インタラクティブマーケティング統計データ by ユニメディア

Android端末ユーザーのGoogle検索は半数がウィジェット経由 | インタラクティブマーケ統計2012年7月

PCサイトへアクセスするスマートフォン端末の流入元を、検索エンジン別に分析

ユニメディアのマーケティングツール導入企業の各種KPIを統計データ化し、マーケティング担当者が業界水準のCVRとして参考とするためのレポートをお届けする。

インタラクティブマーケティング統計データ

今月のインタラクティブマーケティング統計レポートは、定期テーマとしてPCサイトへアクセスするスマートフォン端末の流入元を、検索エンジン別に分析したデータをお届けします。

目次

スマートフォンの検索ウィジェットは検索行動に影響を与えているのか

2011年11月度のレポートでは、スマートフォンで利用される検索エンジンの傾向としてGoogleが強いものの、Yahoo!も一定の割合を占めることをお伝えしました。約半年たった現在でも、Yahoo!利用者は全体の26%と比較的高めに推移していますが、全体としてはGoogleが57.9%と相変わらず主流となっています(図1)。

全流入からの比率個別デバイス別流入比率デバイス・流入別CVR
AndroidYahoo!5.45%11.10%0.27%
Google33.68%68.66%0.47%
Bing0.02%0.04%0.00%
docomo d-menu検索2.33%4.76%0.62%
その他検索エンジン7.57%15.43%0.86%
iPhoneYahoo!10.85%35.66%0.00%
Google14.42%47.38%0.10%
Bing0.01%0.02%0.00%
docomo d-menu検索0.00%0.00%0.00%
その他検索エンジン5.15%16.93%0.00%
その他デバイスYahoo!9.65%47.02%0.00%
Google9.75%47.52%0.15%
Bing0.11%0.53%0.00%
docomo d-menu検索0.00%0.00%0.00%
その他検索エンジン1.01%4.93%0.00%
スマートフォン全体Yahoo!25.95%-0.06%
Google57.85%-0.33%
Bing0.14%-0.00%
docomo d-menu検索2.33%-0.62%
その他検索エンジン13.73%-0.48%
図1 デバイス別主要検索エンジン別流入比率・コンバージョン率

スマートフォン検索でGoogleがトップシェアである理由は、国内のスマートフォン検索エンジンシェアの高さがそのまま反映されているためだと言えるでしょう。また、Android端末のホーム画面にはデフォルトでGoogle検索バーがウィジェット設定されており、これが検索行動に影響を与えていることも想定できます。

ウィジェット経由の検索利用者は全体の17%

そこで、実際の利用動向を調査するために検証を行いました。Android端末のウィジェット経由のGoogle検索には「source=android-launcher-widget」というパラメータ情報が付与されており、上記推論が正しければ、少なくともAndroid端末の検索ではかなりの割合でこのパラメータが見られるはずです。

ウィジェット経由非ウィジェット経由
流入比率17.72%82.28%
CV比率26.67%73.33%
図2 検索ウィジェットの利用有無別流入/コンバージョン比率

ところが流入比率を見たところ、ウィジェット経由のGoogle検索は全流入の17.72%に留まりました(図2)。このパラメータは当然ながらAndroid端末にしか付与されていないため、Google検索をするAndroid端末ユーザー(33.7%、※図1参照)の実に半数近くが検索バーを利用しています。しかし、全体の比率から見るとウィジェットの利用割合はさほど大きくなく、多くはブラウザで検索エンジンを開くなどして、検索していることになります。

ウィジェット経由非ウィジェット経由
単一ワード複合ワード単一ワード複合ワード
流入比率10.09%7.63%46.05%36.22%
CV比率16.67%10.00%46.67%26.67%
図3 検索ウィジェットの利用有無別流入/コンバージョン比率
(キーワード数別)

また検索キーワード数の差が、流入数およびCVRに影響するのかも分析しました(図3)。過去の調査では、スマートフォンにおける流入比率はPCほど大きな差が出ていない傾向にありましたが、検索ウィジェット経由/非経由ともに、この状況はほぼ変わっていません。つまり、スマートフォンのホーム画面における検索ウィジェットの有無は、検索行動に大きな影響は与えていないという結論になります。

ただし今回の結果をもって、スマートフォンでもブラウザ検索が主流だとは言い切れません。なぜなら、一言で「検索」と言っても、PCとスマートフォンではその重要性に違いが見られるためです。

PCの検索行動では、一度ブラウザに検索エンジンを表示させ(もしくはサイト内検索やブラウザツールバーを利用)、そこから各情報を調べコンテンツにアクセスする流れが一般的です。すなわち、PCユーザーの検索行動はブラウザを経由することが前提と考えられます。このため、ポータル各社は検索窓を中心にトップページを構築してユーザーニーズに対応していますし、SEM施策はコンテンツ最適化やキーワード連動広告に力点が置かれています。

一方、スマートフォンユーザーの検索行動は、ブラウザや検索ウィジェットに限定されません。たとえば、交通手段や道路状況を調べるのであれば地図アプリや路線アプリを使うでしょうし、アプリを探す場合はマーケット用アプリから検索を利用します。

つまり、スマートフォンユーザーは目的に即したアプリに直接アクセスし、必要であれば付属する検索機能を使うということです。このことから、スマートフォンでは、PCと比較すると検索エンジン自体の利用頻度・重要度が高くないのではないか、という仮説が立てられます。ただしこれはあくまで仮説であり、実際には中長期の検証が必要でしょう。

検索エンジン自体の重要性が高くない場合でも、PCでそれまで培ったノウハウを生かす余地はスマートフォンにも十分存在します。たとえば、最近ではアプリストア最適化(ASO)サービスが数社でリリースされています。一方、アプリ内検索は、PCサイトにおける特定サービスサイト内での検索行動に相当すると考えられ、ブラウザや検索バーでの検索結果同様、ユーザーの要求行動を見ていくうえで非常に重要と思われます。

今後自社サイトやサービスをアプリ化する場合など、スマートフォン対応する際はこれらを視野に入れつつ、細分化されるだろうユーザー検索行動をどのように取得し、サービス改善や収益向上に生かしていくかを考える必要があると言えるでしょう。

調査概要

ユニメディアのマーケティングツール「UMAP」導入企業をサンプリング、企業の各種KPIを統計データ化して業界水準のCVRを数値化した

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