記事広告(エディトリアルアド)がブランドや購買行動にどのような影響を与えるか調査した結果を、サイバーエージェント エディトリアルアドスタジオ(EAS)が1月8日に発表した。
まず、記事広告の認知率については、「確かに見た」56%、「見たような気がする」30%と、記事広告は認知させる力が強かった。
また態度変容においても、広告認知者と非接触者を比較したところ、
- 「商材認知」3.7倍
- 「興味喚起」4.8倍
- 「購買意欲」6.5倍
- 「特徴理解」2.6倍
と、広告を認知した人には、見ていない人に比べてはるかに高いリフトアップがあった。
さらに、記事広告のコンテンツを「熟読(読了)したユーザー」と「流し読みをしたユーザー」を比較したところ、前者のほうが後者に比べて2倍~3倍のリフトアップ効果の差があった。
そして、これら広告認知者のうち、広告に接触した後で「商材について調べた」のが23.3%、「商材を店頭で探した」のが20.9%、「実際に商材を購入した」のが7.0%で、全体の46.5%がなんらかのアクションを起こしていたとのこと。
調査概要
- 調査主体:株式会社サイバーエージェント エディトリアルアドスタジオ
- 調査時期:2015年11月~12月
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:全国女性15歳~69歳 186サンプル
- 調査機関:株式会社マクロミル
- 対象:女性向け商材の新商品発売の広告キャンペーンを対象に実施
参考リンク
ニュースリリースページ(Ameba広告ニュース)
Web担先生と初心者君のやさしいニュース解説
けっこう効果あるんですねー。
まぁ、もともと雑誌などの広告は、こうした効果に近いものを狙ってずっと利用されてきているからね。
なるほどー。CTRとかみたいに数字としてはすぐには出ないけれども、こんな効果があると考えるべきなんですね。
うむ。ただし、この調査は186サンプルで、特定の女性向け商材の広告キャンペーンで調べた結果だというのに注意が必要だ。
あー、けっこう少ないんですね。
うむ。これをもって「記事広告はこんなに効果がある!」というのは、ちょっとよろしくないかな。
ですねー。
でもね、数値はこれとは前後するかもしれないけれども、メディアをやっている人間は、これぐらいの効果が出ることを信じて、狙って、記事広告を作っているんだよ。
サービスの管理画面で数字に出ない効果を信じるってやつですね。
うむ。まぁ実際には、メディア業界が、こうした効果をデータで示せるようにしていかなきゃいけないんだけどね。
早くそうなるといいですねー。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
広告はクリック率やクリック単価だけが成果じゃないというのがよくわかる調査だね。