国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
海外&国内SEO情報ウォッチ

商品向けリッチスニペットでCTRも売上もアップ

ページ

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

商品向けリッチスニペットでCTRも売上もアップ
★★★☆☆ グローバルECサイト運営者に朗報 (Google Webmaster Central Blog)

「リッチスニペット」に対応したサイトにしておけば、検索エンジンの検索結果ページで、自分のECサイトで扱っている商品の価格や在庫状況、評価などの商品情報をわかりやすく表示できる。

ショッピングリッチスニペット

これらのショッピング関連のリッチスニペットは日本ではちょうど1年前に利用可能になっており、その他の限られた国だけで導入されていたのだが、このたびグローバルで利用できるようになった。

世界各国を対象にしたECサイトを運営しているならば、ショッピング用のリッチスニペットを設定することをおすすめする。検索結果でのクリック率向上が期待できるからだ。

また、リッチスニペットが正しく実装できているかを確認するリッチスニペット テストツールの機能が拡張されたことも併せてアナウンスされた。

HTMLのコードをそのまま貼り付けて正しいかどうかをチェックできるようになり、公開前のサイトやページでもテストしやすくなっている(これまでは対象ページのURLを指定しなければならなかった)。

リッチスニペットテストツールでHTMLコードを検証

不自然リンク該当するリンクをグーグルが教えてくれた
★★★★☆ すべて教えてほしい (SEOmoz PRO Q&A Forum)

今、英語圏のSEO業界はグーグルから送られてくる不自然リンクに対する警告の話題で持ちきりだ。関連トピックをもう1つSEOmozのフォーラムから紹介する。

不自然リンクを削除して再審査リクエストを送った後、次のような返事をもらったサイト管理者がいる。

貴サイトに張られたオーガニックでないリンクが依然として多く残っています。いくつかの例を示します。

そしてこの後ろに続けて問題となっている相互リンクが列挙されていたそうだ。なかには5~7年前にやった相互リンクもあったらしい。

どのリンクがガイドラインに違反しているのかグーグルが具体的に教えてくれるとは、筆者は聞いたことがない。しかし公式ヘルプフォーラムにも具体例を示したケースが過去に報告されているので、稀だとはいえ、あるようだ。

また5~7年前のリンクも含まれていたとのことで、過去にさかのぼって不正を正すというグーグル社員のアドバイスは確かなことだと言える。

rel="alternate" hreflang="x" に rel="canonical" の併用はもはや不要
★★☆☆☆ 複雑にする要素が1つ減った (Webmaster Tools Help)

rel="alternate" hreflang="x"」を設定すると、複数の言語・地域を対象にしたサイトで検索ユーザーにもっとも適したページを検索結果に表示できる(xには「ja」のように言語を指定するか、「en-US」のように言語と地域を指定する)。

うまく機能しているようだが、とにかく設定方法がややこしい。ところが、この指定をややこしくしている要素が1つ、ヘルプページから消えた。それはrel="canonical"タグとの併用だ(筆者注: この記事を公開している時点では日本語版ヘルプはまだ更新されていない)。

グーグル社員のジョン・ミューラー氏によると、削除した理由は、「混乱のもとになり間違えて実装してしまうことがあるから」とのことだ。rel="canonical" を設定する場合は、会社案内のように完全に一致したページだけでいい。国によって通貨や店舗の所在地が異なるコンテンツがあるときには併用してはいけない。

rel="canonical" を設定してしまうと、URLはその国向けのものが検索結果に表示されるもののページのタイトルやスニペットは rel="canonical" で正規化しているURLのページの内容が表示されてしまう。たとえば英国向けのページなのに、米国向けのtitleタグやmeta descriptionタグが検索結果表示に利用されてしまうのだ。

基本的に、「rel="alternate" hreflang="x"」と 「rel="canonical"」は併用しなくてもよさそうだ(自分自身に向けたrel="canonical"は設定して構わない)。相変わらずややこしいことに変わりはないが、間違いを起こしそうな要素が1つだけでもなくなったことはありがたい。

Google+ページをGoogleアナリティクスで解析
★★☆☆☆ SEOにプラスしてGoogle+も計測できる (WebSonic.nl)

グーグルが提供するソーシャルメディアのGoogle+は個人利用が原則だが、Google+ページであれば企業や団体がアカウントを開設できる。グーグル・ジャパンはもちろん、有名企業でいえば楽天市場日本マクドナルドが活動している。

Google+ページのトラフィックをGoogleアナリティクスでまもなく計測できるようになるらしい。グーグルがプレゼンテーションで使ったスライドのキャプチャを見ることができる。

Google+をGoogleアナリティクスで解析

設定は既存のGoogleアナリティクスのトラッキングコードを入力するだけでいいらしい。

Google+をGoogleアナリティクスで解析

SEOには直接関係しないトピックであるが、Google+はグーグルが検索以上に力を入れているプロダクトなので取り上げた。順調に普及すればSEO同様にウェブ担当者が力を入れなければならない集客メディアになるかもしれない。

なおピックアップ記事はオランダ語で書かれているため英語に翻訳して筆者は内容を理解した。

SEO JapanSEO Japanの
掲載記事からピックアップ

SEOの基本テクニック&アドバイスとグローバルSEOの記事を今週はピックアップ。

ページ

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

インタラクティブ広告
ユーザーに能動的なアクションを起こさせたり、双方向のやりとりをしたりしてコミュニ ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]