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検索サジェストの順位は何で決まるのか?

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検索サジェストの順位は何で決まるのか?

では、グーグルが検索サジェストの内部で使っているシグナルの話をしよう。

検索ボリューム

「Whiteboard Friday」は、このオリジナル記事。SEOmozのコーナーの1つで、毎週金曜日に動画でSEOを解説している。

まずは検索ボリュームだ。「Does anyone else watch Whiteboard Friday」(誰かWhiteboard Fridayを見てる?)という言葉が大量に検索され始めるとしよう。

こうしよう。みんな検索してみてほしい。僕がリンクをいくつかツイートし、Google+でなにか紹介をする。そうすると、誰かがこのフレーズを検索してくれるかどうかがわかるし、その数を追跡できるだろう。bit.lyで「does anyone watch whiteboard friday」のグーグル検索結果ページの短縮リンクを作っておいた。bit.lyならクリック状況をだれでもトラックできる。たぶん数百件から2000件程度の検索が米国中からあるはずだ。

SEOmozのトラフィック、つまりWhiteboard Fridayを見ている人は、約50%が米国内で、残りの50%が世界の他の国からだ。少し時間がたてば、この言葉がサジェストの中に入ってくるだろう。そうなるのは、検索エンジンが「おや、この言葉が検索されているじゃないか。じゃあサジェストするようにしよう」と判断する材料として、検索ボリューム(そのフレーズが何回検索されているか)を参照しているからだ

※Web担編注 実際に、randが指定した検索ワードが検索サジェストに入ったようだ。オリジナル記事に掲載されていた以前のサジェストと、いまのサジェストを比べてみてほしい。

オリジナル記事の掲載時(実験前)のサジェスト状況
実験後のサジェスト状況
6月3日時点、google.co.jpから日本語環境で検索

ただ、ここで十分気をつける必要がある。というのも、実のところグーグルは数年前に、Amazon Mechanical Turk(人力の作業をオンラインで依頼できるクラウドソーシングサービス)とある関わりを持っていたからだ。グーグルから問い合わせを受けたMechanical Turkの関係者がいて、グーグルの話は、要するに「検索サジェストの操作やその手のものを依頼している人がいないかを知りたい」ということだった。

グーグルはそういった不正対策に関してはるかに腕を上げており、現在はおそらく「検証可能なユニークアカウント」だとか、「独立ユーザー」だとかいったものを使っていると考えて間違いない。つまり、僕のコンピュータから100回検索しても多分大きな違いは出ないが、シアトル全域で500人が検索を始めると、少なくともこの地域のサジェストでは、「Does anyone watch Whiteboard Friday?」がかなり上の方にくるに違いない。

検索ユーザーの位置情報

そこで第2のポイントの話につながる。それは、検索ユーザーの位置情報だ。

少し前にSEOmozでおもしろい実験を行った。世界中の約1000人に、「travel blog」(旅のブログ)というフレーズに続けて、妻のブログのタイトルである「Everywhereist」という単語を入れて検索してもらった。検索サジェストが検索順位に影響するのかを知りたかったんだ。つまり、ここにブランド名を入れることで、サイトの検索順位は上昇するのだろうか?

少なくともこの例においては、そういうことにならなかったようだ。しかしこの実験から、ある検索ボリュームが増え出してから検索サジェスト入りするまでの時間は非常に短いことがわかった。検索をしてくれたフォロワーや友人がたくさんいた地域では、このキーワードが検索サジェストに出てきた。

これは実に興味深い。検索サジェストに表示されるためには、位置情報が影響する一方で、そのフレーズを検索する人の数は必ずしもそこまでたくさん必要ないことが強くうかがわれる。

さて、これを使ってブラックハット的な行為やグレーハット的な行為ができるのは明白だ。だが、やってはいけない。試してみるもダメだ。面倒な事態を招くことになる。いずれにせよグーグルは明らかにこうした検索結果をきれいに掃除しているので、不正をすればすぐにバレてしまう。

でも、ブランディング、製品のネーミング、ソーシャルメディアでの共有、さまざまなインバウンドマーケティングなどを通して自然にやれるのならば、変えることもできる。

キーワード/フレーズの言及

最後に、やはり興味深いものに、キーワード/フレーズの言及がある。ここで言う「言及」とは、ウェブ上で実際にその言葉について語られるということだ。

特にニュースや新しいコンテンツに、先ほどの例でいえば「travel blog Everywhereist」や「Does anyone watch Whiteboard Friday?」のようなフレーズが登場するかどうかだ。たとえばこのビデオなら、このブログ記事が公開されると、「Does anyone watch Whiteboard Friday?」というフレーズがRSSフィードを経由して拾われてウェブのあちこちに登場し、人々がそのフレーズや似たようなフレーズを検索し始める。この流れもまた、検索サジェストに影響するのだ。

◇◇◇

グーグルが位置情報とユニークユーザーの両方を使って確認していること、そしてキーワード/フレーズの言及を調べていることを、僕は確信している。

だから、ある言葉が検索されたとしても、ウェブでその言葉を話題にしている人がいなければ、ちょっとおかしいぞということになる。しかし、ニュース、特にニュースの見出しに登場していて、人気があり、多くのソースに登場し、検索ボリュームが増えているフレーズは、おそらく検索サジェストに顔を出すことになる。

検索サジェストをグーグルがどう運用しているかについて、今回のWhiteboard Fridayで理解してもらえただろうか。ではまた次回まで、ごきげんよう。

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