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SMX London参加記:ついに米国脱出!

まもなくジリアンと私は、欧州で2回目となるSMXカンファレンスSMXロンドンに向かうのよ。私がこれまでに参加した3つのカンファレンス(PubCon 2006、SMXニューヨーク2007、そしてこの6月に開催されたSMXシアトル)とは異なり、ロンドンではパネラーとして参加することになっているの。それについては以前にも触れたけど、明日はロンドンに向けて出発なので、いよいよ話が現実のものになるわ。

実際のところ、聴衆の前で話すことについてはそれほど緊張していないの。SEOmozのWhiteboard Friday用に用意されたビデオカメラの方が、私にとってはもっと厄介だわ。部屋いっぱいの聴衆と直接対面する方がいいわね。生の聴衆がいれば、アイコンタクトをとったり、室内の様子を伺ったり、人々の振る舞いやプレゼンに対する彼らの反応を読み取ったりできるしね。状況に応じて、プレゼンの内容を微妙に変えることも可能だわ。ギラギラとして暑いスタジオの照明と、有無を言わさぬカメラの視線の前では、いったいどれくらいの人々に向かって「話している」のかわからないし、冗談に対する反応なんてさらに見当が付かないでしょ。

それに私は、大勢の人たちの前で、何かを行った経験がないわけでもないしね。ただし、運動競技と講演の違うところは、スポーツ選手の場合、基本的には観客に顔を向けなくてもいいということだわ。最悪の場合、スタジアムの一部がこちらを注目することになるけど、50メートルも離れているし、敢えて視線を交わす必要もないのよ。

だれも想像付かないだろうけど、ロンドンで私が講演するテーマは「リンクベイト」。リンクベイトの簡単な概論について話すつもりだけど、リンクベイト関係のセッションに参加する人たちの多くが、少なくともそのコンセプトに関する初歩的な知識を持っていることは確かだから、私の講演の大部分は、「現実世界」のためのリンクベイト作成に関するものになる予定。現実世界におけるクライアントは、それがどんなに多くのdiggポイントを稼ごうと、「カミングアウトすべき9つの子供向けキャラクター」にはあまり興味を示さないでしょ?

今回の旅行がとても楽しみなのは、初めての講演を行うということ以外にも、いくつかの理由があるの。

  1. 2004年以来、私は北米から出ていない。2005年にカナダのバンクーバーで3日間を過ごしたのを最後に、米国からも離れていないの。うまく言えないけど、バンクーバーはシアトルにとてもよく似ているわね。
  2. 私はニュージーランドの出身なんだけど、そこはオーストラリアのちっちゃなクローンであると同時に、いまだ英国の後輩であることに苦労しているの。2003年以来、これらの国々には訪れていない。右側通行で運転するのも、おいしいフィッシュ・アンド・チップスを食べるのも、ずいぶんとご無沙汰。
  3. 大学卒業後に学生ビザが切れてから、米国を出ることは許可されていなかったの。労働許可をもらってから、居住申請手続きを始めたけど、もしこの段階で米国を離れると、もう戻ってこられなくなってしまう。私の夫も両親もみんな米国に住んでいるので、そんな真似はできる訳なかったのよ。奇妙なことに、米国に住んで働くことは許可されても、それが自動的に、一度米国を離れて再入国できるということにはならないのね。この手続きにはたくさんの事務処理と手数料がかかっているので、私はただひたすら、グリーンカードが来るのを待ったわ。
  4. これまでイングランドには2回訪れているけど、行ったのはリーズ城とシェフィールドとマンチェスターくらい。今回はついに、その中心地ロンドンに行くのね!
  5. それと長い飛行機の旅には、奇妙な魅力を感じているわ。

カンファレンスが終わったら、講演の模様をSEOmozにアップロードするつもりよ。もしあなたがSMX Londonに参加するなら、聴衆としてあなたに会えると良いわね。私のことをブログに書くならお手柔らかに。あまり早口にならず、変なアクセントも抑えるようにするから。

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