パンくずリストの「べし・べからず」9選
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パンくずリストの「べし・べからず」9選
UXのエキスパート直伝の正しいパンくずリストの使い方を覚えよう (Marketing Land)
「パンくずリスト」の設計はどうあるべきかについて、IA(情報設計)やUX(ユーザー体験)のエキスパートであるシャリ・サロー氏が解説した。
パンくずリストの「べし・べからず」を最後にまとめているのでそれを紹介する。
トップページへのリンクから始まり、サイトのなかでの「場所」に基づいた経路を示すパンくずリストを設置する。
各階層のパンくずのリンクはシンプルなセパレータで区切る。たとえば“/”や“>”、“»”が一般的。
各パンくずリストのリンクはクリックできることが明確にわかり、かつクリックできるようにする。モバイル端末では、タップできることが明確にわかり、かつタップしやすいようにする。
利用を促すために、h1で記述されたページの見出しの上にパンくずリストを配置する。ユーザーは、その場所にパンくずリストがあることが当然だと思っているし、パンくずリストでさらにサイトを回遊してくれる。
ページのtitleタグに、パンくずリストを逆順(先頭が現在のページになる順)にしたものを設定してはいけない。titleタグは人間がよく考えて作るべきもので、(パンくずリストを生成する)システムが作るものではない。
URLの階層に合わせてパンくずリストを構成してはいけない。URLは入力しやすく覚えやすくいものにしておくべきで、論理的なサイト内の位置とは違っていてもいい。
読みづらくなるくらい、パンくずリストの文字サイズを小さくしてはいけない。ユーザーは31%の確率でパンくずリストを見ていることを忘れてはならない※。読みづらいと判断したら、他のコンテンツをユーザーは見ないかもしれない。
パンくずリストがページの領域を占有してはいけない。見出しとナビゲーションメニューをサイト訪問者が閲覧する妨げになってはいけない。
ナビゲーションメニューを補足できないラベルをパンくずリストにつけてはいけない。パンくずリストは、ある種、ナビゲーションメニューを補助し、文脈に沿うもの。サイトを閲覧する主たる手段になってはいけない。
HTTPSへの移行はやっぱり慌てなくていい?
特に情報提供型サイト (Raven Blog)
完全なHTTPSへ移行したあとでも検索トラフィックに目立った変化がなかった事例を、前回紹介した。こちらの記事も完全なHTTPSへ移行したサイトの状況を説明している。
ランキングに関して言えば、主要な10個のキーワードの順位は下がることはなかったとのことだ。緩やかな順位上昇が移行前から起こっており、HTTPS移行後もその傾向は続いたそうだ。
ただ、移行直後にはHTTPとHTTPSの両方のページが検索結果に表示されたり、ウェブマスターツールのレポートが不正確だったりするおかしな現象も経験している(もちろん設定はミスなく正しくできていた)。
最終的な見解として次のように述べている。
純粋な情報提供型サイトは、おそらくHTTPSへ移行する必要はないんじゃないだろか?
なおHTTPS化することのメリットとしては、次の3つがあることを、基本だが補足しておく。
接続先の確認と証明 ―― 自分が接続している相手が、意図しているサーバーであることを、ユーザーが確認できるし、サーバーもそれを証明できる。
データの盗み見防止 ―― 通信を経路上で傍受されても、通信内容を盗み見ることができない。
データの改ざん検出 ―― 通信内容が改ざんされたり、改ざんした内容を受信した場合も、改ざんされたことを検出できる。
アドレス変更ツールの利用には301リダイレクトが必須
5番目の小話として知っておこう (Webmasters Stack Exchange)
グーグル ウェブマスターツールの「アドレス変更」ツールに関する4つの小話を前々回紹介した。これにもう1つ付け足す。
アドレス変更ツールを利用するには、301リダイレクトを事前に設定しておかなければならない。
301リダイレクトが使えない環境では、rel="canonical"タグでも、ドメイン名の変更によるサイト移転が実質的に可能だ。しかしアドレス変更ツールは利用できない。
グーグルブログ検索が終了……していません!
ニュース検索のフィルタとして統合 (SEO-united.de Blog)
グーグルはブログ検索をひっそりと終了したようだ。
「https://www.google.com/blogsearch」のURLにアクセスすると、通常のウェブ検索のトップページにリダイレクトされる。
だが「ブログに絞り込んだ検索する」仕組みを完全になくしたわけではない。ニュース検索のオプションとして残っている。
情報収集の手段としてブログ検索を利用していた人もいるはずだ。若干の手間はかかるが、今後はニュースのフィルタオプションからブログを検索できる。
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