初代編集長ブログ―安田英久

Web担の編集長を交代します! 7月24日から四谷編集長がつくるWeb担をよろしくお願いします

Web担当者Forumの編集長が変わります! 30代の新しい四谷編集長がこれからのWeb担を作っていきます
Web担のなかの人

今日は、Web担の運営に関するお知らせです。わたくし安田は、Web担が12周年を迎える2018年7月24日をもって、Web担当者Forumの編集長から離れます。Web担は30代の新しい四谷編集長に任せて、新たな時代に向けて進んでもらいます。

Web担12周年で編集長を交代

Web担当者Forumは、2018年7月24日で12周年を迎えます。

12年間という長い間、メディアを運営できてきたのは、ひとえに読者さんのおかげでございます。みなさんがWeb担をご覧くださり、「Web担、いいよね」と言ってくださり、新しいスタッフが入ってきたら「とりあえずWeb担は見ておくように」と言ってくださったおかげで、これまでWeb担を続けられました。

また、その読者さんにコンテンツを届けるために協力してくださった筆者さん、取材先の方、セミナー講演者さん、ライターさん、カメラマンさん、イラストレータさん、漫画家さん、翻訳者さん、そして、広告スポンサーさん、セミナースポンサーさん、サイトスポンサーさんなしには、この12年は実現できませんでした。

みなさまのご協力に、心から感謝します。

そして、12年というちょうど良い区切りで(スタッフはだれも「12」が区切りのいい数字だと認めてくれないのですが)、創刊から務めてきたWeb担当者Forumの編集長を、次の世代に交代いたします。

Web担当者Forumは、新しく編集長となる四谷のもとで、新たなメディアへと進化していきます。

本来ならば、お世話になったみなさんに直接お伝えしていくべきことなのですが、あまりにも関係する方が多いため、こうしてオンラインでお伝えする形になりますことをご容赦いただければと。

編集長交代の背景や、新しい四谷編集長がWeb担をどうしていくかについては、安田と四谷の対談形式でお伝えする記事を今週と来週にかけて掲載していく予定です。

また、12周年の感謝と新しい編集長のお披露目をかねたイベント(いわゆるオフ会的なもの)を7月27日(金)に渋谷で開催いたしますので、そちらもよろしくお願いします(イベント情報は6月中に公開予定です)。

次の編集長はどんな人?

次世代の編集長である四谷は、もとは流通系の企業でWeb担当者をやっていた経験がある30代で子育て中の女性です。

編集畑の人間ではなく、読者さんと同じ立ち位置で仕事をしていた経験がありますので、企業Web担当者さんのニーズに応える媒体を作っていけるはずです。

また、Web担のセミナーイベントなどでも、気がつくと半分以上が女性ということも多くなってきました。そうした女性Web担当者さんとも同じ観点をもった人間として貴重だと思います。

業界のトレンドや扱うべきトピックなどに関しては、外部のオピニオンリーダーの方々にも編集アドバイザーとしてご協力いただきながら進めて行く予定です。

なぜ編集長を交代するの?

なによりも「Web担を変えたかった」というのが一番です。

企業でWebサイトやデジタルマーケティングに携わる方々を取り巻く環境は、この12年間で大きく変わりました。技術面での変化ももちろんのこと、企業内での立ち位置や、扱うプロジェクトの規模、関係する部署や外部スタッフの種類や数などなど、大きく変わっています。

昔の「Web担当者」と今の「Web担当者」は、だいぶ違うんですよね。

となると、そうした人たちのために運営しているメディアも、どんどん変わっていく必要があります。

しかし、編集長として12年ずっと携わってきた私が舵を切っていると、いろいろと変えられない理由があるんですよ。ついついコンテンツに夢中になってしまってぜんぜん余裕がないということもありますし、それ以外にも「思い入れ」「事情」「しがらみ」「情」「思い込み」などなど……。

ですので、「企業でWebやマーケをやっている人にとって良い媒体」であるように、どんどん変えていってほしいという意図で、編集長を任せることにしました。

んじゃ、安田はこれから何するの?

Web担当者Forumの編集統括として、四谷編集長のチームを助けていきます。

最も重視しているのは「メディア編集チームのマネジメント」です。要は、「無茶な働き方をしなくても、読者さんに価値ある情報を届けられるメディア運営」の形を作りたいのです。

これまで編集というと「がんばる」仕事の仕方が中心でした。

ひたすら情報収集して自分の脳内マップに新しいトピックを配置し、人と会い、話して。企画を立てたら執筆いただいたり取材したりして、頂いた原稿を校正・校閲・監修し、場合によっては技術検証し。そして、わかりやすい表現になり、かつターゲットセグメントの方に刺さる表現にして、図版で説明するほうが良い部分は図版を作り……。

時間をかけようと思えばどれだけでも時間がかかりますし、「ちゃんと」記事を作るには本当に手間がかかります。そして、「編集ってこういうものだから仕方ないよね」と思っていました。

もちろん、読者さんに提供する価値のクオリティは下げるわけにはいきません。でも、同じ価値を提供しながら、編集部の人間が(少なくとも今よりは)苦しまなくてもいいやり方があるはずだし、それを見つけていきたいんです。

ですので、当面はそうした形でWeb担編集部を助けていきます。

こうしたことは、編集長の業務をやりながらもできるはずなんですよね。でも私はつい実務に夢中になってしまう人間なので、残念ながらうまく実現できませんでした。

ですので、メディア編集の実務と舵取りは四谷に任せ、編集部の仕組み作りを私がするという役割分担で進めて行く予定です。

◇◇◇

媒体というのは、編集長が交代すると変わる部分も多くあります。私と四谷はまったく違うタイプですので、おそらく今までのWeb担とは違ってくる部分も多くあるでしょう。

実はここ半年ほどは、Web担に公開しているコンテンツのけっこうな部分を四谷が担当していました。そういう意味では、みなさんがご覧になっているWeb担は、すでに変わり始めているのWeb担でした。

そして、これからもどんどんと変えていってもらいますし、編集長を任せた以上は、私は内容に関しては(ほとんど)口出しをするつもりはありません。

しかし、「企業でWebやマーケをやっている人たちが、より良く仕事を進められるように、そして業界を正しい方向にしていくために」仕事をする方針は、変えずに進めてもらいたいと思っています。

引き続き、Web担当者Forumをみなさんこれからもよろしくお願いいたします。

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