#10 リードジェネレーションプランに使えるその他の手法~新規顧客をみつけるための10の方法
[特集]新規顧客をみつけるための10の方法 リードジェネレーション入門
ネットもネット以外も全部まとめてプランしよう
特集のここまでの記事で主要なリードジェネレーション手法をざっと紹介したが、見込み客を獲得するための手法は、ほかにもさまざまなものがある。
それぞれについて詳しくは解説できないが、いくつか紹介しておくので、すでに紹介したものと併せて、自社に合ったリードジェネレーションのプランを組み立ててほしい。
メールマガジン
自社サイトで役に立つ情報を提供するのと同様に、見込み客にとって役に立つ情報をメールマガジンとして配信する手法。配信のためにメールアドレスを入手できるだけでなく、ダイレクトメールのオンライン版のような扱いで、既存の見込み客を育てる目的にも使える。
うまくメールマガジンを購読してもらうためには、自社サイトでメールマガジンの過去ログを掲載するなどして、うまくメールマガジンを露出することが重要になる。
ただし、メールマガジン配信サービスというとまぐまぐが人気だが、まぐまぐでは、購読者のメールアドレスは、メールマガジンの発行主にはわからないようになっている。リードジェネレーション目的でメールマガジンを発行するならば、自社でメール配信のシステムを運用するか、購読者情報も併せて管理できるメール配信ASPサービスを使う必要がある。
既存ルートからの紹介
システム的な手法に紛れてしまいがちだが、既存のつながりからの紹介は、見込み客獲得の強力なルートであることを忘れてはいけない。
顧客、パートナー企業、知人といった人からの紹介ならば、人間同士のつながりがすで確保されているだけでなく、間に入る人を通じてその見込み客のニーズをある程度知った状態でコンタクトをとれるので、顧客化しやすいものだ。
行動ターゲティング広告
幅広いユーザーに対して表示されるネット広告は、ターゲットを絞りたいリードジェネレーションに最適だとは言い難いが、昨今盛り上がりを見せている「行動ターゲティング広告」はリードジェネレーションにも向いている。
というのも、行動ターゲティング広告とは、さまざまな媒体をまとめた広告ネットワークをつかってユーザーの行動を追跡し、過去に自社サイトや関連するテーマのサイトを訪れた人に対してのみ広告を表示する仕組みであり、検索エンジンマーケティングと同様に、特定の興味をもった人をねらい打ちできるからだ。
国内では行動ターゲティングを扱っている広告代理店や媒体としては、
などがある。さらにサイト内の行動ターゲティングを行うアクティブコアなどがある。
共催セミナー
自社開催セミナーやイベント/展示会への出展もいいが、他社との共催セミナーは、新しい筋のリード情報を得る手法の1つとして有効だ。
同じような客層を対象とするが直接は競合しない他社と共同でセミナーを開催すれば、お互いの既存リードを一部交換する形となる。
自社セミナーを続けて開催しているだけでは得られない、新規顧客を獲得する手法だと考えるといいだろう。
ただし、開催にあたっては、共催双方が集客に努めるようにしたうえで、参加実績としてどちらの集めた客なのかわかるようにしておいて、成果を明確に把握できるようにしておく必要がある。申し込みルートの把握には、申し込みフォームで「このセミナーを知ったきっかけは」のような形で質問する程度でもいいだろう。
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