中国におけるWebブラウザの状況

中国語圏で多数機能で利便性が高い中国製Webブラウザが大きく躍進

株式会社あとらす二十一

2012年6月12日 21:31

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中国語圏で中国製Webブラウザが大きく躍進

株式会社あとらす二十一は、中国でのWebブラウザの利用状況について調査しました。 日本企業の中国進出や中国人観光客の誘致が活発になり、中国語サイトの重要性が益々高まっています。世界や日本と比較し、独自の展開をみせる中国語Webブラウザの動向をレポートします。

中国でのWebブラウザ動向 まとめ

  • 世界、日本の状況と異なりInternet Explorer(IE)が50%超を占める。
  • 中国国内でIEのみに対応するサイトが多く、高いシェアの要因となっている。
  • 中国製Webブラウザが40%弱を占める。
  • シェアが高いユーティリティソフトにバンドルする中国製Webブラウザが急伸(奇虎360/搜狗)。
  • 多数機能で利便性が高いWebブラウザがユーザーに好まれる。
※中国製Webブラウザ:奇虎360(チーフー360)/搜狗(ソーゴー)/傲游 Maxthon(アゥユー)など

1.世界全体・日本国内・中国国内のWebブラウザ使用率

●2012年4月 Webブラウザ使用率比較 ポイント

■IE6、IE9、Google Chrome、Firefoxのシェアの差が大きい。 ■中国におけるグローバル向けWebブラウザのシェアは、約60%。

●中国国内のWebブラウザ使用率の変化 ポイント

■中国製の奇虎360、搜狗がシェアを拡大している。 ■IEのシェアが50%を超える。IE6のシェアは減少しているものの依然高い。 ■Chromeのシェアが継続して低い。 参照元http://gs.statcounter.com/http://brow.data.cnzz.com/

2.主要な中国語Webブラウザの利用動向

●中国語Webブラウザ標準機能比較 ポイント

■中国製ブラウザの奇虎360、搜狗、傲游Maxthonは、IE、WebKit両方のレンダリングエンジンに対応し、アクセスするサイトで切り替える。 ■中国製ブラウザは、標準でブックマーク同期やキャプチャーなど多数機能を搭載する傾向がある。

●中国製Webブラウザの特徴

奇虎360(チーフー360)http://se.360.cn/■利用者4億人弱の無料セキュリティソフト(360)にバンドルされている。 ■ウィルスや広告プログラムを仕込まれないための仕組みを実装。 ■インターネットの利用頻度が高いユーザーが多く利用している。搜狗(ソーゴー)http://ie.sogou.com/■シェア約7割の無料中国語入力ソフト 搜狗(ソーゴー)にバンドルされている。 ■起動時間、アクセススピードが中国一と評価されている。傲游 Maxthon(アゥユー)http://www.maxthon.cn/後発の中国製ブラウザにシェアを奪われている。 多言語(26言語)に対応、スペルチェック機能もある。

●グローバル向けWebブラウザの中国語版の特徴

Internet Explorerhttp://windows.microsoft.com/zh-CN/internet-explorer/products/ie/home中国国内における最も標準的なブラウザ。Safarihttp://www.apple.com.cn/safari/中国国内のMacOSX使用率は1%未満※のため、デスクトップでのシェアは低い。 ※2012年4月時点、0.7%。 参照元http://gs.statcounter.com/Google Chromehttp://www.google.cn/chrome/intl/zh-CN/landing_chrome.html中国国内向けの追加機能はほとんどない。火狐Firefox(ホゥフー)http://firefox.com.cn/中国国内に特化した機能を複数追加している。

3.中国語Webブラウザ事情と今後の予測

■Windows XPが現状でも圧倒的なシェアを占めている。  →IE9へはOSのアップグレードが必要なため移行が進まない。 ■海賊版の利用による正規のアップグレードへの支障も顕在する。  →中国製ブラウザへの移行が進む要因でもある。 ■政府の規制などの影響で、Googleなどネット企業の中国進出に課題が多い。  →世界で普及が進むChromeなどの浸透に影響がでている。 ■中国市場で普及するWeb関連製品やサービスの影響力が大きい。  →製品へのバンドル提供など、シェア拡大効果が高い。 ■IE以外のレンダリングエンジンで中国語サイトの決済などに支障が存在する。  →対応は徐々に進んでいるため影響は弱まる傾向が予測できる。 ■中国国内向けのWebサービスとの親和性が重要になる。  →中国市場で優位な検索・SNS・ミニブログ・ECなどとの連携が必要。 ■タブ機能など多機能なブラウザが利用されている。  →IE6以外はタブブラウザが基本であり、中国製ブラウザは標準で多機能である。 <この記事について> ▼掲載元では、Webブラウザ使用率、標準機能比較表など、より詳細な情報を掲載しています。http://at21.jp/web/topic/topic02.html株式会社あとらす二十一http://at21.jp/

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