ブロガーは意外といい話好き——自薦エントリーベスト3
ブロガーは意外といい話好き——自薦エントリーベスト3
いしたに 徳力さんにも自選エントリーベスト3を挙げてもらいます。
徳力 とりあえず1つ目は「Did you know 2.0 私たちは子供達の未来の為に何ができるのか?」です。
いしたに これ字幕徳力さんなのか!
徳力 そうなんですよ!(笑)。僕の個人ブログには、はてなブックマークはそれほど付かないんですが、これは非常に反応がありました。
いしたに ネットって悪い話ばっかりが伝播しやすいイメージがあるんですけど、実はみんなけっこういい話好き(笑)
徳力 こういう話にも反応があるという点で、すごい刺激になったエントリーです。「自分にもネットで何かできるかも」と真面目に思い出したのは、このことがけっこう効いています。
徳力 それと「ブログを書くということは、インターネットに脳をつないでしまうこと」、「インターネットは個人の思い付きが、ついうっかり影響力を持つということ。」です。なんか最近自分語りエントリーしかないのですが、自分の自戒も込めてこの3つを選びました。
- 2007年7月23日「Did you know 2.0 私たちは子供達の未来の為に何ができるのか?」
- 2007年11月26日「ブログを書くということは、インターネットに脳をつないでしまうこと」
- 2007年12月14日「インターネットは個人の思い付きが、ついうっかり影響力を持つということ。」
梅田さんのブログは自分の人生を変えた——徳力さんの推薦ブログ3
徳力 推薦ブログは、すでにインタビューで出ているブログと「みたいもん!」はあえて外します。
いしたに はい(笑)
徳力 アジャイルメディア・ネットワークに入って、今必死に広告業界、メディア業界を理解しようとしているからという趣旨もあるのですが、まずは「mediologic.com」と「メディアパブ」ですね。
いしたに 「メディアパブ」いいですよねえ、ホント尊敬する。
徳力 「メディアパブ」はメディア業界の勉強をするため、「mediologic」は広告業界の理解をするためにもっぱら読んでいます。おふたりとも、業界の専門家で、かつ最先端の出来事をお二人なりの視点から分析されているので、すごく参考にしてます。特に「mediologic.com」のタカヒロさんは、「広告」についてのしっかりした世界観があるのがすごいですよね。まだ完全には消化できていませんが(笑)
いしたに なるほど(笑)
徳力 最近の検索連動広告周りのエントリーも、非常に考えさせられました。リアルでも広告系ブロガー飲み会を企画したりされてますし、広告業界を愛してるんだなーとつくづく思います。
いしたに ふむふむ。
徳力 あと、もう一つは、個人的に大きな影響を受けたということで、梅田望夫さんのブログが外せないですね。
いしたに (笑)
徳力 どの記事だったかは忘れましたが、梅田さんが、「日本ではいわゆる大企業の社長や専門家がブログで意見を公開していくようにはならないんじゃないか」というような議論を展開していたエントリーを読んで、そういう人が日本で増えてほしいなーと自分も思ったのが、「アルファブロガー投票企画」や「ジャパンブロガーカンファレンス」、ひいてはAMNに入ってしまったりとかいうことにもつながっているので。やはり、個人的には梅田さんは外せませんね。
ということで、いろいろ脇道にそれてスミマセンでした。
いしたに いえいえ、問題ありません、ありがとうございました。
徳力 昔話はつい思い出すと熱くなりますね(笑)
まとめ
企業が変にクチコミしようとすることを「タバコもってお姉さんがテーブルを回る」と形容する徳力さんはさすがです。
今やテレビに「アルファブロガーを研究する人」として出演するような徳力さんですら、最初は手探りで、しかも大きな勘違いをしてブログを始めていたことがわかるインタビューになっています。
変にメディアと捉えるのではなく、あくまでもコミュニケーション、そしてコミュニティとしてブログを捉えないとまったく理解できない側面がブログにはたしかにあります。そして、一度コミュニティのコンテキストの流れに入ることができれば、あとはコンテンツは半ば自動的に流れて行きます。
そして、それこそブログを運営する醍醐味のうちのひとつです。PVかクリックレートとは違う評価軸というものをブログに設定することで、今までのメディアとは違うブログの側面が見えてくるのではないでしょうか。
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