衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

Googleアナリティクスの導入から、運用、活用まで、正式なサポートがない初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。

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カスタムレポートとピボットテーブルを使ったモバイル分析(便利なレポート自動作成リンクあり) [第36回]

毎月のデータを1年分まとめて見られる便利なカスタムレポートとピボットテーブルの使い方を覚えよう。

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※筆者特製の便利なカスタムレポートをあなたのGoogleアナリティクスに自動作成するリンクはこの記事後半の「カスタムレポートの作成が面倒な人のために」から。


昨年最後の更新から少々時間が空いてしまったので、前回の簡単な復習からスタートしよう。

前回の記事では、アドバンスセグメントを使って、モバイルからのアクセス比率をトレンドで確認する方法を紹介した。「モバイル トラフィック」「モバイル除く」セグメントを使えば、下図のように、トレンドで比率の推移を見ることができる。

図7:[ユーザー]>[モバイル]>[サマリー](「モバイル トラフィック」「モバイル除く」セグメントで表示)
前回の図7(再掲):[ユーザー]>[モバイル]>[サマリー](「モバイル トラフィック」「モバイル除く」セグメントで表示)

水色の折れ線グラフがモバイルからのトラフィック、オレンジ色の折れ線グラフが全体からモバイルを除いたトラフィックである。

このように「モバイル トラフィック」「モバイル除く」セグメントを使えば、トレンドはわかる。しかし、月次でモバイル比率の算出をしたいときには、月ごとに期間指定をして、毎月のデータをいちいち抽出しなければならないので少々不便だ

しかも、Googleアナリティクスでは、時系列に複数の指標やディメンションのデータを表示できるフォーマットのレポートは、標準では用意されていない。毎月のデータを一覧表で表示するには、「月(年間)」という特別なディメンションを利用する必要がある(指標とディメンションの違いについては、第9回を参照してほしい)。

そこで今回は、そんなときに大変使い勝手のいい「カスタムレポート」と「ピボットテーブル」を使って、モバイル分析をおこなう方法を紹介しよう。

もちろん、この2つは、モバイル分析だけでなく、使いこなせると今後の解析作業でなにかと重宝するテクニックだ。ただ、操作方法が多少複雑なので、あらかじめご了承の上、心してかかっていただきたい。

カスタムレポートの作成方法

カスタムレポートについては本連載で初出なので、簡単に解説しておこう。カスタムレポートとは、自分専用にカスタマイズしたレポートのフォーマットを登録しておくことのできる機能だ。上部のグローバル ナビゲーション部分(図1赤枠部分)に独立したリンクがあるので、まずここをクリックする。

図1:グローバルナビゲーションのカスタムレポートボタン
図1:グローバルナビゲーションのカスタムレポートボタン

カスタムレポートを今まで作成したことのない場合は図2のように表示される。

図2:[カスタムレポート]>[サマリー]画面(これまでにカスタムレポートを作ったことがない場合)
図2:[カスタムレポート]>[サマリー]画面(これまでにカスタムレポートを作ったことがない場合)

作成したことがある場合は、図3のように登録してあるカスタムレポート一覧画面になり、既存のカスタムレポートが表示されている(図3青枠部分)。どちらも同じく、[カスタムレポート]>[サマリー](図2赤枠部分、図3赤枠部分)が表示されている。

図3:[カスタムレポート]>[サマリー]画面(これまでに作ったカスタムレポートがある場合)
図3:[カスタムレポート]>[サマリー]画面(これまでに作ったカスタムレポートがある場合)

[+新しいカスタムレポート]ボタン(図2緑枠部分、図3緑枠部分)をクリックすると、図4のような「カスタムレポートの作成」画面が表示される。

図4:カスタムレポート作成画面
図4:カスタムレポート作成画面

Google アナリティクスのレポートは、

  • 表頭(ひょうとう:レポート上部の見出し部分)に「指標」
  • 表側(ひょうそく:レポート左側の見出し部分)に「ディメンション」

を配置するのが基本的なレポート形式となっている。この「カスタムレポート作成画面」は、表頭と表側に、どの「指標」と「ディメンション」を配置するのかを指定する設定画面だと考えてほしい。

レポートの種類を選ぶ

カスタムレポートでは、大きく分けて2つの種類のレポートを作成することができる。2つの種類とは「エクスプローラ」と「フラットテーブル」で、どちらのレポートを作るのかを指定するのが、図4の「種類」だ(図4赤枠部分)。今回は、「エクスプローラ」をクリックして選択する。「エクスプローラ」と「フラットテーブル」が何なのかについては、今回は説明を省略する。

指標を追加する

次に、レポートに表示したい「指標」と「ディメンション」を選択する。「指標」を選択する部分が、図4青枠部分、「ディメンション」を選択する部分が、図4緑枠部分である。今回は、

指標「訪問数」「新規訪問数」「ユーザー数」「訪問別ページビュー」「直帰率」「訪問の滞在時間」
ディメンション「月(年間)」

を追加する。[+指標を追加](図4青枠部分)をクリックすると、「ソーシャル」「コンバージョン」「ユーザー」「コンテンツ」「広告」の5つのグループが表示される。今回選択する指標は、すべて「ユーザー」の指標なので、「ユーザー」をクリックして、その中から指標を順次選択していく。

ディメンションを追加する

また、[+ディメンションを追加](図4緑枠部分)をクリックすると、「その他」「コンテンツ」の2つのグループが表示される。「月(年間)」のディメンションは、「その他」としてくくられているので、その中から選択する。

ちなみに、カスタムレポートの作成手順をきちんと説明するには、連載2回分くらいが必要になるので、それは別の機会にしたいと思う。ここではとりあえず、カスタムレポートとはこのようにして作成できるレポートということだけ理解しておいていただければけっこうだ。

以上の手順で、「指標」と「ディメンション」をすべて追加し、名前を「主要指標(月別)」と入力したのが、図5だ。

図5:カスタムレポートの設定
図5:カスタムレポートの設定
図5のようにすべて設定し終えたら、画面最下部にある[保存]ボタンをクリックする。すると、作成したカスタムレポートが表示される(図6)。
図6:カスタムレポートのデータ一覧表示部
図6:カスタムレポートのデータ一覧表示部

このカスタムレポートは「月(年間)」というディメンション(図5赤枠部分、図6赤枠部分)に対して「訪問数」をはじめとする複数の指標(図5青枠部分、図6青枠部分)を見ることができるレポート、つまり月別に複数指標を見ることができるカスタムレポートだ。

しかし図6ではまだ、今回目的とする「モバイルに絞り込まれたデータ」になっていない。そこで、次にする操作は、「ピボット」表示の選択だ。

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筆者の『ユニバーサルアナリティクス版Googleアナリティクス完全マニュアル(PDF)』が発行されました。

筆者が講義を行うGoogle アナリティクス徹底講座も、定期的に開催しています。 → Google アナリティクス ゼミナール

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