まずは「浦和レッズ」をエキスパートチェック
まずは「浦和レッズ」をエキスパートチェック
まず、浦和レッズトップチームの若手ホープである原口元気選手について詳しく知りたいので、グローバルナビの「チーム」メニューから「トップチーム」を選択してみた。選択後の表示が、下の図2だ。
グローバルナビの「チーム」メニューが赤になり、現在どこのカテゴリーのページにいるのかがわかるようになっている。さらに、各サブメニューは左のローカルナビに整理されている(図2の緑枠で囲んだ部分)ので、同じカテゴリー間での移動もしやすい。ただ、このローカルナビも現在表示されているページだけを赤表示などで目立たせると、完全に現在位置が特定できるので、惜しいところだ。あと、ページの一番下にサイトマップ的なリンク集(図2の青枠で囲んだ部分)が各ページにあるのは、ページが長くなるのであまり好きになれない。
このページでは各選手とスタッフが一覧で表示されているのだが、名前の部分がクリックできることが、ぱっと見でわからないのが残念だ。リンクが張ってあるテキストであることを示す色使いか、下線などがあるとよいだろう。さらに僕なら、選手をポジション別にまとめて見たいと思うので、そういうカテゴリーで括ったページへのリンクがあるとよいのではないかと思った。例えば「フォワード選手のページ」といったもので、ポジションのFWからリンクが張ったりしてあると、見やすいと思うのだが、どうだろう。
さてお目当ての選手、原口元気の名前をクリックして、原口選手のページに移動することにする。下の図3がそれだ。
原口元気選手のファンがこのページを見て、果たしてこの素朴なプロフィールだけの内容に満足するだろうか。筆者は、自己紹介ビデオやゴールシーン、原口選手が活躍している場面へのリンクなどが多数あることを期待してしまったのだが。また、[前の選手][次の選手]のボタンがあるのだが、これは1人ひとりを全員見るような場合でないと、まず利用しないのではないだろうか。なぜなら、「次の選手」が誰なのか、直感的にわからないからだ。このボタンを使うのであれば、せめて、選手全員の名前を左のローカルナビゲーションに表示して、現在表示している選手の名前がわかるように表示していないと、名前を確認して、左のローカルナビを見て、次の選手の名前のあたりをつけて移動するなんてことはまずしないと思う。
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この記事の筆者
衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)
1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社へ。調査部、インターネット視聴率センター長などを経て、2000年ネットレイティングスへ。視聴率サービスやアクセス解析サービスの立ち上げに尽力。2006年株式会社クロス・フュージョンを設立し代表取締役に。2023年活動停止。
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