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キーワードターゲティングとページ内最適化のSEOを極める(中編)

body要素内の最適化、サイト内リンク、およびサイトアーキテクチャにおけるサイト内リンク

この記事は、SEOにおけるページ内のキーワードターゲティングのベストプラクティスを3回に分けてお届けしている。head要素とURLの最適化について説明した前編に続いて、中編となる今回はbody要素内の最適化、サイト内リンク、およびサイトアーキテクチャにおけるサイト内リンクの位置についてお伝えしよう。

SEOにおけるページ内のキーワードターゲティングのベストプラクティス

body要素内の最適化

  • キーワードの繰り返し回数

    ページ内に配置するキーワード/キーフレーズの最適な数を正確に特定することは不可能だが、長年僕らの役に立ってきたシンプルな法則がある。それは、「短いページなら2~3回、長いページでも4~6回で、文脈の意味を損なうほど使いすぎるのは逆効果」というものだ。別の法則を試したところで得られる恩恵はごくわずかだから、最適な繰り返し回数を追求することが賢明だとは思えない。

  • キーワード密度

    キーワード密度は、アルゴリズムの要素としては完全に作り話なのだが、それにもかかわらず非常に有能なSEO担当者にさえ広まっている。キーワード/キーフレーズをたくさん詰め込めば、それだけターゲティングや検索順位を改善できる可能性があるというのは正しいが、そのような関連性を測る尺度としてキーワード密度が用いられたことは、まかり間違ってもない。

  • キーワード・バリエーションの使用

    かなり前から、キーワードをさまざまに変形させてページ中に配置すればコンテンツの最適化に役立つのではないかと考えられている(ただし、僕が納得できるほど詳細に深く追究した調査はない)。仮説の段階だが、それでも少しくらい労力を注ぐ価値はある。というわけで、1つのキーワードに対して少なくとも1つか2つのバリエーションを作ったり、数語からなるキーフレーズをいくつかに分割したりして、元のキーワード/キーフレーズと一緒に、あるいは置き換えて本文中に配置することを推奨する。

  • 見出し(h1要素)

    h1要素はずっと以前から、ページ上の最適化において非常に重要なものだと考えられてきた。しかし、SEOmozが行った最近の調査から得られた相関性のデータによって、h1要素と高順位との相関性は非常に低い(実際はゼロに近い)ことがわかった。これはなかなか興味深い実証データだが、相関関係は因果関係ではないし、Webページの論理的構成やSEOを考えると、僕らとしてはやはり、ページの見出しとしてh1要素を適切に使い、できることならターゲットとするキーワード/キーフレーズをその中に入れることを推奨する。

  • h2/h3/h4/hx要素

    これらはh1タグよりもさらに重要度が低いので、必要な場合にのみ用いるべし、というのが僕らのアドバイスだ。これらの要素がSEOにもたらす価値は皆無かそれに近い。

  • alt属性

    alt属性は長い間、SEOにほとんど価値をもたらさないと考えられてきたが、驚くべきことに、実は検索順位と非常に密接な関係があることが僕らの調査でわかった。したがって、キーワードでターゲティングした重要なページには、グラフィックイメージ/写真/イラストを入れて、img要素のalt属性にキーワード/キーフレーズを用いることを強くお薦めする。

  • 画像のファイル名

    画像には、相当多くのアクセスを引き寄せる力があり、訪問者を増やすにも自然検索の順位を上げるにも画像のファイル名が大きくものを言うようなので、キーワード/キーフレーズをページに置く画像のファイル名として使うといいだろう。

  • <b>要素/<strong>要素

    <b>や<strong>の要素内でキーワードを使うことには、ごくわずかながらSEO的な価値があるようなので、効果は小さいかもしれないが、ターゲットとする語句を最低1回は太字で表示しておくことをベストプラクティスとしてお薦めする。

  • <i>要素/<em>要素

    驚くべきことに、<i>や<em>の要素として用いたテキストと検索順位との相関性は、<b>/<strong>要素と同程度か、またはわずかに上回る。したがって、ターゲットとする語句を斜体表示にするのもお薦めだ。

  • サイト内リンクのアンカーテキスト

    検索エンジンが内部リンクのアンカーテキストを収集、あるいは考慮していることを示すテストはまだない。

  • HTMLコメント

    サイト内リンクのアンカーテキストと同じく、検索エンジンはHTMLコメント内のテキストを無視するようだ。

サイト内リンク、およびサイトアーキテクチャにおけるサイト内リンクの位置

  • クリック深度

    僕らは多くの場合、キーワード/キーフレーズの競争率が高くて高順位を得るのが困難であればあるほど、サイトの内部アーキテクチャにおいて浅い場所でその語句を使うべきだ(したがって、トップページを出発点として、できるだけ少ないクリックでそのURLにたどり着けるようにすべきだ)とアドバイスしている。

  • サイト内リンクの数/割合

    ページの被リンク数が多いほど検索順位も高くなる傾向があるので、競争率の高いキーワードでターゲティングしてあるページに関しては、数や割合から見て、より多くのページからサイト内リンクを張るといいかもしれない

  • コンテンツ内リンクと常設ナビゲーションの優劣

    グーグルをはじめとする検索エンジンは、リンクを評価する際にページ内のどこに配置されているかを考慮に入れる傾向を強めてきているようなので、常設のナビゲーションからリンクするより、Wikipediaのようなやり方でページにリンクを張る(コンテンツの本文にリンクを張る)方が少しは有利かもしれない。ただしグーグルは、HTMLソースで最初に出てくるリンクしか評価しないということをお忘れなく。

  • サイドバーおよびフッターに配置したリンク

    最近の特許出願書類、検索に関する論文、SEOmoz社内における経験、外部のSEO実践者の多くが一様に示唆しているのは、グーグルがフッター内に置いたリンクの価値をかなり低く評価するかもしれず、サイドバーに置いた場合も、フッターほどではないにせよ低く評価する可能性がある、ということだ。したがって、常設のナビゲーションにリンクを置くなら、(コンテンツの上部の)トップナビゲーションを使った方がいいのかもしれない。

ページのアーキテクチャ

  • キーワードの位置

    できれば、重要なキーワードはページ内のテキストコンテンツの冒頭(先頭から50~100ワードくらいの範囲に収めたいが、できればもっと早い方がいい)に置くといいだろう。検索エンジンは確かに、キーワードが後の方で出てくるページより、最初の方に出てくるページを有利に扱うようだ。

  • コンテンツの構造

    一部のSEO実務者は、特定のコンテンツ形式(「序文、本文、実例、結論」、あるいは、ジャーナリストがよく使う「語り、データ、結論、たとえ」というスタイル)を使うことがSEOに役立つと信じているが、僕らはこうした形式が高順位につながることを示す公式なデータを目にしたことがない。したがって、どんな形式であれ、コンテンツや訪問者にとって最も役に立つものであれば、それが理想的な形式なんだと思う。

この記事は3回に分けてお届けしている。キーワードターゲティングとページ内の最適化については今回で説明を終えるが、SEOの実務においてはここに挙げたようなルールを常に順守しているわけではないという。最終回となる後編では、その理由と、実際に検索順位の1位を目指すための取り組みについてお伝えする。→後編を読む

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