初代編集長ブログ―安田英久

Google日本語入力をSEO/SEMに役立てる唯一の使い方

Google日本語入力はキーワード調査に利用できるのです。
Web担のなかの人

今日は、Googleがリリースした日本語入力システム「Google日本語入力」(Google IME)を、SEOやキーワード広告に役立てる方法を解説します。既存の日本語入力システムとは違う情報を元に作られたこのシステムだからこそ実現する使い方です。

Web担をずっと見ている人なら、SEOでもキーワード広告でもキーワードの調査と選定が何よりも大切だということは理解しているでしょう。SEOならどのキーワードで上位表示させるか、キーワード広告ならどのキーワードを買うかですね。

Google日本語入力は、そのキーワード調査に使えるのです。

改めて解説しておくと、Google日本語入力とは、いまはWindowsとMac向けだけに提供されている日本語入力/変換用のプログラム。MS IMEやATOKと同様のプログラムですね。グーグルのほとんどのサービスはブラウザから使うものですが、Google日本語入力はコンピュータに入力して使います。

Google 日本語入力のダウンロード
http://www.google.com/intl/ja/ime/

なぜGoogle日本語入力がSEO/SEMのキーワード調査に使えるのかというと、他の日本語入力システムが入力システム向けに作られた「辞書」を使って日本語変換をしているのに対して、Google日本語入力は、インターネット上の大量のWebページで使われている日本語をもとに変換辞書を作っているからです。つまり、Google日本語入力の変換候補は、ウェブ上でどんな言葉が使われているのかを示しているのです。

ただし、この用途で使うにはコツがあります。というのも、日本語を入力してスペースキーを押すと漢字変換モードに入ってしまうので、入力後に[Tab]キーを押すことです。そうすると、入力した言葉を含む多くの表現の候補を示してくれます。

ここまで入力したら、スペースキーではなく[Tab]キーを押す。
入力した単語を含む表現が提示される。

入力した単語を含まない関連キーワードは提示してくれませんが、組み合わせキーワードのバリエーションを調べたり、PPC出稿時の「除外キーワード」(広告を表示しないキーワードの組み合わせ指定)を調べたりするには、意外と使えるかもしれません。

とはいえ、出てくる候補は「Webで使われている」言葉であって、「検索で使われている」言葉ではない点は理解しておきましょう。また、「CMS」「SEO」などの英語だけの言葉は調査目的には使えないのは残念なところです。

ちょっと変わった使い方としては、Google日本語入力の変換候補は、コンテンツ企画のアイデア出しになどにも使えるかもしれないと楽しみにしていますが、あなたの思いついた「こんな使い方」ありませんか?

ちなみに、キーワード調査に使えるその他の便利サービスとしては、こんなものがあります。参考にしてください。

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

SFA
SFAは「Sales Force Automation」の略。もともとはSale ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]