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【2023年版ローカルSEO】ローカル検索順位に影響を与える7つの要因とは? ポイントはカテゴリ選択(後編)

グーグルのローカルパックに表示されるために、検索順位に影響を与える7つの要因を解説! これらをマスターして、地域で1番になろう。
この記事の内容はすべて筆者自身の見解であり(ありそうもないことだが、筆者が催眠状態にある場合を除く)、Mozの見解を反映しているとは限らない。

ローカル検索順位に影響を与える7つの要因について解説しているこの記事は、前後編の2回に分けてお届けしている。

まず前編を読んでおく

前編では、2023年に最も影響力のあるローカルパックの表示順位決定要因7つのうち2つを紹介した。ローカルパックとは、検索者のクエリがローカル検索(地域情報)を意図しているとグーグルが判断した場合に表示される、ローカルビジネスの検索結果の総称のことである。

後編となる今回は、残りの5つの要因を見ていこう:

ローカルパックの表示順位に最も影響を及ぼす7つの要因【2023年版】(続き)
  1. Googleビジネスプロフィールのメインカテゴリ(前編
  2. Googleビジネスプロフィールのビジネス名におけるキーワード(前編
  3. 検索地点との住所の近さ
  4. 検索する都市の物理的な住所
  5. スパム対策によるスパムリスティングの削除
  6. グーグルでの数値による高評価
  7. Googleビジネスプロフィールの追加カテゴリ

要因3検索地点との住所の近さ

2017年、検索者からの距離の近さがローカル検索順位の新たな第1決定要因になっているとショウ氏が初めて指摘したとき、同氏はこの現象を説明するために次の図を作成した。

君のビジネスはEdmontonの中心部に近いJasper Avenueにあるかもしれないが、君の顧客はそれぞれ別の場所にいて、別のデバイスを使っている。

2023年現在、検索地点との住所の近さはローカル検索順位の決定要因として3位に下がったかもしれないが、依然として同じくらい重要なこととして、ローカル検索順位の決定要因に不動の1位というものはないことを理解する必要がある。

なぜなら、グーグルは君の顧客の携帯電話やノートPCといったデバイスの位置情報も確認したうえで、顧客に応じて異なる結果を表示しているからだ。街の中を歩いたり車で移動したりしながら、同じキーワードフレーズを検索してみると、検索結果が変わることを確認できる。ローカル市場調査では、このプロセスに手を加えて市場全体の総合的なビジビリティを評価するか、あるいはローカル検索順位チェッカーを使用する。たとえば次のようなサービスだ:

顧客がどこにいるかは君にはコントロールできない(当然のことだ)。そのため、自分の物理的な住所のせいで目標達成の可能性が制限されてしまっていることがわかった場合は、新しい場所に移転するしかない(これも実現性の低い選択肢だ)。

それでも、実現可能なことはある。すべてのローカルビジネスマーケターができること、そしてすべきことは、それぞれの検索フレーズに対するグーグルの動作を観察することだ。

たとえば「タコス」で検索した場合、グーグルがローカル検索結果の対象としている範囲は非常に狭く、主に市内のある地域に集まっているレストランが表示されることに気づくかもしれない。しかし、検索キーワードを「オーガニック ビーガン タコス」に変えると、突如として対象が都市全体、あるいは都市の境界を越えて広がることさえある。

これは驚くべきビジネスインテリジェンスだ。より具体的なキーワードに合わせて最適化し、より遠くにいる顧客にも結果を表示する機会を示してくれるからだ。この知見は、ビジネスプロフィールの次の設定をどうするかに活用できる:

  • カテゴリ
  • サービス
  • 写真や動画の対象
  • 属性
  • ウェブサイトのトピック

グーグルが近接性に大きな比重を置いていることはコントロールできないが、賢いローカル検索戦略で対応することはできる。そしてこれが、次の検索順位決定要因にうまくつながる。

要因4検索する都市の物理的な住所

グーグルで自分の都市を検索して、地図上をクリックしてみよう。上の図にあるような赤い線は、グーグルが考える君の町や市の境界線を示している。この「境界線」は、ローカルSEOにとって重要だ。その理由は、境界線の外にも拠点があるビジネスが次のような検索結果に表示されるようにするのがはるかに難しいことが多いからだ:

  • 境界線内にいる検索者に対して
  • 町や市の名前を含む検索フレーズに対して

他の地域でも自分のビジネス表示させたい」というのは、ローカルSEO担当者がクライアントから最もよく聞く要求の1つに違いない(あまりによくある要求のため、私は2019年、これをテーマに記事を1本書いた(日本語記事)ので、よかったら読んでみてほしい)。

「物理的な住所のせいで、オンラインで見つけてくれる顧客の数が大幅に制限されているのではないか」と思うようになった場合、君には主に3つの選択肢がある。

  • グーグルの境界線内に含まれる新しい場所に移転する。

  • 競合の少ないキーワードで競争するために自らのプレゼンスを最適化し直す(検索順位の決定要因3で説明したように)。

  • ローカル検索マーケティングの複数の側面に多額の投資をすることで、自分のGoogleビジネスプロフィールを強化し、グーグルが都市の境界線に設けているバイアスを克服できるようにする。

3つ目の選択肢がうまくいく保証はないが、たいていの場合はこれが最善策だ。情報をベースとしてこの作業に取り組むには、特に重要な検索フレーズそれぞれについて、検索結果の上位に表示されている競合各社のローカルビジネス競合調査を実施する必要がある。

リンク先の記事に含まれている無料のスプレッドシート(英語版)を使えば、上位に表示されている競合相手のビジビリティの高さに貢献していると思われる複数の要因を特定し、そうした取り組みを凌駕するには何をすべきかを判断できる。次のような分野に投資する場合もある:

時には、強力なブランドであるためにグーグルが境界線を越えても構わないと考えるスイートスポットが見つかることもあるため、マップやグーグルの動きを研究することはローカル検索マーケティングに不可欠の習慣だ。

要因5スパム対策によるスパムリスティングの削除

4年前、私は「Simple Spam Fighting: The Easiest Local Rankings You’ll Ever Earn」(簡単なスパム対策:ローカル検索で上位に表示される最も簡単な方法)という記事を書いた。

スパムを認識する方法として私が取り上げた戦術は、残念ながら今でも当時とまったく同じように必要となっている。グーグルのリスティングにおけるスパムは大きな問題だ。初心者や悪意あるユーザーは、グーグルのガイドラインに違反する検索結果でインデックスを埋め尽くし、一般ユーザーを欺いている。

この残念な状況はローカル検索と同じくらい古くからの問題であり、グーグルに対しては、誤表示や不公正な競争からビジネスを守る一方で、偽情報から消費者を守ることにももっと注意を払ってほしいと毎年のように願うほどだ。ChatGPTなどの人工知能(AI)が提起している課題や、TikTokなどの注目を集める競合相手の存在は、グーグルのローカル検索結果の妥当性を守るよう親会社のAlphabetに健全な圧力をかけることになるだろう。

しかし当面の措置はまた別に行うことになる。ローカルビジネスのオーナーとそのマーケターには、スパムリスティングを報告するという面倒な(それでも、おそらくは満足感の得られる)選択肢がある。スパマーが排除された場合にローカルパックでの表示順位を上げられるようにするためだ。

これを効果的に行うには、グーグルの環境でスパムを構成するものは何かを知る必要がある。これには次のようなものがある:

  • 偽のビジネス名
  • 不適格なビジネスモデル
  • 同じビジネスに対する複数の不適格なリスティング
  • 架空のビジネス
  • 架空の住所
  • 偽のレビュー

グーグルに掲載するローカルビジネス情報のガイドラインを十分に確認することで、スパムリスティングを見分けられるようになる。スパムリスティングを見つけたと思ったら、いちばん良いのはビジネス情報の改善フォームを使って報告することだ。

特定の検索結果でスパムが広範囲に広がっているパターンが見つかり、フォームを使っても何の反応もない場合は、グーグルに対応してもらうために、自らのマーケティングスキルを使ってこの問題に対する世間の関心を集める必要があるかもしれない。スパム対策のヒントをもっと知りたい人には、Sterling Skyに優れた記事がある

要因6グーグルでの定量的な高評価

星評価の平均値は、ローカルパックの表示順位を決める最大の要因であるだけでなく、コンバージョンにつながる最大の要因でもある。ローカルビジネスのレビューが消費者行動に与える影響に関するMozのレポートで、回答者はレビューの最も重要な要素として星評価を挙げている。

一方、過半数の51%は、少なくとも4つ星でなければ検討対象にならないと答えている。

評価が4つ星より低ければ、まだやるべきことが次の両方であると言えるだろう:

  • 顧客体験を改善すること
  • 少数の否定的なレビューが評価平均に大きな影響を与えないよう積極的にレビューを求めること

完全なチュートリアルについては、グーグルの星評価とレビューにより、ローカルビジネスの評判を修復して改善する方法を読んでほしい。37%の顧客は、4つ星より低い評価でもそのビジネスを選ぶ可能性があると答えており、これは朗報だ。評価を上げ、表示順位を引き上げて、より多くの顧客を獲得するための戦略的なビジネス変更に必要な時間を稼げるかもしれない。

要因7Googleビジネスプロフィールの追加カテゴリ

カテゴリとして「イタリア料理レストラン」「ピザレストラン」「シーフードレストラン」を指定しているリスティングを分析ツールのGMBspy(後述)で確認

ローカル検索順位の決定要因として上位7つのうち2つがカテゴリに関連しているという事実は、これらの小さな要素がいかに重要かを浮き彫りにしている。最も影響力のあるメインカテゴリを選んだら、顧客の特定の意図との関連性をグーグルに理解してもらうチャンスはさらに9つある(カテゴリは合計10個まで指定できる)。

これらのカテゴリに何を入れるべきか着想を得るのに最も簡単な方法は、次の2つだろう:

  • Chrome拡張機能のGMBspyを使う
  • GMB Everywhereを使って、自分の地域の主な競合が選んだすべてのカテゴリを確認する

自分のビジネスと関連があるカテゴリが見付かったら、プロフィールに追加しよう。

それから、自分のビジネスに適したカテゴリを調査して実装するためのさらなる提案については、Googleビジネスプロフィールのカテゴリを(クールなツールを使って)選ぶ方法を読んでみてほしい。

その後もグーグルのカテゴリ変更には注意を払おう。グーグルが以前にはなかったカテゴリを追加すれば、君のビジネスについてさらに詳しく説明するのに役立つかもしれないからだ(この調査にはSterling Skyによる新しいビジネスカテゴリの推移(月別情報)が便利だ)。

◇◇◇

今回のところは以上だ。ローカル検索順位決定要因の上位7つを完璧に管理できるようになったら、Whitesparkの詳細なレポートを読んで、残りの要因にも対処しよう。その間、ローカルパックでの表示順位を上げるための新しいヒントや戦術があれば、遠慮なくTwitterでMozに教えてほしい。

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