、商品・サービスのプロモーションを実施することで、YouTube 上に存在する多数のファンに効率良くリーチすることが可能です。


1 ヶ月の合計再生回数が YouTube で 1 億回*を超えることもあるはじめしゃちょーは、10 代から 20 代の若年層に人気の YouTube クリエイターです。資生堂は、シーブリーズ・ボディーシャンプーのプロモーションの一貫で、若年層へのリーチを拡大するため、はじめしゃちょーとコラボしました。はじめしゃちょーは「真夏の環境でも涼しくいられる方法」の中で、31 度まで温度を上げた自分の部屋で筋トレをしたり、熱いうどんを食べたりして必死に汗をかいた後、シーブリーズ・スーパークールボディーシャンプーを使って涼しくなるかを検証します。はじめしゃちょーらしさが溢れるこのコラボレーション動画の再生回数は 180 万回を超えました。


丸亀製麺は、種類が豊富なサイドメニューやトッピングをうどんと組み合わせて、顧客がメニューを自由に注文できることを若年層に伝えるため、YouTuber の木下ゆうかとコラボレーションしました。食べることが大好きで、大食い動画をメインに YouTube に投稿する木下ゆうかは、10 代後半から 30 代前半・男女の幅広い視聴者に支持されているクリエイターです。「【大食い】釜揚げうどん6人前&全種類【木下ゆうか】」では、木下ゆうかが 6 人前のうどんにはじまり、天ぷら、おいなりずし、コロッケ、ご飯と様々なサイドメニューを食しレポートします。木下ゆうかが持つ視聴者属性や「大食い」というコンテンツの特徴を活かし、丸亀製麺の「メニューの幅広さ」をターゲット層に伝えました。


3. タイムリーで話題にあがるイベントや季節性を活用したストーリー展開


年間のイベントや、季節性と共に変化する視聴者の興味や需要を捉えたストーリーの動画広告も多く公開されました。日本のみならず、海外でも視聴されている動画広告もあります。


新生活シーズン前の 3 月に公開された au の 「SYNC YELL 〜 上京した瞬間に、地元からのサプライズエール 〜」 では、上京する人と見送る人たちを繋ぐサプライズを動画で公開しました。期­待と不安のなか上京した瞬間に、ふるさとの家族や友達からのメッセージが大型ディスプレイに映し出され、あたたかい応援メッセージを伝えます。メッセージを受け取った人々の驚きと嬉しさが伝わるこのドキュメンタリー動画は、多くの視聴者の心を捉え、再生回数は 120 万回を超えました。


6 月の父の日に合わせて TOYOTA が公開した「Loving Eyes - Toyota Safety Sense」は、車を舞台に繰り広げられる父・娘の人生の軌道を、父の視点、娘の視点から描いたストーリーです。父の日という世界各国共通のイベントを軸に公開された動画は、日本だけでなく、アジア諸国や北米からも多く視聴されました。また、商品の直接的なプロモーションではなく、視聴者の共感を醸成するストーリー動画には、YouTube のコメント欄に、国内・国外含め数多くの視聴者からの反響が集まりました。


4. テレビ CM の有効活用


多くの企業が、通常のテレビ CM 用の素材に加えて長尺版を YouTube に掲載し、プロモーションのプラットフォームとして活用しています。なかでも、話題性の高いテレビ CM の効果は YouTube にも及びました。


2015 年 1 月から始まった au のテレビ CM「三太郎シリーズ」は、シリーズ開始以来、6 ヶ月間連続で銘柄別 CM 好感度ランキング首位を獲得**しています。テレビ CM の波及効果は YouTube にも及び、au が公開した「au学割「桃太郎の出生」篇」はテレビ CM 素材を起用した動画広告の中で最も多く再生されました。(計測期間 2015 年 1 月 1 日〜 2015 年 6 月 10 日)


コカ・コーラは、スプライトのプロモーションとして、テレビ CM の撮影の裏側を撮影したウェブ限定の動画を公開しました。テレビ CM では、スプラッシュスライダーと呼ばれる巨大なウォータースライダーを水しぶきをかき分けながら滑り落ちる人々の映像と共に、スプラッシュの爽快感を表現しています。一方で「WEBムービー「スプラッシュスライダーのすべて篇」では、テレビ CM ではカバーされていないスプラッシュスライダーの制作風景や、スプラッシュスライダーに挑戦するより多くの人々の様子を公開し、プロモーションに対する更なる理解や共感を醸成しています。動画の長さの制限がないという TrueView 広告の特徴を活かし、テレビ CM の素材をカスタマイズした動画広告です。

今回ご紹介したポイントやご紹介した事例を、今後の動画制作にお役立て下さい。


*出典: Google 内部データ
**出典: CM 総合研究所調べ
集計期間: 2015 年 1 月度~ 2015 年 6 月度(2014 年 12 月 20 日~ 2015 年 6 月 19 日)
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【O2O 成功事例】新店告知でオンライン広告を活用し、1/10 の予算で折込チラシと同程度の集客効果を実現

10 years 4ヶ月 ago
Posted by 田島 弘教 - 新規顧客開発本部 企業戦略部 アカウントエグゼクティブ

山口県を中心に 3 店舗のアミューズメント施設を運営する株式会社マルギン。これまで折込チラシで店舗集客を行っていましたが、大阪地域への新規出店に際して、Google のオンライン広告を初めて利用しました。来店者に行ったアンケートからは、オンライン広告が折込チラシと同程度の集客効果を 1/10 の広告予算で実現していたことがわかりました。


折込チラシではリーチできない層への新店告知方法を模索


店舗集客には折込チラシを長年利用していた同社。若年層を中心に新聞購読率が低下していたため、大阪への新規出店時には、折込チラシを見ていない層にもオープン告知ができる方法を模索していました。同時に、これまで効果を測ることが困難だったチラシについて、会員アンケートによる効果検証を試みました。


ウェブ動画を中心としたオンライン広告を大阪市内で展開


店舗のオープンをわかりやすく伝えるために、タレントを起用した動画を作成し、新規出店エリアである大阪市内のユーザーに YouTube 広告を配信しました。

特に新聞の購読率が低い若年層に対しては、関連するサイトにイメージ広告を配信し、さらに検索キーワード(「●●+地域名」「●●+オープン」、など)に対しても広告を配信することで、新店オープンを幅広く告知しました。


従来の折込チラシと同程度の効果を 1/10 の予算で実現


オンライン広告はこれまで利用実績がなかったため、まずは折込チラシの 1/10 の予算におさえて実施しました。実際の来店者へアンケートを行ったところ、結果として約 1/3 の人がオンライン広告をきっかけに来店しており、チラシとほぼ変わらない集客実績につながっていることがわかりました。




「オンライン広告は、地域を限定し、かつ広告規制に対応しながら柔軟に広告を配信する手法として、私たちの業態にフィットすることがわかりました。特に動画広告は 1 表示あたりの費用が 1 円以下で、15 秒以上の再生でも 7 円程度と、折込チラシと比較して安い金額でターゲット層にオープン告知を行うことができました。今後も新規出店の際には積極的に活用していきたいと考えています。」(株式会社マルギン 朴 様)

* PDF 版の事例はこちらからダウンロードできます。
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ディスプレイ広告でクリックの質を高める新たな取り組みについて

10 years 4ヶ月 ago
Posted by Pasha Nahass, Product Manager, Mobile Display Ads

スマートフォンやタブレットの大型化が進んでいますが、それでも指だけでは操作しづらいこともあります。スワイプしたつもりがタップ(クリック)になってしまったり、見るつもりのないリンクや広告をうっかりタップしてしまうこともあるでしょう。

第三者による最近の調査では、各種広告ネットワークのモバイル広告において、意図しないクリックはクリック全体の 50% にも上ると推定されています。広告主様にとってこうした状況は、不自然なクリック率の上昇や広告費用の増加にもつながります。

Google では、ディスプレイ広告フォーマットの改善を重ねるとともに、クリックの質を最大限に高めるよう努めています。2012 年には、ユーザーが意図して広告をクリックしたのかどうかを確認するクリック確認機能をバナー広告で導入(英語記事)しました。その後も、なるべくユーザーの手を煩わせずに意図しないクリックを防げるよう、こうした取り組みをさらに進めてきました。

そして今回、新たな仕組みをいくつか導入することになりました。

  1. 広告画像の縁近くをクリック不可に: モバイル イメージ広告では、ユーザーが隣のコンテンツをクリックまたはスクロールしようとしたときに、画像の縁をうっかりクリックしてしまうケースが多いようです。そこで、画像の中央部分をクリックしないと、広告主様のウェブサイトやアプリが表示されないようにしました。
  2. アプリアイコンをクリック不可に: アプリ内インタースティシャル広告で、「広告を閉じる」ボタンと重なっているインストール広告のアプリアイコンはクリック不可となります。アプリをインストールしたいユーザーは、アプリのアイコンではなくインストール ボタンをクリックし、表示されたアプリストアのページでインストールを行うことになります。
  3. クリック可能になるまで少し時間を置く: 広告が画面に表示されてからクリック可能になるまでに、少し時間を置くようにしました。ユーザーが広告の内容を見る時間を確保することで、意図しないクリックの防止が期待できます。
モバイル イメージ広告の外縁はクリック不可 アプリ内インタースティシャル広告のアプリアイコンはクリック不可


広告主とユーザーの皆様にとってメリットの高い広告を


このたびの変更によってユーザーは、意図せず別のページを開いてしまうことなく、閲覧したいページに留まることができます。また広告主様にとっても、意図しないクリックによる費用が減り、コンバージョン率が向上するというメリットがあります。実際、今回の変更に伴うクリックの質の向上により、ディスプレイ広告の平均コンバージョン率は平均で 15% 上昇しています。

ディスプレイ キャンペーンや広告フォーマットの詳細については、ヘルプセンター Google のベスト プラクティス ガイドをご覧ください。また、アプリウェブサイトで導入している、クリックの質を高めるためのポリシーも併せてご覧ください。

noreply@blogger.com (Google Blog)

Google 広告 ブランド効果測定 活用事例

10 years 5ヶ月 ago
Posted by Yuli Weng - ブランドソリューション エキスパート


Google では広告投資の効果を把握するため「ブランド効果測定」という機能を提供しています。2015 年 7 月現在は、TrueView 動画広告(YouTube)やディスプレイ広告(テキスト広告以外の Google ディスプレイ ネットワーク)の出稿期間中にその効果を測定することができます。

この「ブランド効果測定」の具体的な特徴は、下記の通りです。

  • 調査対象者は、広告接触者層と広告非接触者層(広告主が設定したターゲット ユーザーにキャンペーンとは無関係な別広告を表示)。バイアスを取り除き高い調査精度を実現
  • 広告掲載期間中に数値の確認が可能、運用中の広告キャンペーンの改善につなげることが可能 
  • トラッキング タグは不要
  • デスクトップ、モバイル*/タブレット 共に計測可能
  • 測定のための追加費用は不要

「ブランド効果測定」は、「ブランドリフト調査」(アンケートによる広告想起率、ブランド認知度調査)と、「サーチリフト測定」(オーガニック検索上昇率)の 2 種類があります。2014 年の提供開始からこれまでに日本で 570 件ご利用をいただいています。その中から、今回は、株式会社CHINTAI と株式会社ジェーシービーの事例をご紹介します。


* 2015 年 7 月現在、モバイル測定で可能なこと:
  • ブランドリフト調査: YouTube モバイルアプリのみ測定可能
  • サーチリフト測定:
    • TrueView 広告: YouTube アプリからの広告接触については、YouTube にログインしていたユーザーのみ測定が可能(モバイルブラウザからの広告接触では非ログインユーザーも測定可能)
    • ディスプレイ広告: モバイルブラウザで広告に接触したユーザーのみ測定が可能



株式会社 CHINTAI の「ブランド効果測定」活用事例


株式会社CHINTAI は、情報誌「CHINTAI」や、インターネット サイト「CHINTAI ネット」をはじめとする各メディアに、空室情報を掲載する広告事業を展開しています。これまでは TVCM や交通広告を中心にプロモーションを行ってきましたが、2014 年後半からは YouTube TrueView 動画広告を含め、インターネット メディアも活用したブランド構築に取り組んでいます。今回、ターゲットである男性若年層の認知度向上を目的に YouTube TrueView 動画広告を本格的に導入し、「ブランド効果測定」を利用しました。


測定結果


今回の調査では、デモグラフィック セグメントごとに認知度効果を計測しました。ターゲットである男性若年層(18-34 歳)に絞った計測結果では、「CHINTAI」のブランド認知度は +20% 上昇(広告接触者 v.s.広告非接触者での認知度の上昇率)しました(ブランドリフト調査)。そして、ブランド名での検索数は +156% も増加し、その他関連キーワードの検索数も増加しました(サーチリフト測定)。この結果より、本キャンペーンの目的であった男性若年層への認知向上に成功しただけでなく、検索数増加による興味/関心の向上にも効果を与える結果を確認できたのです(図 1 参照)。



(図 1) CHINTAI 「ブランド効果測定」の結果
ソース: ブランド効果測定
期間: 2015 年 1 月 4 日~2015 年 1 月 31 日
有意差検定(片側検定 有意水準 10%)の結果、有意差が認められた


株式会社ジェーシービーの「ブランド効果測定」活用事例


株式会社ジェーシービーは日本発唯一の国際クレジットカード ブランドとして、現在では海外加盟店約 2,000 万店、海外会員約 2,000 万人、190 の国と地域に事業を展開(2015 年 6 月時点)。中期経営計画では ASEAN 諸国を中心に海外会員数の飛躍的拡大を掲げています。海外の会員が訪日して、日本の加盟店で JCB カードを使う取引量も飛躍的に増加しています。今回、ターゲットであるアジア主要国(台湾・インドネシア・タイなど)の訪日旅客の認知度向上のため、YouTube TrueView 動画広告および Google ディスプレイ ネットワーク バナー広告を導入。ターゲット地域の中でも、旅行/金融系のアフィニティと購買意向の強いユーザーに絞り、潜在顧客へのリーチを強化しました。その効果測定のため「ブランド効果測定」を利用しました。


測定結果


ブランドリフト調査にて広告想起率とブランド認知度を計測した結果、広告を出稿した国のすべてで、広告主が設定したターゲット ユーザーについて広告想起率とブランド認知度の両方が大幅に上昇しました。とりわけインドネシアなどの新興国では高いリフトアップ効果が見られ、YouTube 動画広告が大きく貢献したことが確認できました(図 2 ジェーシービー「ブランドリフト調査」の結果参照)。



(図 2 )ジェーシービー「ブランド認知度測定」の結果
ソース: ブランド効果測定
期間: 2015 年 3 月 2 日〜 3 月 31 日
有意差検定(片側検定 有意水準 10%)の結果、有意差が認められた

*PDF 版の事例はこちらからダウンロードできます。


株式会社CHINTAI
http://www.chintai.net/

情報誌「CHINTAI」、インターネット サイト「CHINTAI ネット」をはじめとする各メディアに、アパート・マンション・貸家などの空室情報を掲載する広告事業を展開


株式会社ジェーシービー
http://www.jcb.jp/

日本発唯一の国際クレジットカード ブランドとして、国内外で会員約 9,000 万人、加盟店約 2,900 万店、190 の国と地域に事業を展開(2015 年 6 月時点)


「Google 広告 ブランド効果測定」の概要
YouTube TrueView 動画、Google ディスプレイ ネットワーク広告出稿期間中にその効果を測定する調査です。
現在日本ではブランドリフト調査(アンケートによる広告想起率、ブランド認知度調査)と、サーチリフト(オーガニック検索上昇率)の 2 種類の方法で測定できます。詳細は弊社担当営業までお問い合わせ下さい(2015 年 7 月現在で「ブランド効果測定」は担当営業のいるお客様のみご利用可能です)。

本資料は、2015 年 7 月時点の情報をもとに構成しています。
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改良版 URL 管理システム: 7 月 1 日に自動アップグレードが始まります

10 years 5ヶ月 ago
Posted by Leo Sei - Google AdWords 担当プロダクト マネージャー

今年 2 月に発表された改良版 URL 管理システムは、パラメータやリダイレクトを含む URL を、より簡単に管理するための機能です。

これに伴って最終ページ URL 欄とトラッキング テンプレート欄が新設され、これまで 1 か所(リンク先 URL 欄)で管理していたランディング ページとトラッキング情報を、別々に管理できるようになりました。

この改良版 URL 管理システムへの自動アップグレード開始まで、残り 1 週間となりました。7 月 1 日以降、皆様のアカウントは、新システムに順次移行されます。既に URL のアップグレードが完了している場合、及び手動でのアップグレードが不要な場合は、このまま自動アップグレードをお待ちください。URL の手動アップグレードが必要な場合は、下記をご確認の上、お早めのご対応をお願いいたします。




2015 年 7 月 1 日以降に変わること


  1. リンク先 URL 欄の廃止: リンク先 URL は編集、作成できなくなります。新しく URL を追加する際は、改良版 URL 管理システムの各欄をご利用ください。
  2. 自動アップグレード: 別のドメインにリダイレクトする URL* が含まれていない広告グループについては、自動アップグレードが行われ、リンク先 URL が自動的に最終ページ URL に置き換わります。アップグレードされていない広告グループについては、AdWords の管理画面でお知らせが表示されます。
  3. アップグレードされていない広告の掲載停止: リンク先 URL がアップグレードされていない広告については、数か月後に掲載が完全に停止されます。この場合は、30 日前にメールでその旨が通知され、管理画面にもお知らせが表示されます。

  4. * 詳しくは、以下の「よくある質問」の 2 つ目および 3 つ目をご覧ください。


よくある質問



Q: URL トラッキングを使用していない場合や、自動タグ設定のみ使用している場合にもアップグレードを行う必要がありますか?
A: 手動でアップグレードを行う必要はありません。7 月 1 日以降の自動アップグレードの際に、リンク先 URL が自動的に最終ページ URL に置き換わります。なお、自動アップグレードでは広告の掲載結果はリセットされず、広告の再審査も不要です。


Q: 自動アップグレードの対象とならない URL は、どのような URL ですか?

A: 下記を含む URL は、自動アップグレードの対象とはなりません。広告の掲載が停止されないよう、手動でのアップグレードをお願いいたします。
  • 第三者計測ツールなどによる別のドメインへのリダイレクト、最終的な URL や表示 URL とドメインが異なるリンク先 URL(クロスドメイン URL)
  • {copy} ValueTrack パラメータ
  • {} を使用したトラッキング パラメータ(AdWords ValueTrack パラメータ以外のもの)


Q: 別のドメインへのリダイレクトを含む URL のアップグレード方法を教えてください。
A: アップグレード ガイドで、「グループ 3」の説明(「基本」および「アドバンス」)をご覧ください。

なお、一時停止中の URL と有効な URL のどちらについても、アップグレードが必要です。サポートが必要な場合は、サードパーティのツール プロバイダにお問い合わせください。


Q: アップグレードに伴う掲載結果データのリセットや、広告の再審査について教えてください。

A: ご利用のリンク先 URL を、同一階層(広告、キーワードなど)内の「最終ページ URL」と「トラッキング テンプレート」にそのまま分割する場合は、掲載結果のリセットや再審査を伴わないアップグレードが可能です。

掲載結果のリセットや、広告の再審査を伴わないもの:

※ただし、アップグレード後に広告、キーワード、サイトリンク単位でトラッキング テンプレートを編集した場合は、再審査の対象となります。より上位階層でのトラッキング テンプレートなど、改良版 URL 管理システムのメリットを最大限に活用いただくには、下記の方法をご検討ください。


一方、アップグレード前の広告とアップグレード後の広告が「別の広告」とみなされる場合は、再審査が必要となり、掲載結果データもリセットされます。

掲載結果のリセットや、広告の再審査を伴うもの:

  • アドバンスのアップグレード(広告単位のリンク先 URL に含まれていたパラメータを、より上位の階層のトラッキング テンプレートで置き換える場合など。)
  • 新しい ValueTrack パラメータを追加する場合など、アップグレード前とアップグレード後で、ランディング ページの URL やトラッキング情報が異なっているケース

※アップグレード後に共有のトラッキング テンプレート(アカウント、キャンペーン、広告グループ単位のトラッキング テンプレート)に変更を加えても、広告の掲載結果はリセットされません。
※「削除済み」の広告をレポートに表示するよう設定することで、過去の掲載結果データも引き続きご覧いただけます。


Q: 動的トラッキングを利用している場合は、どのように対応すれば良いですか?
A:基本のアップグレード方法をご参照の上、7 月 1 日までに手動でアップグレードしてください。詳細


アップグレードの参考情報



URL のアップグレードについて不明点がございましたら、AdWords サポート窓口までお問い合わせいただくか、AdWords コミュニティの専用スレッドよりご質問を投稿してください。



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確認済み
1 時間 38 分 ago
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