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NPO法人のローカルSEO【MEO】に今日から使える実践テクニック5選(後編:レビュー/KW選定/最適化)

NPO法人(非営利団体)が支援者への認知を高め、寄付を促し、活動を知ってもらうのにネットを活用 ―― しかも広告のような押しつけがましい手法を使わずに。
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NPO法人(非営利団体)が支援者への認知を高め、寄付を促し、活動を知ってもらうのにネットを活用 ―― しかも広告のような押しつけがましい手法を使わずに。

それを実現するためにローカルSEOを最大限に活用する5つの戦術を紹介するこの記事は、前後編の2回に分けてお届けしている。

前回は、5つの戦術のうち2つ、「Googleマイビジネスへの登録」「ローカルビジネスリスティングへの登録」について説明した。

後編となる今回は、残る3つの戦術「オンラインレビュー戦略」「キーワードの選択」「オンページ最適化」を見ていこう。→まず前編を読んでおく

  1. Googleマイビジネスページを作成または登録する【無料!】(前編)
  2. ローカルビジネスリスティングに登録する(前編)
  3. オンラインレビュー戦略を立てる
  4. ターゲットにするのに適したキーワードを選択する
  5. オンページ最適化を実施する
  6. まとめ

NPO法人向けローカルSEO戦術③
オンラインレビュー戦略を立てる

どんな法人や団体やビジネスにとっても、「評判」は貴重な財産だ。NPO法人の場合は、良い活動をしているとの評判に基づいて寄付が集まったりスポンサーがついたりするため、特にそれが当てはまる。

人々は、慈善団体を探し、自分が重視する理念に沿っているか調査・評価する。その際にデジタル(つまりネット)を使う人が増加するのに伴い、オンラインでの評判はますます重要になっている。オンラインレビューはNPO法人の全体的なブランド評価の1つの側面であり後編もある)、そういったものとして管理する必要がある。

つまり、「いかにしてネット上のレビュー(コメント評価)」を生み出し、活用していくか」を戦略として考えることが、NPO法人にとって重要なことになるのだ。

積極的なレビュー戦略を進めると、ブランド面での利点に加えて、NPO法人のオンラインにおける認知度を高めるという付加価値も得られる。

というのも、グーグルは「高品質で好意的なレビューにより、ビジネスの認知度を高められる」と述べているのだ。なぜなら、グーグルはがウェブサイトの信頼性を判断する際にもちいる要素のなかには、

  • レビューの件数
  • レビューの新しさ
  • レビューの品質

などが含まれているからだ(これは上述した検索順位決定要因の1つでもある)。

なお、レビューについてはいくつか注意すべき点がある:

  • ユーザーがレビューを残しやすくする

    クチコミを書くためのリンクをメールなどに記載しやすい短縮URLとして作成して共有すると、ユーザー間でNPO法人に関するレビューを共有しやすくできる。

  • 正直なレビューを募る

    これは時には、依頼するだけでいい! 2019年の調査によると、レビューを残すよう依頼されたユーザーの76%は実際にそうしているという。

  • 大量のレビューを募ってはならない

    グーグルのクチコミに関するポリシーには、次のような記載がある:

    顧客から大量のクチコミを募ることはしないでください。

    グーグルは「大量」の定義を示していないが、通常これは1対1の依頼ではなく、自動化されたプラットフォームを通じて一度に多くの依頼を送信することを指す。そうしたアクションをしてはいけない。

  • レビューに対価を支払ってはならない

    これもグーグルのポリシーに反する行為だ。次のように明示されている:

    クチコミの謝礼としてお金を渡したり、受け取ったりしないでください。

  • 否定的な内容でも、レビューに返信する

    レビューはユーザーからの一方通行ではなく、ビジネスの側から各レビューに返信できる。レビューに返信すると、こちらがフィードバックを大事にしていることを示すことになるし、企業がレビューとやり取りを交わして返信すれば、コンバージョン率(電話連絡やルート検索に誘導されるクリックなど)も上がる。

  • 否定的なレビューにもひるまない

    90%の人は、問題に対処してもらえれば、否定的なレビューを変えてくれる。これも、時には依頼するだけでいい。

NPO法人向けローカルSEO戦術④
ターゲットにするのに適したキーワードを選択する

キーワード調査、つまり「適切」なターゲットキーワードを選ぶことは、SEOの基本だ。検索結果ページ(SERP)で上位に表示されることを期待して、既存のコンテンツを最適化したり、新しいコンテンツを制作したりするためのロードマップになるからだ。

ただし、単にあなたの頭に思い浮かんだキーワードは「適切なキーワード」でない場合が多い。適切なターゲットキーワードを判断するには、次のことが必要だ:

  1. ターゲットオーディエンスを把握する。

  2. そのオーディエンスがオンラインでどのようにコンテンツを検索しているかを理解する。

もっと具体的には、関連するキーワードについて、次のような情報を集めて判断することだ:

  • オーディエンスがオンラインでの検索で実際に使用しているキーワード
  • それらのキーワードが一定の期間に検索された回数(検索ボリューム)
  • ターゲットオーディエンスがそのキーワードで検索する場合に本当に求めている情報や結果(検索ユーザーの意図)

キーワードを選定する際には、次のようなものに重点を置こう:

  • 検索ボリュームが大きい
  • 検索意図が明確
  • 自分のNPO法人との関連性が高い
  • 現実的に検索結果に表示されやすい(あまりにも競合が強すぎない)

これではまだ表面的なことにすぎないので(キーワード調査は壮大なテーマなのだ!)、キーワード調査を詳しく掘り下げる用意があるなら、ぜひSEOのキーワード調査マスターガイド(英語のみ)をチェックしてみてほしい。

ターゲットにするキーワードを特定したら、自分のNPO法人を最もよく表しているキーワードを選択して、Googleマイビジネスやその他のローカルビジネスリスティングの事業説明に、忘れずに盛り込もう。

NPO法人向けローカルSEO戦術⑤
オンページ最適化を実施する

「オンページ最適化」とは、検索結果に表示させたいキーワードに合わせて、ウェブサイト上の特定のページの内容を調整するプロセスのことだ。

調整すべき要素には、次のようなオンページSEOの検索順位決定要因が含まれる:

  • ページ本体のコンテンツ
  • ページのtitle要素
  • ページのmeta description

オンページSEOを通じて、事業内容や活動内容、またユーザーが検索している内容に自分のウェブサイトがどれほど関連しているか、グーグルが正確に判断できるよう手助けすることになる。

たとえば、あなたのNPO法人がグローバル教育にをテーマにしているとして、「global education」(グローバル教育)というキーワードが、

  • ページのURL
  • コンテンツ
  • title要素
  • meta description

といったすべての場所に含まれていたら、どうだろうか。グーグルがそのページをグローバル教育に関するものと判断する可能性が高まり、このキーワードの検索結果に表示される可能性も高まる。

オンページSEOで覚えておくべきヒントをいくつか挙げよう。

  • E-A-Tコンテンツを開発する

    「E-A-T」はSEO用語で、次の3つの要素のことを意味する:

    • Expertise(専門性)
    • Authoritativeness(権威性)
    • Trustworthiness(信頼性)

    グーグルはこのE-A-Tという概念を利用して高品質なコンテンツを判断しており、高品質であることは検索エンジンでの順位上昇につながる。E-A-Tに関してはさまざまな戦術を利用できるが(概要は「E-A-Tと品質評価者のガイドライン」(英語のみ)を視聴してみることをお勧めする、結局のところは、グーグルに事業の専門性と正当性を示すことになる。

  • キーワードを計画的に使用する

    説明したように、オンページ最適化ではターゲットキーワードをウェブページの各所に含めることが重要だが、キーワードの詰め込み過ぎは避けなければならない。

  • ページのtitle要素とmeta descriptionタグは、検索順位だけが目的ではない

    魅力的なページのtitle要素やmeta descriptionタグは、検索順位を向上させるためだけのものではない。良いタイトルや説明文は、検索結果ページ(SERP)に表示されたときにユーザーの目に留まり、結果として(順位がさほど高くなくても)クリックしてくれるユーザーが増加する。

    注意を引く見出しと、具体的で関連性が高く、(最も重要なこととして)役に立つ説明文を組み合わせるといい。

  • ページの読み込み速度に注意する

    ページの読み込み速度は検索エンジンにおける検索順位決定要因の1つで、ユーザーに対してページが表示される速さを表す。

    グーグルの無料のツールPageSpeed Insightsを使用すると、ウェブページが読み込まれる速さを確認できる。

  • キーワードのカニバリゼーションを避ける

    ウェブサイトの複数のページがすべて同じキーワードをねらっていると、検索エンジンからみた評価がバラけてしまう。これを「キーワードのカニバリゼーション(共食い)」と呼ぶ。これでは、表示順位をめぐって自分自身と競争することになってしまう。非効率なだけでなく、次のような悪影響にもつながりかねない:

    • グーグルがウェブサイト上でターゲットキーワードに「最も適した」ページや最も関連するページを特定するのが難しくなる
    • 被リンクが分散してページ単位では減少する
    • ページオーソリティが低下する

まとめ

SEOを活用してNPO法人の成長を後押しできる方法はたくさんあり、上記で紹介したヒントはほんの一部にすぎない。最初は手ごわいと思うかもしれないが、SEOには投資する価値が十分にある。それに、途中で助けが必要になっても大丈夫だ!

現在、SEOのニーズに対するパートナーやツールを評価している段階であれば、以下の点を自問してみよう:

  • そのパートナーは、自分の価値基準を満たしているか?
  • そのパートナーは、社会貢献プログラムに対応しているか?
  • そのパートナーは、NPO法人向けの特別価格を設定しているか?(たとえばMozはMoz Proを割引価格で提供している)
  • そのパートナーは、自分の暮らしをより便利にしてくれるか?

今こそ好機だ。今すぐSEOの世界に飛び込んで、より多くの人にメッセージを届け、コンバージョン率を高め、より多くのスポンサー、ボランティア、ドナーを見つけて、自分を最も必要としてくれる人たちとつながろう。

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