ビジネスイベントへのオンライン参加、コロナ収束後も希望する人が8割以上【ブイキューブ調べ】

今後のさらなる発展は「参加者同士の交流」「飽きない仕掛けづくり」などがカギに。

ブイキューブは、「コロナで急拡大したビジネスイベントのオンライン化に関する実態調査」の結果を発表した。顧客向けセミナー、展示会、採用面接、社内研修、勉強会などのイベントの運営者252名、参加者252名、計504名から回答を得ている。

イベント運営側:リアルイベントにないデメリット解消が課題

まずイベント運営者側に、「ビジネス系オンラインイベントの開催頻度の変化」を聞くと、コロナ前に比べて頻度が増えたのは76.6%だった。「ビジネス系イベントをオンライン化して良かった点」では、「感染リスクの心配がない」67.1%、「遠方の参加者が見込める」52.4%、「運営費が削減できる」49.6%が上位だった。

一方「ビジネス系イベントをオンライン化する中で困った点」では、「映像・音声が遅延」50.2%、「参加者がスムーズに接続できない」41.8%といった技術面のトラブルとほぼ並んで、「参加者とのコミュニケーションが取りづらい」41.4%があがっている。




「今後期待する点」では、「参加者同士の交流を増やしたい」「参加者数を増やしたい」が同率46.8%、「参加者の流し見や離脱を減らしたい」41.3%がそれに続く。リアルイベントとは異なるメリットもあるが、デメリットもあるため、その解消が課題といえそうだ。また、「コロナ収束後もビジネス系イベントをオンラインで実施したいか」については、84.6%が肯定的だ。



イベント参加側:8割超が「コロナ収束後も、ビジネス系イベントにオンラインで参加したい」

次にイベント参加者側に、「新型コロナ流行後に、ビジネス系オンラインイベントの参加頻度がどう変わったか」を聞くと、「増えた」「どちらかといえば増えた」の合計は82.5%。イベントそのものがそもそもオンラインしかなかったというケースもあるため、これは当然の結果と言える。


イベント運営者側同様に、イベント参加者側にも「オンライン化で良かった点」「今後期待する点」を聞くと、良かった点では「移動時間を削減できる」76.6%、「交通費を節約できる」65.9%、「遠方のイベントにも参加できる」63.9%が上位だった。「今後期待する点」では、「飽きない仕掛けづくり・双方向性の高いコンテンツを用意してほしい」53.2%、「スマホ・タブレットからも参加できるようにしてほしい」39.7%、「参加者同士の交流を増やしてほしい」29.0%だった。



また参加意向についても、84.9%が「コロナ収束後においても、ビジネス系イベントにオンラインで参加したい」としており、今後定着していくと考えられる。


調査概要

  • 【調査対象】イベント(顧客向けセミナー、展示会、採用面接、社内研修、勉強会など)の運営者・参加者、全国の会社員・経営者
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査期間】2021年5月
  • 【有効回答数】504名
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