国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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サイトの完全HTTPS化でランキングは上がったか?

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サイトの完全HTTPS化でランキングは上がったか?
★★★☆☆ 目立った変化なし (Search Engine Roundtable)

グーグルは、評価を上げるランキング要因としてHTTPSであることを利用するようになった。

米国でもっとも有名なSEOブログの1つ、Search Engine Roundtableを運営しているバリー・シュワルツ氏は、このブログと自分の会社のサイトをいち早く完全HTTPS化した。

さすがにプロだけあって、HTTPSへの移行自体は大きなトラブルもなく完了した。

さて、気になる検索結果への影響はどうなのだろうか?

1週間後の状態としては、目立つ変化はなかったとのことである。

完全にHTTPSに移行するということはすべてのURLが変わるので、ドメイン名の移転と同じだ。サイトの規模が大きければ大きいほど、一時的にせよ順位が下がる可能性がある。しかし、そういったことはなかったようだ。

だが、逆にHTTPS化による恩恵も特には感じていないらしい。移行前と比べて検索からの流入には特段の変化は見られないそうだ。

グーグルのジョン・ミューラー氏によれば、HTTPSを評価するアルゴリズムはHTTPSであることを認識してすぐに処理されるとのことである。HTTPSのインデックス数が順調に増え、2、3日で80%が認識されたとシュワルツ氏は言っている。これらを考慮に入れると、検索結果への反映が遅れているわけではなさそうだ。

2サイトの事例からだけではもちろん断言できないが、HTTPSの評価はグーグルがいうとおり、今のところは本当に微々たるものなのかもしれない。

モバイル版Googlebotの特別扱いは禁止
★★★★☆ robots.txtでブロックしない、JS/CSSにアクセスさせる (Google Webmaster Help Forum)

モバイル版Googlebot(Googlebot-Mobile)のクロールをrobots.txtでブロックしていたサイト管理者に対して、グーグルのジョン・ミューラー氏が公式ヘルプフォーラムで次のようにアドバイスした。

モバイル向けGooglebotを特定する記述はrobots.txtには何も書かかないことを私は勧める。

モバイル版Googlebotのクロールを許可することをグーグルは強く推奨している。

また、ミューラー氏は、モバイル向けサイトのJavaScriptやCSSをブロックすべきではないと説いたブログ記事Google+で共有し、こんなコメントを付けている。

(JavaScriptやCSSがブロックされていることが原因で)そのページがモバイル向けに最適化されていることを認識できないのならば、グーグル検索では、そのページをモバイル向けに最適化済みのページだとしては扱えない。

ミューラー氏の発言はこのコーナーで何度か紹介してきたことだが、重要なことなのでもう一度おさらいしておこう。

  • ユーザーエージェント(UA)でGooglebot-Mobileを特定した記述をrobots.txtに書かない
  • UAの振り分けにもGooglebot-Mobileを指定しない
  • Googlebot-Mobileに限らずGooglebot全般に対して、JavaScriptとCSSのクロールをブロックしない(そうすべき確かな理由がある場合を除く)

モバイル向けページとPC向けページの重複コンテンツは心配しなくていい
★★★★☆ ただしアノテーションの正しい設定が必須 (Google Webmaster Help Forum)

cute cat playing with ukulele

グーグルのジョン・ミューラー氏による公式ヘルプフォーラムでのモバイルSEOに関する情報をもう1つ紹介する。

グーグルが推奨するモバイル向けサイトの3つの構成のうち、モバイル向けとPC向けに別々のURLで同じ内容のコンテンツを提供する形態がある。

「コンテンツが同じでURLが異なる」、ここだけを見ると重複コンテンツが発生するように思えてしまうが、心配はいらない。重複コンテンツにはならない。

ただし、それには条件がある。“アノテーション”を正しく設定していることだ。

  • PC向けページには、対応するモバイル向けページを指し示す rel="alternate" を記述する
  • モバイル向けページには、対応するPC向けページを指し示す rel="canonical" を記述する

このアノテーションをPC向けページとモバイル向けページそれぞれで確実に記述しておけば、グーグルは、PC向けページとモバイル向けページを1つのまとまりとして認識してくれる。この状態ならば、PCからの検索にはPC向けページを、スマートフォンからの検索にはモバイル向けページを検索結果で表示してくれるし、重複コンテンツとして扱われる心配もない。

また、あわせてVary HTTPヘッダーを返すことが強く推奨される。

モバイル向けサイトを構築する際には知っていて当然の仕組みである。しかし万が一、きちんと把握していないのであれば、公式ドキュメントを読み返しておこう。

グーグル、リンクネットワークに久しぶりの公開制裁
★★☆☆☆ マット・カッツ不在でも代役が見せしめ (Johannes Mehlem on Twitter)

ダブリンのグーグル サーチクオリティチームに所属するヨハネス・メーレム氏と、米グーグルのサーチクオリティチームのGoogle+公式アカウントが、ヨーロッパとドイツのリンクネットワークに制裁を課したことを明らかにした。

ヨーロッパで1つ、ドイツで1つ、リンクネットワークに対策した。(以下略)
検索結果の品質をより高めるための継続的な努力の一環として、ヨーロッパで1つ、ドイツで1つ、リンクネットワークに今日対策します。(以下略)

対象になったリンクネットワーク経由でリンクを購入していたサイトは大きなダメージを受けたようだ。

グーグルは、これまでにもリンクネットワークへの対策をソーシャルメディアで見せしめのごとく通知している。通常は、米グーグルのウェブスパムチームのトップであるマット・カッツ氏が発表するのだが、現在カッツ氏は長期休暇に入っており、代役が発表した形だ。

ちなみに、ドイツもヨーロッパの一国なのに「ヨーロッパとドイツ……」と分けているのが不思議だ。

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