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グーグルツールバーPageRank? そういえばそんなのもあったね

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グーグルツールバーPageRank? そういえばそんなのもあったね
★★★★★ TBPRはもう気にしてないよね? (Google Webmaster Central Channel on Youtube)

「なぜグーグルツールバーPageRank表示はもっと頻繁に更新しないのか?」という質問に対して、グーグルのマット・カッツ氏が動画で解説した。

グーグルは大量のコンピュータを使ってPageRankを絶えず再計算している。やろうと思えばそのPageRankをいつでもグーグルツールバーにエクスポートする(反映させる)ことができる。でもそうすると、ユーザーがPageRankばかりに気を取られて、自分のページの正確なPageRankはいくつなんだろうと1日に5回も6回もページをリロードするようになってしまうかもしれない。そこで僕たちはサイト管理者がPageRankに取り憑かれないように、ツールバーのPageRankを更新するのは年にだいたい3回~4回ぐらいにしたんだ。

グーグルの中ではPageRankは小数点の数値で細かく計算されているけれど、ツールバーで表示するときには0~10の整数に置き換わっている。これもサイト管理者がPageRankを気にしすぎないようにということからだ。

内部でPageRankを再計算するときは必ず正確になるようにベストな評価方法に基づいて多くの注意を払っている。だけどGoogleツールバーにエクスポートするときはたいして関心を払わないことが多い。数か月ごとに起こる自動化処理のようなものだ。非常に高いPageRankのドメイン名が突然低いPageRankに下がったとか、とても予測できない何かおかしなことが発生したときは調査するだろう。でもほとんどの場合は内部のPageRankには気を払うけれど、エクスポートされたデータについてはさほど気にしない。

こういった理由でPageRankの更新にときおり時間がかかることがある。僕からのアドバイスとして、PageRankやリンクのことばかりに囚われるのではなく、サイトのコンテンツのことを考えてほしい。ユーザーにとって役立っているかはもちろん、ROIやコンバージョン率、表示速度など、Googleツールバーの小さなグリーンのメーターよりももっとほかに気を向けるべきことがある。

グーグルツールバーのPageRankはウェブ担当者が計測する指標ではない。前回紹介した、グーグル自身によるツールバーのPageRankの重要度の低さについての解説も再度読みなおしておこう。

検索結果数は競争度を測る指標にならない
★★★★☆ 結果数の多さと競争度の高さは連動しない (Quora)

各ジャンルのエキスパートが回答するQ&Aサイトのクオラで次のような質問が投稿された。

検索したときに何ページぐらいヒットするかを、その検索キーワードの競争度を推し測る指標として使いたいのだが、データの取得ができなくなっている。どうしたらいいだろうか?

Web担のSEOmozコーナーでおなじみのランド・フィッシュキン氏が、次のように回答している。

その検索結果での上位10位~20位を見て、サイトやページがどのくらい強いか、重要かを判断するといい。

上位に入り込むのにどのくらい競争が激しいかを直接調べたいのなら、そうした要素を調べるほうが、検索結果にヒットするページ数やリスティング広告の数・入札単価を気にするよりもずっと効果的だ。

検索結果に表示されるページは、単純に言えばそのキーワードが含まれているページの数をすべて返す。ヒットした数が30ページしかなくても、上位10ページに対する検索エンジンの評価が非常に高かったとしたら、そこに食い込むのは困難だろう。逆に100万ページヒットするとしても、上位のページが弱ければ参入する価値はある。キーワードが含まれているページが多いからと言って競争が激しいとは限らないのだ。

またPPC広告が多かったり入札単価が多かったりすることは、そのキーワードが「儲かる」ということを意味するので競争度が高いとも推測できる。しかしオーガニックの競争度も同じように激しいとは必ずしも限らない。上位表示サイトのコンテンツやページ数、運用歴、バックリンクなどを丹念に調べるのがもっとも信用できるに違いない。

.bizドメインの評価は低いのか
★★★☆☆ ランキングにドメイン名は関係なし (WebmasterWorld)

Googleは、.comや.org、.co.ukなど他のドメイン名と比べて.bizドメインを低く評価しているのだろうか?

このような質問がWebmasterWorldに投稿された。

.bizドメインで上位表示しているサイト管理者から回答が返っているので、.bizドメインの評価が低いということはないはずだ。.bizドメインのサイトは筆者も運用していて、(ビッグキーワードではないが)数年来Googleで安定したアクセスがあり今までに不相応に扱われているように感じたことは一度もない。

.bizドメインは取得代・更新代が安いのでSEOスパマーに利用されやすいといった特徴がある。スパムの疑いをかけられたときは他のドメイン名と比べて入念にチェックが入るかもしれないが、.bizドメインだからということだけでスパム扱いされたり、評価を下げられたりすることはないはずだ。反対に、.eduドメインや.govドメインだからといって特別に評価を上げたりすることもないとグーグルは幾度となく発言している。

ドメイン名の種別はランキングには直接関わっていないと認識しておいて構わない。

米ヤフーのSite Explorerがまもなくサービス終了
★★★★★ 被リンク調査ができなくなるのは痛い (Yahoo! Search Blog)

Yahoo! Site Explorer

米ヤフーは、Yahoo! Site Explorerのサービスを今年後半に停止することを公式に発表した。検索事業での米マイクロソフトとの提携がグローバルで年内に完了する予定を受けての決定だ。今後はBingウェブマスターツールを使うように提案している。

日本の読者の多くは、米ヤフーと米マイクロソフトの提携にはほとんど興味がないだろう。しかし米ヤフーのSite Explorerが使えなくなるのは、SEO業界にとっては“痛い”。バックリンク調査ができなくなるからだ。日本のヤフーのサイトエクスプローラーは、2010年の10月にすでにサービスを終了している。米ヤフーが代替として勧めているBingウェブマスターツールは、管理サイトのバックリンクしかレポートしてくれない。つまり競合サイトのバックリンクを調べることは不可能なのだ。

となると、バックリンクを調べるツールの最有力候補はSEOmozが提供するOpen Site Explorerだろう。しかし完全なデータを手に入れるには有料メンバーになる必要がある。またクローラの性能の差だろうか、Yahoo! Site Explorerでは認識していてもOpen Site Explorerでは認識していないバックリンクもあるとのことだ。困ったものだ。

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