有名サイト、かってに解析!

もしも、「浦和レッズ」を解析するなら [第22回]

今回と次回は、2回連続でスポーツサイトを取り上げ、比較する。今週はJ1の「浦和レッズ」だ。

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誰もが知っている有名サイトをエキスパートレビューしながら、「もし、アクセス解析するなら」どのポイントに着目するかを第三者的な視点から解説。アクセス解析を用いてサイトの改善を行うための仮説構築力を身につけて、自社サイト、クライアントサイトをアクセス解析する際に役立ててほしい。

有名サイト、かってに解析!

木曜9時は「かってに解析!」ということで、毎週連載「有名サイト、かってに解析!」では、有名サイトを取り上げ、アクセス解析で実際に解析データを見る前に、あらかじめサイトの問題点やチェックポイントにあたりをつける方法を解説していく。

今回と次回は、2回連続でプロスポーツのWebサイトを取り上げて、比較する。まず今週は、プロサッカーJ1の「浦和レッドダイヤモンズ公式サイト」をかってに解析する。来週は「日本相撲協会」を取り上げる予定だ(以下、カギかっこ付きで「浦和レッズ」「日本相撲協会」と書くときは、チームや団体ではなくサイト名を指す。他のサイト、企業も同様)。

今回、次回とスポーツサイトを取り上げ、課題の抽出や考察を行うのだが、筆者はスポーツ業界の各企業や団体、サイトが直面している課題や戦略・戦術を十分に理解しているわけではない。あくまでもどのような点に着目したらよいのかを重視して読んでいってほしい。

「浦和レッズ」のファーストインプレッション

下の図1が「浦和レッズ」のトップページだ。チームカラーが赤なので、全体的に赤をベースにしたデザインになっている。プロスポーツだけあって、躍動感あるビジュアルが多く、ワクワクするような見せ方だ。試合速報やダイジェスト映像、J1の現在のランキング表示など、ユーザーの関心が高そうなコンテンツをトップページで見せている。

図1:「浦和レッズ」のトップページ
図1:「浦和レッズ」のトップページ

グローバルナビ(青枠で囲んだ部分)で主要コンテンツが分類されていて、各メニューにマウスオーバーすると下の階層のコンテンツへのリンクが表示される仕掛けになっている。このグローバルナビのメニューのうち、「レディース」と「レッズランド」だけ、クリックすると新しいウィンドウが開くという、他のメニューとは異なる動作になっているのが気になるところだ。特に「レディース」に関しては、ドメインが変わるわけでもないのに、新しいウィンドウが開くのは違和感がある

「浦和レッズ」の閲覧シチュエーションを想定

さて今回の「浦和レッズ」の閲覧シナリオは、具体的には次の通りだ。

今回のシナリオ

ユーザー最近浦和レッズのファンになった人
目的お目当ての選手について調べ、観戦チケットを購入する

さて、さっそく「浦和レッズ」をエキスパートチェックしていくことにしよう。

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