ウェブマスター向けガイドラインに違反すると広告が停止される場合も
グーグル検索SEO情報②
ウェブマスター向けガイドラインに違反すると広告が停止される場合も
3年以上も前からそうだった! (Jake Bohall on Twitter) 海外情報
SEOに携わっている人なら、サイトがウェブマスター向けガイドラインに違反すると、手動の対策が与えられることがあることはご存じだろう。これはオーガニック検索における処置だ。
だが、Google広告を使っていて、広告で誘導する先のサイトがガイドラインに違反していると、その広告に関しても掲載停止またはアカウント停止の措置が下される場合があることはご存じだっただろうか?
グーグル広告のポリシーの「広告ネットワークの不正利用」で、ウェブマスター向けガイドラインに違反する行為が挙げられている。
ウェブマスター向けガイドラインがグーグル広告掲載にも関わるポリシーは、実は新しく発行されたものではない。少なくとも2018年7月には公開されていた。
あなた自身がGoogle広告の担当でなかったとしても、もしあなたが管理しているサイトのガイドライン違反のせいで広告アカウントが停止されたことが上司にバレたら、かなり大きな問題になるはずだ。広告成果に損害を与えないためにも、ガイドラインの遵守は絶対だ。
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リンク代わりのボタンをグーグルはクロール対象にしない
a要素とhref属性で指定したURLをクロールする (John Mueller on Twitter) 海外情報
<a> タグではなく <button> タグをリンク代わりに使っている場合、移動先のURLをグーグルはクロールするのだろうか?
グーグルのジョン・ミューラー氏は次のように説明している:
ボタンはリンクではないし、アクションに付随するURLをもともと持っていない。したがって、クロールやそのほかのことには使われない。
Buttons aren't links and don't inherently have urls attached to actions, so we wouldn't use them for crawling or otherwise.
— 🧀 John 🧀 (@JohnMu) October 15, 2021
基本的にグーグルは、クロール対象のURLを発見するのに a 要素(タグ)の href 属性を使う。ボタンに限らず、JavaScriptで構成するリンクにもこれは同じ状況になる。これは、グーグルがインデックス時にJavaScript実行を含むレンダリングを行うようになった現在でも変わりない。
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Googleの検索向け各種ツールがSCのURL検査ツールと同等の機能を実装
管理外サイトでも詳細に検証可能 (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報
グーグルは、さまざまな検索向けツールにおいて、Search ConsoleのURL検査ツールと同等の機能を実装した。対照は次の3つだ:
それぞれ、ツールとしてはもともと「AMP検証のため」「スマホ対応のため」「リッチリザルトの状況を検証するため」に特化したツールではあるが、内部的に利用しているシステムは同じだ。すべてのツールが次のデータをレポートする。
ページの有効性 ―― Google がページをクロールできたか、ページがいつクロールされたか、または URL のクロール時にどのような障害が検出されたかを示します。
HTTP ヘッダー ―― 検査した URL から返された HTTP ヘッダー応答。
ページのスクリーンショット ―― Google から見えるとおりにレンダリングされたページ。
ペア設定された AMP 検査 - 正規 URL と AMP URL の両方の検査結果。
各種テストツールがURL検査ツールと同等の機能を備えた最大のメリットは、自分が管理してないサイトでも検証できるようになったことだと筆者は考える。Search Consoleに登録しているサイトなら、URL検査ツールを使えばいい。しかしSearch Consoleに登録していない管理外のサイトであっても、クロールに関する詳細な情報をどのツールでも入手できるようになったのは大きなメリットだ。
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10月のグーグルポリシーオフィスアワー: 不良CWVの調査方法、インデックスリクエストの割り当て、インデックス未登録が急増加など
今回はボリューム豊富なある質問 (グーグル ポリシー オフィスアワー on YouTube) 国内情報
グーグルの金谷氏とあんな氏によるポリシー オフィスアワー10月版が開催された。
※「ポリシー オフィスアワー」は、旧「Google 検索オフィスアワー」。アドセンスとアドモブの質問も取り扱うようになって名称変更した。
今回取り上げられたのは次の質問だ。
- カスタム検索ツールの評価は影響するのか(7:09)
- CWV「不良」の調査方法(9:37)
- Search Console レポートのデータ乖離(12:00)
- 商品構造化データ反映のタイムラグ(15:28)
- クロール統計情報でのエラーの影響(17:49)
- Blogger を利用したスパムサイトの被害(20:08)
- 「ウェブに関する主な指標」に大きめの変動(22:12)
- 「一日の割り当て量を超えています」への対応(24:21)
- インデックスリクエストで割り当て量超過(28:28)
- 著者情報構造化データの書き方(32:21)
- 「インデックス未登録」が急増(33:12)
- インデックス遅延とタイトル表示変更(36:46)
- サイトがインデックス登録されない(38:24)
- サイトがインデックスされなくなった(39:43)
- 「検出 - インデックス未登録」(43:17)
- 重複ページがインデックス登録できない(44:23)
- 平均掲載順位の定義(46:11)
- ディスクリプションの表示ロジック(48:53)
- 一度削除した URL を再度インデックス登録(50:05)
- 見覚えのないパラメータの付与(50:47)
- 公開日や更新日に関する構造化マークアップ(52:31)
- インタースティシャルの捉え方(55:39)
- SEO 観点で、全面広告は問題となるか(57:54)
- SXG のサポートブラウザ(1:01:14)
いつにも増してボリュームがある。興味をひく質問がいつもよりも多く目にとまるかもしれない。その場所からすぐに再生できるようにリンクしてある。
先月から、パブリッシャーポリシーに関する質問にもオフィスアワーで回答するようになった。次の質問が出ている。
- Cloudflare 経由で配信のサイトへ広告掲載(1:03:05)
Cloudflare(クラウドフレア)は日本でも利用者が多いCDNサービスだ。利用していて広告配信しているならQ&Aを確認しておくといい。
オフィスアワー全体の録画はこちらだ。
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幾多の苦難を乗り越え、はてなブログはHTTPS移行をどうやって完了させたのか
大規模サイトのHTTPS移行の参考になる情報 (Hatena Developer Blog) 国内情報
はてなブログがHTTP→HTTPS移行を4年がかりで完了させるまでの道のりを、はてなブログのエンジニアが共有した。
はてなブログのような大規模で複雑なシステムのサイトでは、HTTPSへの移行は一筋縄ではいかない。考慮すべき点が非常に多い。トラブルを起こさないように慎重に慎重に段階を追って進めてきた。
もしあなたが、HTTPS移行を終えていない大規模サイトのウェブ担当者だったとしたら、かなり参考になる情報に違いない。社内エンジニアとも共有するといい。
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11位、12位のサイトにはチャンス到来か?
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予告していた3つの新しい検索機能をGoogleが本導入――Things to consider, Refine this search, Broaden this search
ユーザーにもっとたくさん検索させる仕組みにも思える
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