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URL構造とIAの違いって? いまさら聞けないURL構築の基本

URL構築をするうえでキーとなる「URL構造」と「情報アーキテクチャ(IA)」、SEOの観点から2つの違いを解説する。
筆者の見解はすべて筆者自身のものであり(ありそうもないことだが、筆者が催眠状態にある場合を除く)、Mozの見解を反映しているとは限らない。

URL構造と情報アーキテクチャ(以下IA)に関する問題は混乱しやすいが、明確に区別しておくことが重要だ。IAは、URLの決定そのものより大きな影響を及ぼす傾向があるが、IAをめぐるアドバイスは通常、URLを構築するのに最適な方法についての提案である場合が多い。今回のホワイトボード・フライデーでは、ウィル・クリッチロウが、これら2つの異なるトピックを区別できるように説明してくれるほか、それぞれのトピックを理解する上で指針となる問題を紹介する。

皆さん、こんにちは。英国版ホワイトボード・フライデーにようこそ。僕の名前はウィル・クリッチロウ。Distilledの創設者のうちの1人だ。今回はいくらか基本に立ち返って、URL構造と情報アーキテクチャ(以下IA)の違いについて少しお話ししたい。というのも、人々がアドバイスしようとするとき、残念ながらこれら2つの概念が混同されることが少し多すぎるように思われるからだ。

今回僕は、SEOの観点から考えてみようと思う。IAについては、広範囲にわたる研究や情報があるが僕が特に関心を持っているのは

  • 検索エンジンが何に注目しているか
  • ユーザーは検索時に何に注目しているか

ということだ。

したがって、URL構造とは何かといったことについて若干の基本事項には触れるが、ここで説明することは基本的にパスについてだ。パスとは、

www.example.com/whatever-comes-next

といったURLで、ドメインの後に続く部分だ。

URLを構成する主な方法はいくつかある。サブフォルダ型のような構造にもできるし、すべてが1つのレベルに折りたたまれるような、フラットな構造にすることもできる。こうしたさまざまなやり方にはそれぞれ長所と短所があり、たくさんのアドバイスがある。
ユーザーは、一般的には長いURLより短いURLの方がいいが、実際にURL構造を考える人間は「URLにキーワードを含めないよりも含める方がいい」と検討する必要がある。

これらは両立が難しい。そのため、優れたURLの構成にはちょっとした技(アートのようなもの)が必要である。しかし、IAに関するアドバイスをしようとして、結局はURL構造に関する話になってしまっていることがあまりにも多すぎる。そこで僕は、自分が何について話しているか自覚できるように、これらの問題を解きほぐしてみたいと思う。

混乱が生じる理由は、どちらも、ウェブサイト上にはどのようなページがあるかページやページグループの間にはどのような階層構造があるかといったことが問題になる場合があるからだと思う。

URL構造の問題

どのようなページがあるかについては、ある程度までURLの問題であるのは明らかだ。 たとえば、「/shoes/womens」にアクセスしたとして、それは200ステータスだろうか? それは僕のウェブサイトに何かを返すページだろうか? そういったことは、基本的にURL構造の問題だ。

しかし、少し距離を置いて、ウェブサイト上にある一連のページ、グループとしてのページがどのようなものかを見てみれば、それはIAの問題であり、特に、それらのページがどのように構築されているか、それらの階層がどのように集約されているかという問題は、IAに関するものだ。

しかし、URLに階層の問題があるという事実によって、話が複雑になる。たとえばEコマースサイトで、赤の婦人靴のサブカテゴリページについて考える場合、フラットな構造にすることも、あるいはサブフォルダ構造にすることもできる。これは純粋にURLの問題にすぎない。しかしこれが、後述のIAの問題と混同される。

浮上する大きな問題の1つはおそらく、どこに詳細レベルのページがあるか、ということだと思う。Eコマースサイトでは、製品ページを考えればいい。たとえば、「/」()だけでもいい。理想を言えば、意味のない数字だけよりも、説明的なキーワードのようなものが含まれる方がいい。しかし、こういったものをルートディレクトリだけに置くことも、分類されるカテゴリのサブフォルダに置くこともできる。

slug:ページを識別するために付与されるIDで、単なる英数字の羅列ではなく、人間が読んでも理解できるようなもの

これが赤の婦人靴なら、「/shoes/women/red/」としてもいい。どちらのやり方にも長所と短所がある。深入りはしないが、一般的に、重要なのはIAの問題に関係なく、URLについてはどのように決めてもいいということだ。

IAの問題

次に、IAについて見ていこう。というのも、実際のところ、一般に検索パフォーマンスへの影響はこちらの方が大きいからだ。冒頭で述べたように、これらは基本的に、どのようなページがあって、どのような階層になっているか、といった問題だ。

  • ウェブサイトのカテゴリとサブカテゴリは何階層にするべきか。
  • ファセットナビゲーションで何をするか。
  • 2階層の深さにするか。
  • 3階層の深さにするか。
  • すべてのページのクロールやインデックス化を許可するか。
  • 要素間をどうリンクするか。
  • 同じカテゴリまたはサブカテゴリにある姉妹製品の間を、どうリンクするか。
  • 上位階層にある親のサブカテゴリまたはカテゴリにどうリンクするか。
  • 極めて重大なことだが、ウェブサイト上の重要なページ、すなわちトップページや主要なカテゴリページから、優れたリンクパスをどのように構築するか。
  • 複数のリンクをクリックして、ウェブサイト上のあらゆる製品の詳細レベルに到達するために、どのようなリンクパスをたどれるか。

こういった問題は実に影響が大きい。SEOの面で、どちらもクロールの深さという点で大きな違いを生むため、検索エンジンのスパイダーは巡回時、「これらすべてのページ、ウェブサイト上にあるこれらすべての詳細レベルのページを見つけなければならない」と考える。では、こうした主要なページからのクリックの深さやクロールのパスはどうなっているだろうか?

リンクオーソリティとリンクパスについて考える

これはリンクオーソリティの面でも大きな要因だ。内部リンク構造は、PageRankなどのリンク指標がどういう風にウェブサイト全体に分散しているかということでもあり、そのため、リンクパスを下位階層の製品ページや、重要な製品ページ間、カテゴリと上位階層の間に設定することが極めて重要だ。

重要なページから下位階層の詳細レベルのページや上位階層のページへ、最適なリンクパスを構築するには、どうすればいいだろう?

URL構造を決定する前に、IAを決定しよう

好きなIAを先に決定してしまおう。そうすれば、それがどういうものであろうと、そのIAとは関係なく、ページタイプごとに好きなURLを選択できる。

これらはSEOのIAに関する問題であり、認識すべきこととして重要なのは、IAについてのあらゆる決定(どのようなページがあるか、どのサブカテゴリにインデックスを作成するか、姉妹製品の間をどのようにリンクするかなど)を先に下してしまえば、どのような決定をしたかに関係なく、実際のページのパスや、ページのURLに、好きなURL構造を選択できることだ。

それをあえて混乱させる必要はないのだが、僕が見る限り、混乱しているケースがあまりに多い。人々はURL構造の決定をあたかもIAの問題のように語り、最初にURL構造を決めている。しかし実際には、最初にIAを決めてから、最適なURL構造を選択するべきなのだ。前述のとおり、長いURL、説明的なURL、あるいは短いURLの間で決定をすることはサイエンスというより、どちらかというとアートと言える。

この記事が基本トピックへの導入として有益だったことを願っている。僕は、こういったことについてブログにたくさんの記事を書いてきたので、リンクを張っておこう。とにかく、今日は楽しかった。みんなも楽しめたことを願っている。ではまた、近いうちにお会いしよう。

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