ZHDがグループの「AI倫理基本方針」策定、プライバシーを尊重しながらAIを安全に活用

公平性と公正性の追求や、安全性とセキュリティの確保など8項目、自主ルールも策定へ

ヤフーとLINEを傘下にもつZホールディングス(ZHD)は、ユーザーのプライバシーを尊重しながらAI(人工知能)を安全に活用する「Zホールディングスグループ AI倫理基本方針」を策定した、と7月6日に発表した。ZHDグループでAIの正しい利用を促進するとともに負の側面を抑止する指針を示して、今後定める具体的な自主ルールの理念となる。

8項目の基本方針では、特定の属性や個人に不当な差別や不適切なバイアスがかからないよう「公平性と公正性の追求」や、「安全性とセキュリティの確保」、「プライバシーの保護」など定めた。高い透明性を維持するため、2021年6月に設置した「AI倫理に関する有識者会議」などの意見を踏まえて基本方針の下に具体的な自主ルールを順次定める。

AIが差別的な評価や選別を意図せずに行ってしまい、人権を侵害する可能性があると指摘されている。こうした倫理的問題の解決を目的とするガイドラインの整備や法規制の検討が国内外で進んでおり、ZHDは、AI技術の活用で基本方針の明確化と、実効性のある自主ルールを策定するため有識者会議で専門家と議論を重ねてきた。

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