Web担当者たるもの、かくあるべし 「Web担道」秘伝の書

「ハブ・スポークモデル」の実践事例×2

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「ハブ・スポークモデル」の実践事例×2

「ハブ・スポークモデル」でビジネスを改善していった事例をいくつか紹介しよう。

【事例(1)】イベント運営企業

あるイベント運営企業の事例だ。この企業には当初、以下の3つの問題があった。

問題点
  • その1:イベントスケジュールの検討に半月かかる

    イベントを開催する会場のスケジュール管理やスタッフ・アルバイトの手配、イベント内容の企画立案、資材などの調達などをエクセルのシートで管理していた。そのシート数は膨大で、各部門をまとめるのは経験に裏打ちされた“勘”に頼っていた。

  • その2:給与計算に半月

    イベントに関わる関係者や企業が膨大で、さらにイベントによって人件費の単価も異なるため、給与管理するには膨大な枚数のプリントとなる表を作成して、給与計算していた。

  • その3:現在の業務フローと合致しない古いシステム

    会社は着実に成長しつつも、社内システムは旧来のままで成長中の業務フローに合わないため、“手作業”で古いシステムの運用をカバーしていた。

ニーズ

この問題に対して、そのイベント運営企業は、次の2つのニーズをもっていた。

  • 業務負担を軽くしたい
  • イベントスケジュールをデータで管理したい
対応

そこで採用した「ハブ・スポークモデル」が下記である。

経理部・広報宣伝部・企画部・制作部による「ハブ・スポークモデル」
経理部・広報宣伝部・企画部・制作部による「ハブ・スポークモデル」

企画部の商品管理システムと広報宣伝部のCMSをWebサイトと連動させ、さらにデジタルサイネージも活用するシステムを導入したのだ。

結果

これにより、

  • イベントスケジュールデータを一元化しながら企画部と広報宣伝部の二重業務を削減
  • タイムリーな情報をイベントのお客様に伝える
  • お客様からの要望も企画部と広報宣伝部へフィードバック

といったことを実現できるようになった。

さらに、制作部の専用システムと経理部のシステムもWebサイトと連携させることによって、給与計算や社内のイベントスケジュール管理も効率的に運用できるようになった。企画部は売り上げや利益が最大化できるようなイベント企画ができるようになり、制作部は給与計算の膨大で煩雑な作業から解放された。

【事例(2)】会員制サービスと物販ECサイトを運用する企業

次の事例は、会員制サービスとしての役割と物販ECサイトの役割を1つのWebサイトで運用している企業である。この企業は、以下の3つの問題を抱えていた。

問題点
  • その1:ECサイトの売り上げ低下

    最近では考えられないが、当時この企業では、ECサイトの購入者へ商品を配送するのに2週間ほどかかっていた。しかもサイトが使いづらいため、サイト訪問者は欲しい商品を見つけることが難しかった。

  • その2:会員サイトとの連携がいっさいない

    無料の会員サイトがあるにもかかわらず、その会員データベースとネット通販が連動しておらず、買い物をしてくれた会員もそうでない会員も同じ扱いしかしていなかった。

  • その3:非常に複雑な運用業務

    1の問題と関わるのだが、部署が縦割りで、部署間のコミュニケーションもほとんどなく、さらに同じ部署でも業務次第では紙での業務フローを強いられていた。

ニーズ

この問題に対し、この企業がもっていたニーズは次のは1つだけだった。

  • ECサイトの見た目を変えて、売り上げを上げたい
対応

そこで採用した「ハブ・スポークモデル」が下記である。

あえてEC事業部を切り離した「ハブ・スポークモデル」
あえて通販事業部を切り離した「ハブ・スポークモデル」

まず、通販事業部が使っていた古いECパッケージシステムを廃止し、クラウド型(SaaS)のECシステムに変更した。さらに、業務管理部が使っていた帳票出力パッケージシステムと会員管理部が使っていた基幹システムをWebと連動させた。

結果

以前は、Web担当者である広報宣伝部が各部署と個別に業務フローを回しており、たった1件の販売成約も広報宣伝部の担当者の負担が大きかったが、「ハブ・スポークモデル」の導入後は、通販購入者とのやり取りや配送のステータス、顧客の購買履歴などを各部署が共有でき、Web担当者の業務が激減するだけでなく、配送も3日間に短縮でき、売り上げも倍増した。

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