クロール配分をウェブマスターツールとExcelを使って調べる方法
[ステップ6] ピボットテーブルを作成する
次に、ピボットテーブルの助けを借りて、自サイトのカテゴリに関する情報を集計しよう。僕のお薦めは、2つのデータセットについて別々にピボットテーブルを作り、両方からデータを取れるようにすることだ。すると、ピボットテーブルのフィールドリストは次のようになるはずだ。ここで重要なのは、僕らの関心の対象は、インデックスされたページ数(つまり、ウェブマスターツールから取ったリンク元ページの数)にあるということだ。ピボットテーブルでは標準で値が「合計」になるが、上図で示したように、リンクの値フィールドの設定を変更し、「集計の方法」を「データの個数」にしておこう。
両データセットについてピボットテーブルを作ると、だいたい次のようになるだろう。
[ステップ7] 2個のピボットテーブルを組み合わせる
この段階でやりたいのは、1つ目のピボットテーブルからウェブマスターツールのリンク数を取り、2つ目のピボットからGoogle Analyticsのリンク数と訪問数合計を取って、次のような表を作ることだ。
結論
クロール配分の25%を占めているページが
オーガニックなトラフィック全体の2%しか生み出していない
さて、ここで例に取ったサイトのデータで目につくのは、「検索」と「その他」のページのクロール配分を合わせるとサイト全体の25%を占め、きわめて頻繁にクロールされているにもかかわらず、検索トラフィックのシェアでは合わせて2.4%しかないという点だ。
この例において、これは注目すべきかなり基本的なポイントだと思われる。つまるところ、優秀なSEO担当者ならサイトレビューによって検索ページがクロールされていることを見抜けるだろうが、データによってそれを裏付けることができたなら、管理しやすいレポートを作れるし、また問題の広がりを解析するのにも役立つ。
今回のレポートからは、もうこれ以上クロールされるページを増やすことができない場合、25%にものぼる検索ページのクロールシェアを他に振り分けてやることで、検索トラフィックを多く獲得しているカテゴリページの中でクロールされるページ数を増やすことができるかもしれない、ということもわかる。
コメント
動的ページを含む場合は?
この記事を参考に、クロール配分を行いました。
MovableTypeで構築しており、通常のHTMLでページを生成しています。
しかし、データを抽出したところ、MTのtagなどの検索CGIにあたる動的ページもリストにあがってきます。
mt-serach.cgi・・・のページをTagカテゴリとし、このページを含め、編集しました。
すると、「Tag」カテゴリのクロール配分が、44%でトラフィックのシェアが0.6%となりました。
mt-serach.cgiは、クロールしていることは把握し、それなりに有益ではと考えていましたが、このデータをみるところ、そうではないですね。
そもそも、動的ページを含んだ解析自体がおかしいのしょうか?
導いた結果の結論が今ひとつ、よくわかりません・・・